Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。Shoyan的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。 管理者∶No Name 七氏−1.0

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☆風、動く Tour 2026
 伊勢正三&風の楽団 START UP!!
 2026年5月30日(土)開場17:00 開演17:30
 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)


0.イントロダクション~古都
 (インストゥルメンタル演奏)

1.ほおづえをつく女
2.地平線の見える街
3.海岸通
4.あいつ
5.北国列車
6.星空
7.冬京
8.あの唄はもう唄わないのですか
9.雨の物語
10.なごり雪
11.22才の別れ
12.月が射す夜
13.通り雨
14.海風
15.お前だけが

~アンコール

16.ささやかなこの人生
17.君と歩いた青春

(客席からのリクエスト 置手紙1番)

~再アンコール

18.そんな暮らしの中で
☆バックミュージシャン(敬称略)
Pf&Key   佐藤準
Cello    丸山朋文
Guiter   岩井眞一
Drums    大久保敦夫
Key     栗尾直樹
Guiter    西海孝
※丸山さんや岩井さん(他誰か?)がBassも弾かれていました。

・・・・・

※箇条書き的生意気放言の羅列で失礼します。
※抜け、誤字、記憶違いお許しください。

今回、なにより、行ってヨカッタ!聴けてヨカッタ!という第一は、Shoyanが全力で挑まれている!とストレートに感じられたことだった。

必死ささえ感じた。
演奏もヴォーカルも、準備リハーサルは万端に入念にされたと届いた。
声の出し方も工夫されている。
数年前から風の頃の曲の歌声がステージでいい感じだったことを活かされているのかもしれないと思った。

音程も声に伴ってかなりいい感じだった。
ただ、これが今の100%なのかな・とも思う。
危うさとか疑問は薄く、気持ちは入り込めたので充実感は多々受け取れました。

なにより!
『雨の物語』の古暦バージョン?が!!!
こ、こんな、この期に及んでここに辿り着くのかと、震えて激しい涙溢れてきました。このShoyanと準氏の雨の物語を何十年待ち憧れ焦がれて聴き続けてきたことか。(今までにも演奏されていたかもしれませんが、私には遠い機会でしたので)
詳細は曲別に後述しますが、これ一曲のために私今日ここに来たんだなと想ったのです。

・・・

◆以下、全方向シロウトの私の妄言

◎Shoyanのコンディション
終わってみれば演奏曲数が少なく、MCも少なめだったのは現在のリアルな状況なのだと思う。そういう時合が来たのだと納得。それは客席もだし、同世代の他のアーティストのコンサートでもすでにその傾向で開催されている。それがベストコンディションならばそれでいいんだ。

リハーサルも移動も寝食もステージもメンタル&フィジカルも、専門家の管理下で安心して出来る範囲のことを無理なくされて、そして人生をenjoyされているのなら、それが自然なのかなと思う。今回の客席の大多数の同世代同境遇の人たちも同じだと思う。今回その中に異質な自分も身を置いてみて痛感できた。(これは諦めとか不本意ではないのです。まっさら正直な得心です。)

ただ、私のような”それ以外のところ”でもShoyanの音楽を欲しているハグレモノ聴手もまだ少々棲息しているので、そこの部分の真剣勝負は終始貫いて欲しいと、こっそり隠れて想っています。(私は鬼だな 笑)

だって、あの準チャンと併せて来た全身ブラックコーデのお姿を見たら、幻を追いかけてみたくもなるのであります。もっと濃いサングラスでもよかったかもしれない~と。お二人はワルイBRO達デス(罪)。


◎新バンドのコンディション

・準氏はやはりプロ中のプロだとヒシっと実感。音の感激の濃さが段違いだった。昨年よりも更に聴きどころパフォーマンスのハマり具合がアップして使い分けの音もよく聴こえ、生き字引的サウンドに加えて経年の色気と安定感でステージの濃さは爆底上げされたと感じました。

・またそれにともなって岩井さんのパフォーマンスも突出して滑らか。以前より更に際立つ誠実さ。上から見ていたら準氏、丸山氏、岩井さんの動き(演奏)は他と全然違うように見えた。岩井さんのノリが的確!
・新ドラムス大久保氏が野口さんの時より若干尖って派手目に重い感じがした。Shoyanの声に被さってしまって残念に思うことがしばし。勢いは出るけれど肝心のShoyanの声が聴こえない箇所が多くあったようで、これからバランスがこなれていくのかなと思いました。(私の席がよくなかったせいもあるかもですが) 新しく加入とのことで、懸命なアピール感なのかもしれない?などと感じたりしました。これからのバランス調整をお待ちしています。(シロウト偉そう^^;)
・西海氏のギターはそれと知らずに前半聴いていた時にも「西海氏のギターみたいだな」とかメモっていて苦笑。私個人の好み的には「ナゼまた?」といったところです。音が出ていない割に弾き過ぎ・な感が相変わらずでした。
・新しいキーボード氏(栗尾さん?)加入とのことですが、サウンドは細井さんと変わらず?海風あたりのシンセの音色も同じテイストに聴こえたような・・・。丸山氏の生チェロにモロかぶりのシンセストリングスも同じで、立ち位置のオリジナリティはどこに?と感じた。もっとこの方の解釈を知りたい。こちらもこれからの調整に期待したい。

・各曲バックメンバーのコーラスが多くて、Shoyanの歌声を多々サポートしてとてもいい感じだった。歌詞もよく伝わったしまとまりも感じられてナイスでした。


◎ステージ全般、演出、印象

・バンド編成はやはりイイ(*´ω`)。
・2階席最後列なのに眺めが最高に好く、前を気にせずステージ全体を俯瞰で見られて贅沢な気分でした。丸山さんのチェロはすぐ左前の天井空間から手に取るように聴こえてきてヨカッタ。

・冒頭からの背景スクリーンに映るこれでもか!というほどに畳みかける風・風・風!ファイル演出で、完全に懐古モードだった。べるがの久保やんの写真などあればよかったのか、不要だったのか(あったかどうか覚えていない)・・・。
風そのものではなく、やはり”時代が舞台”なのかと思う。

・曲数を減らしても間に休憩取らず、一気に早く終わるスタイルがいいと思った。間のお色直しもなくて全然OK、だって最初っからコスチュームも凄くカッコよかったから。ずっとそのままで素敵だった。

・でも贅沢を言えば、あと1曲か2曲ちょっとヒネった曲?を入れて欲しかった。ハプニング的に『置手紙』をやるのならその分『曙』をやって欲しかったと友人が言っていました。同感です。そしてShoyan+準チャン+丸山氏だけのステージも2・3曲欲しかったです。

・冬京・雨の物語のShoyanのギターソロが(バンドに埋もれて)よく聴こえず、もう少しクッキリ聴けたらと思う。(単に2階席後ろだったから届かなかったのかも!?)
◎Shoyanご本人のパフォーマンス&各曲の印象

