Nanashiのものろーぐ
こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。
伊勢正三プレミアムライブ2025
~ささやかなこの人生~
新潟県民会館
2025年6月21日(土)
1.海風
※抜けている曲・事項あるかもしれません、お許しください。
・・・
~まえがき
さて、新潟県と言えば上越や魚沼湯沢・長岡しか行ったことがなく、新潟市まで行ったのは初めてでした。風に湿度がもったりと含まれて、如実に海が近いことを感じました。カラリとした山の中に住んでいる自分は海辺の空気には敏感になります。なので、Shoyanの歌の海を感じるためには一層のフォローになって嬉しい場所でした(蒸し暑くて滝のような汗をかきましたが(笑))。冬にはこれが全部豪雪になるのだなと実感できました。
途中、運転しながら見えた日本海はお天気が良いので真っ青で眩しく、先日の大分の海には歓迎されなかった気持ちを上書きしてくれました。
休憩を入れたりガソリン給油したりで現地について車を停めたのは出発から6時間後!会場の席に着いた時には本当に感慨深いものがありました。
孔雀の刺繍がしてある緞帳に古い書体で
セドリック】
~開演
青いライトをバックにShoyanの細いシルエットが浮かび上がる。思えばDVDの昨年の映像よりシュッとした感が・・・ステージ前のモニターに片足をかけて軽やかに♪海風が始まった。
Shoyanは調子良さそうですでに安堵。
メンバー紹介の各演奏時に丸山氏がチェロということもあってサン・サーンスの『白鳥』の一節をお弾きになった。チェロ曲ということもあるけれど、これはきっと白鳥飛来地としての新潟に・と言うことなんだなと思ってグッと来た。なんて粋なPlayなんだ!これには本当に感動しました。それに追随して細井さんも同じフレーズをお弾きになっていました(^^)。
続けて安定の『星空』。
「荒海や佐渡によこたふ天の河」
の碑があって、新潟は海と星空の国だなぁって想っていた。このあとに続く『青い夏』までとても臨場感があって、例えば都会の喧騒のど真ん中渋谷で聴くのとは180度違う、歌の中に自分がいるような気持ちで聴けた。Shoyanがお作りになってきた歌はほんとに、日本の歌!なんだなって再認識した。
Shoyanの低い声に星空まで低く見えるよう。
MCでは新潟市に来るのは4年ぶりだと言うことや、初夏の一日を一緒に過ごしましょう、と客席に寄り添いの言葉が多くて嬉しかった。
その『青い夏』。
・・・何故かこの時フト、この歌が出来上がった頃のことを想い出して、「自分はこの歌が生まれたときからこの歌を知ってるんじゃん」と気付いて、優しく懐かしく想えました(涙)。
Shoyanはいつもこの歌でどこかに行ってしまわれる(いい意味で)。今日も合間のギターのソロフレーズが凄く良い。聴く者のど真ん中をグサーっと貫通するような、中身の詰まった好い音がしていました。いい歌ですホントに(涙)。
そして6月の歌2曲目の『JUN』。
いよいよのJUN!
ノリノリの細井さん、立ち上がって熱演の春名さんのSax、Shoyanはギブソンを刻んだり爪弾いたり、緑の葉の上で弾け踊る雨粒たちのような見事なグルーヴ感のオトナのステージでした。こんな素晴らしいサウンドを体験できて本当に幸せに思います。
Shoyan最高です☆アリガト♪
続いて風の後半曲と紹介しつつの『夜汽車は南へ』。
この歌をずっと好きで、ずっとLIVEで聴きたくて、今こんなに続けて聴くことが出来て心の底から感激しています。しかも準ちゃん御本人がいて素晴らしいバンドサウンドで!!!
Shoyanご自身が今とても大切に想って歌っていらっしゃることが伝わってくる。それが本当に嬉しいのだ。
例えばヒット曲、感動の名曲多々多々あるけれど、こういった曲を創ってこられたことが本当に偉大だと思うのです。こんなにさり気なく深いラブソングを創れる人、他にいないんと思うんだ(涙)。そういう意味でもこの歌はとても大切な歌であります。(敬礼っ)
列車のテールランプのお話しをされていた。
Shoyanはマイクに対して真っ直ぐ、そして上を向いて空から何かを掴む感じで歌われる。凄くイイ。
♪遠ざかるほど〜で高いコーラスに低い下の音のShoyanの声が重なって、時の厚みみたいなものも感じられた。
「またいつか君に出逢うだろう」
「そうですね」
って想って涙が出ました。
ラストここでも細井さんと準氏のエレピがユニゾンになっていて、伸びる2本のレールのようだった。客席からは何か、、嬉しい感じの拍手が湧いて温かい空気に包まれたステージでした。
続いて緊張感がふっと掠める『冬京』。
ピックを咥えて爪でソロを弾きだすとどこかいつもと違うニュアンスの冬京が始まった。
いつもより少し、いやかなり?SLOWに思えるテンポでメルティーな演奏が凄くイイ!このテンポいいじゃん、良いヨ、こういう冬京聴きたかった。
間奏のソロもザクッと斬りつけるような鋭さあり、13フレットが大活躍した延々のソロもどこか照れ隠しの言い訳のような?愛おしき想いが伝わってくる。なんとなく、ここでもど真ん中のShoyanの眼差しを熱く感じられる音が届いていた。
「来て良かった、、、本当に来てよかった」とメモに繰り返し書いてある。
ソロフレーズで身体が動きそうになったのは初めてか・・・客席からも熱くて大きな拍手が湧いていました。ココ最近でも頭一つ抜けて特殊的にグッと来た冬京だった。今想い出しても泣きそうです。
次に持ち替えたLLカスタムでも、試し弾きに一節爪弾くとまたトロッとした音が出て、かなりエフェクトかかっているのかな、という感じが色っぽい『22才の別れ』。すでに拍手が湧く。
バックでずっとたゆみなく仕事をしている岩井さんの12弦が貫禄のバックボーンになっている。そこにShoyanがメチャ正確な音を捕まえてきて万全のソロフレーズを乗せる。
歌も確かで整然と責任感のある堂々の22才の別れだった。メッチャ深いところから湧く客席の拍手。私も今この歌が大好きです。レコードで聴くより絶対に今のステージで聴くほうがより何万倍もいいと思う。ヒットした名曲を更に何十年もかけて何倍もの深さ大きさに育てられたShoyan凄い、と心の底から感動しているのでした。
最新のDVDの告知をして最新の『テレポーテーション』!
”ふたつでひとつ”のピースサイン、そしてなんだか可愛いヴォーカル♪この歌の歌詞に合わせた身振り手振りがいつも興味深く、今回は♪くぐり抜けてみせるぅ〜がポイントでした☆
今日はブルーとグレーの花柄?っぽいジャケットシャツ?に白いパンツとスニーカーだったのですが、とってもお似合いで、しかもこの曲に合っていた。めっちゃカッコヨでした☆
椅子に座られてステージ上に丸山さんだけ残る。
D45チューニング少し。
去年の軽井沢から続いてきた中でも特に今日のギターは非常にしっとりとした余裕を感じられて没入感凄かった。
歌い終わってShoyanの髪の毛がポやってきた。いよいよキてるな、と思う。優しいハモニクスで締めくくると丸山さんの紹介を挟んで『あいつ』。
信越地方ではこの歌が光りますね。
今日はマイクがShoyanの声をよく拾って、くちびるの開き閉じまでわかるほどでした。Shoyan御本人も上に伸び上がって一生懸命に発声されているのが伝わってきて、非常に感動的なステージでした。Shoyanの佇まいもチェロの音も透明感溢れて美しかったです。
LLに持ち替えて「最近、このコーナー評判よくて♪」と、ご本人丸山さんお双方とも手応えのご様子が素敵。
校歌のレコーディング時に丸山さんの音色に惚れた話、新潟の街と自然のちょうど良さと信濃川のこと。お米の話、米が大好きでの買い物?のことから前日新潟のイオンモールに行った話。会場からは「わー、自分も行けばよかった」などの声(笑)。
どうやらShoyanはイオンモールのなんでもある状況に感動された模様で、シネマで映画をご覧になったそうです。(怖い映画は苦手なのでディズニーの映画が意外とよかったそうです)イオンモールの休日♪(^^)
それではかぐや姫のかなり後期の歌を・・・と『湘南 夏』。
でも、きっとこの今のステージをご覧になったら「うわ、いい歌だな♪」って思うんじゃないかな。『JUN』もそうですが、その時に聴いて良い!!と思うのがShoyanの歌の不変の魅力であると思います。
と、脱線しましたが、日本海の国で太平洋の歌を聴く不思議な感覚。これはたまらないですね。チェロのボディが照明を浴びて西陽のようなオレンジブラウンに光って夕日色が暖かかったです。新潟にもピッタリの歌でした。
そしてメンバー戻ってきてひととおりの紹介。準氏の紹介の際に「また戻ってきてくれました♪」と。佐藤準氏の存在は伊勢正三の音楽のデフォルトなのだと思って嬉しかった。
和やかに『ほんの短い夏』。
合間に入るほんの少しのD45の存在感ある刻みが光っていた。
(しかしこのShoyanのフェラーリのサングラス好きですわ♪)
で、で、いよいよの『置手紙』。
誘うようにモニョる準氏のKeyに乗っかるShoyanのギターソロが自在で罪深し。ちょうど三日月ポジションの上で動く指先に憎らしさまで感じてしまう、ホントにこれを聴くために今日ここにキタのワタシ(T_T)、、と、ヤラレっぱなしの悦楽の『置手紙』でした。
Shoyan素晴らしい音をアリガトウ(涙)。
色っぽい雰囲気漂ったままの切なさでイントロのシャラシャラが美しい『涙憶』。
ここで少しだけ声にお疲れがチラリかなと思ったけれど気にならず、むしろ、なにか、贖罪のようなニュアンスを感じる。準氏のピアノが今日は多発していて2コーラスから被ってくる裏メロの合いの手が心を叩く。転がるピアノの切ない高音にShoyanの歌い様は何か懇願するような、必死さまで感じるほど。(けれどそれは余裕の無さではなくむしろ支配的なのです)
ここで私は自分の信じているものとの絆が深まっていくのを実感しました。ほんとに、今まで聴いてきたShoyanの歌の本質的な部分はずっと同じ処に在ってくれるのだなと。水底にある水晶が見えないのと同じように、そこにあるのだから・と慰められたような気がしました。これもまた心に残る素晴らしいステージでした(憧)。
その準氏のピアノに見送られShoyanが袖に去ると各ミュージシャンさんたちのコーナーになりますが、今日はより一層良い音でクッキリ聴こえて、クオリティが増し増しになっているのだなと感じられました。準氏と丸山氏の参入は単なる足し算ではなく底上げ算だなと、持てるポテンシャルをいかんなく発揮されているMusicianのみなさんに敬意でありました。
お着替え終わってブルーのメガネのShoyan。
そんな中でCoolな準チャンもステキなのでした♪
ショーヤンサイコー!の声が掛かる中、続けては『月が射す夜』。
♪君だーーーーーーけぇれどー!!
