Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

2025/08    07« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »09
つづき

・・・

バンドのメンバー紹介に続いて、またもや「新曲をやるのでみなさんには苦痛な時間ですが」とかおっしゃっていた。「んもう~Shoyanてば、またそんなこと言って"(-""-)"」と不服に思いそうになったのですが、すぐに「でもこうやってライブに来てくれるようなみなさんはRe-bornはもう聴いてくれていますよネ♪」とフォローされていたので許す(エラソな自分(笑))。

・・・

で、『冬の恋』。
確かこの歌の時だけ違うギターを使っていたように見えたのだけど、ちゃんと確認できなかった。岩井さんがハイコードで弾き、Shoyanが1カポのローコードで弾き、とてもバランス好くスマートな演奏に、つい聴き惚れてしまいボーっとなる。

♪逢いたくて、逢えなくて~の箇所でメモに何か書いてあるのだけど、その自分で書いた五文字が判読できない(^^;)。いいことが書いてあるようなのだけど・・・どうにもステージ上に激しく気がいってるので手元がおろそかになっていた。そんな自分に苦笑。

♪スキダカラ~の歌い方がやっぱりグッと来た・とも書いてある。ちょっと眩しいような表情で目を細めて歌うShoyanの、そのお姿も昔とちっとも変わらない。
何回か聴いた中で一番近しい、究めて切ない『冬の恋』だった。

・・・

一転、小さな楽器を抱えたShoyan、ウクレレベースの登場!『雨のウインク』。
このボンボン♪とした音が大好きで、それを生で聴けるんだって思って嬉しかった。演奏前に試しに弾いてくれた音は結構パンチがあって、小柄な体でナカナカやるなオヌシ、、、という感じの楽器だった。メモにはハートがいっぱい描いてある。

「僕が昔から好きな歌謡曲っぽい感じの曲です」というような説明をされていた。私も大好きですこのレトロな音心地♪

間奏で背景のライティングが紫色になって、"ムードフォーク"モード満載だった。♪二人で埋めにゆこおよ~ぅ@の語尾ロールは堪らなく甘くて、Shoyanのラブキャステイングにグルグルに巻かれた私でありました(*´▽`*)もう身動きとれない~!
♪歩こう~銀色の道~でニヤリ☆っとShoyanご本人も楽しそうに歌われていて、とてもメロウで温かいステージだった。
・・・

おもむろにマイクをスタンドから外して手に持つと『小さな約束』。
ノリノリで歌います☆!東京リボーンの時より倍々にノリノリに見えて凄く好いです。ラップに入る瞬間はクルリと横を向いて、髪をファサってなびかせて、カナリの思い入れたっぷりパフォーマンスでした。歌い終わって自分で照れているところがメチャお茶目なShoyanでした。本当に可愛かった☆

自分もドキドキしながら聴けた。その早口でぎこちないほどの囁きが、こそばゆいような刹那さでキュンキュンしました。赤面する~(*´ω`)キャー

・・・

どんどん新曲行きます『夏純情』。
ここでちょっと声がかすれて来た・・・ように思えたのだけど、それはShoyanの神ストロークに紛れて気にならなくなった。(その後も全然調子よく、一貫して素晴らしいヴォーカルでした)
「ともかく正やんのストロークがメチャいいわけよ(はぁと)」とか生意気に記してあります。溢れる一歩手前のギリギリMAXのチカラ加減が最高にカッコよいのです。

岩井さんのエレキのアルペジオもたゆみなく、とても良くて、全体のテンポも良くて、間奏やところどころのShoyanのアコギのソロフレーズもキッチリとたっぷり!最後の最後までキュっと締まった演奏に大満足でした。

※今回の岩井さんのサポートは全編さりげなくたゆみなく素晴らしかったです。

・・・

ここで何か"ハナ息がきこえた"と書いてある(謎)。Shoyanの熱い意気込みが聴こえたのだろうか、、、自分も鼻息が荒くなるような興奮が蓄積してきた。
『旅する二人』はイントロからShoyanのアコギソロで頭も身体もカーッと熱くなる。この頃にはShoyanのサラサラヘアも熱気でまとまり始め、アスリート的なシルエットになってくる。

この頃、前述したボールペンのインク切れを起こし、透明文字で書いてある(^^;)。がしかし!Shoyanの唄の方は落ち着いてとってもロマンチックなヴォーカルになってきた。歌の中に距離がアル。こちらに投げかけてくる歌声ではなく、ソコにあるShoyanのささやきにこちらから訪ねていく感じで聴くステージだ。「何かそこで根が生えたかのように立つ正やん」なんて書いてある。

間奏のフレーズはShoyanが自らアコギで弾いてくれたのだけど、エレキに匹敵するほど、それ以上?の闇があってメチャイイ!!今回はShoyanご自身が沢山ソロフレーズを弾いてくれて本当に嬉しかった。

「俺はここにいる」的な、確信のパフォーマンスだったように思う。間奏の「ア・イ・シ・テ・ル」は12フレットか13フレットで1弦なんだ!って直接観ることが出来て嬉しかった。あとで試してみよう♪。-・- -・ --・-・ -・・-・ (*´ー`*)

・・・

MCでは「新曲なんてもう次いつできるか・・・」とおっしゃっていたけれど、キット、Shoyanは、アキラメナイ人だと思ってる。キットShoyanの無意識はいつでもアキラメていないと思う。私はまだまだ楽しみにして待っているのです☆

『コートに花束を隠して』。
春名さんのフルートがまさしく春先の薄桃色の風のようで、そこにShoyanのD45の音がノッてよく聴こえる。町中の小さな川の水面みたいにキラッキラ輝いて、間奏の歯笛も軽やかだった。まるでこの彼女の頬の産毛のような、若さ溢れる生命感を感じた。

低音の声も瑞々しくて、♪昼飯時を~の「を」なんて「Wo」と「Vo」の中間の音で、とても味のあるヴォーカルになっていた。Shoyanご本人は歌いながら途中でニマニマしたりして♪リラックスなされているような雰囲気も感じた。とてもブリリアントな明度の高いステージだった。
・・・

そのご満悦なままでいよいよのベース登場。ヤッタ━━━━!!『秋の葉の栞』で私の興奮は一気に膨張であります。

あ~、このベースってほのかに水色なんだ♪と初めて近くで見られて感激する。

「ちょっと練習して♪」

なんて言いながらさりげないフレーズを弾いてくれるShoyan!メチャカッコ良い~~~~~~涙出そう~~( ;∀;)そんな何気ないシーンにグッと来ているワタシでありました。