・しょっぱなから『ほおづえをつく女』のディストーション?の効いたエレキが野太く客席をノセるじゃん!とカッコヨス。これがホントのリードギター☆一発目から調子出ていて気分アガりました。

・『地平線の見える街』のブリリアントさはこの年齢層の中で溌溂として貴重。バンドメンバーもShoyanもよくまとまっていて、今回の充実が早くも伝わって来た。

・「風スタートの実質はこの曲から~」と『海岸通』を紹介されていて嬉しい。この曲を完全にご自身のものとして、そして風の始まりだということに私も同意なのでありました。(この時、仙台駅近くのビル”アエル”展望デッキから見えた遠い海の青と自分の幼い日を想って涙が出ました) まだ早いからか、ヴォーカルに本当はもう少し艶が欲しかったかな・・・♪

・『あいつ』はShoyanの声が前に出ていて聴きやすい。
何故か客席が少し大人しい。準氏のエレピが岩の間の滴のようでよい。Shoyanの中の苔の絨毯を潤すようなやりとりがヨカッタ。歌の箇所箇所でShoyanの声が低いバージョンと高いバージョンで差があった。その度に今昔移動されているみたいで流れた年月を想う。

・『北国列車』照明がカッコよくドラマチック。
ドラムのドコドコした感じのリズムに少しつられる?
全体の聴きごたえはバッチリですが、なんとなく、あと少しだけテンポが緩やかならもっといいのかも?と思った。息継ぎも含めもっと落ち着いてShoyanの声を聴きたい。
岩井さんのエレキが泣いていた。まだ夜の闇の中みたいだった(涙)。

・『星空』は客席喜ぶ。特に女性。やはりそうなのだ、と感じた。
これも気持ちテンポが速い気がして、Shoyanの口元がもう少し滑らかについていくような”待ち”が欲しい。新メンバーの盛り上げようという意気込みが先走っているのかな?などと生意気書いてある。準氏の重鎮な空気感が堪らない。

・抜け感のある『冬京』!
Shoyanのレゲエ刻み(?)に、ささやきヴォーカルすごくイイ!
♪僕の胸に顔をうずめて~にかかってくる準氏のハモンドが刮目っ!鳥肌が立つ!~からの丸山氏の陰りを帯びたチェロの間奏に繋がっていく。続いてそこに乗るShoyanのヴォーカルが独立している。きっと今日一番イイ。こういうスタイルすごくいい、とメモ。これが楽団色かと想う。
ソロフレーズを弾くShoyanのことを鍵盤の向きを変えて見つめる準氏、後半のハモンドの音色の70年代感の活きの良さ!教えてもらいましたよ風を!!!と感激した。これぞと。これがそうなのかと・・・
こういった、大人になった風を示してくれるなら私は付いていきたい。

弾き終りのShoyanの表情は遠くて見えなかったけれど、充実されていることは如実に届いてきた。70年代当時感と今感とが完全一致した実り多い実演でした(涙)。

・『あの唄はもう唄わないのですか』の頃にはShoyanの声も繋がってきて、マイクを抱えて歌うとしみじみとした哀しい愛が届いてきた。準氏のピアノ高音の叩いた音が刺さる。今日この席で良かったなと真面目に想う。本当にそうなのだ(涙)。
ただ、やはりここでもリズムというかテンポというかドラムの絡みが男性的で、女性的な落ち着きニュアンスがもう少し欲しいと思った。

※今回Shoyanはあまりギターを替えず、MCも風の紹介以外はほとんどなく、ひたすらに歌われていた感がある。

・続いて『雨の物語』なのだけど、
夢にまで見た古暦バージョン・・・???
と、時間も距離も全部吹っ飛ぶ演奏が始まった。
しかもShoyanの優しい歌声がフィルムを観るように判り易く物語の中に誘う。二人だけの世界になってしまいそうな、別れの歌なのに気づいてる二人の部屋だった(涙)。何よりその歌声が自然で満ちていたから心投げ出して聴いてしまった。夢なのか(涙)。

と、そんなShoyanの傍らに遠い準氏の手元。見て自分また大号泣。これは死ぬかもしれないと思うほどに込み上げる永き胸の泡立ち、取り乱して詳細覚えていない。独りなので心置きなくずっと泣いていた。

2番からは準氏の手元がもっとお洒落なフレーズを織り込んできて歌が開花して悶絶。更に丸山氏の濡れたようなチェロが絡んできて更に死にそうになる(涙)。この確立・完璧さって何だろう、なんで今こんな音に遭えたのだろうって、やや混乱していた。

Shoyanは歌い終わってアウトロのフリーに45のハモニクスとツマツマっとした絡みから今までのすべてを語り尽くすような音を容れてきた。これは愛されているとわかっていて言い訳をするような罪なオトコの真実の音なのだ・・と、ちょっとズルいなと悶気絶しそうになりながら、自分自身の愛の一直線も深く交差する純粋な宝物の時間でありました。

またそれを煽るように嵐のようなストロークでラストの雨量が増す、闇も深まる、やまない雨を放置して丸山氏の厚いチェロがそれを全てまとめて終わる。大拍手の客席で呆然の自失で最高過ぎて幾度も死ぬる私でした。

・・・ここで、もうこの先どんなことがあってもやはり私はShoyanの音楽と共にあればよいのだと、そこに戻ることが出来たのでした。この曲の何分間かは確かなる”現在”でした。そこに救われました。このステージをあと何千回も何万回も聴きたい。こんな私でもつくづくとこの何十年もの間、伊勢正三の音楽を愛して愛し続けて来れたのだなって素直に誇れる涙を流せたと想います。

「Shoyan、やはり哀しくても愛していますよ」

と。

『雨の物語』の真実が今になって形を現わしたのが不思議で愛おしいひとときでした。

※自分語りばかり連ねました。
 スミマセン。

・と、そのまま続けて『なごり雪』、とか涙は乾かない。
唖然とするほどに自然な流れに客席の気持ちもひとつにまとまった。とても幸せな世界だった。
仙台に来た5歳の私(当時1974年)と、すでにその十倍以上を経てしまった今の自分が同時にここにあって、まだShoyanが歌っていてくれる奇跡をあたたかい気持ちで受け止めた。エンディングの45のソロフレーズはまさに青春のキラメキ、客席の拍手の圧が大きくて、手を上に掲げて拍手をしている人が多数だった。それが真実です。

・やっと持ち替えたLLでの『22才の別れ』。
やはり客席女性陣などから声が出る。みんなこの歌から始まっているでしょう。すっかり馴染んだ声で滑らかな22才の別れ、岩井さんの12弦にShoyanのソロが流れていく。これでもか!と言うほどの締めのハモニクス一音で客席は大集中の大盛況でした。

ずっと涙も鼻水も乾かない七氏でありました((泣)