またずっと上を向いて綺麗に喉が開いているShoyanステキ過ぎる(涙)。
ラストは準氏のハモンドオルガンが熱くて熱くて真っ赤に熟れた月のようでカッコ良き、グリッサンドで泡立ててそこにShoyanがたゆみなく軽いストロークでD45を乗せていくという余裕の王道ステージ最高でしたっ。
最後にギターを掲げ抱えて祈りのポーズ☆音楽の神様に奉納!ガッチリ決まって「ニヤリ」とされた会心のShoyanでした。
Tylerのエレキ登場。
うちの家人はもう何年も前から(最初から)こっちのほうが好きなんだという『あの唄はもう唄わないのですか シングルVer.』。去年からずっと喜んでおります。
歌う前に
Tylerはまろやかなのに存在感があって素敵な音がします。今のShoyanにピッタリだと思います。春名さんのソプラノSaxが切ないし、ドラムが入っているからより一層”コンサート感”が如実に感じられる。きっとそれが客席にもわかるのだろう・と、自分も一緒に嬉しい気持ちでした。
片手でマイクを持つ姿もカッコ良し☆
この頃になるとバックのミュージシャンさん達の表情も凄く輝いて、スペシャルな時間を過ごしている実感がおありなのではないかと思った。サプライズな一夜だったと思います。
~大拍手からのアンコール
グレーのTシャツに首元に何か薄いもの?を巻いて登場のアンコールShoyan。
そのままTylerで『ささやかなこの人生』。
メモを閉じて立つ。
手拍子をしながら”あぁ、私はまさに心の扉をしめ忘れていたんだナ”と気付いて苦笑(笑)。
手拍子が割れんばかりの拍手になって大大声援の中、歌い終わって後ろでShoyanが水を飲まれている間も大拍手!この異様な盛り上がり!最高の雰囲気出来上がって感動でした。
その会場の熱をはらんだまま『君と歩いた青春』に突入したので、歌の最中の客席の昂ぶり感は凄かった。それに応えるShoyanの大きさ深さも別格でした。
客席隅々まで沸騰して、その想いの気がちゃんとステージ上のミュージシャンたちに届いている!って目に見えて感動でした。本当に最近のステージでも特に最高な場面であったと思います。
♪僕が一番最初だったね・・・
私はいつも生意気な意見ばかり言っているけれど、このShoyanの真摯な全力投球とスタミナには本当はいつも尊敬の気持ちでいっぱいなのです。50代の自分でさえ4.5曲歌ったら声はヒリヒリです。
このプロフェッショナルな至福のこの時間を奇跡と呼びたいけれど、奇跡を起こす集中力のための動機が必要なのだ。Shoyanご自身が歌いたいと想う動機と、私達が聴きたいと想うその動機が一致する、この”愛の引力”を心の底から感じられたステージでした。
ここでやっと客席から女性陣の
ラスト『なごり雪』。
ホントにずっと聴くたびに花開いていくこの歌。歌声も、演奏も、そして会場の聴手も、Shoyanはこの何十年ものキャリア・すべての時間を一秒たりとも無駄にしないですべて自分のものにしてきたんだなと、心の底から感動する。音楽を仕事にして何十年もトップを疾走っている重鎮と呼ばれるミュージシャン沢山いらっしゃるけれど、こんなにも過ごしてきた時間をすべて”今”に乗せて熟成させた日本のアーティスト他におるやろか!?
伊勢正三の音楽だけはレベルが違う!と確信しているのです。
・・・歴史をひしひしと感じる中でラストのD45の奥ゆかしい音で終わると、そこに50年間全部見えたような気がしました(涙)。
収まらない客席。
大袈裟にまわった表現しかできない自分がもどかしいですが、本当に本当にこの新潟の一夜は忘れがたい得難い奇跡の時間でした。
・・・
Shoyanご自身の幸せと聴く者の幸せが
新しい置手紙も、Re-bornの曲も、今のこの情熱も、上機嫌も、誰のものでもないShoyan100%の結果なのだと、Shoyanの真芯に改めて出逢えたような気がして、最深の切ない気持ちで帰路に着きました。
七氏怒涛の2025年前半
・・・・・
2025年6月7日 (土)16:30/ 17:00
開演までの間、会場内にかかっているインストのメロディーがボズ・スキャッグスのJoJoで良い感じだった。LINE CUBE SHIBUYAはそっけない外観とエントランスなんだけど、やはり中はいい。天井の高さがいいのかな?
ライブ中、Shoyanは終始『渋谷公会堂』と仰言っていた。私もやはり『シブコー』だと思う。建て代わっても好きな会場だ。
・・・・・
今回、事情がありまして集中力がフラットでした。無いのではなく、平らになっていましたので、そんな感じを反映したメモであります。間違いや楽器の認識不足などいつもより多いかもしれません、&生意気ご容赦ください。
1.海風
2.星空
3.青い夏
4.JUN
5.夜汽車は南へ
6.海岸通
7.冬京
8.22才の別れ
9.テレポーテーション
10.海辺のジャパニーズ・レストラン
11.雨の物語
12.湘南 夏
13.ほんの短い夏
14.置手紙~Ver.2025
15.涙憶
16.レミングの街
17.月が射す夜
18.あの唄はもう唄わないのですか
アンコール
19.君と歩いた青春
20.なごり雪
21.ささやかなこの人生
幕開け一発目『海風』。
歌い終わってShoyanが何かお話になってくれたのだけど、全く一切何を言っているのか理解できず(聞こえないという意味で)何故かその冒頭部だけ聞き逃しました。後々のMCはちゃんとほぼ聴き取れました。
Shoyanのいでたちは、また妙なシャツハーフinで、つま恋2006の時の拓郎さんみたいにグレーのお洒落ジャージを履かれていた。Shoyanの舞台衣装のコーディネートは若くて事情通の方におまかせします(;´∀`)ワタシニハワカラン(笑)。
そのT'sTのまま『星空』。
LLに持ち替えて6月の歌を2曲、と『青い夏』『JUN』に。
ギブソンに持ち替えると緊張感の間が空いた先に軽やかなストロークで始まる『JUN』が今日は美しい。前回歌詞が聴こえないと思っていたら今日は字幕攻撃が始まった、そーゆーこっちゃないねん!(笑)。今日は字幕要らないくらいShoyan御本人の歌はよく聴こえたし素敵だった。その分後ろなど見ずにShoyan御本人の歌うお姿だけに集中した。
紫陽花に
美しいだけじゃなくて悲しいもの
公園通りに
丸山氏の縦ノリのEベースPlayがメチャクチャ格好良くて、Shoyanの声の伸びもいいし、Shoyan越しの準氏の弾く姿も愛おしく、まとまって良かった。海老名でもこのコンディションでやって欲しかった(悔泣)。Saxの音色と紫色のバックライトがいい雰囲気でした。また思い出より美しいものが増えてしまいました(涙)。七氏第一成仏完了です。
歌い終わってJUNは90年代の歌と紹介しながら、こういう洒落たヤツもやれないことはないんですと、長い歴史を振り返りつつ渋谷公会堂の思い出トークに。
ドリフの生番組中継やユイ音楽工房時代の来年もよろしくコンサートのことなど話してくれました。「そんな思い出たちがこの空間に詰まっていた気がします」と仰言っていて、私も共に感慨深かったです。
そんな俺達フォークというより風の後半(サウンド的に)生意気になってこんな感じも・・・と、傍らの佐藤準氏が当時アレンジした『夜汽車は南へ』。
素晴らしき曲とドンピシャの演奏で寂しくなってくる。
遠ざかるほど君は近づく??
そうなの?
いいや、 近くにいない方が
いいのか、いいんだそれで♪
不思議な逆説が私を救うのであった。
静かにD45に持ち替えてそのまま『海岸通』。
ここで一息、Shoyanは後ろを向いていろんなケア一通り、足踏みに手を振って深呼吸。そう、次はまた大事な歌だって意識されている感じに胸震える。
続く『冬京』は準氏のデリケートなエレピの合いの手で、サビシサの中に色気があって最高だった。準氏の手元に釘付けになる。
♪しおりを〜、も確実に、
ボーカルも細心で凄く良かったです。
そこに丸山氏のチェロが馴染んで一幅の織布のようなステージ。
私は命捧げる近衛兵のような心持ちで聴いておりました。
そう、そういうことなのです私の愛は・・・涙。
でも、死んじゃだめだぞ自分。真の忠義は生き抜いてお供することだ。と、妄想に駆られておりました。
LLに持ち替えて後ろの椅子に少しもたれて弦の調子を見てから『22才の別れ』。
私はこの22才の別れの若き日のShoyanから何も変わっていないままいらっしゃる今のShoyanのお姿に安堵を覚えた。
歌の途中、微笑む余裕もお有りのようだった。ShoyanのステージにはShoyanしかいない。それをこうして拝見できる私は幸せなんだなって判って嬉しかった。歌はShoyanそのものなのだと、今更ながら実感したのでありました。
万全のソロフレーズで締めくくり、さわさわさわと奥から湧き上がる客席の拍手が熱い説得力を持っている。何をか言うまい、本当にいいじゃんShoyan!と感動していました。
ギター置いて・・・
と、若見えアピール?
Shoyanは最近、
「コンサートの今日、雨が降らなかったのは”僕の”普段の行いが良いから」
とか、しれっとおっしゃるようになった。よもや本当にそう思っていても、”来てくださる皆さんのおかげ”くらいには変換しないのかな・と。
それとも貫禄の不遜なのか??
DVD発売に関して大映しになる自分が恥ずかしいと、今回は関内と大阪の両方のショットを色々こだわって自分で制作したので、観ていただいて良い悪いのご意見を下さい、と、珍しくオーディエンスからの意見待ちみたいなこともおっしゃっていた。(伝える手段があればいいですネ)
テレビは顔が近いけどなんか遠い、こういう(生の)コンサートは心が近いですネ・と素敵なことを言ってくれて嬉しかった。
そのまま徒手で
手を身に寄せてクルクルジェスチャーでノリノリ!