歌はメリハリがあってスタッカートが効いていて?、とても聴きやすかった。ベースを丁寧に弾きながら切ない心情を青空みたいに歌うShoyan、最後のフレーズまで一音一音頷きながら心を込めてベースの弦を弾いている姿は、とても誠実ではにかみやの、、、本当に伊勢正三らしいステージのお姿だと想った。

今までになかったベースを弾くお姿にそんなことを感じるなんて、今思うと不思議なことだけど、Shoyanが楽器を演奏される姿勢は本当にいつも200%真剣で、一音も余さず心のこもったものである・ということを改めて胸に刻んだ一曲でした。

・・・

そのベースをそのまま抱えつつ、続けて『風の日の少年』!
大好きなイントロの指の動きを生で観られてまた感激する。正やん元気だなぁ~♪って嬉しくなる。この歌も本当にShoyanらしい好い曲だナ、と気持ちが温かくなる。

サビの時に一瞬顔を上げて客席を見てニヤリ♪と笑顔のShoyan。やはりここでも手応えをお感じになったのか、、、喜。

かつしかに行けなかった家人は、Shoyanご本人のベース演奏でのこの歌を今回やっとナマで聴くことが出来て、隣で泣いている。嬉しいのだ、もう何十年も好きでずっと聴き続けてきたアーチストが「失うものから足りるものを知る、諦めた時から満たされることを知る」と歌ってくれる、ベース演奏という新しいことにチャレンジしながら!!

それこそ"この歳になって"なお、「未完成というしなやかさこそ」と歌ってくれているのだ!泣かずにいられようか(T_T)・・・いられません、、、大泣きです。

今回の『Re-born』で、Shoyanは同世代の他のアーチストたちとは明確に違うステージに飛び移られた。「諦めたからアキラメナイ」的な、歳を経るごとに原石に戻っていくようなShoyanの音楽の"真の豊かさ"を今感じるのだった。



その3につづく
先日の立川のLIVEの感想を書いてみた。

今回もまたひとりよがりの大長文になりました。自分のためにメモから思い起こして書き残しているものなので、ステージの様子はよくわからないと思います。&例によっての誤字脱字ご容赦ください。

ヤスミヤスミ ヨンデネ (;´∀`)=3
 
・・・・・

☆伊勢正三 LIVE 2020〜Re-born〜
2020年1月26日(日)OPEN 16:30 START 17:00
@立川市たましんRISURUホール



そんなこんなで、無事に会場に着いた。確か、なごみーずなどもここで開催されたことがあったような気がするけど、こんなに近いのに来れてなかった自分をちょっと悔やむ。そんなもどかしさも私の歴史なのだ。それでいい、今日の正やんに逢えれば、、と、とても静かな気持ちで席に着いた。こじんまりして見やすくて素敵なホールでした。

・・・

会場内、客席の灯りが落ちて静まり返ると緞帳が上がる。サキソフォンの色っぽい音が聴こえて来た。なんだか、いつになくアダルトにソソる音で「んん?」っていきなり緊張が走る。
そのなんともセクシーな音色の中でShoyan登場となるわけだけど、おおおおおおお!Re-bornのジャケ写そのままのシャツ&ネクタイ&白ボトムで出てきてくれた~!
メチャ感激!!そんでもってイントロは『テレポーテーション』!!

悲鳴が出そうなくらい嬉しくて、しかも、ドラムの音が打ち込み?(アルバムと同じように)で入っていて、これは最高にノれるじゃん!!とさらに感激する。テレポーテーションの大事な部分=グルーブ感が見事に再現されていて、まさしくこれはRe-born!!と自分の心とステージがガッチリFitしてライブは始まったのだった。

ShoyanはD45を下げているけど、マイクを両手で抱えて熱く歌っていた。クラクラするくらいカッコ良くて、ヴォーカルも違和感なく、11月のかつしかで感じた盛り上がり凸が更にアップしてる安定感を感じた。

歌い終わってご満悦な笑顔だったので、キットShoyanご本人にも手ごたえがあったイントロダクションだったのでは?と思った。

・・・

続く『イノセント・ノベル』でも歌にも余裕があって、声もよく聴こえるし、落ち着いてその熱さを楽しめた。

間奏のストロークや刻みもキリキリッとしていて、ピックのあたり加減も130%増し増しで、チカラが漲ってるShoyanだった。本当に良いっ。

ラストの「♪今は、萎れ、ないままの、~」あたりの声の突き具合が凄く良くて、グサグサと痛キモチイイほどの素敵なヴォーカルでありました。今日はボーカルの圧が違うぞ~~って、熱いものがこみ上げてきました。

・・・

ここで少しのMCがあり、

「この歳になるとラブソングなんてナカナカ書けるもんじゃないンですヨ」なんておっしゃっていた。

でも、、、本当はどうなのかなっていつも思います。Re-bornを聴いてから特に、いつも思います。それは「歳のせいなの?」って。
私が今のShoyanの年齢になるまでまだあと十ウン年もあるから、今のRe-bornを聴いても本当はわからないことばかりなのかもしれないけれど、"心の自由さ"と老若は違うのじゃないかと思ってる。

今Shoyanと同じ世代の人にはソレがわかっているのかなと羨ましくも思うが、でも、でも、やっぱりラブソングは年齢じゃないとも思うのです。だって、今の私は今のShoyanのラブソングを自分100%で感じることが出来る(出来ているつもり)。なんのズレも感じない。まるで、自分の心の中から湧いてくる温かい泉のように正やんのラブソングに自分の温度を委ねられます。ヨカッタ、、、Shoyanの歌作りの源泉が、その砂を払いのけてまた湧いてきて♪!
Re-bornは"Re-boring"でもあったのだ!