・『月が射す夜』
仙台の夜にはあと少しで満月ブルームーンになる月が出ていた。青葉の陰からの月だった。
準氏のエレピが畳み掛けるように水っぽい。今夜のこの曲は水面に映る月のようで、勢いだけではない豊かな音があった。ハンサムで伊達な感じがさっきまで聴いていた『星空』や『海岸通』と同じ”風”の曲なのか!?と改めて慄く。風とはつくづく”惑い”のユニットだなと。

照明は点滅して眩しいほどだったが、Shoyanが時折、風初期の頃のアゴヒゲの無いニカッとした頃の声に聴こえてここでも時の不思議を感じた。時のイリュージョンかな。

・客席大声援のそのままに『通り雨』に続く。どんどんドンツクと続く。Shoyanの入れ込みヴォーカルは最高!音程も安定の語尾の投げ方もナチュラルでドラマチック!準氏のハモンドがまたそれを支えて、♪思い出すなら〜、などちゃんと部分目掛けてガツンとPlayを食い込ませてくる。プロフェッショナルが放つ大波が快感なのである。

丸山氏は脇役に徹していたような感じだけど、とにかくここでもドラムスは前に前に来てしまっていたような感じ。西海氏か岩井さんのエレキが聞き覚えの無いオリジナルなフレーズを差し込んだような気もする。

・『海風』のTTのうねるハモニクスに客席全員ユラユラ揺らめかされ昇天。Shoyanの今回のブラックコーデシャツは両袖がシースルーっぽく網網になっていて、鎖帷子のような仮面の忍者赤影シャツ♪ 終始お召になっていてメッチャかっこよでした(惚)。

ロックだぜ・とメモってある『海風』の中で丸山氏のチェロがナマナマしい。生の音って強い。今日の海風はいつもと違う。ギグっぽいというか、初めてだからかな?新鮮で、それでいて老獪で、準氏のめくるめく本物ハモンドは両足浮かして全身を使って鳴らす渾身の音がしていた。こういう音を従えて堂々の主KING・Shoyan最高にFULLだった☆
聴いている者たちは幸せの極みでありましたよ(涙)。

でももう海風?とうっすら不安になった。

と思ったらまさかの

・『お前だけが』をシレッとShoyanが歌い始めてまさかまさかと書き殴ってある。エレキがカッコエエエエエ!!!!ので問答無用のヴォーカルに自失の私であった。

そうか、そうだよねって。
ここで歌うよねって。
法則きちゃったな。
と、ほんの0.何秒落ち込んだのだが(笑)、ナゼかその柔らかく自然に落ち着いた歌い様も不思議と悔しくなくて、
これは全てになのだ、すべてのためのOnly One ALLなのだと何故か伝わってきた。それは負け惜しみではなく、今目の前のShoyan・伊勢正三氏の自分自身を唯一無二だと自覚されているその境地が伝わってきたということ。本当にそう思いました。
準氏のピアノが肯定感バリバリで心強かった。

Shoyanの音楽と自分が同化出来てるんだと思ってむしろ嬉しかった。
歌ってくれてヨカッタと心の底から想えた(涙)。


〜アンコール

・客席から「ガンバレー」の声掛け『ささやかなこの人生』。客席からのワーーーという大声援に風ファミリーの団結を見る。ちょっと傍観。この歌一曲分の想い出を遠く思い出す。ステージに立つShoyanの上を見れば舞台の幕の刺繍に『七十七銀行』の文字があって嬉しかった。

・『君と歩いた青春』歌い始めれば曲中でも客席から自然な拍手が湧く。音程が確かなので発声が伸びなくても自然でアリで気持ちよく進行する。いい感じではないですかShoyan、と思って安堵の涙。

ここのD45の細かいニュアンスをもっと聴きたかったけれどドラムの大きな音で全く聴こえなかった(苦笑)。あの最近の悪魔的22才の別れで確かめたかった最新のニュアンス、またどこかで確かめたい。

ラストの発声も無理に伸ばさず、またそれがヨカッタ。客席の大喜びが渦を巻く。沢山声がかかる。Shoyanも無理なき充実と完全燃焼。傍観の私だって胸が熱くなる。これは9月の大阪もいい感じでいけるのではないでしょうか。


〜再アンコール

客席からの『置手紙』の催促に快く乗るShoyanの寛大さとハニカミさが素敵です。

でもこのあと用意してあった曲は期待のド真ん中で本当に嬉しかったし心の底から泣けた。

・『そんな暮らしの中で』はずっと聴きたかった歌だった。ここで来たかとじんわりと嬉しく浸る。Shoyanの声はここにきて湯気が出るほどにあたたかく会場を包んでいた。声の質量をまざまざと感じたひとときでした。準氏のモニョモニョとしたサウンド然り、♪新聞の日付が〜に的確に絡んでくる丸山氏の芳醇なチェロ然り、余韻とか余裕とかオトナになった風の音がしました。ドラムも控えめでいい感じだった。こんな終幕最高だ(涙。

終わってつむじが見えるほどの深いお辞儀をされていたShoyanの、偽りなき初心と信頼感がハッキリと届いて客席は幸せの塊だったと思う。伊勢正三(風)ファンは幸せ者だと思う。こんなに濃くて永い音を届け続けてくれるアーティスト他にいない。尊いってこういうことだと(涙)。

色々吹っ切れてあっという間の終幕でした。

・・・


◎あとがき的

間のMCで風の頃のレコーディングの頻度や方向性の話をされていたと思うが、
「なんでも好きなことを自由にやろうとしていくと、どんどん音楽が好きになっていった」
というようなことを仰っていたのが素敵だった。

そう、伊勢正三氏は音楽(歌)のことが大好きで、音楽こそがご自身そのものだって、自覚されてることが伝わってきて嬉しかった。

だって、Shoyanの歌を聴く私たちは、その度にShoyanご自身そのものと隔てなく対峙できているということなのですから・・・歌を聴くとき歌う時、共に在る私たちなのですよ。

だがしかし一方で、もう新しいShoyanにはほぼほぼ逢えないんだなって、ソロ曲を排除した現実を受け入れた感もあります。でもそれは自然の流れで無理がなく、当然のことだから私は納得しているのです。未だかつてないほどのやさしい目になったかもしれない。

新聞の日付がスクラップブックの1ページで永遠なように。
そんな機微も素直な感想です。

・・・

 ”風”でいることが今一番楽(手抜きという意味ではない)で、やりやすくて(安易という意味ではない)、思い入れが深い(逃避という意味ではない)、のだろうなと感じたから、私もそれに追随しようと自然に思えた。
実を言えば、昨年の鎌倉のソロの"最高"はそれを予感させていたとも思う。
あれはあれで終焉だったのだと。
最高潮の絶頂で一旦時を止めることにしたんだなと。
それが伊勢正三の今の真実なのだなと。
 
これまでのような偏西風や貿易風ではなく、つむじ風のようにその場で巡るスタイルもいいのかもしれない。(むしろpower要るかも!?)
私が前述しかけた『”テレポーテーションがワカラナイ”元来のワールド』にやはり戻られたのだと感じたのは事実です。それは地方のホールの客席の反応をみれば実感するナチュラルです。
それでいいんです。
私は、自分がShoyanのファンになりたての頃の、あの距離感にまた戻ったのだと認識すればいいのかもしれない。それは後ろ向きなことではなくて、自然な心の回帰です。ただ今まで虚勢?を張って「自分は伊勢正三ファンです」なんて頑張ってきたことを静かに置けばいい・ということで、両手いっぱいの荷物を置けば自由になるんだと、仙台の強い風に導かれた気がしています。だからこれからはむしろ余計に言いたい放題書いていくと思います(笑)。
(やさしい目で言いたい放題ってコワいでしょ)
( ̄▽ ̄)ノシ

私の受け持ちは風ではなくて、どちらかというと雨なので!?伊勢ファン多様性の一端であることには違いないハズ・・・だ?