やはりここでも想う、誰にも気付かれないところで愛し合っている二人を。そもそも自分でも気付いていないのだ。宇宙の仕組みは愛だけど、愛の先にあるものもアルと、最近よく想うのです。
Shoyanの無意識は・・・
(それは”自分”に決まってるジャン、と言われそうデス(*´∀`))
ラストのエレキは岩井さんオリジナルっぽいフレーズで締めた。そこに向いてニッコリのShoyanでした。
※レコーディング動画の時のように、マイクが上からあって喉が伸びていれば、もっともっといい感じで発声できるのではないかと、素人は思っておりました。
バンドの皆さんが袖にひいて、、、丸山さんまでお帰りになってしまい、Shoyanおひとり椅子に座られる。
客席の手拍子とビートの話に。
「渋谷公会堂は音の響きがスゴクいい」と会場を見回して三階席を気遣うShoyan。
・声はかすれていますが元々いつも※※※調子ですからその日暮らしです。
などと楽しいMCとひとやすみの一石二鳥なタイムでした。
※は聞き取れませんでした。
D45で
「ギター1本で二千人のお客さんの前で演るのは勇気がいることです」とおっしゃっていました。
丸山氏合流して紹介。
で、『雨の物語』なのですが・・・
ですが、渋谷は違った。
丸山氏のチェロも更に厚みを増して、今日は掛け算に響いてくる、存在感の濃い音を出されていた。前の席の人も身を乗り出し、隣の席の人も歌の途中で思わず拍手をしていた。よかった、こんな瞬間がここに訪れてくれて。Shoyan、信じていましたよ・って涙が出た。
LLに持ち替えて『湘南 夏』へ。
♪心が落ち着いた〜
とても好い。
ここでバンドメンバー戻ってきて合流。佐藤準氏に向かって「準ちゃん、元気だった? みんな待ってた♪」と声を掛けるShoyan。ほんとほんと、そっち側の席だったらここで私も声をかけたいほどでした。佐藤準さん、今日ここに参加してくれて本当に嬉しいです。
「その日になって僕が曲の順番を変えちゃうから・・・」とおっしゃりながら『ほんの短い夏』。
T'sTに持ち替えてアノ『置手紙』!
今日は冒頭部分、
導入部はチェロのドラマチックな高低のメロディーで、Shoyanはギターを弾かずにマイクスタンドに手をかけてとても丁寧に歌う。海老名の時より全然入り込んで聴けた。罪深さの次は翻弄だ・・・そのSLOWなD・フェイゲンみたいな円熟アレンジに客席もシェイクしている。やっぱり張り倒されそうなラストのギター一節に私の心も激シェイク、、、されすぎて分離しちゃいそうな、悦びと哀しさ拮抗のオシャレ素敵なステージでした。いつかまたもう一度聴きたいと願うのでした(泣)。
※ただここで特にShoyanの口元がマイクから横に下にと離れまくるので、音が拾えていない時が多かったように感じた。Shoyanは今日はちゃんと歌われているのに至極もったいなしでした。
あれ、ここで今日はシャワー・ルームはないのか??とちょとギモンに思う。
そのまま『涙憶』。
細井さんのハモニカも良かった、けどシンセベースはちょっと音が大きすぎた!?
なんとなく、、、
バンドが素敵に纏まって、万全の愛おしき涙憶に感動しました。
シャツをお着替えになったShoyan再登場で『レミングの街』キターーーーーー!!渋谷と言えばやはりこれだっ、と最高に嬉しい。
熱さそのまま、『月が射す夜』。
歌い終わって
ここでエレキに持ち替え
丸山さんのチェロがこのコンサートの終始で確実さを保っているので、それがバンドの余裕になっているのだと思いました。
ここでもサワサワと徐々に大きくなる拍手。
このままアンコールへ
再登場して『君と歩いた青春』。
岩井さんのエレキが終始フォローしていて感動的だった。美しいステージでした。
『なごり雪』
”なんでこれを海老名でやってくれなかったのかとイカリが湧くw”
と、悔しさと歓び半々でメモってある(笑)。
歌い終わってShoyanは両手を掲げられたような気がする、、、ここですでにメモは終わっている。ラストの『ささやかなこの人生』で立つからだ。
”手拍子していいヤツ”なので存分に手を叩く。この時メモはいつも打楽器になります。
そして、あっという間に、、、心の定まらぬ間に渋谷のステージは終わった。これはShoyan、取り戻してくれたなって安堵して、心の水平線が保たれたのでした。
渋谷も初日と同じだったら、もうコメントするのはよそうと思っていました。でも、渋谷がモノスッゴク好かったから、やはり書くことにしました。本当にミラクルなステージで音楽的に満たされた幸せな時間でした。
Shoyan、出来ましたらこの最高のステージを、初日や他の日しか来れない罪なき聴き手たちにも味わえるよう、次回からはご配慮下さったら嬉しいです(本気)。
魂が歳をとらなくても
そんな強迫観念に苛まれている今の自分は、初日のステージの後しばらく思考停止に陥っていました。
自分史上一番両極端な覚え書きかもしれません^^;が、キモチが変わらないうちに載せてしまおうと思います。推敲もせずネタバレと冗長な物言い炸裂なので、もしご覧頂く場合はご容赦いただいてご了承の上お読み下さい。m(_ _)m
・・・・・
レトロな重い緞帳に歴史を感じながら事前に中が見えないのでやたらドキドキしていた。
NEWグッズのインパクトがスゴすぎて、頭がグルグル混乱したまま開演になった。
髪の毛結いて出てきて欲しいな♪なんて想っていました。
◎開演!
シンセストリングスの音にバツンと弾く弦の音とT'sTの姿『海風』いきなりキターーーー嬉しいーーーーーと思ったら、光り輝くShoyanの横に準ちゃんいるじゃありませんか!!!!!!ナニコレ夢なの!?頭真っ白になる。(なので以降ずっと真っ白人事不省)
準ちゃんキタ~!!の衝撃は凄かった。よもやまさかここで佐藤準氏の参加があろうとは・・・直前に浮かび上がってきたOneheart1sessionの映像が予兆であったかと感慨深い(自己満足(笑))。
準氏の高い声のコーラスに今日も参加の丸山氏の熱いチェロの沸騰で、衝撃の幕開けでした。
Shoyanは膝を折ってギターを弾き込んでニヤリとしている。途中ちょっと曲調がアヤシクなった気もするけど、イキオイで自然に乗り越えOKだった。
「みなさんと同じ幸せな時を過ごせることを楽しみにして・・・」と、今日は何度か”しあわせ”というフレーズを口にされていた気がする。
「そのための最高のサポートメンバーを」
と、既にバックのミュージシャンの紹介があった。
なんというか、丸山さんのチェロが明治時代の空気?みたいな印象を纏っていて、今回好センスな自己主張色も濃くなり、音が前面に出て自由に演奏されていたのが終始良かったです。
Shoyanが締めに右手をフラメンコギターみたいに回しまくっていた気がする。カッコ良かった。
そして『星空』に続く振り幅♪
岩井さんのエレキのアルペジオが可愛くて良き。
Shoyanの低い声が落ち着いていていいよと、ちょっと硬い?緊張してる?と音程やら発声がまだ落ち着かないのかなと思っていた。静かに終わって上を仰いで星空に馳せるShoyan。
そして雨予報と雨男の話に続けて「この季節にピッタリな」と『青い夏』。
間奏のギターソロが強い強い!上下に揺れて気合十分で感激する。青い=初夏なのだと改めて実感する。先日訪ねた津久見のことを想った(涙)。
ギブソンに抱え変えてストロークから準ちゃんのおしゃれハモンドオルガン?が聴こえて、エレベを抱えた丸山氏にShoyanがニヤニヤして何!?と思ったら、衝撃の『JUN』!!でした。
え!?ええええ!?と、茫然自失。会えない日の美しいもの・・・ここでこれ来るか(T_T)Shoyan、嬉しすぎると切ないんですよ、”思い出より美しいもの”が溢れてしまう、、、自分的伊勢正三AORの頂きが眼の前に現れて本当に幸せなひとときでした。君らしくて・貴方らしい一曲、今この時にこのメンバーで演奏されて凄くカッコ良かったです。これは早く渋谷で聴きたい!6月に準ちゃんとJUNなんて、ほんに今こそです。歌い終わって上を向いて仁王立ちのShoyanでした。
(この歌は私にはちょっと特別な思い入れがあるので、今はひとまずさらりと書いておきます(*´ω`*))
※丸山さんがお弾きになっていたエレベはもしかしたらShoyanのフェンダーのジャズベースではなかろか?私あのベース好きなんです(違ったらごめんなさい)。
そして「この曲をアレンジしてくれたのは佐藤準です」とShoyan自ら紹介して『夜汽車は南へ』と。このエレピの音ホンモノや(T_T)ホンモノ過ぎる、至福過ぎる。準氏はキーボード(シンセ)を終始色々使い分けてどの曲もオリジナルの音を出してくれていた。寸分たがわずそれが本当に嬉しかった。
『海岸通』ではShoyanのD45がメッチャ頑張っていた。まだ喉が開ききっていないShoyanをカバーするようにフォローするように、強い音でShoyanの意気に応えて歌を増幅していた。
マイクから少し離れるともう声が拾えていない。後半特に、それが少し残念だった。Shoyanは今日はほぼ歌うごとにシュッシュしたり何か飲んだり鼻や喉のケアをされていた、、けれど、ちょっと追いついていない感があるなと、このあたりから思い始める(後述)。
『22才の別れ』では丸山氏のチェロの厚みが増して映画音楽みたいな印象に持っていく。チェロの高低の豊かな音、楽器の印象が濃い!丸山氏は今回非常にご自分の音を出されていて、それがバンドの深みとキャパをマシマシにぶち上げていた。そこに佐藤準氏がハマったものだからバンドステージの充実感・濃さはここ四半世紀中で最高だったんじゃなかろか、と震えてた。(つま恋2006はちょっと別で)
Shoyanご自身の”声で伝えること”まだまだ!これからよ!もっとアクセル踏み込んで!と待機していました。ギターはもうカンペキで、頬を張り倒して欲しいほど熱い音がしていてヨカッタ。
ので、そのまま『冬京』に続いて興奮さらにアップしてくる。イントロのギターの刻みは叩くほどに音がほとばしる!Shoyanの髪の毛もポヤポヤ立ってきていよいよキタなとワクワクする。そして声が良くなってきた、調子出てきた(T_T)。潮の香り立ってきた(涙)。
♪しおりを〜!の音がちゃんと捉えられていて感激。間奏ではShoyan、準ちゃんの方を向いていた。アルバム『海風』が全部聴こえた気がした。その胸に顔を埋めて髪を撫でられている切ない刹那の小さな幸せがあった・・・
のだがしかし、これまた本当に残念なことに、この最高潮のキレキレのギターソロの時に限ってギターシールドやジャックの関係なのか、D45にジーというかなりのノイズが発生してしまい、異例のお手上げジェスチャーとともに急遽ギブソンにチェンジして弾き続けるというハプニングが発生した。ギブソンの音はD45と全く別物になってしまい、私も我に還ってしまいました。泣
これが、、、、、生演奏の宿命なのかとはいえ、ほんに残念でした。演者に何も落ち度なくて、しかも最高潮の聴かせ処なのに・・・というか、私自身が一番すべてさらけ出して無抵抗で聴き入っていた瞬間だっただけに、今思い出しても悔しいハプニングでした。
(こういうのをスルーできない性質なのですごめんなさい、汗)
何か今日は落ち着かないな・・・と、開演前にいつもと違う波の流れ込みがあったからかもしれない、と思い至る。
MCの海老名トークで場を和ませて「最新の歌をお届けしたいと」と、『テレポーテーション』ここでも持ってきてくれて最高嬉しい(/ω\)。ステージ上の誰もがニコニコしている。手応え感じていらっしゃる。会場も大拍手なのであった。
この大拍手が今の聴き手の自然な気持ちなんですよっ!と今日も感じた。ここのところ客席は”伊勢正三を聴きに来ている”方向が濃くなってきたように思う。あの頃の懐かしい想い出に縋りつくような聴き方ではなく、Shoyanと共に今を完全燃焼したい人たちの前向きな興味!を感じるようになった。
続いての椅子に座って丸山氏とサシの二人舞台は「何回か前からこいうコーナーいいなって♪」と『雨の物語』。Shoyanご自身も気に入っておられるのだなと嬉しい。待ってました!ハモニクスもバッチリ決まって声の安定感も出てきて良かったです。
ほんとにこの二人のバランスいいと思います。でも、今回はちょっとだけホールが大きすぎるかなぁとも思ったり?