Shoyanのラブソングは、いつだって”汲まれたい泉”なのだと思う。汲みに行く人がいる限り、湧いて沸いて尽きることはない。そう思う今回のステージだった。

(おっと脱線しました)

・・・

次なる『雨の物語』では歌を嚙みしめながらゆっくり、よく出ている声でしみじみと"情"を届けてくれる。
間奏のソプラノサックスもひんやりとしていて心地好く、ラストまで少し猫背気味に身体を使って歌うShoyanの様子がまたセクシーだった。低い声が堪らなく好いのでありました。
・・・

そしてまたD45を可愛く抱えて『星空』。
ほしぞら!?セクシーなステージから一気に可愛いこの振り幅たまらん!(笑)。Shoyanはちょっとニヤニヤしながら上を見て歌う。冬の星が見えていますか?と自分も和む。なんとなく、この歌はある意味"正やんの箸休め"的な意味があるのかも、なんて思った。

・・・

そして次は『冬京』!
Shoyanの右足つま先が浮いて拍子をとっている。イントロから凄く気合が入っているのがわかる。かつしかBDライブでも良かったけど、やはり冬の都会で聴く冬京はイイナ。今日も少し急いている感じだったけれど、でもそれは"都会時間"なのかなって思った。ずっと70年代のオリジナル音源を田舎町で聴き続けている私と、今現在のShoyanの持ち時間の速さが、少し違うのかもしれないと思った。
しかし、この曲のギターは本当に遠くまで連れて行ってくれます。ラストのギターソロは意識と関係なく涙が出る。『冬京』のギターソロを聴くとき、いつも、まるで幼い私の手を引いて「こっちだヨ」と優しく連れ立ってくれる兄の手を感じる。目をつむってもついていける気がする。そんな勝手な絆を感じながら今日も満ち足りた気持ちになるのでありました。

しかし、また話は逸れますが、Shoyanの眉間の皴が私は好きなのであります。私自身、この長年の苦悶?で眉間にくっきりと立てジワが出来てしまい溜息だったのですが、最近のShoyanの表情を拝見して、その眉間の皴も素敵だなぁと思いまして、そっくり同じような感じなので「わー、お揃いだ!!」と思い直したのです(笑)。"想いの印"と思って大事にしよう>皴(*´ω`)♪

ここでのMCでは「赤い電車」というフレーズから、かぐや姫当時住まわれていた高円寺の話や三鷹の位置(笑)、中央線の話になって興味深かった。総武線が黄色い電車・オレンジ色が中央線、とは子供のころから知ってはいたけれど、鉄道に詳しくて西荻窪に下宿していたことのある家人に聞いたら、「中央線の快速は土日祝は高円寺や西荻窪に停まらなくなるんだよ」ということを解説されて、そういう意味なのか~って、その場でリアルにShoyanご本人から中央線と冬京のカンケイを伺うことが出来てとても嬉しかった。

(自分の中では長年、赤い=急行・快速、というイメージしか確実じゃなかったので)

かぐや姫の頃は山手線内に住むのが夢だったとおっしゃっていたShoyan。このトーキョーオリンピックの年にどんなことをお感じになっているのか、ほんとはもっと訊いてみたかった。
2020トーキョーは今も東京ですか?って・・・



その2につづく
 
文化放送の前からの東京タワーと東京の狭い空
青砥駅から少し歩いたら堤防の向こうに中川が見えた
子どもの頃、母方の伯父がモーターボートに乗せてくれて下った川だ♪
Shoyanのおかげで懐かしい景色に遇えた(*´▽`*)

・・・・・

以下その2

『秋の葉の栞』
うーん、実はこの歌一番ジワるんです。
この数か月Re-bornを聴き尽くしてその果てで今一番泣ける歌なのです。各歌想うことが多々多岐にあるけれど、純粋に、ただ、何かのひとつのナミダがこの歌にはあるような気がしている。

この日も狭い都会の空を見上げながら会場入りして、独りで座席に座っていたらこの歌をShoyanが歌ってくれたので、不意を突かれてナミダがふわふわ溢れてしまった。コンサートでこんなに泣いたことない。滂沱の涙だ。拭いたりすると周囲の人に気付かれちゃうので次の歌になるまで流しっぱなしだった。

ベースを弾きながら歌ってくれるなんて、本当にスペシャルで、しかも切ない懐かしいような声で"初めて逢った頃のLoveStory"をそっと思い出させてくれた。夏の終わりの秋・の歌かもしれないけれど、私はこれからは11月の歌にしちゃおう♪と決めた。
少し昔のことを想い出して、なんだか夢みたいだった(涙)。

この歌を歌われる前に"あの頃"と歌作りのことをおっしゃっていた。Shoyanがご自身で自分の歌曲のことを考察されているのがなんだか珍しいような気がして面白かった。"あの頃"は本当に今までの伊勢正三の歌の大中心的な部分を占めるエレメンツなのだと思っていたけど、Re-born前後からソレが移行してきたのが気になっていた(非常にイイ意味で)。"約束の未来"キタ!・・・と。むしろお歳を重ねるほどに未来へのまなざしを感じるのだ。今日はShoyanの感性の澪を感じるライブだなって涙を胡麻化しながら思っていた。

また

「せめて歌の中では恋をしていたい」

なんておっしゃっていた。

アルバム発売後のイルカさんのラジオで「今の自分、色気づいてる(笑)」なんて爆弾発言をされていたので、これはカモフラ発言なのでは?なんて一瞬ざわめいたケド(妄想が過ぎる自分^^;)、、、でも、そもそも「歌の中」とは歌を作る人=Shoyanのリアルそのものなのだと、深いっと思った。

だから、これがステージ上のMCの範疇なのかどうなのかとか、ザワメキはひとまず置いておいて(*´ー`)、自分の恋心だけをソコに置いて歌を聴いていました。なんと至福のひとときでありましょう。Shoyanのベースはそんな"見えなくていい恋心"のように、鮮やかな音たちの底で見え隠れしながら真心を教えてくれました。

ほんとに、この日の『秋の葉の栞』は今年一番グッときた宝物だった。Shoyanアリガトウ☆って今でも泣きながらこの文字列を打っている。
『コートに花束を隠して』ではマーチンのD45がキラキラして聴こえて嬉しかった。背景はチューリップピンクのキュートなステージカラーで、間奏の歯笛もラブリーだった。なんて素敵な一幕見だろうと思った。

