Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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※『レミングの街』乱調について

以下、興味ない方読みたくない方にはスルー推奨です。

・・・

わざわざ別記にしたのは、あまりにもショックが大きかったから本編に入れたくなかったからです。

もう終わってしまったステージ、もちろん今となっては確かめるすべもなく、もう笑って流そうよという意見もあるかもしれません。でも私はそう思いません。面倒くさいヤツの面倒くさい意見残しておきたいと思います。さそり座の執念深さご勘弁を。

以下は私個人の当日当時の記憶・印象と、同行した家人や友人の記憶と感想を参考にした内容になってしまいます。事実誤認や間違いがありましたらお詫びします。

・・・

あの時、春名さんが間奏で吹かれたソプラノSaxのメロディーはどうも本来のいつものキーではない音を吹かれているように聴こえた。ミスと言えるほど些細なものではなく、あの一曲を破壊するレベルの重篤なものだったと思います。

そのシーンに続けて♪レモンジュースの雨〜とShoyanは正しく続けたけれど、その後の歌詞が混乱して(春名さんが転調したと捉えてのことか)ラストの歌詞になったりしたようなのだが、またもや春名さんは演奏に合わないキーで再びのトンチンカンなフレーズを繰り返した。Shoyanはもう一度(ためらいながら?リカバリーしようとして?)♪レモンジュースの雨~に戻って歌われたかもしれないけれど、非常事態が勃発しているのが目に見て取れた。当の春名さんはお気づきになっていないのでは?と思った。ここで隣席の家人にも確認する。 やはり春名さんのSaxのキーがおかしいと。

他のミュージシャン氏たちも目配せをしている、どう見ても演奏はガタガタ、岩井さんが立ち上がってのギターソロを熱演して立て直そうと奮闘されているのがわかった。

でも、聴手である私の気持ちは立て直せず、、、苦笑とかドンマイとかそんなレベルでないショックを受けておりました。

しかも演奏が終わって何故か、Shoyanが最後に後ろを向いてメンバーに手を合わせて謝っていた。Shoyanご自身何が起こったのか把握できてなかったのでは??

ゆえにShoyanご自身がミスをしたという受け取り方をした聴手が多くいたこともショックです。


大切なのはこの歌の中身をいかに確実に聴手に届けるか・なのだから、その大根本を破壊した今回の春名さんのプレイは残念すぎました。残念を超えてると思います。レミングの街をもう一度聴ける勇気がありません。毎回聴きたいほど大切な歌なのにトラウマです(悔)。

今までの功労を思うとこんなこと言いたくないし、ずっと素敵なプレイでShoyanの音楽とともにあったミュージシャンなので、尊敬の念もありますが、ここのところの集中力的なニュアンスに少し(かなり)疑問を感じている聴手としての自分です。(この伊勢正三のLIVEに合わせたように前日に隣町でご自身のLIVEをなさっていたと聞くと余計に複雑な気持ちです)


最高のシャンパンタワーのてっぺんを注ぎ終わる時に、支えのグラスのステムが折れて全崩壊したような、言葉にもしたくないガッカリ感に襲われました。Shoyanに申し訳ない気持ちだけれど、このステージのことは今あまり思い出せません。

どうか、聴き手が傷つくような取り返しのつかない事態を招かないような、確固たる集中力の駆使をお願いしたいです。プロの演奏にこんなこというの自分でも嫌ですが(涙)素直な気持ちを書きました。

読んでご不快になられた方がいらっしゃったらスミマセン。
お金を払って参加する一人の観客としての素直な想いでした。
生意気意見失礼いたしました。


七氏

※だがしかし、、、
これは昔そうしたように、Shoyanのギター一本の神ストロークの『超絶ひとりレミングの街』の再演!を促す天の導きかもしれない!?

Shoyan、疲れちゃわない範疇でいいので、T'sT一本のレミングの街、思い出してみてはいただけないでしょうか♪

・・・などと妄想を拡げて自己防衛してみたりしています(汗)オユルシヲ(〃ω〃)
☆後編

ここでバンドメンバー数人が戻って来る。

「今こそこの歌を歌わねば」と、原曲にも参加されている丸山さんがいてこその『それは遠い夏』。

♪wワン、トゥー、スリーの心のステップが始まる。今はこのメロディーの”明るさ”が非常なる救いなのだ。いわゆる「闇のない脳天気な明るさ」ではなくて、雲間から差し込む陽の光や木漏れ日のような明るさが我々を掬い上げてくれるのだと思う。フルートの風通しの良さにチェロの弦の音がハンモックのように包みこんでくれる気がした。

※だがしかし、何故かここで丸山さんのチェロの音色に細井さんのシンセストリングスらしき音が被さってきて非常なる違和感でありました。生音のストリングスにシンセストリングスの音を被せる意味がわかりません。誰のセンスなんだ!?と謎に思う瞬間でした。

Shoyanのボーカルは万全。チェロのボレロ刻み?を生で聴けてめっちゃ感動しました。ステージ上の床の木の振動が私の足元まで低く伝わってくるような、近しい感覚が新しかったです。

MC
「ハイ、えー、それでは・・・」
と、Shoyanのトークが始まる。
抱えたD45を入念にチューニングしながら

「その、中学時代がピークだったのだなと思うんですけど、、、夏休みってひと月がすぐ過ぎちゃう。景色もどんどん変わっていく、それって動体視力が良かったのかな?(笑)」

などと、ちょっと不思議な懐古トーク。

「ボクは大分の津久見市海岸通ってところに住んでいました(その唄はまだやらないですヨ(ニヤリ))、で、もしですよ、僕は歌を創る時、映画をつくるようにと思っていて、でも、監督ではなく、脚本家でもなく、カメラマンのつもりなんです。」

「ストーリーを自分で考えて、その場面を見せるように映していく(写していく)、、のが、僕の歌の創り方で、そんなことが実際にあったのか?というと、無かったけど・・・スゴク好きな子はいたけど♪ で、青い夏という歌があるけど、、今日はやらないですが(^^)、例えば女の子のほうが東京や大阪に行ってしまって、お盆かなんかで地元に帰ってきて、、、あ、でもやっぱ東京だな〜「言葉も変わってゆく」ってあるから・・・」

と、おもむろに『堤防のある町』が始まった。
なんと自然な流れのステージ。なんと自然な演奏・音。きっとこの時、客席全部とShoyanは同じ風景に身を置いていたに違いない。間奏の伸びやかなチェロの音色に記憶の距離を視る。新鮮だ!しかも!Shoyanは譜面台からスッとハモニカを取り、ご自身の息に万感の想いを込めて吹いてくれた。凄いよ正やん(T_T)両手でこねるビブラートが激しくて、心地よいざわめきだった。豊予海峡の青い風と水平線が見えました(大泣)。

♪言葉も変わってゆくだけの二人〜
に肩を小さくすくめて目を閉じて上を向いて、このあたりからやはりShoyanはどこかへ行っている。でも客席を置いてけぼりにしているわけではなく、、、何を想っていらしたのかな・と自分も遠いことを一緒に想えた気がした。

歌い終わり立ち上がって水をお飲みになってすぐ『海岸通』。
春名さんのパーカッションが入り、またもやチェロの旋律がメロディアスで、なんだかグルーブ感のある海岸通?とメモに書いてある。赤とオレンジの背景で、すでにどことなく君と歩いた青春みたいな雰囲気になっていた。Shoyanのベース音の親指のインパクト、弾きながらまたもやShoyanは完全に何処かに旅立たれていた。心の当時?大分?風の頃?何かがソコとココで繋がっているな・と想った。

(そうそう、マイクスタンドのピックホルダーには海風音楽庵のピックが挟んでありました。が、使用していたのはもう一種類の方のピックでありました。)

ここでドラムの野口さんも合流。Shoyanはエレキを下げまして『あの唄はもう唄わないのですか』のシングルバージョン。

イルカ氏とのなごり雪50ツアーでかなりのインパクトを見せてくれたこのシングルバージョン。めっちゃカッコいい・・はずなのですが、大賀ホールにはちょっとバンドの音が大き過ぎなのか、エレキの存在感がやや薄く、もう少し大きなホールで思いっきり聴いてみたいとも思いました。これも間奏のチェロがドラマチックであります。ホンモノや〜