盛り上がっているShoyanの内面が溢れてしまって、ちょっとばかり入れ込みすぎちゃうほどのギターもまた良しで♪(Shoyan最近少し短気になられましたか?(笑))
続く『湘南 夏』も「特に舞台は限定していないので♪」と、それは『Shoyan 夏』ってコトですネ、と自分の中の海と対話しながら聴けました。高い位置のカポだからなのか、珍しくLLの弦がビビっていました。
※結構チェロを意識しまくっているShoyanのパフォーマンスが熱くてイイなと想うのです。大人の余裕というよりは純粋な真っ向勝負を挑んでいるひたむきな感じが。
D45に持ち替えて
「一呼吸置かないと次の歌歌えないので(*´∀`*)」と言うShoyanに袖からスタッフさんが紙コップを差し出す。飲み終わって「検査お願いします」と真顔で差し出すShoyan面白かったです。誰もがリアルに感じる一場面(笑)。
水つながりで水トーク少し。イタリアの水などを飲まれてるそうですが、含有成分のマグネシウムの話になり、私は自分がいつも飲んでいるフランスの某マグネシウム高含有のミネラルウォーターのことを想いました。多摩川の水?利根川の水?って拘っていた以前のShoyanのことも思い出して、相変わらずでいらっしゃる♪と嬉しくなった。
「それではっ!」とここで『レミングの街』が来て客席もフワッと反応。ここでは逆に肩の力が抜けていつもの弛みない神ストロークが強い。
デリケートなのに熱いチェロに引っ張られることなく音のラリーが続いていました。間の転調ではチェロの低い歩みに曲の意味する緊張感が如実で、お二人が相互に高め合う演奏がマジ素晴らしかった。
チェロにはチェロ独特の音程と言うか音階があるのだなと、生の楽器のゆらぎな部分を厚みというのかなと想いながら聴き入っていました。貴重な体験です。
Shoyanは♪幸福はなぜ〜で首を傾げられていた。それは歌の内面が外に現れた無意識の自然なジェスチャーだったのだと思う。
(そういえば、ここで準氏がピアノで入るバージョンも聴いてみたいなと思ったり)
そしてバンドメンバー戻って改めてのメンバー紹介、準ちゃん濃いめで「松山千春と同い年くらい?曲者世代?(笑)」みたいなイジりのあとに、Shoyanは久々のエレGutギターを下げていらっしゃる。(千春モデル?)
「これも佐藤準のアレンジで」と、レミングの街のシリアスさから一転、超Personalな気怠い世界に誘われて『シャワー・ルーム』始まった。
・・・ぅああーーーーーーーっ!と、色気もない絶叫が私の中でこだまするのですが、本当にメモに何度も絶叫の文字と涙の顔文字が書き殴ってあります。
Shoyanはこの時かなり好い調子の唄で100%安堵の中で聴けました。しかも隣にはナマの準ちゃんのピアノ、本当の音、本当の色、本当の空気だ!って、夢に見たステージでした。春名さんのパーカッションもいいし、こしょこしょッとさりげに聴こえる岩井さんのEGもいいし、ドラムが入っているのでノレルし、後半丸山氏のチェロがホール中に広がって全てを天の上に持ち上げてくれました。間奏はShoyan自ら包みの紐を解くようなジェントルなエレガットで、本当に天に召されてしまいそうでした(涙)。今日の一曲はまさにこれです!至福の極みでした。
がしかし、至福は一つじゃなかった。
続いて準氏のカウントでワウの聴いたエレピにチェロが絡んでメタメタ色っぽいイントロが始まった。何の曲だろう、とクイズ的に集中していたら耳慣れないShoyanのリーディングが・・・
♪さびしいあめがきみをいだく・・・
と部分的に聴こえたけれど、「抱く」か「痛く」かわかりません、けれどまさか新曲!?と思ったら『置手紙』が始まって完全にノックアウトされました。準ちゃんのくぐもったエレピに湿ったSaxが終始絡んで、なんとも官能的なレゲエスィングのお洒落コードアレンジが炸裂!!
この渦の中で
ぼくのほんのひとことが
まだ二十前の君を
こんなに苦しめるなんて・・・
などと歌うのは罪深い!!!
罪深すぎますShoyan!(涙)
もの凄く罪深く聴こえてエグられまくった私でした。
十五歳で恋をして二十歳で結婚した自分の過去を”後悔”から”思い出より美しいもの”に昇華させてしてくれた気がします。
ありがとう、素敵ですよShoyan、と心のなかで深謝するのでした。
しかも甘い演奏の後でエンディングのT'sTのギターソロがキツイキツイ!超ソリッドな黒曜石の切っ先みたいなハードな演奏が素晴らしかったです(嬉泣)。
※この『置手紙〜雨の物語』ともにセルフカバー第二弾を作ってほしいと切に願います。前回はセンチとバンドだったから今回は準氏とともにアンプラグドな素肌感のある色っぽいやつお願いしますっ!(シークレットトラックで『雨のTAXI』も♪)
ここで『涙憶』に。
ほぼShoyanのギターのみで始まる。静かにドラムスとEGが合いの手を入れる。安定の涙憶かなと思いきや、間奏のピアノソロが準氏でその高音の瞬きが存在感甚大で本当に美しい。いつもとぜんぜん違う涙憶に目から鱗が落ちる。小さな音なのだけれどキラメキが確実に目に見える。Shoyanは首を右にかしげてどこか泣きそうな表情で切なく歌う。めっちゃいいじゃんこの涙憶は・・・と、新しい気持ちで深く感動する。歌うShoyanのことを控えめに確実に支えるバンドの演奏、かそけきチェロの物語、万全の涙憶だった。本っ当に佐藤準氏のピアノは凄い。堪らない、、、なんてたおやめぶりのエレガントな音だろう・と、久しぶりに生で聴いて感慨深かった。
これにShoyanのベルベットボイスが100%花開けばもう怖いものなしの無敵ステージであろうと想うのでした(待)。
(各ミュージシャンの方々のソロも良かったのですがまたそれは後日ということで)
着替えたShoyan再登場にナゼか会場が涼しく感じる。胸元に☆
そして『月が射す夜』に。
イヤイヤイヤやはりここでも準氏のピアノは良過ぎて悶絶。そしてShoyanの腕の振りの大きなD45の”確かさ”!チェロとエレキの低音もいいし、準氏はいつもしてくれるようにハモンドオルガン?な食い込みも素晴らしく、ロールしまくっているそのプレイが格好良くて惚れ惚れします。
会場からもたまらずショーやーーーん!!!の大きな掛け声。バンドメンバー全員燃焼しまくりのステージでした。
※が、ここで特にShoyanの声が弱く埋もれていて聴こえなかった(悲)。これは次の渋谷で倍にして取り返したい。マイクで拾う部分を技術的にもっと充実させて欲しいと思うのでした。
Shoyan自らもタイラーのエレキに持ち帰ると最近はもう堂々の『あの唄はもう唄わないのですか』に。
やはりShoyanの声は埋もれているのだけど、ドラムとSaxだけめっちゃど真ん中に聴こえて他を押しのけてしまってる感があり、ラストの♪思い出なのに・・・などまったく無音で勿体なかった。
だが、Shoyanのエレキの音もその辺の(どの辺の^^;)ギタリストとはぜんぜん違う深い存在感があり、何気ない音・何気ないフレーズでも魅せてくれるなぁと改めて感激。勉強になります。
会場も感激に包まれたまま海老名トークを挟んで感極まる『なごり雪』。
終始上を向いて何を想いながら歌うのShoyan。と、こちらからも問いの気持ちで聴く。雪の歌なのになんて熱いのだ、と、入れ込んで発火寸前のShoyanにD45の音も熱く溶けた鉄のようなソロ、客席もシーンとして圧倒されている。素晴らしい空間でありました(涙)。
途中、準ちゃんと細井さんが演奏しながら互いに目でやり取りされていてホッコリした。
〜アンコール
再登場して客席に手を挙げる長身の準氏カッコヨス。と思っていたらShoyanはオリジナルNEWグッズの白Tを来て再登場。
その不思議なキャラ画を胸に『ほんの短い夏』。マイクスタンドを両手で持って歌う、少しマイクが低いかな?下を向かないで・・・と声のふらつきを心配しながら聴く。
こんなになるはずじゃ
ないのにどうして?