『冬の恋』では「もう素直に"ショウヤンっぽい"曲を思いっきり作ってもいいんじゃないかと、、、」って、自分解禁!みたいなことをおっしゃっていたが、このシンプルバージョンとparallelでは裏と表ぐらい違うと思うのだけれど、どちらのことなのだろう?それとも、、、やはり"裏も表もあっての自分"と得心されたということなのかもしれない。永久不滅のスリーフィンガーがとても響いて、2コーラス目からの更なるキモチのこもったドラマチックなヴォーカルがヨカッタ(涙。去年ここで初めて聴いたんだ。もうあれから一年経ったので
すね・とすべてが一瞬みたいな気持ちで聴いていた。
デモヤハリ ギターソロハ ショウヤンデキキタイヨ

しかしこうしてみると、伊勢正三の歌たちの、なんて豊かな季節感!と思う。それがただの春夏秋冬の羅列じゃなくて、吹く風の匂いくらい繊細に染み渡る感覚なのが凄い。都会のホールで、それが余計に感じられたかと思う。改めて感激したのだった。

『イノセント・ノベル』は軽井沢とは違って声もよく聴こえて、また張りもあって聴いていてとても楽しかった。「新しい歌でこんなに(客席が)盛り上がってくれて予想外、トライ決めたみたいな(笑)」みたいなことをおっしゃっていましたが、逆に新しい歌だからみんな嬉しいんですよ正やん!Shoyanのお誕生日を祝いたいようなファンだからこそ、勢いのある新しい歌があればノリたいんです!聴き手の自然な熱気がShoyanに伝わって嬉しかった(^ー^)。ご本人もまたご満悦な表情だったので、客席と一体化したとてもいいステージだった。
(でもどこかでバックバンドがコード間違えたような気がしないでもない^^;)

さてこのあと、Shoyanご本人がラグビーをプレイしたことがあるトークになり、客席がどよめく(笑)。大分舞鶴高校ならばさもありなん・です。体育の授業で、ポジションはスクラムハーフだったというが、あのムキムキなスクラムの横でトボっと集中している高校生のShoyanを想像してホッコリする。だって、絶対に緊張しつつも自分の仕事をするぞ!って思っていそう・・・
MCではボールを入れたらすぐ離れたところに逃げてたようなことをおっしゃっていたけど(笑)。
今回、このラグビーネタで何度か客席を沸かせてくれて、トークも楽しいShoyanでありました♪

メンバー紹介のあと『涙憶』。おお、またもやこの曲だ。今年は野口五郎さんのカバーなどもあったのでコレははずせないな。今日はAmazonから前日届いたMINI双眼鏡を持ってきたのでテリーカスタムのギターを観察しようと集中する。聴くことより見ることに集中してみる。あぁ、Shoyanカッコイイ・・・お髭が白くなってもカッコイイ・・・サワサワの髪の毛に手を差し入れてみたい・・・(イイノカソレ(笑))とか、どんどん脱線して、結局ギターや各バンドメンバーのソロとかよりもShoyanだけをひたすら感じていた。ギターの音もソロのフレーズもよく、Shoyanご自身の歌声もすごく良く、今回歌ごとに「声がすごくイイ!」って何度もメモに書いた。

こんなことを書くとまたまた僭越なのですが、、、たまには違うアレンジで聴いてみたいなとか思ったのでした。Shoyan独りで弾いて歌ってくれたら最高なのだけど、これこそ声だけで、語り歌いで、少しギターで合いの手?を入れて・みたいなステージも観てみたい。

そして『ほんの短い夏』。イントロのリズムボックス的なフレーズが始まって、客席が一瞬「?」となったようなならないような・・・この歌もShoyanの節目的な大事な曲なので、大切に歌って欲しいのだ。お誕生日ライブだから大事なのはわかるけど、軽井沢で夏を送ったんじゃなかったのか~?と、、、でもやはり大事な大事な曲だからナ・・・って、高原と下町で聴く違いを考えようと思った。

本当はもう少し、"秋冬の歌"を聴きたかった。私が聴きに来れなかった数回の間に、もうすでに秋冬の歌はやり尽くしちゃったのかな・・・(寂。

・・・などと、ちょっとひねくれものの自分で自問自答していたら、それをぶっ飛ばすShoyanの上着脱ぎ攻撃が始まりまして!

キャーーーー!
inしたTシャツにジーンズめっちゃカッコイイ(*´ω`)
心の中で絶叫(笑)。
生腕に萌え・・・遠くの席でも萌え!!
クソっ、もっと近くで見たい(>_<)と悶絶。

ラグビーの渾身のプレイに関してだったと思うが。「魂を込めるのはいいコト」とおっしゃって『なごり雪』。

Shoyanが込めた魂は・・・どこにあるのかな。私はそれに気付けるのかな、気付く資格があるのかな。。私の知らないこの歌の誕生日からもう何十年もの時が流れたけれど、Shoyanは今でも、この目の前で魂を込めて歌い続けてくれている。だからキット、歴史の遠い私でもいつかその魂に逢えるかなってアキラメないんだ。

そんな風にうるっと想っていたら『レミングの街』キター!Shoyanの本当に美しい、ムダのないストローク!この腕の振りと押さえの確かさって絶対無比で、他のどんなギタリストも及べない"全て"があると思う。すべての音が出ていて余計なものが一切ないという、この"神ストローク"に震える。

大好きですごく大事なそのワンフレーズに、すごくチカラ込めて歌ってくれたように聴こえて嬉しかった。パワフルでハートフルで激ストロークで君が袖振る?ココロのFULL充電が出来た一曲だった☆ほんとに涙出ました。

・・・と、その興奮も覚めやらぬままに放心していたらShoyanがタイラーのエレキを抱えたぞ!!!