※Shoyanはティアドロップではなく、普通の三角ピックでエレキを弾かれていました。

このあたりからバンドのまとまりというか、ちょっとすべてのインパクトが大きいなと思い始め、次の『22才の別れ』も少しバラけて始まったように思えた。野口さんもブラシでハイハットシンバル、春名さんもブラシでシンバルを撫ぜる、なんだかここでも被っている。メモには95点、とか書いてある (^^;生意気スミマセヌ)。

※野口さんのドラムは時折、音が尖ってインパクトが大きくなってしまう気配もあった。去年はボワワンとしてたけれど、バランス難しいのですね、、、他のホールで是非また聴いてみたいです。ドラム参加で嬉しいのです。欲張りです(^^ゞ

そのLLカスタムからまたD45に戻し、ギターを下げなおそうとするその隙を狙って客席前方から「わかれ道やって~」の声。(いつも聞こえるマイペースな同一人物の掛け声に思えました)
「また今度ネ♪」と言いながらもShoyanは一節歌ってくれました。探りながらもう少しサービス・ともう一節。流れぶった切りのような・一節聴けてお得なような??良いような悪いような展開でした。

でもそれに続けてShoyanが
「自分で歌ってみて自分の歌詞の意味が解らない暗い歌が多いなと(笑)、傷痕に粗塩を摺り込むような歌です(笑)」と、自虐を。でもこの自虐には(笑)がつくので、面白い発言だと聞こえました。
「で、最近のボクは・・・わかれてるようでわかれてない」と
『雨のウインク』feat.ウッドベース!!!

ここで丸山氏のウッドベース(エレベ)が登場!冒頭でチューニングしていたのはこれでした(喜)(*´ω`)ノシ
Shoyanは卵を包み込むような右手でD45を刻み、揺ら揺らと弾き始める。あぁ、この歌凄く聴きたかった。久しぶりに嬉しい!!わかれてない謎が解けそうだ!と期待が膨らんだのですが、、、、
でも、Shoyanの歌う声が全然聴こえない(泣)なんで~? 丸山氏のウッドベースも埋もれている。春名さんのパーカッションだけキンキンマイペースに響いて、ドラムもちょっと賑やか過ぎて音のバランスが大分悪いと感じましたし、バンドのノリもまとまっていなかった。もどかしや・・・Shoyanのお声は可愛くてウキウキしていたのに、非常にもったいないように思える一曲でした。(細井さんのはしゃぎもむなしく映る)

ウッドベースならばShoyanのギターとアコピなどが居ればそれだけで生のグルーブのムーディBOSSAになったのでは?と・・・。大好きな曲でやってくれて嬉しかったからこそ本音を書かせていただきました。生意気ゴメンナサイ(泣)。

「それでは、夏を送る時間がやってきました♪」といよいよの『ほんの短い夏』。
野口氏参加のおかげで打ち込みのピコピコしたカウント前奏がなくなり、ほんとに感情移入できる最近のほんの短い夏。チェロがここでも加わって厚みの増した演奏でとても安定していました。その安定の中に、2番の歌が始まってから取り出してキラキラの腕時計をわざわざ嵌めるShoyanのリアクションがハラハラドキドキで、終始目が離せない、でもShoyanの歌も想い入れも万全の、今年も素敵なほんの短い夏でした。(時計は歌う前に装着してもいいのでは?(^^*)ずっと見ていたいデス♪)

だがしかし、実は(私個人的に)肝心のエンドのT'sTのソロフレーズの音がまた全然聴こえなくて、Shoyanの手元はよく見えるのにエアギターかというほど音が聴こえなくてそれは非常に悲しかったです。(昨年のステージのDVDでもShoyanのギターソロが全然聴こえない箇所が多々あり残念なのだ)

歌い終わって会場中にお顔を見せてくれるShoyan、ステージ上少し左右に挨拶されて、ご自分の手でハートマークを作ってくれたりS字を作ってくれたりしてとってもお茶目なShoyanでした。
(これがホントのShoyanLOVE☆)ナイスリアクション♪!最高!!(*'▽')

両手のひらを客席に向けて手を振ってくれる、この素敵な一体感☆Shoyanご自身の充実も伝わってくる幸せな到達点でした。

その最高潮のまま『レミングの街』へ。
今、この歌は本当に意義深く、昨年秋の鎌倉での大熱演のインパクトがまた再び!と思いきや、続けてのT'sTのストロークの音がやはり十分ではなく、もっとShoyanの音を聴かせてよ〜!!と思っていました。

がしかし、間奏になって立ち上がった春名さんの吹くソプラノSaxの音がなにやらおかしい・・・キーがハズレたようなトンチンカンな音が響き渡った。私も隣の家人も顔面蒼白になるほどの違和感に、これはやりなおしじゃないかと思っていましたが、なぜかそのまま強行演奏されました。

※※以下、私の個人的な受取&見解は後ほど別記しておきます。

演奏が終わると私を含めた客席の一部(いや、大多数)の人間は動揺したままでしたが、一同気を取り直して・・・?
『月が射す夜』に。

これもこの夏を送るのに欠かせない大切な一曲です。
生チェロのイントロの緊張感&刻みにD45の低音が間奏を固めてとてもいい感じに纏まっていました。

♪あ゙つすぎたね〜と聴こえるほどに、暑さが焦げたようなShoyanのインパクトあるボーカルで、激しい一体感が戻ってくる。踏み鳴らすようなダウンストローク、目が眩む稲光のようなハイコードのストローク、そのたびに緩めの腕時計のバンドがキラキラ光る、いやギラギラと見えるほど。ともかくもこの時のShoyanの身体のグルーヴ感は激しかった。左手の手首の可動域すごっ!と尊敬しながら興奮していたのでした。

MC
「えー、今日はわざわざ皆さん遠くから、、、バングラディシュから・・・は、いないですね(笑)」

なんて、唐突に面白いことをおっしゃるので会場一同なごむ〜♪

「でもこのあたりはちょうど日本の真ん中だからちょうどいいのかな。野辺山あたりがそうらしいですよね。」

とまたマニアックなコメント。

※計測基準は沖縄を含める含めない色々あるみたいですが、確かに当日の道中で私が野辺山から海ノ口あたりを通過しました時に、道路脇に『平面直角座標系第VIII系原点(日本のおへそ)』と案内表示板があるのがたまたま目につきました。よもやそれを当日Shoyanがコメントしてくれるなんて、ちょっと嬉しかったです(*´∀`)。

「この歳になって降圧剤が効き過ぎて認知出てきたのかな(汗)」

だなんて(この直前のハプニングに関してのご発言?)おっしゃっていたようでしたが、全然全然そんなことはなかったですよ!むしろ血管開いて血流良くなって最高のステージですよって伝えたかった。ほんとに、Shoyanは最高だったのですから(畏敬の念)。

「どこかでまた会える時を楽しみにしています。今日は本当にどうもありがとう。」

と、愛の言葉に続いて盤石の『君と歩いた青春』。
D45でイントロを弾いた後はマイクを抱えて落ち着いて歌い出す。岩井さんのエレキが終始良くて、やはりチェロの生音が幅広くShoyanの歌の世界を拡大させてくれていた。今回は一番の♪みんなで釣りへでもゆきなよ〜〜の方が永く発声されていて、想いのクサビの場所がいつもとちょっとだけ違うような気がした。

ピンクとブルーに染まる天井照明とD45のボディにオレンジの光が反射して、夕陽のように光って感極まる。歌い終わって最後のフレーズを噛み締めながらまたもやずっとずっと上を向いて何処かに行かれてたShoyan。

・・・たぶん、何か、次の訪れを引き寄せているような・・・Shoyanの”到達点の先”を垣間見るような気がする今日でした。

両手でギターを抱き締め、しばらくそのままじっと歌の温度を感じられていた。

そしてギターを置くとそのままサクッと一旦袖に戻られました。


〜アンコール〜

お着替えして颯爽のニュールック!水色のパリッとした長袖シャツに黒い浅めのインナーで、胸元スッキリSexyShoyan登場です!!いつものハーフインではなくシャツは外に出して身に沿って素敵なシルエット!シュッとして最高に最高にカッコ良いお姿に、遠くから震えて感激していました。(ホントマジ近年一番お似合いのスタイルでした泣)

エレキを下げての『ささやかなこの人生』を。

ここでも自分は「このスタイル最高か(T▽T)」と泣きが続いていました(笑)。

そんなSexyさのままピックを咥えられて『海風』来ました!
T’sTのハモニクス揺する揺する))))))!倍音マシマシ!こういう時は大賀ホールの良さがメチャ感じられます。

再び取り出したるハモニカも、両手で激しい祈りのように吹くShoyanは、そのスピリット、時を超えてまたすべての時をホールドしていました。Shoyanのキャリアとポテンシャルすべて詰まっていました!