と
意地悪なワタシになっちゃいそう
でも、いいのです。素直にストレートに感じることを忘れたくない私です。Shoyanの音楽の前では自分は”正直”でいたい・・・
そしてツアータイトルの『ささやかなこの人生』に到達。ここでは私も無心に手拍子。明るい客席に白熱のShoyan、初日だもんネ、と自分自身も”客席勘”を少しづつ取り戻そうと臨みました。
そして、、、このままで歌えるのだろうか、と内心心配していた『君と歩いた青春』。
丸山氏のチェロが語っている。自由に持っていくので曲が膨らむ。Shoyanはかなりご自身で表情をつけて、演技されるほどの歌いこみをされている。いい、いい、、、キモチが先走るほどの情熱がアル。振り絞る声にならない声に客席は一拍おいて大きな拍手を贈る。その一拍の感触、次回は埋まっていることでしょう。みんな解ってる、だからShoyanのギアチェンジ待ってますよ。
岩井さんの骨太エレキで締めくくるラスト、Shoyanは仁王立ちだった。本当に200%の心を込めて挑んでくれたステージだったと思う。
”君と歩いてる青春”がそこにあった。おこがましいけれど、こんな私でもキモチは共にありますよってお仲間に入れてもらえた気がしている。
客席からは多くの「アリガトー」という声。Shoyanがそこにいてくれるだけでアリガタイってことかな。
だがしかし、私は去年より今年、今日より明日を想う。
茨城はいけないけれど、渋谷で再会できる次なるShoyanの加味を楽しみにしている。
海老名は本当に熱い火熾しのステージだったと思う。火吹棒で一生懸命に空気を送り込む、そんな過程の向こうに心地よい炭火が待っている、そんな気がする2025年の初日でした。
ともかくも、初日が終わったのであとは肩の力を抜いて臨みたいと思っています(〃∇〃)。ハイレベルの音の贅沢なステージに参戦できた幸せを反芻しつつ次へ繋げたいと思います。
また6月につづく!
。。。
☆七氏恐怖の蛇足コーナー
これと同時進行で放送されたCSの昨年のLIVE映像。
それを観て、去年のShoyanはなごり雪50ツアーの千本ノック!?が効いていて、本当に最高のコンディションだったのだなと再認識した。
今回の海老名初日、『星空』のあたりで「ちょっと飴を齧っていて口が回らなくなりました^^;」と謎のエクスキューズ。CS放送を見たら東大阪でも発声のこと前置きしてる。前置きしなくてダイジョブですヨって想う。
『青い夏』『JUN』の時に私はメモに
・高音、もう少しで開くのにな
・蕾のような声なのかな
・歌詞を知っている人でないと聴き取れないかも
・特に語尾をしっかり聴きたい
・渋谷もこのままいくのかな(いろんな意味で 汗)
・準ちゃんの無駄遣いにならないように
・何かもう1曲準氏関連曲に差し替えてほしいかも
などと、好き放題書いてある^^;
でも、JUNを歌い終わって「今日も声が枯れていますが、しっかり頑張りたいと」とおっしゃっていた。
きっと自覚されている部分がある。
昨年の関内では生で聴いても枯れは気にならなかった。むしろ味だった。でも今日の”開いていない感”はそれとちょっと違う。きっと取り戻せる範疇だと思っている。
(※私の父は声帯の白板症で手術などしたことがあるのですが、年齢とともに肉体は変化していくものだから色々あるのが自然だと思います。ささやき好きな私はハスキーShoyanは逆に大歓迎なのです。ちなみに父は今でも好きなカラオケを歌いまくっています(笑))
『JUN』『シャワー・ルーム』『置手紙』はもう少し時間をかけて水で戻して?次に挑んで欲しい。こればかりは走り出さないと肺が開かないのと同じなのかな、と思う。干しシイタケは”砂糖”を入れるとふっくら早く水戻し出来るはずなので(〃∇〃)、これからの旨味マシマシShoyanに期待しています。
(誰が干し椎茸やねん!(~o~)(笑))
毎度、言いたい放題の内容、切にご容赦下さい(陳謝)@七氏
(すでに今寝る前に何度も聴いて目を腫らしている私(^^;))
※・・・実は週末の休みにはいつも独りテレビでYouTubeの羽田空港ライブ中継を視ながらコーヒー飲んだりしてるのです。また行きたくなってしまった羽田空港(*ノωノ)。
@japan8k12ktv6さんのライブ中継より
↑今は国際線も見られるので余計に夢を見られます(*´ω`)+フライトレーダーでカンペキ(笑)。
脱線失礼しましたっ
・・・
・『アフタヌーン通り25』はギターが凄すぎてそれに聴き入ってしまったのだけど、その風景は関内の街並みにとてもよく合っていました。Shoyanの柔らかな歌い声に、新しくやり直す二人を如実に感じられて穏やかな気持ちになれたのでした。ヨカッタ。
Shoyanのグローバル感?といいますか、寛い宇宙観・時空感みたいな大きな愛の世界があったからかもしれません。ずっと片時も離れずそばに在ってくれてありがとうShoyanの愛の歌たち!やっと昔の笑顔・・以上の笑顔!になれましたヨ。
・ほんに、今のShoyanのパフォーマンスとサウンドが最高なので、このバンド感+チェロの新風で何かレコーディング(録音)的なものが発生したらいいのにナと改めて想っています☆
☆Shoyan、今すごく燃え盛っておられるので、尚更にオフの時間はお身体のケア・ご休息たっぷりでお健やかにお過ごしくださいと想います。
今年も残り1ファイヤー@東大阪!
締めくくりの大成功お祈りしています☆
GoodNight YOKOHAMA *
さて、横浜です。
久しぶり(四半世紀ぶり以上!)の関内ホール、美しく色づいた街路樹が続く賑やかな街角にこじんまりとありました。収容1000人ちょっとだそうですが、この今にとてもマッチした会場でした。
※でも館内は階段が多くてちょっと苦労します(笑)
※今日から発売のオリジナルアクリルキーホルダーがあったので、早速GETいたしました。
〜開演
ステージに立ててあるギブソンJ50に目をやっているとバンドの皆さんとShoyan早速の登場!
黒に白の細かい模様生地とブルーに赤い柄入りの生地、左右で違う生地をセパレートに合わせたオシャレシャツに、BLACKとブルーの染めムラ細身パンツでシューズも黒のメッチャカッコいい出で立ちのShoyanです。
早速にギターを抱えると弦をバチンバチンとはじく前フリからの『moonlight』!!
ドラムとパーカッションでパンチが効いております。
Shoyanは途中歌詞に合わせてジェスチャーを織り交ぜる。
♪君がその指先で〜
では両手を前に差し出してのフラのようなジェスチャー、後半合間には右手の拳を高く掲げて頬を緩ませ、歌声や身体の表現に集中されていた。
Wow!で締めるとそのままギブソンをジョリジョリにかき鳴らして、ハイフレットでひと節のアドリブを入れると『地平線の見える街』。
今日はShoyan、最初からいつものブルーのサングラスをされています。シャツもパンツも濃いブルーが入っているので、BlueBlueなShoyanでした。間奏のフレーズもしっかりとお弾きになり、マイクにクチビル凸するほどのノリ良し!途中の歌詞が入れ代わったけどそれもヨシ。安定感のある非常にカッコエエ〜なステージでした。
明るくて軽やかなオープニング2曲、成功の幕開けでありました。
2カポのLLカスタムに替えながらMC。
「こんにちは。ようこそいらっしゃいました♪」
「今日は祝日にも関わらず大事な時間をこのために使って下さって本当にありがとうございます」
「最初から手拍子してくれちゃったりして♪
嬉しいです♪」
と、客席からのアプローチに言及してくれて嬉しいご挨拶。
「でもまだ先は長いので(笑)、、、ここんとこ(陽気のせいで喉も)乾燥気味で、今日は”ハスキー正やん”で、一期一会の時間よろしくお願いします」
というような感じでした。
ご自身で”ハスキーショーヤン”とおっしゃられているのがお茶目でした(^^)。(と言ってもそれほど声が掠れたり低過ぎる印象はなかったです)
そして『ほんの短い夏』。
「正やんいいよぉ120%だよ」と涙文字でメモしてあります(泣)。
そのまま続けて『夜汽車は南へ』。
あ〜〜今日も聴ける~(T_T)嬉しい。Shoyanは少しタメ気味で歌う。優しい優しい前半の歌唱、一転サビからは温度が上がってだんだん歌い込みが強くなる。高い音はバックのコーラスも織り交ぜてナイスフォローな構成。今日も参加の御供クンのベースラインが細かく動いている。Shoyanはギター控えめで、途中からキラキラと刻みだす。Shoyanの歌声に合わせてまたベースの音も歌い出す。細井さんのエレピもしとやかに、そこに春名さんのエンディングのフルートが前に出てきて、非常に距離感を感じる音でヨカッタ。
Shoyanは”♪心のレール”で胸に手を当てられていた。離れている私の胸にも温度が届いてとってもあたたかかったです(*´ω`*)アリガトウShoyan♪
「はい、えー、夜汽車は南へと言う歌を歌ってみました♪」
とほんわかと続いてしかし!
ナニ、ナニ!?と思ったら
『テレポーテーション』ですとっ!!!
遠ざかるほど近づくシリーズ(涙)!
Shoyanはツイスト踊るときのような両手のイエイエジェスチャー!客席からもゴキゲンな手拍子!たまりません!
マイクから下がってちょっと後ろに行ってみたり、自由な宇宙でゴキゲンに歌ってくれるShoyanでした。
テンポがややゆっくり目に思えたけれど、余裕なステージに客席の雰囲気も良くて、それが何より嬉しかった。みんな聴きたかったんですよこの歌を!!「新曲一曲」にこの歌を選んでくれて本当に感激だった。Yeah!☆彡
※実はワタクシ、Re-born発売当初から絶対やってみたかった振り付けを小さく実行!!(>▽<)願い叶って成仏できた七氏でした。いつか披露します(笑)。
「テレポーテーションという歌でした☆」と紹介してふと、横を見ると・・・丸山氏の合流!
「あれ?一人増えてる(^^)」と「今日はチェロが入っています」と丸山朋文氏の紹介と、「今日、グッとバンドの平均年齢を下げてくれている二人」としてベースの御供信弘氏の紹介、それに続けて各メンバーの年齢順のお話など。
そして最後は「改めまして最年長の伊勢正三です」と御自分を紹介されていました、が、いやもう絶対にこの中で一番気が若いwのは正やんですネv、と思う私でありました。
※ここで細井さんの紹介のときに
「ここからチョット懐かしタイムでお送りしたいと思います」
と、エレキに持ち替えると
歌い出しの一音からいい音・声が出ている。
※なんて、毎度エラソーにすみません(汗)
早速に漂うソプラノSaxの音が切なく、そこにチェロが奥ゆかしく絡んでくると、御供クンの背筋を伸ばした真っ直ぐなベースが静かに曲を引っ張る。
Shoyanのエレキの合いの手も良く泣いている。本当に聴けば聴くほどShoyanのエレキが練れてきて、回を重ねるごとにバンドの演奏が濃くなってきた。聴き応えのあるステージ、関内ホールの規模がまたとても良いような気がした。
今回も照明がキリッとしていてとても綺麗で、ライトに浮かぶ逆光のShoyanが凄く素敵で、そのシャツの襟と肩のラインに細いおみ足のシルエットは”風”の正やんだった。カッコ良くって泣きそう過ぎる!