「エレキーーーーーーーー!」
「キャーーーーーーーーー!」

とハートマークいっぱいでメモが埋まっている(笑)『ほおづえをつく女』。イントロからしてフリーのフレーズがメチャカッコヨス!Tylerのエレキは色の見た目重いけど、なんとなくフットワークが軽くて、活躍度が高くて、今ではShoyanの素敵な相棒になっていると思うのだ。柔軟で話の分かるパートナー♪

Tシャツにジーンズ姿でエレキ弾きまくりのShoyanは、本当に熱が満ち溢れていて、レミングの街からの間髪入れないチェンジでも、更にチカラが宿って勢いが止まらなかった。歌声も艶っぽいし、左右に身体を揺らして、アップストロークの腕の振り上げなんてカッコ良すぎてクラクラしました。しかも!ラストまでの間の速弾き?は「これでもか!」と言うほど弾き倒してくれて、これ以上聴いたら私の理性が壊れちゃう(/ω\)」的なギリギリの際までのプレイに、最大の満たしをもらったと思う。

もうホントに伊勢正三という人は凄い。凄いなんて一言では無理なのだけど、"歌"以上のものが凄すぎて、油断してると隠しておいた心まで全部持っていかれるのだ。
でもそれが私が伊勢正三の音楽を聴く所以なのだ。

Shoyanの"人間力"は、歌が歌の枠をはみ出るまでとことん突き詰めるから、聴く方の生命力まで引き出してくれる。やっぱり、こういう"際限のないShoyan"に逢いたい。再確認出来て本当に嬉しいステージだった。感無量です。

そして、王道の『22才の別れ』。ローソクの本数のことで少し笑いを誘い、和んだ客席に感謝を込めて・・・イントロをShoyanご自身が弾いてくれて嬉しい!ほおづえをつく女でMAXに膨張した客席を整えるように、粛々とこなれた声でならすように静かに終演。熱くじわじわしたままShoyanは袖に帰っていった。

~アンコール~

ギブソンを手にしてジョリジョリの『moonlight』。柄のシャツに着替えてきた正やんは羽根が生えているかのように軽やかだった。黄色い色が入っていたからかな?よく見たらナゾのシャツハーフin!スタイルだった。後ろ半分だけ出すという・・・アパレルな知人に訊いたら「女子が長い丈のシャツでやるスタイルよ」と言ってた。テレビの放送で観たサマピの裸ネクタイ(謎)もそうだけど、最近のコスチュームはある意味"Shoyanらしい"ような気がしてホントに面白かった(面白いなんて言ってゴメンナサイ^^*)。もっと色々チャレンジして欲しいと思いました。

って、演奏のことをコメントしてませんが(笑)、moonlightはいつもな感じ・だったという感じであります。

T'sTの『海風』ではコーフンし過ぎて左目に睫毛が入ってしまい、涙ボロボロのままでノリまくるのであった。この頃になるとメモはとらずに手を叩きまくっているので何も書いていない。

※この前後で『ささやかなこの人生』があったように思うのだが、メモを取り忘れたので定かでない、ゴメンナサイ。

ラストの『君と歩いた青春』は軽井沢の時より熱が増していて、心の底から安堵した。熱い正やんだ♪

私にはこの歌はとても遠いもの。全然、一緒に歩いていないし、何も知らない。だけど、

♪君と初めて出逢ったのは
 ぼくが一番最初だったね

で、何故かまた涙がいっぱい出てきた。
今はネットやSNSやライブ会場に沢山の素晴らしいShoyanのファンがいることが実感できる。みんな、仲良くお互いを認め合って確認し合って、同じ今現在のShoyanを共有してる・・・

その人たちはこの歌と共に生きてきたのだろうと思う。けれど、私がShoyanと始めて出逢った時のことを思い出すと、そのaloneさ加減を思い出して泣いてしまうのだ。この歌を好きな誰もみながそういう出逢いの瞬間を大切に持っていると思うけど、孤独なファンだった自分には本当にShoyanとの出逢いは周りに誰もいない1対1のとても個の時間だった気がする。そこに還ってしまってセンチメンタルな心になる、そんな『君と歩いた青春』だった。

Shoyanの最後の最後まで伸びやかな声が素晴らしかった。キラメイていて、切なくて・・・ほんに、打ちのめされて手の甲にキスされて、最後にはバックハグされたような甘くて暖かいライブだった(涙。

☆私の場合『君と"歩いてない"青春』だから、正やんと私の幕は閉じないのでアリマス(*´ω`)♪



この日のShoyanはどこか特別で溌溂として解放的だった。でもその特別がこれから恒常化していきそうな、凄く濃いぃバイブレーションに満ちていた。こんな言い方は失礼なのかもしれないけど、東京リボーンや軽井沢のステージとは一線を画すような《Re:Re-born》な正やんだった。「一体何回生まれ変わるんだろうこのお方は!」と、静かに畏怖していました。

やっと去年から行けるようになったバースディライブですが、今年も参加できて本当に良かった。私も一緒に生まれ変わる!どこまでも連れて行ってくださいShoyan!と叫びたいようなステージだった。

沢山の魅力を惜しげもなく拡散させてくれた充実のライブ。また逢いたいこのShoyanに。これからもずっともっと☆刺激的な伊勢正三☆でいて下さい(愛)。


・・・・・
結局、上手く書けなくて、自分の想うことばかりを羅列してしまった。
でも最近忘れがちだった"自己満足"に十分浸れたのでヨシとする!(*´ω`)

 "遠い"ということは
 愛の容れ物がそれだけ拡がるということ

そんなことを得心した2019年の伊勢正三バースデイライブでした。



    七氏よりアイヲコメテ☆
☆伊勢正三 BIRTHDAY LIVE 2019

2019年11月9日(土)
OPEN 16:30 START 17:00
@かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール

・・・・・
ダメだ・・・
何か書こうとすると涙が出てしまう

というか、アルバムRe-bornが発売されてからずっと、ほぼ毎晩泣いてる自分(マジか)には、かつしかのバースデイライブは追い打ちで、何故か、6月の国際フォーラムの東京リボーンのライブよりもより深く刺さるものがあった。
私は年間通してほとんどのライブには行けなくて、Shoyanのナマの演奏を聴く機会が多くないから比べたりすることが出来ないのだけど、今回の11月のかつしかのステージは良かった。本当にヨカッタ(涙。

何よりも、東京リボーンで聴けなかったShoyanご自身のベース&エレキの演奏!それをいっぺんに両方聴くことが出来て何よりも嬉しかった。Shoyanのお誕生日ライブなのに自分が大きなプレゼントをもらってとても励まされた。
(´∀`*)エヘヘ・・・ショウヤン アリガト☆

実は今まで一度もShoyanのベース演奏を直に聴く機会がなかった。(それだけでも私が浅いファンだという証です^^;)『風の日の少年』だってCDになるまで聴けなかった。それが今回はイッパツ目で!!!ピョンピョン跳ねるShoyanの"ウサギ年BASS"!もうここから自分のテンションがMAXに跳ね上がったのでありました。

以下、当日思ったことを今更ながらに思い出して書いてみる。
・・・・・
その『風の日の少年』はこの夏秋の個人的な出来事もあって、何度も何度も想うことが上書き・重ね塗りされていった曲だった。だから一曲目で本当に嬉しかった。