この時ナゼか、Shoyanが一人でステージにいらっしゃるような気がして、Shoyanだけが見えていた。不思議な感覚なのだけど、海風という歌とShoyanご本人が一体化していて”海風が視えていた”という感覚に陥った。

水色の細かい模様のシャツにアイスブルーのダメージジーンズのスタイルがそうさせたのか、Shoyanは海風を体現されていたのだと思う。

※正やんの”ラムネ感”とでも言いましょうか・・・

また意味不明なことを言ってるね七氏(笑)

丸山氏のチェロのボーイングは激しいのだけどおおらかで、どこかアジアンな・二胡のような、馬頭琴のような郷愁を備えていたようでした。その洗練された純朴さがこの『海風』に合っていて、モノスゴク良かったです。

(その一方で細井さんなどはいつもと同じげなテンションで、旧フェーズのままな気がしないでもない)

歌い終われば大拍手大歓声!客席もバリバリしています。この海風にこの客席の呼応ならば、このShoyanの現在は大正解なのだと思います。Shoyanと聴手の大きな結束を感じて非常に感動しました。

「チェロが加わりました♪」
というShoyanの紹介は

・今日の海風はチェロが加わりました
という限定的な意味なのか
・今日からしばらくステージ構成にチェロが加わりました
という、これからもお楽しみが続くという意味なのか、本当のところはわからなかったのですが、ともかくも丸山氏参加で大成功でありました。

「では」
と、いよいよの『なごり雪』。
1番のサビからドン♪と入るドラムスにつま恋2006のなごり雪を想う。「これがなごりゆきだよ(涙)」とメモにある。もうこの頃になるとメモもあまり書かずに茫としてShoyanの音に身を委ねておりました。

「これからも毎年、きれいになっていこうではありませんか」

というお言葉は、伊勢正三氏からの最高のエールでありました。そうです、男女年齢関係なく、きれいなまなざしを忘れずに明日も来年も背筋を伸ばして生きていこう、そしてまた再会を・・・という、素晴らしいメッセージでした。ラストのギターソロでは前方に出てきて万感込めた締めくくりに一同大拍手!!!!客席からの圧が凄い、今日は客席の熱量一体感大きかったです。きっとShoyanに届いたと思います。

誰もがきっとShoyanの歌と自分だけの世界に身を置けたのではないでしょうか。



一度置かれたギターをすぐに取り、抱えると穏やかなタッチで『君はベージュ』を。

すごく暖かくて、腕の中に抱いて囁いてくれるような安堵の歌声でした。これはShoyanが前もって隠し用意して、別れ際に後ろ手に差し出してくれる贈り物の小箱だと思いました。これが泣かずにおられましょうか・・・書きたいこと想ったこと沢山あるのですが、今は言葉では喋れないほど胸から胸にダイレクトに伝わる歌の愛がありました。想い出して泣きそうです。(本当は毎日泣いてます(*´ω`)) ”歌”って凄い手段ですね。

丸山氏のチェロが湖岸に打ち寄せる波のように想いを支えて揺らしてくれる。ゆりかごに眠る幼子のような気持ちで聴きました。

・・・

歌い終わってからも全員揃って前に並んでの挨拶はなかった。Shoyanはそのまま去って行かれました。でも、それでよかったと思います。

そのあとかなりの永い間、何分にもわたって割れんばかりの手拍子拍手でショーヤンコールが続いたのですが、アナウンスもなく客席は放置されたまま、なんとなくの客だしになりました。けれどそれさえ気にならないほどの、今現在のShoyanの充実と新しい発見に満たされていたので、みんなそこは満たされた気持ちで家路につけたと思います。
参加できてよかったと心の底から想う、Shoyanの思い入れ100%の真心のLIVEでありました(涙)。

↑(涙)には色んな意味もあります。

・・・

この軽井沢大賀ホールのLIVEは、毎年恒例と言えば言えるが、実際はそうではなくて毎年ドキドキしてワクワクするフレッシュな刺激なのだ。先日までのイルカ氏との過去50年を意識したツアーのあとで、これからの伊勢正三として何を新しく持ってきてくれるのか、くれないのか、静かに待っていた自分ですが、本当に想像以上の確実に底上げされたShoyanのアプローチがここにありました。大満足です。幸せ過ぎて怖いくらいです、でも、、ちょっとした落とし穴があったことで、浮足立たずに済みます。まだ次も、まだやれること・削ぎ落すことがあるって、余地のあるこれからのShoyanにもっともっと期待して欲張りになります。

活きている音と命が吹き込まれた歌の数々に、毎日を生きていく原動力をもらいました。Shoyanご自身のここまでの集中力、ベテランになっても尚更きっとのご努力、探求心、すべてが憧れです。まだきれいになれる!鼓舞されてまた生きていく、出発のステージをありがとうございました。なので来年も楽しみにしています☆

無力ながらも
最大限の愛を込めて

七氏でした

※毎度ながらの乱文放言長文お許しください。

※丸山氏がキャップ姿でチェロを弾かれるのがオシャレカッコイイなと思いました。

※本当はチケットもぎって会場内に入ったら、あと30分くらいあの空間を楽しみたいと思ったりします。せわしなく席に着くにはもったいなくて・・・。もっとあのラウンジで緑を眺めながらゆっくりお茶などして、その流れでShoyanの音に逢いにゆきたいと想いました。
そんな”ひとりデート”な、エア待ち合わせをしてみたい軽井沢です♪(*´▽`*)

トンボの次は水鳥も♪


今年の駅そばは冷たいお蕎麦にしてみました。生のワサビで最高です。人生立ち食いソバ~♪
伊勢正三 Summer Live 2024
〜ほんの短い夏〜

2024年9月7日(土)
16:30開場 17:00開演
軽井沢大賀ホール

☆今年も無事軽井沢に行ってこられました。最近では中部横断道〜上信越道の軽井沢ICまで直に行って北上するルートで行くのですが、とてもスムーズでした。そして帰りは夜の国道18号。ぐるっと楽しいドライブでありました。行きの中部横断道は高所にあるので空を飛ぶようで、佐久の田んぼの黄金色が美しかった。野辺山高原や千曲川の流れ、今日も変わらず・・・

そんな詩情に触れながらShoyanのLIVEに向かうのはとても素晴らしいひとときでした。

☆以下、私的論点備忘録であります。同じようなことを何度も言っておりますご容赦ください(汗)。



1.風の日の少年
2.スモークドガラス越しの景色
3.秋の葉の栞
4.夏純情
5.3号線を左に折れ
6.海辺のジャパニーズ・レストラン
7.雨の物語
8.津久見中学校校歌(2番から)
9.あいつ
10.それは遠い夏
11.堤防のある町
12.海岸通
13.あの唄はもう唄わないのですか(シングルVer.)
14.22才の別れ
15.雨のウインク
16.ほんの短い夏
17.レミングの街
18.月が射す夜
19.君と歩いた青春
~アンコール~
20.ささやかなこの人生
21.海風
22.なごり雪
~再アンコール~
23.君はベージュ

〜開演〜

☆会場内に座るとステージ上でスタッフがウッドベース(ウッドエレベ?)のチューニングをしている。Shoyanの立ち位置にはいつもの白いエレキベースが控えている。なればこの展開は???ともう一席用意してある誂えに謎と期待が膨らんで、急にドキドキしてきたまま、すぐに開演となりました。

ワオ!Shoyan、GUCCIのシェリーラインロゴの黒Tシャツに愛すブルーのジーンズ、シルバーのシンプルなネックレスで登場!いいやん!両袖はめくって動かしやすそうにヤル気まんまんです。エレキベースを担ぐとドラムスのキビキビした8ビートから始まる『風の日の少年』! 