ひとまずの、これからのShoyanのスタンスを自分の目や耳で直に受け止めることが出来てよかった仙台行きでした。こういう転換点を人づてに聞いたのではこんなことは書けない。傷みも歓びも自分の肌で感じられて幸せでした。

今年いっぱいはこのスタイル続けられるとのことで、その意欲に尊敬の念でいっぱいです。
音楽を愛しているShoyan、その音はこの2026年もFULLなのだ!と判って嬉しかったです。どうぞ万全でこれからのステージ開催されることお祈りしています。

これからもShoyanとのガンバリ勝負だっ!☆
負けないぞっ

(何の意気込みなんだ七氏?謎の幕開けでした(笑))




※そうそう、軽井沢のステージがこれからももしあるのならば、その時はあのホールでしか出来ないこと、少しは野分の風に変化してみて欲しいと密かに願っている。(開催されないのなら、それはそうだということでしようがないけれども ^^; ないかな〜ないよな〜・・・)

と、その前に川口・岐阜だ!その頃や如何に・・・
今回は浮ついて人事不省で取り乱していたので、聴き逃していること沢山あると思います。もっとじっくりちゃんと聴けるように、心落ち着けて臨みたいと思います。
キリがないですね♪


 
※今回、全文一気に掲載してしまいました。長文ご容赦ください。
☆2022年9月10日(土)
軽井沢大賀ホール 16:30開場 17:00開演
伊勢正三LIVE~ほんの短い夏~

2019年を最後にコロナ禍で3年の空白をもっての大賀ホール、なんという愛おしい空間が戻ってきたのかと、真っ新な期待で参加したコンサートでした。このコンサートが無くなったのが一番堪えたし、悲しかった。無事に開催されて本当に良かったです。

当日、最近いつものように一人で山越え運転をして現地へ。軽井沢は何も変わらないように見えた。懐かしい顔久しぶりの顔、様々な旧知に逢えて嬉しかった。開場して中に入るとなかなかの混雑ぶりで、やはりすぐに席についてしまい、緊張で独りでじっとしていました。

※以下メモ書きなのでうろ覚えご容赦下さい
&同じことを何度も繰り返してます(汗)

・・・

☆曲目

1.夏この頃
2.時の流れ
3.暦の上では
4.あの唄はもう唄わないのですか
5.君はベージュ
6.雨の物語
7.海岸通
8.湘南夏
9.夏純情
10.風の日の少年
11.秋の葉の栞
12.ほんの短い夏
13.冬の恋
14.22才の別れ
15.涙憶
16.なごり雪
17.イノセント・ノベル
18.月が射す夜
19.君と歩いた青春
~アンコール
20.男は明日はくためだけの靴を磨く
21.ささやかなこの人生
22.海風
23.俺たちの詩
~再アンコール
24.終りのない唄

☆開演

蝉の声?小鳥の声?のSEでバックに木漏れ日のような照明、客席が暗くなると、ステージにミュージシャンの方々が登場。細井さんのピアノでイントロダクションの中、いつもの木の扉からShoyan登場!レモンイエローとプラム色の模様のシャツがメッチャかっこいい!!白いパンツにスタッズのベルト、でも靴が見えない、まぁそれはいいでしょう♪ もう、開けた襟元に超萌えなのでした。

久しぶりの大賀ホール、周囲客席にまんべんなくの挨拶をしてくれて、いきなりのMartinDー28で明るく軽やかに『夏この頃』!!!
軽井沢のステージによく似合う、この懐かしい優しい歌から始まりました。

あ~~、これだよ、このキモチが穏やかだった日の気持ちだよ、、と、忘れそうだった安心感を取り戻せました。もう一曲目からShoyanのパフォーマンスが調子よさそうで、声も伸びるし安定してるし、ギターも100%の音が出ているし、まとまっているしで文句なしの幕開けでした。

※ちょっとマイクの音がモヤって聞こえるのは席のせいかな、ちょっと聴きとりづらい音量の時がありましたが気にせずトキメイておりました。

お、このイントロは・・・力強いストロークが始まって『時の流れ』!
ヴォーカルは一音一音の区切りをハッキリとって、口の開け方からメリハリ・発音にもとても気を遣われている感じがしました。ギターのチョーキングも100%きっちり、アドリブソロもたっぷりの量で良い~良い~~~~と大満足でありました。
実はこの歌にトラウマがありましたが(汗)、大払拭出来まして、Shoyanの歌の懐に再び両手放しで飛び込めました。

どんどん続く『暦の上では』。
わ、久しぶりに嬉しい♪なんか明るい気持ちになってきた。若々しく軽やかなShoyanと"春"の気持ちを共有出来て、自分の歳とか忘れました。大事なフレーズを上を向いて歌い放ってくれて感激。春名さんのサックスと呼応しあって左右にノリノリゆらゆらするShoyan本当に素敵でした。
トゥララっ♪のスキャットも可愛く、「うれしくて失神しそう^^」なんて珍しいことを書いてあります(笑)。

ギターをLLカスタムに持ち替えると『あの唄はもう唄わないのですか』。
お、声が前に出てきた。聴きやすい。しかもすごくしっかりしていていい調子、万全!この歌を毎回歌われるのは客席の要望・ウケもあるだろうけど、Shoyanご自身が歌いやすいのかな?とも思った。あとに続く"いつもの歌たち"もそう思えば納得。Shoyanご本人が気持ちよく歌える演れる歌なのなら、もうそれでいいのかな・と思った。

岩井さんのエレキが泣くので泣かされる(涙)。Shoyanのダウンストロークが70年代のある日の雨模様みたいだった・・・

うーん、こんなカッコイイ70歳、他におるやろか・・と、トキメクこころが燃え始めました(*'▽')☆こういうShoyanに逢えて心底嬉しくて泣けてきた。

さてここで「改めましてイセショーゾーです」
とご挨拶&トーク。

良くなかった天気の話と気象庁の梅雨明け宣言の曖昧さをお話しされていました。
バックの春名さんは前日から軽井沢入りされていて、岩井さんと細井さんは当日日帰りで参加とのこと。以前は前日に来ていたけれど、会食も宴会もやめようということでそういうのはナシだと。前回は「あの時飲み過ぎちゃって・・・反省してます(汗」なんて、3年も前のことをおっしゃっていてクスっとしました。