Shoyanは軽やかなジーンズで、それが久しぶりに思えてとてもカッコ好かった☆アイスブルーのジーンズは素のShoyanに逢えるようで、なんだか昔から好きなのだ。シルバースターの白いシューズも素敵だった。あと、私はShoyanの"チェックなコーディネート"も大好きなので、ジャケットもよかったし、何よりいつもの定番HRMのパッチワークTシャツもチラリで嬉しかった。(ナゼHRMロゴが嬉しいのかはナイショ・・・誰のコーディネートであろうが嬉しいものは嬉しいの~謎)。

なんとなく、、、9月の軽井沢では何かが引っ込んでいたShoyan・・・でも今回はすごくオーラに張りがあって、お声も表情もヘアスタイルもトータルで勢いがあった。一つ歳を重ねる日なのに若返っていた!13列目という遠くからでもそれがよくわかって、自分もウキウキして聴いていた。本当に一曲目からノッていて、間奏でも「ニヤリ」、歌い終わっても笑顔で非常に安定感のあるSTARTでした。

で、『月が射す夜』『雨の物語』『青い夏』『汐風』と続いて「ん?なんか夏っぽいまま?11月なのに?」とややギモンを感じつつ聴き入っていると、ここでもやはりShoyanの声がすごく良くて官能的だった(赤面)。低い声もいいし音程も安定してるし、『汐風』では"甘可愛い声"なんて書いてある。滑らかなステージだったと思う。


そしてやはり今ここで一番聴きたい『冬京』キタっ
青砥駅へは、祝賀行事の東京駅を回避して浜松町大門経由で来た。地下鉄駅に入る前の一瞬の地上で東京タワーが見えた。そういえばリニューアルしたんだった。私に無断で勝手にリニューアルしてコラっ!(笑)と思いながら見上げた。山手線から見た渋谷近辺は街ごとぶっ壊されて凄いことになっていた。はからずもその一週間後に私が乗った線路は廃止されて新駅へ移行したのだった。

もう、"東京"って何?
そんなサミシサそれも"遠い今日"???

Shoyanは大学進学のために上京された時の京成線利用の話をされていた。元八幡に下宿されていたとかで「センチメンタルな気持ちになる」っておっしゃっていた。電車に乗ると切ない思いがすると・・・それは、本当に永久不変なサウダージだと想う。私も祖母や伯母たちが墨田や八潮に住んでいたので、子供のころは京成電車によく乗りました。川など鉄橋で渡れば懐かしくてさみしい思いがします。

そうそう、去年初めてこのBDライブに来た時にスカイツリーに寄ってみた(登らなかったけど)。そしたら千葉工業大学の体験型展示スペースがスカイツリータウン内にあることが案内に載っていた。Shoyanはそのことをご存じなのだろうか。過去のライブですでに話題になっていたのかな。いつかまた時間があったら寄ってみたい。"チバニー"もいるかな(´∀`)?

おっと脱線、ステージの『冬京』では「やっぱりベース&ドラムスが欲しいなぁ」などとメモに書いてある。気になったのは何かに急かされたように早く感じるテンポ。なんだか、年を追うごとにより早くなって来ているような??そして破裂的な音は凄く尖っているけれど、ちょっとだけ音と音の間にすきま風な感じのギターの音に、もう少し油を差して欲しいとか思ったり(クソ生意気なコメント恐縮です)。

でもむしろそれが"枯れ感"なのかな?とか、本当に聴く度に色々想う『冬京』なのだ。この歌は"定点観測"なのだ。都会との距離、Shoyanの感性の距離、フレットとフレットの間の距離・・・もっと近くで聴きたい・見たいといつも思う一曲だ。

『海岸通』や『あの唄はもう唄わないのですか』ではやはり客席からの拍手の圧が大きい。非常にこなれた歌い方でなんだかとっても安らかに聴こえた。この2曲、自分でも今年のマイブームなので一生懸命聴く。でもShoyanの弾く指の動き通りに音が聴こえなくて、ちょっと謎だった。

・・・
ここらへんでShoyanが葛飾繋がりのトークで「最近寅さんをよく観ている、ハマってる」なんておっしゃっていて嬉しかった。私も昔から好きなのだ>『男はつらいよ』。なんたって映画に残されている当時の風俗やグッズはそのまま幼き日だから・・・

※某放送局の土曜寅さんの放映のおかげで、家人も今頃寅さんにハマっています。

などと、ニヤニヤ油断していたら、またShoyanがベースをさげた!え!?ナニヤルノ??ってうろたえていたら『秋の葉の栞』だった。

はからずも号泣・・・


その2につづく
で、Shoyanであります。

一曲目の『コートに花束を隠して』も『夜のFM』も、イキナリ千春氏モデルのエレガットを抱えて歌い始めてメチャ素敵だった。非常にテンションが上がった。「完全囁き重低音ヴォーカルが情熱的でイイゾ」なんてメモに書いてある。

♪沖ゆくぅ~船の灯り・・・

なんて、とがらせた口元が(私の大好きな)正やんらしい表情で、堪らなくSexyであった・・・(*´ω`)。

3曲目に突然『緑の季節』が始まって、おおお!!っと内心ガッツポーズが出た。これは嬉しい~、Shoyanの歌で聴きたかった~、と喜んだのだが、、、、前日の飲み会の余波なのか!?この歌の時のShoyanの声はある一定以上の高さが全く出ずに、ちょっと残念なパフォーマンスであったように思う。これは本当にもったいなかったと思う。

いつも、ほぼほぼ毎回、ソロライブなどでは5曲くらい歌う頃から本調子になるというか(汗)、こんなことシロウトが言及することではないのかもですが、Shoyanのヴォーカルはエンジンがかかるのがちょっと遅い傾向があるように思う。(リハーサルとかどうなってんのかなとかそんなむつかしいことはわたしにはわからないのでムニャムニャムニャ・・・汗)

なので、この『緑の季節』はもっと後に持ってきて欲しかったと心底思った。この歌はカバーしてみるとわかるが、結構ムツカシイというか、音程の上下幅があって、山本潤子さんだから歌いこなせた曲なのかなと思う。歌の制作者である正やんご本人でも5カポそのままで歌うのなら万全で臨んで欲しかった。軽井沢の大賀ホールにぴったりの、素敵な歌だっただけに。