イントロダクションがこの歌からってすごくヨカッタ。滑らかなShoyanのベースライン、どんどんヤルよー進むよー、という感触に、聴き手も前のめりになる。思わず身を乗り出しそうになりました。

♪しなやかな君に~、で一本指さしジェスチャー。今回は他の曲でも何かを指差すジェスチャーが多かったです。ここですでに「You&Me」な世界が始まったのです。

MC
「この季節が来ました。(控室の)窓の外はトンボの影が沢山映って・・・」と、軽井沢らしい環境に浸っておられたShoyanです。実際、真っ赤な赤トンボではなく、麦わらトンボが沢山飛んでいました。

「今日はカメラが入っていなくてつまらないですが(笑)、その分冒険しようかなと・・・」と、なんとしょっぱなから嬉しい発言。客席大拍手~~

そしてそのベースを抱えたままあのイントロが、、、
『スモークドガラス越しの景色』が始まった。
もう2曲目から頭真っ白、感激しすぎて足がすくんでしまいました。が、今日のShoyanのエスコート力は凄い、まずボーカルがいい。伸びやかにリードしてくれる余裕のボーカルで、小心な私の手を引いてくれるような、そんな導きの演奏が始まりました。

♪ずっともう過ぎた日々の~
♪きっと景色ではなくて~

に続くShoyanのベースの合いの手フレーズがまた原曲以上にタマラナイ滑らかさで、たゆたゆっとして蜂蜜の海に溺れるような官能でした。なのに切なくて・・・

ドラムが増し増しになり、ラストはニコニコとベースを駆使しながら左右に身体を揺らし、前後にノッたShoyanは本当に素敵でした。音程も声量も完璧、ピッタリだ。と嬉し涙でメモしてあります。(このあたりですでに燃え尽きたかも自分。早い(笑))

♪nワンットゥーで続いたのは『秋の葉の栞』。
これもまたすでに軽井沢の一曲ではないでしょうか。サビでは背景がオレンジ色の影絵木立のような照明になり、すでに去りゆく夏を想います。岩井さんのエレキのアルペジオは今日はみずみずしく、控えめながら艶っぽい感じがしてよかった。Shoyanはベースを下げた肩をすくめながら、丁寧に大切に歌ってくれました。譜面を一生懸命確認しながら、真剣なShoyan大好きです(涙)。

♪そっと閉じれば~ の語尾にはモノスゴ気分込めて上を向いて天上に投げてくれました。やはり、上を向いての歌唱は今絶好調と思います。エンドのベースフレーズも丁寧にまとめて、何かを教えてくれるようなまとめ方をされていました。

ここまで野口氏のドラムもシャキシャキとして、良い流れです。そのまますぐにD45にチェンジされると『夏純情』へ。
ここまで去年の軽井沢のRe-born曲と同じラインナップなのだけど、『夏純情』は今凄く聴きたかったので再演が嬉しく、ノリノリで聴かせていただきました。ラストの方、♪風を切れば風の音が聴こえる~のとき、Shoyanは手を止めて遥か上を向いて何かを想われていたように見えた。今年はこうしてShoyanが歌の向こうにお出かけになってる時間が多かったように思う。D45が凄く好い仕事をしていて、エンドのソロフレーズも合間のストロークもバッチリ決まって煌めいていた。ドラムも効いているし、2番からの春名さんのソプラノSaxの合いの手もとても良かった。

(今年も撮影して欲しい~と思うほどでした(笑))

「ちょっと飛ばし過ぎたかナ」と「息を整えて・・・」と心拍数の話をなさるShoyan。
「若い頃30代の頃、草野球をやっていた頃に(トレーニングのために?)自転車を買ったのだけど、家で漕いで心拍数を計ってみたら(上がる)数字を見てるとそれだけで具合が悪くなるので乗るのをやめました」

などという面白いエピソードを。
※あ、これ昔のギターの記事に一緒に写っていた自転車かな!?

そして、
「血圧って130で高いって言われるけど、この歳になるとそれくらいないと脳に血が行かないのでは??なんて思う。」(笑)

なんて、急に血圧の薬・降圧剤のお話をされていました。どうやらShoyanご自身も飲み始めたということでしょうか、この降圧剤の話は随所に出てきました。

(実は今回も音がモワモワしまくってShoyanのお話の内容が聞き取れませんでした。なのでところどころ間違っていたらご容赦ください)

ここで恒例のちょっとした調査タイム。
「この中で軽井沢に住んでいる人!」というShoyanの問いかけに、なんと今年はゼロ人!その代わり九州や北海道など遠方から来ている人も多くいらしたようです。

客席は軽井沢在住者がゼロ人ということで(ここに座っている人たちは)「みんなニセ者だ」というShoyanのコメントがおかしくておかしくて、ウケてしまいました、ニセ者!(笑)。

続けて
「感覚を鈍らせないようにウキウキすることをしないと、と思って車の運転とか、、、」と、嬉しい運転エピソードだったのですが、

「最近の新しい車だとCD入れられないんですね(汗)。CDどこに入れるのかな?って訊いたら今CDなんて使わないって言われて・・・」と、私的にはツボなトークがありまして、ShoyanもCD派だったんだ♪と密かにニマニマしたのでした。

いや~、サブスクとかBluetoothとかも便利ですが、モノをセットして聴くアナログな行為も色っぽくていいと思うのですが(/ω\)♪

そして
「コロナ明けてこの軽井沢も人の数が多くてびっくりしました」

「でも僕はこのためだけにここに来て、他に一切何もしないで帰ります」とおっしゃりながら、
「みんなはもちろん、このためだけじゃないでしょう?アウトレットとか、色んなところに行かれましたか?」

みたいに客席に尋ねられたのですが、結構大勢のほぼほぼの人が「このためだけに来た!」と反応されていたと思います。私もそうであります。いつも駐車場に車を停めたら軽井沢駅まで歩いて行って、駅そば発祥の地の駅そばを食べて腹ごしらえだけしてホールに戻り待機・というパターンです。Shoyanの大賀ホールライブが始まってから何度も来ましたが、旧軽さえ一度も行っていません(笑)。モチロン!Shoyanのステージ一極集中!だからですが、道も混むしリゾート的なお金もかかるという世知辛い実情もあるかもしれません。

どんな遊興より伊勢正三のステージの吸引力であります。

ここで昨日お隣の佐久でバックのミュージシャン3氏のライブがあったという話。
細井さんは信州蕎麦ではなく鯉を召し上がったそうで「鯉のお刺身を食べました」とおっしゃっていました。(洗いじゃなくて??)そのままさらりとSaxフルート&パーカッション春名さん、ギター岩井さんとドラムス野口さんの紹介。昨晩のライブは春名さんの縁故で佐久の会場だったそうです。

また入念にD45のチューニングをなさりながら
「たまに風の曲も入れていきます」
なんてなんてホロリと
『3号線を左に折れ』!!!