「実は、僕はリハとか早いから昨日来たんです。独りで来て軽井沢の駅を降りたらシグレていて・・・湿気も多くて雨で・・・」

と、タクシー乗車待ちのお話を。
東京駅は混雑ですごい密で、でも新幹線で軽井沢駅に着いても誰にも会わない・ホテルに着いても一歩も外に出てません。が、そのホテルまで観光地で雨でタクシーを、となると軽井沢の駅で一時間半も待つことになり、けれどその時間は今手掛けている歌の歌詞を考えよう・とか、いい経験をさせてもらったと思っているとのこと。昔はこんなに長時間並べなかった、現に前に並んでいる男性二人組、後ろの十代二十代の若い女性二人組の不満タラタラの会話が聞こえてきていましたが、自分は悟ったのかな?など悟りの話をされていました。
※ここで『雨のTAXI』がチョット気になる

「みんなよく来てくれました」
「思い残すことないくらいやって帰りたいと思います」
と、思い入れの深さをうかがわせてくれるお言葉がありました。

と、次なる歌は・・・

『君はベージュ』!!!
あ~・・もう何をか言うまい、この一曲で報われる・・と、無心放心で聴き惚けておりました。夢にまで見た軽井沢のステージ、あぁ戻ってきた・・Shoyanと私たち。そう想える甘酸っぱいパフォーマンスでありました。高い音はサクッと手放し、各音もしっかり捉えてほんに、何かが薫るような素晴らしいステージでした。♪君はベージュのようだね・・・の箇所でピックを持った片手を宙に指し示して、気持ち込めて歌ってくれました。慰められて本当に嬉しかった(涙。

サングラス越しに目を閉じて歌う表情が見えた気がして、歌の世界を一緒に体験出来ている感覚がありました。本望です(涙)。

ここで椅子に座ると毎度のピチカートの導入で『雨の物語』。
"毎度"なんて思っていましたがなんと、イントロのShoyanのギターがめっちゃ良く、前かがみになってクチをフフン♪とちょっとはにかみつつ歌う甘い雰囲気がたまりません。春名さんのSaxを確かめながら左右を向いたりして手応えを感じているみたい?間奏のソロも完璧、120%のキラメキの音が出ていました。一か所だけ音がはずれたのだけど、弾き終わってカポをこつんと小突いていました。どうやらカポが緩かったのか、取り付け場所が甘かったのかな?カポタストに喝を入れる、なにやら面白い仕草でした♪

MCでは「こちらに来て一歩も外に出ていませんが、軽井沢久しぶりに来ました。軽井沢で海の歌、だけど・・・」

と、『海岸通』。
。ちょっとしたどよめきと大きな拍手。イントロは可愛く、けれどここでもカンペキで、ヴォーカルも滞りなくのびのびと、時々上に伸びあがってこなれたステージでした。すごい安定感♪

だがしかしこの歌の演奏前に持ち替えたMartinD-28のチューニングが、歌い出す前にどうも合わずにスタッフまで出てくるも結局チューナーを外してしまいました。電池がなくなったのかな??(適当な想像(笑))

次は4CapoをつけたLLカスタムに持ち替え『湘南 夏』。
うーん、、そうか、今年は鎌倉イヤーだからな!とか思う。この歌Shoyanご自身がメチャメチャ気に入ってるってことですよね。(THE伊勢正三には2曲も入っている)
♪ただ~それだけのこと・・・でニヤ~っと満面の笑み。Shoyanのご気分がよさそうなので聴いている方もマスクの下で口角が上がったのでありました。

歌い終わって、
「ハイ、『ショーヤン夏』という歌を歌ってみました」
と、聴こえちゃったんだけど、そんなこと本当におっしゃっただろうか?なんとなく、客席も一同(笑)という感じだった気もする。そんな面白いこと言ったとしたらメチャ楽しく心軽くなります。

「これはかぐや姫の頃の歌で、再結成の頃、、、、、なんというアルバムだったっけ?」と、思い出しあぐねつつ「Today(かぐや姫・今日)だ!」とわかると
「やばいよね、あれもこれも、、(汗)昨夜何食べたっけ?とか(笑)」

と、記憶力のことからお弁当のトークに(笑)。

新幹線でも崎陽軒のお弁当、
リハーサルでも崎陽軒、
東京駅と横浜の駅(新横浜?)では売っている弁当の容器の材質が違うとのことで、横浜は木のこだわり容器でご飯が冷めても美味しくて、東京駅はプラごみに捨てなきゃいけないヤツ、とおっしゃっていました。お寿司屋さんの笹や竹の皮の抗菌作用の話、その後も崎陽軒トークがさく裂し、ギターの西海氏のこだわり食事法や、崎陽軒社長さん曰くの正しい食べ方の説明など、かなり長時間を割いて崎陽軒のお弁当のことを熱弁されていました。崎陽軒のシウマイ大好き人間の私としてはちょっとお腹がすくトークでした。
(崎陽軒はミニ抹茶月餅もオススメだと横浜の妹が申しておりました(^^))

さて、「やはり古い歌の方が拍手が大きいな・・・」と、おっしゃりつつ「まだまだやってるというアピールもしないと、、」とRe-bornから『夏純情』。

五月に渋谷で聴いた時は夏を"迎え"る純情。今日は夏を送る純情。この夏も暑すぎた・・・もう純粋な気持ちは薄れゆく年頃で、自分にはこのあといくつの夏が残されているのかと思ったりもする。でも伸びやかな声と、高音を上手にいなして歌う今のShoyanのお姿に「前進あるのみ!」と勇気づけられたような気がしてスーッとミント香るような気持ちになれた。
※今回はステージの構造上、『俺たちの詩』も含め後ろのイメージ画像&字幕はナシでした。やっぱりその方がよかった気がします(個人の感想)。
演奏途中、岩井さんのマイクが不調だったのか、スタッフさんがシールドを取り換えにきていました。

歌い終わってちょっとほよーんとした感じのShoyan、次はとても可愛い楽器が出てきた!久々のウクレレベース♪今回はこれで『風の日の少年』!やった、嬉しい。最近、ギターやベースなど大規模に処分されたご様子だったので、もうRe-bornのベース曲はやってくれることは永久にないのか・・・と絶望していた(大袈裟な(笑))ので、ほんっとにほんっとに嬉しかった。

歌い出すまでに、譜面台の歌詞の紙が行方不明になってペラペラめくりながら「見なきゃ歌えないとは・・・」と汗汗。試し弾きしながら指が滑らないなぁと左手で小鼻をちょっと押さえて油分補充していたしぐさに親近感を覚えたり(Shoyanもやるんだ、と感動(笑))、「本来のベース(Jazzベースかな)は重くて肩が凝るし、ネック長くてこーんなで・・・」と手をのばーしてジェスチャーしているShoyanがお茶目でした。