でも、Shoyanの気持ちの込め様が痛いほどわかったので、本当に涙が出た。べるがのことも少し想い出した。正やんご自身が歌うってすごく意義深いことだと思って、パフォーマンス云々よりも、今ここで歌ってくれたことが嬉しかった。

※出来たらいつか、リベンジして下さいネ>Shoyan♪
で、前述の『置手紙』に続くのだけど、このあたりで私のテンションは迷走していました。次の『NEVER』は私個人的にも想い入れがある曲なので、去年に引き続きで歌ってくれて嬉しいなと思ったけど、やはりバンドの演奏がちょっと微妙でノリきれていなかった。だがしかし、後半2コーラス目が始まると正やんが歌い方を変えてリーディングっぽく諭すような口調で歌い始めた!これがすごく良かった!
少し微笑みながら・はにかみながら・しみじみとして、この切ない夕暮れ色の恋の歌を嚙みしめるように歌ってくれた。大賀ホールくらいの規模の会場で、こういった歌い方をするのはとてもいいと想う。これからは"ヴォイシスト"な正やんの魅力が発揮されるステージになっていくといいのに・と思いながら聴いていた。

ハミングの♪Fnn~君はどこにいるの~?で正やんのハナ息のスゴさに圧倒されて、テンションがまたグッと増してきた私でした。(*´ω`)鼻息萌え。

次の『ほんの短い夏』で「やっと高音も調子出てきた」なんて書いてある。やはりこの辺りからなのだなと思うのです。この歌もまだ早いのでは?と思ったけど、『NEVER』と繋がっていて自然に思えてヨカッタ。懐かしい夏を想い出しながら聴いていました。涙。

・・・

このあと『夏純情』『冬の恋』『さよなら以外に』『22才の別れ』と続き、『堤防のある町』では本来ブルースハープの間奏をShoyanご本人のD45で弾いてくれてこれもメチャ感激した。『堤防のある町』はやはり正やんご本人のギターが出てきてくれなくちゃ!と思うのだ。大事なことなのだ。故郷の音なのだ。

『さよなら以外に』は今回はとても良く正やんの声が聴こえて、じっくりと丁寧に、その胸元に抱かれながら読み聞かせをしてもらっているようで、非常に心地良かった。やっぱり涙が出ます(泣)。新しい歌は今の正やんに自然に寄り添えるのだなって、とても安心しながら聴いていました。

そして大好きなシリーズが続いて『汐風』の頃になると、本当に正やんの声の伸びもよく、切なく歌い上げる汐風が今年もホールの中に吹き寄せてきた。髪の毛が汐でペタつくかと思うくらいに、Shoyanの中の海が寄せてた・・・もう何十年この海に慰められてきたのだろうと想い起すと切なくて暖かくて、本当にまたもや涙が出た。マイクを握りしめて歌い上げる今も一生懸命な正やんは、Half Shootの頃のマリンルックな正やんそのままで、また今日も同じようにここにいてくれる・って、深く感じながら聴いていた2019年の『汐風』でした。

※当日のマリンボーダーのTシャツ、めちゃ可愛かったですね(*´▽`*)。
 ぞうのエルマー&ホエールズ♪

そして花火と山下清画伯の話を少しして『それは遠い夏』。これはとても良いプレイ&ボーカルでこの日のスペシャルだったように思う。なんとなく、自分もこの夏に思うことがあったので、ナイスタイミングで嬉しかった。やっぱり素敵なメロディ♪

続いての『涙憶』はなんとなく久しぶりな感じがしてじっくり聴いた。やっと濃いめのギターソロが聴けるかな・と思いつつ、でも120%じゃない100%な感じ?なんてちょっと頭がぼーっとしてきていた。座席からはShoyanが遠くて、最近は全然手元が見えないのです。

『イノセント・ノベル』では前述したようにShoyanの声が聴こえずに悶々とする。私の席が平坦なCエリアの後ろの端の壁際だったので、音のバランスが悪かったのかもしれないけど、東京りぼーんのLIVEでもそう思うことが多々あったので、もうそろそろ正やんのヴォーカルと他の楽器の音との兼ね合い・バランスのことをもう一度根本的に構築検討し直してほしいと切に願うのであった。

もう大賀ホールくらいの会場を基本にして、抜けの良い、Shoyanの声が白い平皿に映えるメインディッシュ的な作りにして欲しい。大鉢に肉ジャガみたいな勢いだけのステージや、大きすぎるホールは少し違和感が出てきたなって思うのだ。これは素直な感想なのだ。だって、Shoyanがここまでせっかく作り込んできた"ささやきなこの人生"的な甘いささやきボーカルや、パイ生地のようなサックリヴォイスがちゃんと聴こえないのではもったいないではないか。そう思うのであります。

会場は大盛り上がり(のように見えた)なので、もう、Shoyanと同じ時間のラインにいる同世代の聴き手は「それでいいじゃないか」って気持ちなのかな。Shoyanご自身もいつも同じメンツに同じ拍手同じ声援をもらえれば「それでいいじゃないか」ってスタンスに落ち着かれたのかな?そこをマイノリティな私は第三者的につい眺めてしまう。それが最近の「想いをくりかえして私は貝になった」な感じなのです。ただ、星のようにおとなしく見つめてるのは性に合わないので、こうしてついグダグダ書いてしまうのでありました(汗。

そして『レミングの街』『moonlight』のストロークの手の振り上げが、かぐや姫の頃から全く変わっていない正やん。キッチリと上から下まで振り切る美しいストロークは、音の全部を自分のものにしようとするShoyanの静かな情熱なのだ。そういうところが全然変わらないから、私はやはり今の正やんの音楽のすべてをちゃんとステージでも感じたいと思う。

「こんな感じ?」「これでいい」「いつもサイコー!」・・・私はきっとずっとそんな風に思うことはない。貪欲すぎるままでずっとその時その時の正やんに「今」を求めていきたい。今年はRe-bornという凄まじいアルバムがカタチになって産まれ出たので、ナマモノのライブも少し様子を変えて変化していってもいいのじゃないかと思う。

このあと『なごり雪』で終わり、アンコールには『ささやかなこの人生』や『地平線の見える街』『海風』『君と歩いた青春』などがあったように思う。もう席を立ち上がってメモをとっていないのでよく覚えていませんデス(^^*)。

アンコールが終わって客電もついてアナウンスまで放送しはじめたけど拍手は鳴りやまず、客席のみんなは待っていた。時間を置いて、それでもやっぱり正やんが一人で再度ステージに出てきてくれた。挨拶だけだったけど、やっぱりステージと客席のココロは通じてるなって嬉しいひとときだった。

ステージの途中で開演時間のことをみんなに聴いていたけど、Shoyan来年もこの軽井沢大賀ホールのライブやってくれるかな?