うわーーー
泣く・・・秋も極まる冬の始まりまできたー。
またまた堪らないアルペジオがなんだか優しい。撫でるような産毛のような指使いでたゆみなく弾かれるアルペジオに乗せて、歌い出しの声が最高に遠くてせつない(泣)。

高い音から低い音までなめらかに曲線を描くShoyanの声。いつにもましてとても丁寧に、情感込めて歌われていた。また「高音イイヨ」ってメモしてあります。やはり上を向いて喉が開いてる感があります。♪しまっておいたストーブ~の自然な高さ、♪さヴィしい~の発音、本当に細やかにデリケートな歌声でした。

一方、間奏などのソロフレーズは乱暴かと思うほどの弾きこみが凄く、細い弦を使う時には非常に繊細な音を出されていて、Shoyanの心と身体の技巧の高みが凝縮されていました。ドラムのインパクトも加わって本当に泣ける海辺の風でした(涙)。

歌い終わって、前髪がカールして額にかかって凄くセクシーでしたよShoyan(/ω\)。

ここで急にバックの面々がステージから去り、Shoyanが独りになる。
椅子に座ってD45を抱えて丁寧にチューニングすると、明るいコードを柔らかく刻みだす。
久しぶりの『海辺のジャパニーズ・レストラン』。

まるでお部屋でひとりおもむろにそこにあったギターを抱えて歌い始めたかのような、自然なShoyanのお姿に会場一同ホワワンとした雰囲気になっている。何気なくソフトに進む歌に、客席の引き込まれるもの弛緩するものその兼ね合いが微妙で、様子を見ながらのShoyanが途中で歌をやめちゃいそうに思えて、必死で「続けて続けて!!」と祈り続けた。

(いつもはお邪魔になるだろうとハンドクラップなどしないのに、続けて欲しくてお隣の男性とともに拍子を取ってしまった(汗)調子乱したかもですゴメンナサイ)

聴手はこういったシンプルなプレイを勘違いしてはいけないのだ。こういった何気なさにこそShoyanの音楽の動機が隠れていると思うので、これを途中でやめてしまうような展開は絶対に避けて欲しいのだ。

※なので、昔のような中途半端なリクエストコーナーや様子見のワンフレーズ切り貼り演奏などは今は無くなって安堵なのです。Shoyan、今は客席を信頼して自分のやりたいように構成してくれているのかなって思っています。

「ようこそ僕の部屋に♪」みたいな感じですごく良かったし嬉しかった。 温かいフルーツティーを1杯御馳走になった気分。こげ茶色の中に夕日の赤がポツン、みたいな風景が見えました。この歌の暖かい切なさは宝物の時間でした。ちゃんと最後まで歌ってくれて良かった。今思うに、そこではドキドキしながら聴いていたので、もう一度安堵した気持ちでALL聴き直したいくらいです(*´∀`)。

ここで、Shoyanが何か声をかけた。
なんとチェロの丸山朋文氏が登場!

「どう見ても降圧剤は飲んでいないですね(笑)」
と、先日のなごり雪50のツアーに参加されていたチェリストの丸山さんを紹介。若手の参加キタ~♪

とワクワクしたら、スタンバイした丸山氏とともにどこか沈静の空気に切り替えたShoyan。D45で聴き覚えのあるスリーフィンガーを奏でながら、ひっそりと『雨の物語』を歌い始めた。

そのシンプルな素肌の弾き語りに、間奏のチェロの流れる旋律が非常にドラマチックな絡みつき方をする。本当にデリケートなハモニクス、ピチカート、お二人の弾く指先に込められた本物の音。なのに静かで・・・静かに静かに一番熱い時を紡いでいた。

泣・・・
待っていたのですよこれを、と目を閉じて深呼吸する気持ち。刹那切なく嬉しくて、こみ上げるものが深すぎて、息が止まりそうな気持ちで聴いた。

なごり雪50のツアーで丸山氏との縁が深まって人の利、大賀ホールという地の利、そして今のShoyanご自身の充実という時の利、それらすべてがタイミング良く積み上がってのこの新しい雨の物語だったと想う。これは過去にはなかった何にも属さないまっさらな新しい雨の物語なのでは?と想った。新しい正やんてこれかー!これなんだ、、、と、目の前が開けたような気がしました。

こんなに切ない雨の物語を聴いたことがあっただろうか。もちろん今までのギター一本の(私の好きな)真っ直ぐな演奏をまた聴きたいと想っていたけれど、それ以上を持ってくる今のShoyan凄い・・って、さすがだって、本当に憧れと尊敬の気持ちでいっぱいになりました。

この時、Shoyanのお姿が一番クッキリ視えた気がしました。そのお心の底さえも・・・
歌い終わって少し下を向き、微笑んだ口元にまた新しい充実を手になされたかのようなShoyanでした。

※『THE伊勢正三』『still more』の中西俊博氏のバイオリンが入る音源たちがとても良かったから、生音ストリングス参加のステージはすごく嬉しかったです。

ここでShoyan、
「(丸山氏との)出会いはレコーディングで、、、彼の音に惚れちまったんです」
と、心鷲掴みにされた丸山氏の紹介。

(ワタシも惚れちまいましたよ〜(〃ω〃))

その『津久見中学校校歌』を、と2番の歌詞からお始めになった。
「31小節から♪〜・・で1番終わりました」なんて一音出しておちゃめなShoyan。

♪はるか宇宙からの〜、のチェロの裏メロがそのまま大きな世界を描き出してくれて、そこにShoyanの優しい筆致の声が乗る。本当に春の山桜のような暖かくて寛いブランケットのような歌ですよね。日々勤しむ生徒さんたちの、心をほぐしてくれるような素晴らしい校歌だと思います。

歌い終わりステージお二人でニコニコと、
「なんでこんな難しい転調作ったんだ(汗」
なんてかえりみられているShoyanでした。
(が、それがイイんですよね♪)

※ここで大分津久見つながりでステージスタッフのTAKE5のエンジニアさんの話題があったように思うのですが、音がモワモワして聞き取れず。

「彼(丸山氏)のお父さんと僕と同い年だそうで、なので先日の打ち上げで親子の盃を交わしました、ノンアルのオレンジジュースでネ♪」

とのことです。
これは最高の息子ちゃん!(*´∀`)
これからも”親子共演”続けて欲しいですね。

「もうすぐおじさんたち(※バックのみなさん)戻ってきますからね(笑)」
と、その前にまたお二人で『あいつ』を。

これ、信州公演史上最高の『あいつ』ではなかったでしょうか。信州のテーマ曲ともいえるこの歌、ここ軽井沢でも馴染の一曲だと思いますが、このスケールの大きさ標高の高さ、完璧さに圧倒されました。

原曲にある詩情豊かな名フレーズの裏メロが、弛みないチェロの生音で織りなされる。ものすごく贅沢で美しく、堪らないひとときでありました。そこに乗せるShoyanの歌声は、風の頃の歌が最近そうなように、綺麗な高音も良く出て万全でありました。今年は歌とは直接関係ないところで思うところもありまして、私は感動の片隅で少しさみしく、家人は隣で号泣しておりました。(それはとてもよいことなのでご容赦下さい)

時折挟むD45の高い位置のバーコードもキラキラとして、この純粋な歌を彩っていました。
歌い終わったShoyanも上を向かれて深いやりきった感に浸っておられたように思います。
客席一同も同じく重厚な”聴ききった感”に浸っておりました。心の底から新鮮に思う幸せなひとときでありました。(嬉涙)

お二人のプレイの洗練さは際立っていて、こんなにわきまえているのにこんなに印象的。この時のShoyanと丸山氏はジョビンとモレレンバウムみたいで、本当に豊かな音の共演でした。

・・・

※この二人だけのコーナーは数曲で終わってしまったのですが、私は正直、今回の丸山さんのチェロだけが寄り添ったこのステージの方が重きを感じたのです。この時間永遠に続いてと想うほどだった。新しくて安定の、1ランク先に進んだステージを魅せてくれたShoyanの意気に惚れ直しました。


〜後編につづく
【前書き】
※初日、そしてまだこれから8月まで続くツアーということで、以下ネタバレになるかと思います。個人的にこれからしばらく忙殺されて作業できないので、忘れないうちに覚えていることは書いておこうと思っての勝手な忘備録です。
曲目曲順などメモ書きゆえのあやふやさ含みますが、公演ネタバレ事案をおおいに含む内容となっておりますので、未参加の方やステージ内容をまだ知りたくない方はスルー推奨です。本当はアップすること自体マナー違反かもしれませんがご容赦ください。また、メモ書きをもとにした個人的な感想です。不正確な表現多々あります。ご理解のほどどうかよろしくお願いいたします。 七氏


てなわけで、東海道線の最乗寺踏切の写真再びでワンクッション置いてみたりして♪


さてさて以下本編です。

・・・

☆なごり雪50周年スペシャル 
 伊勢正三&イルカコンサート
2024年5月18日(土) 茅ヶ崎市民文化会館
開場16:00/開演16:30



開演前のステージにうっすらかかっている白い幕の中に、演出なのか駅のホームにある白い駅名看板が立っているのが見える。駅名は「なごりゆき」、左右に「いせ」「かんべ」と書いてある。