ここで少し指慣らしでウクレレベースをフリーでひとしきり弾いてくれたのだけど、この短い指使いだけでもメッチャかっこよかったです。(興奮)

歌い始めれば肩を上げてウクレレベースの小さなボディを抱えてキュンとしたシルエット。まるで子犬を抱くようにご自身の心も抱えて、優しく颯爽とした歌に感無量でした。あの間奏のベースラインがまた聴ける日が来るなんて、涙出そうでした。

客席からものすごく大きな拍手。
「なんか嬉しいな♪今日一番拍手が多い気がします」
「それでは調子に乗って☆」なんてゴキゲンなShoyan。
「今日は夏を送る会、その歌はもう少しあとでやりますからね(笑)」
「で、ホテルの窓から外を見ていると、ハラハラ・・ハラハラ~って葉っぱが落ちて、そういうのイイナァって・・・」

と『秋の葉の栞』。
わー、もう二度と聴けないと思ってた(T_T)。
あの可愛いウクレレベースでちゃんとShoyanご本人が弾いてくれている、そして歌声は優しくホンワリとあたたかい。ずっとずっと聴きたかった、嬉しくて夢のようでした。バックの照明も木漏れ日のような模様になり、木の壁面にあたる照明がオレンジ色に光って切なくて、その真ん中で機嫌よくニコニコのShoyanが佇む姿は神々しかったです。

ベースも確実に押さえて、ところどころヴォーカルも強弱をつけて、♪葉鶏頭~!に夏の名残りを込めまくって歌ってくれた気がした。伸ばすところもたっぷり、♪気持ちだったの~、の語尾の下がり様は切なさの濃縮で、、、ちょっとだけ歌詞のあやういところもあった気もしますが気にならず、ほんっとに今ここでこの歌を聴けるシアワセを想うのでありました。

歌い終わって肩で息をしていたShoyan、やり切った感が満ちていました。

さて、いよいよの『ほんの短い夏』。
都会の中のワンシーンであるこの歌ですが、地下鉄のない軽井沢などにもとてもよく合うと思っています。人が沢山行き交う場所で、新幹線なら東京まで一時間余、そんな都会的な賑やかさの中で、自分たちだけの世界に生きたい恋人たちのことを思いました。

間奏のひそやかなアコギのフレーズが素敵です。囁き歌いで無理なくとてもいいです。2番の歌詞からは上を見上げて一生懸命のShoyan、歯がキラキラ光って爽やかで、"夏抱きしめてる感"に溢れていました。

続けて「一気に冬に行きたいと思います・・・」と『冬の恋』。
イントロの初音でキーが合っていないことがわかりやり直すも、すごくまとまって今日一番良いパフォーマンスなのでは?と思うほどゾクっとしました。Shoyanの握るピックが柔らかそうに見えて、、でもそのピックのアルペジオがたゆみなく力みもなく、本当にShoyanの凄いキャリアがわかる滑らかなアルペジオで感激しました。
サビの部分から徐々に照明ライトが明るくなり盛り上がり、これで夏を送れたなぁと思う。Shoyanご本人も腰を当ててご満悦☆でした。

「思えば66歳でこの冬の恋を作ったわけですが、3度目の22才の別れ、ですね(^^ゞ」

などとおっしゃりながら、作詞家の阿久悠氏のお言葉を引用して"街鳴り"するようなヒット曲がない今のご時世の話や、カセットテープやレコードを利用する若い人たちが増えてること(倍音のことも)など。

「後々評価されるような歌を、タクシーの乗車を待ちながら♪これからも曲を作っていきたい」というようなことをおっしゃっていました。

そのお言葉に続き『22才の別れ』。
イントロからエンディングまでShoyanのソロフレーズが冴えわたっていて、万全の22才の別れでした。(岩井さんは12弦ギターを弾いていたかな??)もう不動の王道の堂々たるステージで、昔からのファンの人たちは幸せだろうな、報われただろうなと、安らかな気持ちでおりました。

次の歌に入る前、ここでもイントロのならしでギターの倍音を出しまくりの放出しまくりで、大賀ホールに色んなバイブレーションが満ちてきた。キモチイイー☆と盛り上がりながらの『涙憶』。

原曲通りのイントロの指アルペジオとピックでのダウンストロークと織り交ぜながら粛々の涙憶でしたが、無理なく伸びやかで確固たるボーカルに得心でした。

例によってここでお着換えタイム、、、なのですが、私の席からは斜め後ろの出入り扉の奥までまっすぐ見える位置だったので、バックヤードに消えてゆくShoyanのうしろ姿がずっと見えていました。名残り惜しく目を凝らしていたら、、開けられたドアに消える瞬間、歩きながらすでに胸元のボタンに手をかけ、シャツの前を外して脱いでゆく仕草が見えて凄くドキっとしたのでありました。シャツを脱ぎかけるShoyan見ちゃった・・・と(赤面)独りで悶絶しておりました。
(意識しすぎ自分(笑))

長い間奏の間もその光景が脳内で繰り返され、人事不省になっているところ、いつもより短い時間で再登場。次はどんな衣装?と思っていましたが、ピンク寄りの赤とブルーの太いボーダーTシャツで、なんだかカジュアルなShoyanで意外でした。「ギャップすぐる!」と私は違う悶絶をしていたのでありました(笑)。でも、まとめのソロのギターがめちゃ渋くてカッコよく、素敵でありました。

そのままに『なごり雪』。
そんなカジュアルさだからだろうか、若々しく青春のなごり雪。慣れた曲ならば尚更に表情に余裕があって、岩井さんのマンドリンのような繊細なエレキのフレーズと相まってノスタルジックなステージでした。歌い終わって両口角を上げて、やはりのご満悦表情でした。

なんとなく、もうコンサートも終盤??なんてサミシク思いつつ、待っていると『イノセント・ノベル』ではありませんか!!!Re-born曲が多くて嬉しい!!