風を知らない私が言うのも変ですが、風に今も昔もない、私だって今この目で見てるって思えました。
懐かしタイムと言いながら、実はShoyanの歌は全てが”timelessblue”なのだと思います☆(イイなこのフレーズ♪)
次、ここ今日初登場のMartinD45に持ち替えて『星空』。
前日が喜多條先生の御命日でした。
紺紫のバックにピンスポットでくっきり見えるShoyanのお姿。御供クンの下がってくるベースラインが新鮮で、この曲もやっぱり今が一番イイナって思いました。聴きたさ倍増です。
Shoyanはここで爪を研いで?ゴキゲンの『暦の上では』。
Shoyanはお水を飲まれて『冬京』に続く。
弾き終わって一礼のShoyan。
「冬の京という歌を歌ってみました。暖かい愛がなくては冬は越せはしない・・という歌ですが、そして次はイキナリ夏の海の歌を歌ってみたいと思います」
と、丸山さんを残してバックのメンバーが去りました。
「二人でやるのは初めてで・・・」と『湘南 夏』。
Shoyanは少し入れ込み気味?少しだけギターがうわずって(カポが緩い的な??)でも暖かさが持続していて、チェロの優しさでまとめられて穏やかな気持になる『湘南 夏』でした。
「先日葛飾で恒例の僕のバースデイライブがあったのですが、いらしてくれた方・・・(会場拍手〜)都内からここは遠いのにありがとうございます」
「その時はチェロの彼・丸山くんは欠席でした。軽井沢のライブから入ってくれたのだけど、先日は大事な用が・・・」
と、本来はクラシックの先生をされている丸山さんの紹介。
東京芸大ご出身の氏、普段は音楽の理論などをお教えになっているそうですが、Shoyanは
「僕は音楽の基礎は何もありません、高校でも迷わず美術の授業を選択しました(笑)」
「でも、こういう風にすぐに一緒にできるところが音楽の良いところ♪」とおっしゃっていました。
と、ここでアアアと発声練習。
「普段出ないハスキーボイスもナカナカいいものですね」
と、おもむろに
とダンシング・オールナイト(もんた&ブラザース)を一節!
「あ、ハスキーではないか(笑)突然自分でも(なんで歌ったのか)わかりませんが(*´∀`*)!」と、お茶目な一場面でありました。
(自分的にはかなりツボでありました。伊勢正三が歌うダンシング・オールナイト!僕の心はウキウキ♪)
で、側の丸山さんに
でも先日の”親子の契り”のお話をされて、仲良しなお二人のご様子がまた微笑ましかったです。
「それでは」
と、『雨の物語』。
チェロのフレーズの時はギターの音を絞って小さく弾くShoyan。少しのピチカートにShoyanのこなれた優しい歌声。今日は小糠雨のような、肩を抱いてくれるような、素直な雨の物語でした。
歌い終わって上を向いて、エンディングは横のチェロの音色を聴き込むShoyan、ご自身も満たされていらっしゃったご様子が素敵でした。
もう一度(T_T)泣いていると曲終わりに客席後方からヒュ〜っと溜息の声が聞こえた。みんな息を呑んで聴き入っていたのだと思います。
ここで丸山さん去り、D45のままShoyanおひとりに。
この時なんだかすでに自分の心はオープンニュートラルになってしまっていて、完全に無防備だったのですが、そこに
♪遠く粉雪が〜・・・・
と、いきなりの『さよならの到着便』が始まった。おひとりで!!
椅子に座り片膝を曲げて、白いライトの筋の中でD45を抱えるShoyanが眩しい。譜面を良く見て確実に丁寧に、そっとそっと歌い重ねていく。
切ないドラマチックなフレーズ ♪時はなぜ過ぎてしまったの〜を、むしろソフトに歌ってデリケートさを維持しながら、6つの弦を下から撫でる一音に鳥肌が立つ!!
今の自分、我に返って胸が締め付けられました・・・
ここからの客席の集中力が凄かった、客席の意識がビリビリゾクゾクして高揚していくのがわかった。それと同調するかのようにShoyanの柔らかな集中力も白熱していく、、、震えました。
エンディング、本来はスキャットとギターのソロフレーズで畳み掛けてゆくところをそのアルペジオですべて魅せてくれる、この歌の風景が全部聴こえた。ギター一本と伊勢正三という人お一人だけで・・・
・・・(想いが溢れ過ぎて涙)
この素晴らしき時間。客席のワナワナするほどの胸の高鳴りが充満していた。
少し早い”クリスマス“のプレゼントをありがとうShoyan(愛)。
そのまま喋らずに続けて『アフタヌーン通り25』へ。
これもお一人だけでって珍しいのかなと思いながら、ニコニコと声もよく出て厚い演奏を続けられているShoyanが素敵すぎた! 間奏のコードも親指駆使して押さえたりしてフットワーク軽いShoyan。なんて余裕のステージ、ギター上手過ぎ!(T_T)至福至福とタマラナイ悦びの渦です!
自分も脳内で♪ランランラララのコーラス参加してみる。
歌い終わって
※作詞作曲はShoyanだけど、タイトルを付けたのは久保やんでしたね。と、小さく偲ぶ気持ちになりました。
そして「今の季節、しまっておいたストーブみなさんはもうお出しになりましたか?」
と『3号線を左に折れ』。
と、
と思ったらShoyanおもむろに立ち上がりギターを置いて袖に去る。
んーーーーーとーーーーー??
ん?
主のいない3号線を左に折れのイントロダクションが延々続く。バンドのみなさんの表情からそれはちょっとおそらく何か段取りの行き違いか、突発的な理由でタイミングが前後したように見受けられた。
いつものお着替えタイムだったようで、(でもそれにしても長かったケド^^;)Shoyanはシャツもパンツもお着替えになって再登場されて無事に歌が始まった。
立ったままに上を向いて熱唱のお姿、チョーキングもたっぷりのイイ音。1フレットからホール間際の高フレットまで駆使してよく動く指、最後はそっと押さえて音を閉じ込めたShoyanでした。
バンドのみなさんのフリータイムはちょっとドキドキはしたのですが、演奏がしっとりオシャレな時間だったので、実はもの凄く贅沢お得な感じがしてヨカッタです。
着替えてきたシャツはパット見、伊万里焼みたいな陶磁器のような、白地に緑赤の色合いのシャツ(なんという例えなのだ七氏よ^^; おそらくまたもやGUCCI?)、パンツもシューズも白で、サングラスもスモークにして、前半とガラリと替えて来たShoyanでした♪
楽譜をすぐめくって次の歌の用意をすると
「ハイ、3号線を左に折れをやってみました。これはかぐや姫後期の歌で・・・」
と、先の『湘南 夏』と取り違えて勘違い発言をされたのですが、すかさず客席から訂正が入り、苦笑されて安堵されてるShoyan。
「今どきは(間違いとかも)SNSですぐに残っちゃうから、訂正してもらって汚点を残さず済みました、助かります!」と客席のマイスターファンの方に感謝されていました。ホント、ヨカッタです(^^)。
※これからはこうしてフォローし合うのも善きですネ
で、
「それでは、これからもみなさんをダマしていたい、ということで(笑)」と『ペテン師』〜〜〜
ステージも客席も良いテンションになり、密かに音楽の神様に感謝☆
D45のストローク煌めきます、客席の手拍子も増し増しです。イイ感じ♪ 身体も心も動いて会場の温度更に上がります。
で、そのまま続けて次の曲の予定だったそうですが、ここでShoyanのイヤモニの調子が少しおかしいのでスタッフさん出てきて調整作業。早く次の曲やりたいテンションのShoyanが「待てないっ!」と駄々をこねながら?ウロウロ左右に動いてスタッフさんを翻弄する姿がまた面白く、ジッとしている方が早く作業終わるんじゃないですかShoyan?、と心のなかでウケていた私です(笑)。
作業終了して
またもや御供クンは後ろでハンドクラップそして左足でのリズム踏み鳴らし、ノリノリです。
(実は私の席からは見えるミュージシャンさんが限られていまして、御供氏ばかり拝見しておりましたのデス(*´∀`*))
♪一人暮らしは〜!
♪やさしい女がどこかにいたような気がする〜
バックの演奏もまとまって、出来上がってる感が半端ない野太いステージでありました。大満足です☆
畳み掛けて続くは『月が射す夜』。
何だこの完璧なバンド感は!!!と興奮してメモしてある。最高か、最高すぎる!!!!
Σ(゚∀゚※)とうわずって書いてある。
こんなバンドサウンド何年ぶりだろう、四半世紀ぶりか!?涙出てくる、夢のようだ・・・(熱涙)。
サングラスのShoyanは眉毛がキリリっとV字に上がって最高カッコいい☆拳も突き上げて白い炎で燃え盛っていた。バンドのメンバーもみなさん集中力凄くて、岩井さんのエレキも炸裂してメッチャ良かった。ここへ来てバックのミュージシャンさんたちの意識も変わってきたというか、集中力増し増し増しになっているのではないかと感じられました。
「え〜、今日はこういうバンド編成でお送りしました」と、Shoyanご自身もこの編成の醍醐味をご実感されているようでヨカッタ。
そして
「さみしいですが、、、お別れの歌を・・・」
と『22才の別れ』。
低いチェロの音が物哀しい・・・なにか、そこにずっと立ち止まっていたいような遠い音がしていた。けれど、それを運んでいくのが御供氏のベースの導き(アコースティックぽいクラシカルなエレベ)。
それらを従えての”今Shoyan”の万全のチョーキングがバッチリ決まって客席万雷の拍手だった。
そこに”立ち止まらない”、生きている22才の別れ。今が一番凄い。そんな風に想えた。
ここまであっという間だったけれど、Shoyanとバンドのみなさんもサクッと袖にお戻りになる。
〜アンコール
後ろにはTylerのエレキが立ててある。
「どうもありがとうございます☆楽しんでいただけたでしょうか?♪では、最後に力を振り絞って!」
と、エレキを手に取り颯爽とかき鳴らし始めて『ささやかなこの人生』。
最後の力なんておっしゃっていたけれど、従来のチカラだけではない何か更なる新しいパワーが今のShoyanにはある!だからリミットとかゴールなんてものを感じない。この気持ち、歌う方も聴く方もきっとずっと永劫続いていくんだと思えた。(感涙)
最近の中では今日が一番エレキが良く聴こえた気がします。ささやかなこの人生のエレキイントロも気持ちよかったです。
ラスト、Shoyanぴょんっと跳ねて、総立ちの会場大歓声に包まれました。その明るい中、T'sTに持ち替えて喉シュッシュで気合十分!大きなうねりで『海風』。
ここで今日は自分、立っていても足が痛くないなとハタと気づく。この秋、だいぶ良くなってきた気がする、Shoyan濃度高いからかな(*´∀`*)正薬効きまくり♪
シャツに横から濃い黄色のライトが当たってShoyanメチャメチャ格好良い!光ってる!黄金の伊勢正三!