今回はバックミュージシャンが多く配置され、バイオリンとチェロの参加もあって、そのストリングスが奏でるなごり雪のインストゥルメンタル生演奏から幕が開きました。格調高く、ゴージャスなオープニングが新鮮でした。

一転、細井さんのハモニカであの馴染みのある軽快なイントロが始まると、大拍手の中Shoyanとイルカ氏の登場、Shoyanのボーカルでなんと『青春』から!明るく跳ねるような楽しいコンサートが幕を開けました。

♪恋~恋~恋をするから若い~~ がとてもリアルで、数年前「せめて歌の中では恋をしていたい」なんておっしゃっていたShoyanですが、最近とても柔らかく輝いていらしてなにか「人生に恋してる」みたいな青春の謳歌を感じます。一緒に人生愛おしもうよ・みたいなメッセージもらった気がして嬉しかったです。

茜色のような赤に白黒の模様が印象的なシャツに、白パンツ白スニーカーのShoyan。スモーキーなスチールフレームのサングラス!ワタシの好きな奴や~~♪と喜。フットワーク軽そうで初っ端から弾んだ感じです♪(でもリハ画像で気になっていた髪の毛は結わいていませんでした(*‘∀‘))

イルカ氏の「総合司会のイルカです♪今日は楽しんでいって下さい☆」との挨拶と共にShoyanはそのままエレキベースを肩にかけ『海岸通』。

Shoyanベースプレイの海岸通!!!右膝を軽く折って拍子をとりながらドン・ドドン♪のスタンダードな指運びに加え、高低のフレットを流してベースを駆使するShoyanの姿素敵すぎる!Shoyanがふんわりハモで、ボーカルはイルカ氏でしたが、イルカ氏の横でベースを抱えたShoyanが立つ眺めがとても新鮮で、これまた嬉しいセッティングでした。しかも間奏にリアルストリングスが入って感激倍増。ストリングスアレンジが美しい佐藤準氏のこともチラリと思ったりして♪ この曲へのリスペクトを感じられて素晴らしいステージでした。

その海の香り漂ってきたところで茅ヶ崎らしく?『湘南 夏』。波のSEが多く聴こえてとてもヨカッタ。置いたように歌う♪カ・マ・ク・ラ過ぎたあたり・・・で、イキナリSweetなShoyanの抱擁感。コンサートの前に茅ヶ崎海岸に寄って湘南の湿った明るい風を感じてきたので、この歌が身に纏えたように沁みてスッゴクヨカッタです。波や海を意識して、一瞬なごり雪のコンサートだということを忘れました(´ω`*)。

夕陽のようなオレンジの照明ライトで、爪で弾くソロフレーズが柔らかくて良く、逸る心をまだ抑えるように優しい一曲でした。

ここでトーク。

・Shoyanが先日もしていた”湘南の海で地引き網体験をした話”はなんと、20代かぐや姫の頃のことで、地引き網の後は参加報酬としてアイナメを何匹かもらったとおっしゃっていました。(もらった後どうしたのかは不明(笑))

・イルカ氏は会場の近くにある加山雄三氏の「キンピカピン」な像を拝んできたとのことでしたが、Shoyanはご存じないようでした?が「茅ヶ崎は”加山雄三通り”がありますよネ」と、そこから例の「海は繋がっているんだぜ」のお話を少し♪

・イルカ氏と千昌夫氏とのテレビでの共演の話。

・なごり雪が世に出て50年の話になり、Shoyanが「この歌を作ったのは思えば21の秋でした」と振り返り、そこからなごり雪カバーの仕掛け人・イルカ氏のご主人である故神部和夫氏の話。今日初日は偶然にもその神部和夫氏の誕生日であるとのことでした。

(※日程組んだスタッフが気を利かせたのでは?なんて思う七氏でした(笑))

「では昔のフォークコンサートみたいに二人だけで♪」と、バックのミュージシャンがひけてShoyanとイルカ氏だけの『サラダの国から来た娘』。

Shoyanは椅子に腰かけて、また唇を駆使したハミングとハモリがめちゃ素敵☆ 私の席はまた端っこでしたので、双眼鏡でそのShoyanの横顔をずっと拝見させてもらいました。胸元にシルバーのチェーンチラリ?素敵や~ん♪ 至福の観察時間でした。(観察なのか(笑))

ここでも爪で弾くギターの合いの手がツマツマと輝いていて、フクロウの鳴き真似をギターをスライドさせてするという小技も披露されて、カモメだけじゃないんだ!と感激しました。

『好きだった人』
歌い進めるうちに客席からも手拍子拍手が起こり、私個人的にはこれ先日のパンダさんLIVEなら客席から「♪さ~よ~なら~」のコーラスが湧くのではないか?などとニマニマしていました。途中で堺正章の『街の灯り』をShoyanが歌い挟み、更なるキューンに悶絶でした。マチャアキの切ないスローロックをここでShoyanが歌うなんて、一節だけどスペシャルなひとときでした。

Shoyanが「この歌の中で、イルカさんにあてはまることあるかな?」と問うと、イルカ氏曰く「旦那と付き合っていたころによくヤクザ映画を観に行きました」とのこと。Shoyanも「高倉健さん、精神的に憧れますね~」っておっしゃっていました。

ここで「大ゴージャスなバックメンバー」としてミュージシャン紹介。

Dr 野口明彦
pf・Key 竹田元・細井豊
Gt 長尾行泰・岩井眞一
Vn. 白井麻友 
Vc. 丸山朋文

のみなさんでした。

ギターの長尾さんの紹介の際にShoyanが「長尾さんからはいつも感謝を教えていただいています」などとおっしゃっていました。そのあとも折につけ長尾さんのところに行ってお辞儀をしたりしているShoyanでした。感謝大事♪

(イルカ氏が「いつもは開演前からワイワイしてる客席のみなさんも(格調の高い)バイオリンの素敵な演奏で始まったから、しーんとなっちゃったでしょ♪」みたいにおっしゃっていたけど、その表現はいいのかわるいのか(汗笑))

ここでイルカ氏の
「シュリークスの頃は奇天烈な歌ばかり歌っていたので、ソロデビューするにあたり、マジな歌を・・・って(亡きご主人の計らいで)Shoyanに作ってもらったのがこの歌です」と
『あの頃のぼくは』。

「ぼく」という平仮名なのだけれど、この日のイルカ氏の歌唱はとても男性っぽく聴こえた。Shoyanが黙々と静かなアルペジオを弾き、後半一緒に歌い出し、またハーモニーをふんわり被せる。今回はイルカ氏が原色、Shoyanがくすみパステルのような取り合わせに感じられたのでした。 でも時折ShoyanがLLカスタムで細かいスライドのオカズを挟んだりして、やはりその存在感ピリッと冴えてるな・と満足なのでした。

ストリングスやドラムスが入って非常に濃密で、まるで映画のエンディングロール曲のようにドラマチックな演出でした。

「ハモがいいよハモが・・・正やんの・・・(T▽T)涙」と大きくメモしてあります。

ここで美しいバイオリンの音色からShoyanのD45がキラキラ光り出すと、バックのスクリーンに線路と架線柱、駅のホームのシルエットが映し出され、ご本人のイントロギターから伊勢正三バージョンの『なごり雪』が始まった。

これはですね、Shoyanご自身の思い入れがハンパなかった。

♪落ちてはとける~の箇所で、左手をかかげて天から降りてくる想いを掴んで離さない。ギターのソロフレーズでは渾身のプレイで聴き手の心に突き刺すような音を残してくれた。スピーカーの位置の関係か、私の席ではShoyanのギターの音が埋もれてしまい気味だったのだけど、目に視えるような音が出ていて、、、
凄く良かったですよShoyan(涙)。

ここで一部終わり、休憩に。

~休憩(10~15分くらい)

第二部が再開すると幕は下りたままステージ上の前面に黒のフリフリミニスカ+厚底スニーカー姿にお着換えしたイルカ氏。ピンライトに浮かんで「古稀+3なんですけどネ、こんなカッコして笑っていただくことが快感なの♪」と、非常に楽しそう。客席の反応を見るに、イルカ氏のファンの方が多いのではないかという感触。(いや、単に伊勢ファンがおとなしくて奥ゆかしいだけかもしれん!?)