わー、イントロのストローク、フレットのスライド、全部よく見えてめちゃ感激。今回一応一桁席だったので、双眼鏡なくてもShoyanの手元がよく視えた。こんなに見えたの何年ぶりか、、、

ここでもShoyanの囁き歌いは正確万全なのだけど、このアップテンポのシャイニーな曲の時はもう少しボーカルの音声にインパクトが欲しいなと思ったりしました。間奏の細井さんが熱演でさらに盛り上がります☆後半から客席の手拍子が裏打ちになって興味深かった。

さて、いよいよのお月見ソング『月が射す夜』ですが、Shoyanは今日が十五夜だということは意識されていなかった模様で、中秋の名月についての言及はありませんでした(*´▽`)ソレモマタヨシ。

テケテケがフレットを上下して演奏が始まると、とてもまとまりのあるノリノリのステージで自分の気分も最高潮でありました。ほんにね、、、猛暑酷暑の今年の夏。毎年乗り越えるのが辛くなってきた。けれどこの歌があるから、夏がゆくときにこの歌を聴きたい・歌いたい・がために、暑過ぎる夏を詩的に過ごせるのです。

Shoyan、今年はここでこの歌を聴くことが出来て本当に幸せですよ、と心の中で深く感謝。

しかし、Shoyanのお声のボリュームがここでもすこし小さめに思え、モワモワして歌詞がよく聴こえない。そういう場面が今までにもあったので、これは大賀ホールのCエリアの特性なのかな?自分たちは歌詞を知っているので脳内補正出来ているからいいかな・・とも思う。Shoyan御本人の入れ込み具合、誠実さがバリバリ伝わってくるので感激が深い。ギターもギター全部のすべての音を出そうという姿勢や仕草に熱いものを感じる今日のステージでした。

「この歳まで歌ってこられてキセキなのですが、このコンサートも2年出来なくて、、、でも今日みんなに会えて本当に嬉しかったです、いつも支えてくれるみなさんに、、心からありがとうございます!」と、Shoyanからの真心こもったお言葉に、客席から大拍手が沸いたのでした。

次の曲が何かわかっちゃったけど、、、ここでグッと泣きそうになる。今日この時はキセキなんだなって。Shoyanがギターを弾いて歌って、私たちは大賀ホールの椅子に座って、同じ空間で同じ音を聴いて楽しむ、それは奇跡なのだと痛感した。感動のステージでした。

そして万感の『君と歩いた青春』。
イントロのみギターを弾くとあとはスタンドのマイクを引き寄せて歌う。とっても好いヨShoyan、とメモにハートマークが書いてある。不思議と今日はこの歌が一番軽井沢にマッチしているような気がした。今は新幹線ですぐとはいえ、一昔前は十分に"故郷(くに)"だった。ここへきて都会と地方のキョリにも変化が起きてきている。ネットで買い物ができるし、リモートで仕事も出来るし、交通機関も便利になり、リゾートも僻地も近くなった。この歌が経てきた距離、そんなことを想いながら聴いた。

バックの照明が真っ赤な夕焼雲のようになり、ホールの自然素材の造りに映えて美しい。天井のアクリル装飾を見上げると、ペルシャ絨毯の上で歌うShoyanの姿が映っていた。

万雷の拍手、何も言うことがないほど、客席とステージ上の一体感があった。コロナ禍で分断されたものがまたひとつになれたなって思ったのでした。

~アンコール

Shoyanを待つ拍手の渦の中で、大賀ホールって客席の拍手も良く響くんだなって感激していました。ほんに良いホールだなぁ。

みんなで再登場して、岩井さんの♪ワン・トゥー!で始まったのは『男は明日はくためだけの靴を磨く』!なんとーー!嬉しい~!この歌、自分のある意味でのテーマ曲なのでメッチャ感激しました。ここでこれ!!堪らんっ、Shoyanにヤラレターと思ったのでした。

途中やはりギターを弾かずにピックを持った手でジェスチャーしながら熱唱でマイクを抱えたり、自ら手でクラップしたり、時に♪やさしい女がどこかにいたような気がする・・・などは含みを持たせて、なんとも表情豊かなステージでした。もう、昇天しましたワタシは・・・(抜ける魂)。

そしてその熱気のまま『ささやかなこの人生』。
一同起立っ。そして手拍子、この手拍子が凄かった。合いの手のパン、パパパン♪が破裂しそうなくらいの大きな音で、客席すんごいチカラ入ってるなと嬉しくなりました。あんなに力のこもった合いの手拍手は聞いたことないと思いました。モチロン、当のShoyanも満たされた感でみんなが嬉しい一曲でした。

そして、おぉ、やっと登場だT’sT!
イントロに入る前の倍音シャワーマシマシ!!!いやすごい、やっぱり大賀ホールすごい、皮膚に沁み込むほどの倍々倍音になっていました。

ここでニヤッと歯が見えるような笑顔でイントロが始まると、Shoyanの髪の毛がポヤっと立ってきて色んなものが立ち昇って来た。高いフレットのストロークがサクサク小気味良くて気持ち良くなり、たまらぬ心地でした。

※曲の合間に必死にメモをとる私、どこからか視線を感じる。「このオバサンなにやっとるねん」と訝しむ人がいたかもしれません。スミマセン(汗)。

そしてShoyanは水をひとくち飲むとJ-50を抱えて『俺たちの詩』。
渾身のイントロ、GibsonJ-50の凄い音がする。これもまた今までで一番いい厚い音に聴こえる。Re-born以降一度あった2019年の軽井沢でこの曲は歌われただろうか?とにかく私が行けたライブの回数は多くないが、今まで聴いた中で一番濃くて胸が鷲掴みにされるパフォーマンスだったし、Shoyanが吐くナマの熱い気焔が見えて、歌の意味・言葉の指し示すものが本当に"リアル"だった。これこそがLIVEの醍醐味、ヴォーカルも150%の極太で最高でした。

以前よりより繊細になったソリッドな岩井さんのエレキギターが絡んでとても大きな歌になって、会場の隅の隅まで今現在のShoyanの想いがギュッと届いたと思います。心揺さぶられる素晴らしいステージでした。

歌い終わって、、汗か、やはり涙か、、Shoyanはサングラスをずらして目元を拭われていたように思います。激動のこの数年、歌う方も聴く方も辛いことやるせないこと沢山で、、、でもこの時、双方の堪えていたものが一気に溶けた気がします。再会の喜びの涙をお互いに拭いあえたような、キラキラとしたコンサートでありました。
今書いていて想い出して泣きそうです(涙)。

両手を挙げて、客席とエアハイタッチなShoyan。本当に素敵でした。

~終演の再アンコール

大団円の中、ミュージシャンみなさん舞台前に出て挨拶をして去ってゆくと、Shoyanひとりで戻ってきてくれました。

「また、どこかでお会い出来たらサイコウです」

と、D-28一本で『終りのない唄』。最後の最後まで嬉しい♪

・・・だがフト、べるが最終回のラストを思いだしてしまった。
あの時も似たような感覚だった。
最高の最高のラストは、それが最後だったなと。
今回、最初の方で「思い残すことないくらいやって帰りたいと思います」なんてお言葉もあった。

けれど、この歌の途中で
♪誰かがきいていてくれる限り~の箇所を
「♪みんながきいていてくれる限り~」と唄ってくれたので、客席一同キュンとしてしまいました。どこにいても、どこまでも、ついていきますShoyan、と強く想ったのでありました。

先のことは考えず(これからのことはワカラナイ)、「今」とそしてちょっとの「明日」くらいをささやかに想いながら、手元にある"小さな深さ"を大切にしていこうヨ、と言われたような気がします。