バンドの海風最高です。横浜は都会の海だけど、やっぱりShoyanの海風は野生をはらんでいる。潮目の境がハッキリ見える青い青い海風でした。
各ミュージシャンの紹介シーンで、みんなのソロパートをノリながら聴いている横顔のShoyan、汗ばむような熱い演奏の合間に、時折左手で髪の毛を掻き上げるその仕草がカッコ良いのです(萌)。なのでいつもソロパートを聴くよりずっと横顔Shoyanを観察してしまう私でした(笑)。
7フレット押さえてのハイコードの鬼ストロークもグイグイ来るし、冬の波濤のような重厚な海風、今日も最高でした(涙)。
※ここでも丸山さんのソロがアジアンなのですが、今日はちょっと南方なラタンチェアに揺られるような音で、一色も二色も違うサウンドになっていてまたヨカッタです。
大大大歓声の客席。
こころなしか、若い世代の観客が増えている気がする。誰かに連れられて・ではなく、一人で来る=自分の意志で、な若い人たち。
そうだろう、そうだろうと頷きながら私も感無量です(涙)。
そんな興奮の中、客席のみんな、立ったまま前で腕を揃えて清聴する『君と歩いた青春』。
ドラマチックに野口さんのドラムがリードする中をShoyanが振り絞る。声を?魂を?想いを??ご自身全部を振り絞っての全霊の叫びだ。
だがそれは非常に確かな揺るぎないもの。だから聴くものにまっすぐに届いてくる、客席も全霊で受け取る。みんな頷きながら聴き入っている。Shoyanがマイクを強く握りしめている、震えるほど強く握りしめている。聴くものの心を掴んで離さない永久の歌をShoyanは歌っていた。
見回せば泣いている人多数でした。
・・・D45の音、今日一番大きな音がした。ホールギリギリの高いフレットから飛翔するような音を出してShoyanに寄り添っている。ご自身もノレるバンドサウンドの『君と歩いた青春』がイイ!海風の高揚に続いてなお良いと思った。
♪君はなぜ男に生まれて
来なかったのか〜・・・・・
伸ばしきった音に想いを歌いきって、後ろに一歩よろけたように見えるほど全放出のShoyanでした。炎の魂、しかと受け取りましたよ!!(嬉泣)
と、泣いている間もなく(*´∀`*)うがいをされて調子を整えたらすぐに続けて『なごり雪』。
湧き上がる拍手〜!満場の大拍手〜!
清らかななごり雪だった。
そっとしたなごり雪、それはイルカ氏の大ヒット曲とは全然別物のまったく違う歌に聴こえた。大好きな、大切な、私の愛したなごり雪だ・・・
Shoyanと聴き手の間には他には何も要らない。 ”歌”があればそれだけで解りあえる、伊勢正三と伊勢正三のファンはそれに気付けて幸せなんだなって思えた。自分が雪がれてゆくのがわかった。
Shoyanはいつにもましての大熱唱!!
満足げな微笑みのままD45を強い音で鳴らす、ソロの指運び〜スライドも大きなインパクトで煌めきまくっている。ギターはドラムにも負けない音が出るのだなと感激して聴いた。
弾くShoyanと弾かれるMartinD45、このコンビ最強や!と圧倒されて、曲と声と演奏と楽器と魂の、渾然一体の至高を全身で体験することが出来ました。本当にしあわせです(涙)。
・・・
こうして何気ない街角のホールで今、深い深い永遠が生まれているんだなと想ったステージでした。
歌い終わってShoyanとバンドメンバー全員ステージ前に。ゆっくりと長いお辞儀をしてくれて、手を振りながらすぐに去ってゆかれました。
~終演
すぐに客電もついてアナウンスが始まる。
だがしかし、Shoyanがステージにいたさっきまでの時間も紛れもない現実なのだ。永く続いてきたこのカンケイ、夢が現実になる頃合いなんだ。
”夢と現実”それはきっと同じものなのだと想う。
〜夢を見て欲しいすばらしい友よ
Shoyanの歌はいつでも”現実夢”を魅せてくれる。
しかも、ずっと途切れずいつも真心で歌ってきてくれたのです。
伊勢正三というMusicianは私達のスーパーアイドルです!
これからもこの想い全て捧げて、そしてまた受け取って・・と、ラブソングな私たちのカンケイは続いていくことでしょう。
私のすべてでShoyanの歌を愛しています☆
もう一度言おう、
Shoyanアリガトウ!
七氏怒涛の2024年ライブリポ6連発
※今回乾燥対策とのことでこまめな喉ケア飲水タイムありでしたが、非常に効果的だと思いました。季節問わず普段もこんな感じ大歓迎と思います。(客席に向かっても警備のスタッフさんが「蓋つきペットボトルなら持ち込み目をつぶります」的なアナウンスをされていてありがたかったです)
※今回の文中、お見苦しき(涙)と(T_T)ばかりで失礼いたしました 汗。
夜の関内ホール
街路樹が綺麗でした
☆伊勢正三 BIRTHDAY LIVE 2024
2024年11月9日(土)
16:00開場 16:30開演
かつしか シンフォニーヒルズ
モーツァルトホール
この1年は暑いことばかりが印象に残り、11月になっても銀杏やプラタナスが緑のままで、東京の街並みもいつもの年より賑やかに見えた。けれどそれは今現在白熱しているShoyanのリアルとリンクしてどことなくHOTで、それもいいものだと思いながら会場に向かいました。
1.moonlight
2.地平線の見える街
3.ほんの短い夏
4.夜汽車は南へ
5.冬京
6.海岸通
7.あの唄はもう唄わないのですか(シングルバージョン)
8.3号線を左に折れ
9.雨の物語
10.さよならの到着便(2コーラス目から少し)
&冬の恋(少し)
12.湘南 夏
13.レミングの街
14.小さな約束
15.テレポーテーション
16.ペテン師
17.男は明日はくためだけの靴を磨く
18.ほおづえをつく女
19.月が射す夜
20.22才の別れ
~アンコール
21.ささやかなこの人生
22.海風
23.君と歩いた青春
24.なごり雪
※途中弾き語りスタイルの時に、さわりだけやってくれた曲があったので曲数は流動的です。
・・・・・
☆開演
開演してステージにバックミュージシャンの方々が現れると、ほぼほぼ同時にShoyan御本人も登場!一気に会場盛り上がる。
舞台右手左手の端の方まで行って、まず客席に挨拶してくれるShoyan。すでに笑顔がVeryラブリーです。
ギブソンJ50を抱えて一発目は『moonlight』!
最近はドラムスが入って底から響くグルーヴ感増し増しで最高なのですが、今日はなんとー!Bassが加わっているではありませんか!!フルバンドサウンドの大好きなmoonlightだ〜!と一曲目から胸が熱くなり、Shoyanの立てた襟と開けた胸元に見えた情熱とリンク出来た気がしました。
一曲目から声はよく出ているし、エンディングの細井さんのピアノソロもリラックスしてエレガントな感じも良く、抜けのいいオープニングでした。
そのまま続けて『地平線の見える街』。
ギブソンの乾いた音がピッタリで、Shoyanの歌声もキラキラして非常にいい音程で歌っているなぁとワクワクしてきました。♪西の窓から黄昏る頃〜など、キッチリ発声されていて、ドラムの素敵なリズムも相まって風の匂い纏いまくりの明るいステージでした。
MC
・「今日は15回目となるバースディライブ、いつも誕生日近辺に皆さんに祝ってもらいにきていますが、今日も皆さん万障お繰り合わせの上にご参加下さって、本当にありがとうございます。最後までどうぞごゆっくり♪」
と、丁寧にご挨拶してくれてLLカスタムに持ち替えると『ほんの短い夏』。
!え、もう!?と胸騒ぎ(胸騒ぎしてどうする(笑))、だがしかし、これまためっちゃ良いのです。♪ないのにどうして〜、の箇所が少し寂しげな雰囲気で、じっとしてひたすらに聴き込んでみる。間奏ではギターを上に待ち上げるほどの一音。
「君が言葉には 出来なかったこと
僕は知らずに 季節は過ぎてゆくよ」
で、どこかの”君”に指をさす。
2番からはジェスチャーも多く、心の発露が身振り手振りにまで及んでいて、静かなのに込めるものが多かった。
深いな・・・って、何か伝わるものがあった。
ラストは両手で滲んだ夜を独り抱きしめるような仕草で、エンドのギターソロは下を向いて足元を見るような・・・終始何かと対話されているようなShoyanでした。昨年の初お目見えからちょうど一年経ってあの腕時計くんは控えに回ったようですが、Shoyanのこの歌に対する深い愛みたいなものが表れていて、とても素敵な時間でした。
ふぅ、キュンと切なくなりまくりで、でも今日はこのまま先日のライブみたいな感じで来てるのかなと思っていたらば・・・
暖か気なイントロに春名さんのフルートがピリッと効いて、Shoyanがギターは弾かずに歌い出す『夜汽車は南へ』!!!