「「デザート世代」という言葉を広めてるんです。還暦過ぎないと頂けないデザート♪」と『人生フルコース』。ちょっと私小説感のあるお歌でした。(私は個人的にこの歌を聴くといつも胸が痛い)

歌い終わって「運動した~息切れした~」と全力投球のイルカ氏でした。

・最近はお孫さんのデジタル絵師・月下推敲氏とボーカロイドを使ったコラボをしている話。
・小さい頃に鎌倉(雪の下など)に3年住んでいらっしゃった話
・しょうちゃんにX(エックス)の投稿を勧めた話

そのSNSも始めたきっかけはコロナ禍だそうで、そこからまた新しい歌も出来たとのこと。その2曲を披露。

『時の枝折り』と『うたのこども』。
星がキラキラのバックスクリーンが美しくて、イルカ氏の伸びのある静謐な声に良く映えていました。

イルカ氏はトークが上手でお得意そうで、そつなく進むなぁと思いました。

この3曲が終わると「イセのショーチャン!」と紹介されてShoyanソロ登場。
お着換えして黒地に百合の花か尖った六芒の星のような大ぶりな模様が全面に入ったお洒落シャツが素敵でした。メガネもいつもの黒いプラスティックフレームのブルーのグラスにかけ替えて、これまたワタシの永遠の憧れ~☆と大きな拍手を送りながらウットリでした。D45を煌めかせながら『星空』。客席も湧きます。ここでも生のストリングスたちが演奏に厚みを持たせて、非常に美しいステージでした。

続けて『ほんの短い夏』!
うわ嬉しい!と思ったものの、よく見れば今日は左手首にいつもの腕時計の姿はなく、置いてけぼりのようなさみしい気持ちになった(泣)。夏が始まるなぁ・・・と淡々とした気持ちで聴き進めていく。しかし、♪ほんとの気持ちだけを隠してしまうよ~の際に胸に手を当てていたのをメモしているうちになんと!譜面台から腕時計を取り出し左腕にはめていつものジェスチャー!そこまでこだわる理由は何だろうと想いながらも、なんだか無性に嬉しい。私もなりたやその文字盤に・・・(憧)。

(※前述しましたが、誰かイイ人からのプレゼントだったりするとこんな私の想いはとんんだ道化なのですが(笑)イイノソレデモ))

ラストのフレーズで丁寧にギターで刻んでソロフレーズでまとめるのだけど(本当はそれがイイのだけれど)残念ながらギターの音が小さく埋もれてしまってまた聴こえにくかった。(でも心の音で聴いたので問題なし)

ここでここで、意外なりタイラーのエレキが出てきたーーーー!
イルカ氏とのコラボステージでエレキが出てくるとは思わず、テンション急上昇してショック症状が起きそうになる。しかも、ここでこの日会場で発売になった2023年の軽井沢大賀ホールライブDVDの告知があり、Shoyan自ら「フルバージョンです」とのお言葉に更なるテンションMAX!!汐風入っているのか!?どうなの!?と気が気でなくなる。

そんなアワアワの中容赦なく「初めてのアレンジでやってみます」と『あの唄はもう唄わないのですか・シングルバージョン』がキターーーー!

この石川鷹彦アレンジのエレキが効いているシングルバージョン、瀬尾一三アレンジのアルバムバージョンとは対照的で、くっきり分かれた印象があって聴きごたえバッチリ!イントロの繰り返しの音も、サビに入る前の一節もShoyan自らのエレキの弦で、Shoyanご自身もかなり入れ込んで歌われていたように思います。歌の飛沫が飛ぶほどの、力強い硬派な『あの唄はもう唄わないのですか』、最高でした。そしてShoyanが弾くタイラーの音もとても好い音出ていました。さすがです。

歌い終わって場内大声援にニンマリの得心のShoyanでした。
ほんと、めちゃ感激しました。
最高のサプライズだったと思います。

そのShoyanの
「音楽をやっててよかったなと思います」
のお言葉に、Shoyanが音楽を続けて来てくれて沢山の素晴らしい歌を創ってくれて、本当によかったなと私も思うのでした。ずっとずっとありがとうShoyan(感謝&愛)。

イルカ氏が全身白コーデのミニスカ&ブーツで再登場。
横でShoyanはエレキのまま何かのフレーズの練習に余念がない。
「イルカさんはしっかり歌ってください♪」と投げると、生ストリングスのリアルピチカートからそのShoyanエレキのイントロで『雨の物語』!!
前後に身体をゆすりながらノッてハイコードを刻み、間奏では低音からのアプローチ。Shoyan自らのエレキ参加での『雨の物語』は感激だ~。2コーラス目からはチクチクっとしたコントラストの効いたエレキのおかずが食い込んでタマラナイ。TYLERめちゃめちゃカッコ良い。長尾さんのドラマチックなアコギの間奏も加わって贅沢で層の厚い『雨の物語』でした。

ラストアウトロのエレキはもっと歪んだディストーション?をかけた音なんかでもいいのではないかなんて、チョット生意気に贅沢に思ったりもする私でした(^^)。

すぐに続けてLLカスタムに持ち替えると『22才の別れ』。
さすがに3カポではなく1カポの安定のボーカルでしたが、♪あたたかい手にぃ~ の箇所、非常~に綺麗に安定したお声が出ていてすごく良かった。終始流れるストリングスも綺麗、緩く嵌めた左手の腕時計のメタルバンドも揺ら揺らと煌めいて綺麗、ふわっとしたボーカルもLLの可愛らしい佇まいも、みな美しい『22才の別れ』でした。50年の貫禄と客席との一体感とが「活きてるなぁ」と思う一曲。この歌のアニバーサリーも一緒にお祝いの気持ちで聴きました。ギターソロも低い音を力強くまとめて、さすがのShoyanの極みステージでした。

イルカ氏とお二人ともとても充実された表情でご満悦♪

「今日はみなさんたくさん青春出来たでしょうか」
「正やん(伊勢さん?)の曲のおかげです」
とイルカ氏のご挨拶。客席一同大きな拍手。
そしてバックミュージシャンのみなさんにも拍手。

イルカ氏の『なごり雪』。
またもや生のバイオリンが凄く良くて、とても大きな世界が広がる。バックのスクリーンには再び線路とホームのシルエット、そこに紙吹雪様の雪がはらはら降りてくるグラフィックが加わった。

Shoyanが抱えているD45も、光の加減か私の席からはトップ板の沢山のクラックが見えて、凄まじい永い時間を感じさせてくれる。ギターの木材が枯れ馴染むほどに経った時間を想う。50年は永いけれど、実はあっという間なのかもしれない。「フフ、千年後の自分はどんな風にこの歌に出遭うのだろう」と、思いを巡らせながら聴きました。

Shoyanの髪の毛がポヤポヤっとふんわりしている。海が近い街の少し湿った風に反応されている。時の流れと自然の機微と、人の暮らしの出会いや別れ、それらをみんな身をもって感じられる、素敵なお二人の『なごり雪』でした。初日に行けてホントによかったです。

~アンコール

右手を大きく天に掲げて再登場のShoyan。
イルカ氏と二人で歌う『おもかげ色の空』。
みんな知っている歌だから客席もみんな歌う。
近くの席の人たちもみな大盛り上がり(マスクして配慮ありながら)楽しそうに歌い大盛り上がり♪長尾さんの軽快なボトルネックにShoyanはバイオリンに合わせての間奏、ステージ全部楽しそう。

盛り上がったまま『ささやかなこの人生』。
イルカ氏は三日月タンバリンでノリノリ。Shoyanはここでもエレキ!エレキで『ささやかなこの人生』!これは嬉しい。口笛吹きたいほどカッコイイ☆

こんな明るい気持ちは久しぶりです。
先日のロゼシアターもでしたが、客席も心開放して音楽を楽しめる、そんな日々にまた身を置けてしあわせでした。なごり雪50年、それにふさわしい確かさと現役感溢れる素晴らしいステージでした。楽しい幕開けの初日は充足感に満ちて終演となりました。



コンサートが終わってみれば、今回はなごり雪の大元である『かぐや姫の歴史』という裏テーマがあったように思います。それゆえに「伊勢正三のなごり雪?イルカのなごり雪?」という括りではなく、「かぐや姫のなごり雪」という位置づけに落ち着いたのではないだろうか、と個人的に思いました。