メモはもうここで終わっています。
Shoyanもまた扉の向こうに去って行かれました。

・・・
☆あとがき

終わってみると、今回は恋する二人というよりは男っぽくて、でも切ないラインナップだったように思います。人生訓を絡めての、様々な愛のバリエーションで甘さと苦さを噛みしめる深い一夜でした。

伊勢正三というひとりの"オトナ少年"のチャレンジ精神と悟りのようなもの、出発点と到達点、そしてまた新たな一歩、聴く者にも勇気を与えてくれるような寄り添いを感じるステージだったと思います。もちろんいつも大感動だけど、ここ数年で一番の、というか、感じたことのない種類の深い感動でした。やはりみんな、聴き手も歌い手もこの数年で深く傷ついたのだと思います。その傷の深さの分だけ癒しも大きかったのだと思います。Shoyanの歌そのものそのままの世界がそこにありました。また来年もあるといいなと静かに待ちます。

帰り道、山を越える頃には霧の合間に中秋の名月が光っていました。どこまでもついてきてくれる満月の光、伊勢正三の音楽はいつもそんな風に私の傍に在ってくれるのだと、余韻を噛みしめながら家路につきました。

久しぶりの軽井沢大賀ホール、ライブの感想でした。
長文最後までお読みいただき感謝です☆

おしまい


終演後、入り口の前にはナナカマドの樹があることに気付いた。
軽井沢駅にも何年かぶりに寄ってみた。

また少しづつでも日常が戻ってくるといいなと思いながら迎えた秋です☆

※写真&誌面の資料的引用お許し下さい。不都合ありましたらすぐに削除いたします
『THE 伊勢正三』の膨大な収録曲目を見てみれば、私がコメント出来そうなのは1993年渋谷公会堂と1994年渋谷公会堂、1996年の日清パワステくらいしかない。(ステラボールも行ったと思うが)。あ、べるががあった!しかも『青10』!

そのうちの1994年の渋谷公会堂のライブは7月22日・23日の2DAYSで、両日とも行ったようだった。チケットが二枚残っていた。当時の音楽雑誌に簡単なライブリポと曲目が少し載っていた↑。ナゼか全曲ではなく、肝心の『メガロポリスの錯覚』や『湘南 夏』『少しだけの荷物』が載っていない。この記事では曲数が少ないので抜けているのだと思う。

この時の私のスケッチブック日記には、歌ってくれて嬉しい曲!として『海辺のジャパニーズ・レストラン』『暦の上では』など書いてある。

「『さよならの到着便』の最高どこまでもイっちゃってるギターソロを明日も聴かせてくれるかな!?」とも書いてあるのだが、2日目に演奏されたかは不明。両日ともの曲目が同じなのか変えていたのか記録していませんです。残念。

そして、『少しだけの荷物』を、

「佐藤準氏と二人で熱唱してくれた、今世紀最大に良いボーカル!やっぱりスゴイ」

と記し、

「帰りに佐藤準氏の車に手を振ったら振り返してくれた、準ちゃんナイス!やさしいっ~」

と追記してある(^^;)。ブレない自分(笑)。

7月23日分では、

「今日はスゴイぞ、メガポリをマーチン※一本で超熱唱!!正やんサイコウ!サイコウ!!~~~やっぱり信じてついていくよ!!!!!」

と『メガロポリスの錯覚』の弾き語りのことを書いてある。

この時Shoyanは「フォーク歌手としての矜持をば・・・」みたいなことをおっしゃっていた様な気がする(うろ覚え)・・・。

この頃はちょっと中途半端な?客席からのリクエストコーナー的な時間帯があって、往年の名曲などの声が沢山かかっている中で、フェイントをかけたようにこの曲が始まった覚えがある。ここでは渋谷駅だけど、『俺たちの詩』はここからすでに始まっていたと今でも思っている。※果たしてMartinだったかは、今確証がありませんが(汗)

他には、ガットギターで『バルコニーの休日』が良かったとか、バイオリンの中西さんの"救急車""F1""彼女の電話"というネタ演奏が客席に大ウケで、そこでShoyanは「これはボクのコンサートですヨ?」って汗汗してた記憶が(笑)。トボトボとした正やんがカワイイとか書いてある。

記事にある『リカード』はイーディ・ゴーメの『The Gift! Recado Bossa Nova』を中西さんと正やん二人ともで演ったと思うのですが、どんなステージだったか詳細には残してありません。でもBossaで嬉しくて、その後レコード店に行って店員さんに調べてもらってジャズのCDを買った覚えがあります。



そして前述の『キッチン』の歌い終りの合鍵をそっと握りしめるしぐさ・・・。

この頃は手帳に曲目をメモっていなかったのかなぁ?それ以上のことが書いていない。なんともったいないことか!!!(^^;)

次に書こうと思う1996年12月の日清パワステライブは演奏曲目(セットリストとか言わない(笑))が残っているので、おいおい書いていこうと思います。

自分でも印象に残った『メガロポリスの錯覚』『キッチン』『少しだけの荷物』『さよならの到着便』を今回のアルバムに収録してくれて、今また聴けるなんて夢のようであります。Shoyanに感謝の気持ちでいっぱいです。もうすぐ聴けるのが本当に嬉しいし楽しみです。

このコンサートのすぐあとに武道館でのあのスーパーバンド『日本をすくえ’94』もあったのです。脂の乗った満ち満ちた正やんを想い出すに、今でも頬が紅潮しそうで、そんな気分で明日の発売を待ちまする。


※あ、そうそう、カメラマンの田村仁さんも発見(ホールの床に直座りして撮影していたかも)!とか、ホールのエントランスに奥さまや大きくなったお嬢さんがいた、とかも書いてありました(懐)。

※※何十年も前のほとんどうろ覚えの記憶で、ちゃんとした記録ではないので、間違いやおかしな点が多々あると思います。妄想に毛が生えた程度のものということでお読みいただけましたらと思います(汗)。
ふおっ!?

動画公開!(またグローバルVer.だが)

『ほんの短い夏』!

音程完璧っ!

マジか

マジなら凄い嬉しいが、、、?んー、、、本当のところワカンナイ?


まあ、こんな巨大釣り針を仕掛けられたら食いつくしかないっ(-ω☆)キラリ
かつしかに行って確かめたろかと思わせてくれるに充分であります!

そしてまた正直な感想を書けばいいわけで。
ちょっと行く気になってきた(笑)。


しかし、バックの音が随分痩せてきたなぁ〜
スカスカじゃないですか。
録音が悪いのかな。

私はShoyanがただそこにいればいい、と言うファンではありません。
音楽家、アーチストである伊勢正三に憧れてきたのです。
やはり、カッコいいステージに乗っかって輝いていて欲しいのであります。

いつまでも『期待』を大事にしたいのです。

さて、ちょっとテンション動き出したかな〜

もう一回観てから寝よう(笑)☆

プロフィール

HN:
No Name 七氏−1.0
Webサイト:
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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