私はモチロン待っている。こんなに自然な気持ちで音に溶け込めるライブは他にあまりない。伊勢正三のキャラクターに一番近い、本当に素敵なフィット感のあるコンサートがこれからも続いて欲しいと思うこの夏の終わりでした。

・・・・・

今回、ライブ前に急に家族の病状のことなどで自分の気持ちも定まらず、一人だけの参加になってしまったので上手に聴くことはできなかったかもしれません。そしてこの今書いている文章も非常に勝手で思いつくままに記してしまったので、おかしなこと・乱暴な表現があるかと思います。

前述の1の感想に引き続き、勝手言いたい放題を載せてしまいました。訂正やご意見、不適切だと思うところなどありましたらご一報ください。歴史の浅いイチファンのわがままでありますことご理解いただけましたら幸いです。



七氏 ~2019年の終わって欲しくない夏の終わりに
で、その『置手紙』ですが・・・

この2~3年の軽井沢のライブや他のライブで感じていた"演奏の粗さ"を、どうしてもクチに出してしまいそうなほど今年は如実だったような気がするのです。

いつもは、私のスタンスとしては"イイコト"を大きく膨らませて♪、気になったことはサラリと・・を心掛けているのだけど(本当?(笑))、今回はグダグダ書きます(^^;)まじグダです。

・・・

ライブで演奏される曲はどれもいつも大切で大好きだけれど、先述したようにセルフカバーアルバムで再録音された音源が良かったと思うがゆえに『置手紙』への思い入れは結構濃い。なので最近の『置手紙』の演奏の粗さには特に違和感を覚えるのであります。私は年に数度しかコンサートに行けないので、詳しく聴けているわけでもないし、音楽のこともまったくの素人だ。だけど、客席から感じる違和感だけは大切にしたいし、それをクチに出すのはファンにしかできないことだと思っている。

で、まず、正やんご自身の歌や声やギターのことは置いておいて(*´ω`)
・・・オイテオクノヨ。※その2で語ります。

・・・

ともかくも、バンドとしてのまとまりが、最近は聴く度に緩んでガタついているように聴こえてしょうがない。それは、テンポのばらつき、息が合っていない、音が大きすぎる、互いの音をちゃんと聴いているのか?という、なんかもう「こんなこと言っていいのか」レベルの基本的なことなのだ。(東京りぼーんでも実は薄々思っていたことです)

『置手紙』はそのシャッフル感がとても大事だろうに、キーボードもギターもパーカッションも、相手の足を踏んでるダンスみたいに全然まとまりがなかった。前奏もなんだかおざなりで、Shoyanの優しい低い声は大きな楽器の音に埋もれて聴こえず、ラストのトレモロなんて正やんが弾き始めてもサイドギターがマンドリンをかぶせてきたので正やんは途中で弾くのをやめちゃった(ように見えた)。とても残念な終わり方だった。
それは『置手紙』だけではないのだ。

キーボード&シンセも最近はよくコードを間違えるし、『さよなら以外に』でもオリジナルのイントロのような間を読んだキッチリさがないように聴こえたし、『NEVER』の大切なピアノのフレーズをシンセストリングスで弾いたり、丁寧さに欠けているのでは?と思うことがある。(そもそもシンセストリングスの音は、多用しすぎると今の正やんの優しいヴォーカルに被ってしまい、聴こえづらい時が今までに何度もあった)

『夏純情』もテンポが速すぎたように思うし、『イノセント・ノベル』もやはりShoyanが歌う声は埋もれて全然聴こえなかった。だからCD音源のボーカルを脳内再生して聴いていたような感じだ(悲)。

各曲の大事なリードギターの部分も大半はShoyanご自身は弾かず・・・そもそも、最近はアコギの音もお疲れ気味に聴こえる。本来ののびのびした音が聴こえず、艶も薄くボディ感が希薄だ。去年あたりから特にそう感じるのだ。だから、Shoyanが弾いてくれるリードの昇天感を最近感じることが薄くて、欲求不満でさみしい。

それはShoyanのテクニックが疲れているのではなく、楽器の鳴りが・ということなのだけど、メンテナンスや楽器の構造についてはシロウトの私の感じ方なので、実際どうなのかはわからない。ただ、数年前の夢見るような音が出ていない気がするのだ。アコギが生きる軽井沢でアコギに不満を感じるとなると、これはどうなのかな・・・って。

同じメンバーで録音されたRe-bornの音源や、ギターのフレーズがあまりに素晴らしくて色っぽくて最高なので、それをライブに期待しちゃうからこうなってしまうのだけど、このギャップはなんなんだ?って戸惑うわけです。
(東京りぼーんでエレキを一回も弾いてくれなかったことも、チョットカナリ不満デス)

素人がこんなこと言うのは本当に恐縮で、おこがましいのはわかっているけど、いつか一度書かなくちゃと思っていたことなので、この軽井沢を機に書いてみた。

読んで不快になる方もいるかと思います。申し訳ないですが、個人の勝手な意見と思ってご理解いただけたらと思います(恐縮)。

もちろん、Shoyanご自身の年齢的なもの・スタンスの変化などもおありかもしれない、だけど「違和感」がある時は私は素直にクチに出してみたいのです。
・・・

で、で、次は正やんご本人のPlayに関して少し書けたらと思う。
ドキドキ)))(*´Д`)


その2に続く

※ナゼか記述上、「正やん」と「Shoyan」が混在していますが、、、、
 意味はないです。気分です(笑)

プロフィール

HN:
No Name 七氏
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!

☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
このブログサーバーが落ちて表示されない場合は↑に避難しています。

検索窓的な♪

☆曲目や記事の内容単語など、ここから検索できます

フリーエリア

P R

フリーエリア

フリーエリアすますまほ

<< Back  | HOME
Copyright ©  -- Nanashiのものろーぐ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS /  /