本当はまたツアーの後の方で、このステージがどんなふうに熟成されたのか観に行ってみたい気持ちがあります。ですが今はどうか、最後までつつがなくお二人とも健康で楽しい時間を駆け抜けてゆかれますこと祈っています。

真心こもった素敵な愛情あふれるなごり雪コンサートでした。
50周年おめでとうなごり雪!
またこれから何年も聴いていきます(愛)。

七氏の初日おしまい

※今回18曲?でしたが、『海風』も聴きたかったナ・・・と思ったのです。でもでもやっぱり『海風』を演ると海風・伊勢正三が主役になっちゃうから無くてもいいのか・・・と時間差で納得しました。あとはソロコンサートで燃焼しまくろう!
※※再アンコールコールしまくって客席が全然帰らなかったのに、無情な客出しアナウンスが繰り返された残念(笑)。この去り難いみんなの熱い想い、Shoyanとイルカさんに届いていることを願います。

※※※例によって誤字脱字、メモ&脳内メモリ不足による間違い・抜け多々あると思いますが、どうかご容赦ください。




☆オマケ画像@文化会館周辺




市役所に隣接するエリアには加山雄三氏トリビュート展示コーナー、そして茅ヶ崎FMのカフェにはサザンオールスターズのグッズも揃い、まさに海と音楽の街茅ヶ崎でした。半年くらいでいいから住んでみたい~(憧)(*´ω`)

(脱線ネタお許しを~)
滅多にないことなので、山田パンダさんのライブに行った記念の覚え書きを載せておきます(汗)。

・・・

☆『山田パンダLIVE~ギターの金ちゃんに誘われてライブやるよ。ベースの関くんも一緒にね。』

2024年4月19日(金)18:30/19:00
四谷 SOUND CREEK Doppo

1.君がよければ
2.きっぷ
3.伽草子
4.この季節が変われば(3人で)
5.踊り子(一番だけ)
6.雪(関さんと)
7.各駅停車
8.風の街
(金太さんのギターがこなれていてとてもヨカッタ)

9.長距離列車
10.眼をとじて
11.明日の風
12.ほとほとと
13.岬めぐり
14.落陽
15.おはようおやすみ日曜日
(関さんのイントロのベースがカッコよし♪)
16.僕の胸でおやすみ

17.黄色い船

・ギター 米川"金太"泰正
・ベース 関雅夫

◎パンダさんはカーキ色のキャップ、休憩挟んで後半はパナマ帽というのか薄いベージュの中折れハットでダンディーに。シャツに白Tシャツ、裾折りの定番ジーンズで相変わらずラフお洒落で素敵だった☆ 
(ご本人や金太さんのSNSにお写真あります)

・・・

数年前に私の地元のホールで開催された『同窓会コンサート※』に行ける機会があったのだけど、その時以来のナマの山田パンダさんのステージ! しかもライブハウスということで、とても楽しみにして伺いました。
※まだ西城秀樹氏がご存命中で、ご一緒に出演されていたころです。

でも、あまりにも久しぶりで、最近のリアルを知らないので、来月79歳になられるパンダさん実際どうなんだろ、と、正直思っていました・・・が! なんと、モノスゴ現役感ありまくりの、透明感のある伸びやかな声+軽妙な面白トークで120%楽しませてもらっちゃいました。
パンダさんパネェっす! 

以前のちょっと枯れ始め(!?)の頃より落ち着いて、無理のない自然体のエンターティナー、プロフェッショナル山田パンダさんでした。

☆以下覚え書き羅列

*吉田拓郎氏が引退してしまった今では『伽草子』や『落陽』をちゃんとその歌の空気感・時代感を持って歌えるのはパンダさんしかいないのでは?と思いながら貴重なステージだと噛みしめながら聴きました。
当時、拓郎さんから「俺の歌ばかり歌ってる!」と言われていたと苦笑されていました。

*「正パンコンビ」なんて言って『この季節が変われば』をやってくれたのが嬉しかった。『おはようおやすみ日曜日』に至っては、かぐや姫のステージのようにいじられることもなく、歌本来の”ハンサムさ”満点の最高なパフォーマンスでした。歌いながらのパンダさんの充実の笑顔が印象深く、本当に素敵だった。2024年にパンダさんご本人歌唱で聴けるなんて、当日の東京の街並みに合わせて想うことも多く感慨深かったです。
 ※つづきは改めて別記

*『踊り子』はフルコーラスではなかったのが残念なほど、歌い出しのスローな、デリケートな声に感激してしまった。以前のステージで聴いた時はそんなに思わなかったのだけど、今聴くと何倍も艶やかさが増していて本当に良かったです。

*パンダさん、音程一切狂わないのが凄いっす(当たり前ですが^^;)。

*今回、場所が四谷ということで、旧日テレなどの思い出が沢山とのトーク。日テレでアルバイトのボーヤをしていたころの話、徳光和夫さんや故愛川欽也氏との出会いの話やドラマ撮影時の檀ふみさんとの思い出など、音楽だけじゃないパンダワールドもバラエティ豊かで楽しいトークいっぱいでした。

*故人ミュージシャンの方々との思い出エピソードが素敵だった。

・山本コータロー氏を「何も言わないで逝ったな・・・」とポソっと。でも人気雑誌(平凡パンチか月間明星)の取材を受けたら表紙の見出しに「山本パンダ」と書かれていて、後でコータロー氏と笑いあったなど、悲喜思い出話にしみじみ。

・他にも日テレのバイト時に神部和夫氏に出会ったこと、岡本おさみ氏の作詞の話、ご自分のお父上の話、そして村下孝蔵氏の楽屋エピソード、西城秀樹氏のことチラリ、関連する歌の合間にされる故人トークだけど、湿っぽくなくて暖かいのが素敵でした。

・可愛い後輩・故田口清氏のことに加えリハビリ中の内山修氏の話(元気に支障なく会話されているのでギター復帰までもう少し)もあり、『猫』というグループも今はもう幻なのだから、パンダさんの歌う『雪』や『各駅停車』もイイナと思いました。
 ※この頃ユイ音楽は「パンダ・猫・イルカ」と動物シリーズだったとおっしゃっていました(笑)。

*AI音声の話などもありました。ご自宅の浄水器の女性声メッセージとのやりとりや、バスの車中案内の女性アナウンスにハマった話など、今のパンダさんのご興味のリアルも伺えて面白かったです。

*コーラスのある曲になると自然と客席から完璧なコーラスが沸き起こって原曲通りになる。またそういう曲も多い。あまりの食い込みっぷりに途中で苦笑するパンダさんでしたが嬉しく思ってくれているのもよくわかる。「ここにいるみんなファミリーですから」というお言葉にも嘘はない。客席もステージも本当に楽しそうな一体感でまとまって、永年関係を続けてきた演者もファンもどちらも幸せになれたライブだった。ライブハウス規模のステージは、やはり原点であり到達点だろうと想う。なんと理想的な音楽活動をされているのだろうと羨ましくも思ったし、自分でもその中で幸せを感じることが出来た。なかなかに稀有な機会だったと思います。

・・・

来年80歳になるけれど、その頃もまたライブもやっていきたいとおっしゃっていて、それがまた聴く方も期待しちゃうほどのリアルで、金太さんや関さんとのバランスも良くて倍々になっていた。来年と言わずまた今年でも次回のライブがあれば伺いたいと心から想う楽しいステージでした。


※手帳の隅に書き留めたものです。曲目・順番・トーク内容など記憶違いありましたらご容赦ください(汗)

追:
うむ、、かぐや姫は別に三人そこに揃わなくても十分にかぐや姫なんだなと実感できて、豊かな心持ちになれました。こういうパラレルかぐや姫もイイ! やはりこのお三人はひとつのステージになんて収まりきれないほどの大きな存在です。



追追:
今回車で行ったのですが、停めた駐車場が四ツ谷駅前の『コモレ四谷』の駐車場でした。なんとパンダさんのLIVEにピッタリな(´ω`*)こもれ陽♪。

プロフィール

HN:
No Name 七氏
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!

☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
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☆曲目や記事の内容単語など、ここから検索できます

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