泣く(T_T)。今こそだと想う柔らかい優しい歌。数年前の渋谷で聴いて以来、またずっと聴きたかったですよShoyan。去年の今頃の私に聴かせてやりたい(涙)。
特徴的なベースラインのフレーズはShoyan自らLLアコギで弾いて、時にちょっとBossa風味で刻んでみたり、スローで揺ら揺らと距離を感じさせてくれる。(ちょっとボズ・スキャッグスのハーバーライトみたいに)
サビの部分も音程ピッタリ、聴くものの心も一緒に客車に乗り込んでステージ上のShoyanやバンドの皆さんと風情の旅をしている気分でした。エンディングは歯笛で彩りを加えて、最後の最後までShoyanのぬくもりの詰まった素晴らしい一曲でした。
「今日はもうこれ一曲だけでイイ(泣)」とメモに書いてあります(*´∀`*)。
MC
・「えー、久し振りに夜汽車は南へという歌を歌ってみました。これは70年代の(風の頃)、一応シングルで出したんだけど・・・売れなかったです(笑)」
・「今日、16:30開演と言うことでちょっと早いですが、やっと目が覚めてきた(笑)、でも緊張しちゃって寝坊しちゃいけないと思って、6:30頃に目が覚めてなんて良い天気なんだろう♪って。
今朝、(少し寒くて)気温は7度だったらしいです。・・・で、ボクいつの間に雨から晴れ男になったんだろうって(笑)。ずっと苦手だったこの季節も悪くないなナと」
「こんな淋しさそれも東京・・・
そして生きていくため・・・
暖かい愛がなくては・・・
冬は越せはしない・・・」
♪と、一節”朗読”されてから
『冬京』。
エレキベースのソロイントロ、そして印象的なベースメインのライン取り、なんとなく古暦テイストチックな、めちゃ”男前”なカッコイイ冬京! 間奏ではShoyanのMartinD45が爆裂、エンディングのギターソロもまた更に被せてきた。こんなに骨太で色っぽく確実で魅惑的なギター弾ける人が他におるやろか、いやおらん!と心全開で敬いの気持ちで号泣でした。
弾き終わりにキュルキュルッ♪とフレットを移動させるしぐさまで格好良すぎのショーヤーーンでした(涙)。
MC
・「サウンドは「トーキョー」ですが、「冬の京」と書くこの歌ですが、
♪ぼくの胸に顔をうずめて
潮の香りがすると
故郷のない君だから
わかるのだろう・・・
って、そんなワケないですよね(*´∀`)。
彼氏がお風呂に入ってないだけかなって」
などと、急に身も蓋もないご自身解説に、会場一同笑いなのでした。
「海というと最近じゃAI漁師(IT漁師?)とかが登場してて、自分が釣った魚をその場でスマホで撮ってネットに流して、それを全国の名だたるシェフが見て買い付けるとかそういうのあるらしいです。
でも、生の魚で怖いのはアニサキス(寄生虫)!みなさんも気をつけて下さい。ボクは子供の頃から魚釣りが趣味だけど、餌のゴカイを採るところからそれは始まっていて、赤イソメとか青イソメとかそういう全部の過程が好きだから、大人になって水生昆虫など興味を持ってフライフィッシングへってなりました。
その、自分の家の台所からいつも眩しい水平線が見えていて、だから海がいつもそばにありました。だから、歌います『海岸通』。」
と。
客席からはそのTalkから見えていた海の景色と相まって、Huu〜と歓声があがっていた。
本当にこの歌は特別なのだなって思う。なごり雪は全世代まんべんなくに知られて愛されている普遍の名曲だけれど、『海岸通』は世代的にもう一歩絞った限定リアルタイムの濃い歌なのかもしれない。それも、かぐや姫のファンの人より少し弟妹世代の・・・風の正やんに憧れの先輩のような憧憬の念を抱いた若者たちの、永遠の乙女心の溜息吐息が聴こえたような気がした。(男女問わずデス)
岩井さんのしっとりとしたエレキのアルペジオが確実で美しく、ベースとドラムの支えに盤石の海岸通でしたが、細井さんのシンセブラスがチョットだけうるさかったかな?(´・ω・`)出船過ぎ!?
Shoyanは秋冬の少し乾燥気味の中での声で、少し弱めの箇所もあったかもですが、安定の海岸通でした。
(前回行った狛江でのバランスが良過ぎたかもしれません)
エレキに持ち替えていよいよの『あの唄はもう唄わないのですか〜シングルバージョン』キター。
春名さんのソプラノサックス、今日はいい音出ています。Shoyanのエレキの繰り返しに、イントロのフレーズは今日は岩井さんがエレキで。チェロの丸山さんは今日はお休みでありました。
今日は久しぶりに参加の御供(信弘)さんがモノスゴ表情をつけて熱のあるベースをプレイされている。時に身を反らして、よく動く指のベース音でこの歌に深みを絡ませてくれていた。HOTなPlayに胸熱でした。
そこに乗せてShoyanがしっとりと歌う、その歌い方は風ではない、今のShoyanだ!想い入れたっぷりだ(涙)、それがいい。
岩井さんのエレキにShoyanのエレキがかぶさってとても厚みのあるサウンドでした。今まで数回しか聴けていないけれど、ここに来てカンペキに仕上がったんだな、って、今まで聴いた中で一番グッと来ました。凄く良かったです。
そのドラマチックなステージを撫でるようにShoyanの♪ん〜んん〜〜というスキャットが始まる。歯笛とハモニクスの静かなイントロで『3号線を左に折れ』。
イントロのフレーズは岩井さんの細やかなエレキ。間奏の御供さんのデリケートなベース、春名さんのフルートは寂しく美しい。
そこにShoyanの一石のような間奏の一音。D45ならではの、一音なのに投網のような音、心掴んで離さない。遠く霞んだ街並みを視せてくれるのです。
このライブに来る前に、今年この曲をかつしかで聴いたら泣く・と思っていましたが、ステージの紫色のライトにバックのバンドの確固たる技でとてもお洒落な曲になっていて、豊潤なステージになっていたと思います。泣くより酔いしれました。やっぱりベースが入るとオシャレさが加わる。切なさを凌駕したお洒落さ。高低使ったベースのフリーソロからShoyanのギターの洗練さ、そして掛け合いの音。細井さんの鍵盤にまた静かに合わせているShoyan。ひたすらのバックのメンバーのみんなの音の集約で、凄くレベルの高いステージで終わりました。感激の演奏でした。
※シロウトが「レベル高い」とか生意気言ってスミマセン(^^;)
そしてバックのみなさんは袖に帰り、Shoyan一人いつもの木の椅子に座る。
MC
・「しまっておいたストーブ、出す季節になりましたね。一昨日が立冬で、やっぱりその日から寒くなって、季節ってすごいなって」
・「その冬をじっと耐えて、また春が来て、君がきれいになるわけですが(^^)、きれいになって50年も経つんですね・・・」
と、急にリアルを入れ込んできたので会場一同(笑)!最近のShoyan、トークも冴えている!
・「(なごり雪)は安易に歌えない歌になったけど・・・」
と、ここでまるっきり一人でやってみますと『雨の物語』。
うぅっ、、と息が詰まる。
ここへきてまたもの凄っくイイ!!!
なんだろう、とても太いパフォーマンス。目の詰まった硬い木で作ったロッキングチェアみたいな歌声と演奏だった。ギター一本なのに、その充実感に圧倒されて苦しいほどの胸の高鳴りだった。
遠い席からでもD45の音のキラメキと、Shoyanの親指の爪の煌めきがよく視えた。もちろん丸山さんのチェロが加わるステージも200%で良かったけれど、今日の”ひとり物語”は1000%のShoyanだったと思う。
♪肩を濡らした君が〜 あたりの声の出もスムースだし、また全編通して原曲の楽譜通りの音運び?で素直に歌われていた。
軽井沢からギター一本バージョンをお始めになって、ここへ来て非常にこなれてきて最高のパフォーマンスを確立されている、と、大感激なのでした。
これが、、、これが聴きたかったんですよShoyan(涙)七氏またもやの成仏(T_T))
MC
・「んーと、季節があるから僕らは歌を創れるのかな・・・でも、夏の歌が多いかな?」
とおっしゃりながらの
♪冬の桟橋は〜〜・・・
と、突然の『さよならの到着便』を一節!少しコードを探りながら、少しづつ続けて歌ってくれた。
ふぅ、、、粉雪舞う寒い空気が一瞬会場を包みましたよ。本当は全部歌ってほしかったです。あ、初雪・・・と想ったらすぐにやんでしまったかのよう、歌の残像だけが切なかったです。
(羽田空港がマイブームの私はこの一節だけでも嬉しかったです、泣)
そして、♪冬の恋〜、と『冬の恋』の一節も。
♪さみしさとまた逢えるときめきはつづれに織りなすもの〜・・・まで歌ってくれました。まさに、、そこはキモで、私達客席とShoyanの関係です。
・「冬の恋という歌ですが、、、あの、あんまり(みなさんが)知らない歌を歌ってもしょうがないので、やっぱり夏歌を・・・」と、『湘南 夏』。
バックのブラウンオレンジの照明がとても綺麗でShoyanを包み込む。歌い出した声には自信が漲っていた。Shoyanご自身とても楽しそうにギターを弾かれているし、声に表情をつけて多彩に演奏されている。
「ぅワイシャツに」
「こと〜ぅ」
この小さな「ぅ」、試験に出ます(笑)。
ギター一本でモーツァルトホール内の全員の気持ちがひとつになって暖まっていた。これでみんなでこの冬が越せますね(*´∀`*)♪
ここでギター交換T’sT登場。
ん?座ったままテリーって何やるんだろ?置手紙かな?など思う間もなく、
・「エー、こうやって一人でフォークの原点というか、弾き語りでって最近なかったので、ちょっと大胆なことを・・・『レミングの街』を、、、」
と!
ΣΣΣ!!!!!!!
と、うろたえる間もなく神のストロークが始まった!普段のバックがいるステージでももちろんShoyanはこのストロークを全霊で弾かれているのだけれど、それがそれだけでここに在る、裸の伊勢正三ここに極まれリ!な、普段奥に祀られている御神体が降臨したような神々しいステージだった。
声がすごく良くてよく通る。メッセージが全部伝わってくる、40代50代の頃より更に強さが増している、凄い。今のShoyanのパワーに私は動悸が激し過ぎて失神しそうでした。マジで。
♪星より遠くに見えてすべて心の中〜でストロークは一段と強くなる、ダントツの気合の塊!左右上からの白いピンライトで十字に照らされたShoyanは本当に魂が燃えていた。魂が歳をとらないということは「維持」ではなくて「代謝」なんだなって、教えてもらった気がします。
(感動しすぎて変な例えばかりになってますスミマセン汗)
歌い終わりにかぶさってバンドメンバーが戻ってくる、春名さんのソプラノサックス、リベンジの音とても良い。それを見届けてShoyanは一旦袖に帰られた。渾身のギター一本『レミングの街』でした。
バンドの演奏は続き、各ミュージシャンのソロ演奏〜ライトも激しく回転のめっちゃ盛り上がりでこんな構成もイイナと思った。岩井さんのエレキ、ここでは乾いた感じで70年代ラリー・カールトンの一作目みたいな音が出ていてカッコ良かったデス。
こんなにもカッコイイ歌作ってたんだよねShoyan!と再認識を深めました。
〜シャツとネックレスお着替えして再登場
前半はブラックの何かのロゴが全面に施されたシャツ、ここからは前出のGUCCIの赤紫っぽいシャツ、どちらも黒のインナーで素敵♪時折胸元が肩まではだけて鎖骨クッキリの萌えショットありで、客席悶絶でありました。前半のゴールドのネックレスからシルバーのネックレスに。そこまでこだわって換えてくるのも意味深で良き♪でした。
で、本編ですが、ここでバックバンドのメンバー紹介。いつものGt岩井眞一氏、Key細井豊氏、フルート&Sax&パーカッション春名正治氏、Drの野口明彦氏に今回Bassに久し振りの御供信弘氏!Yeah!
ここでD45を抱えたShoyan
・「Re-bornというアルバムから2曲を・・・」
と!やったぁ!
(T_T)(*´∀`*)!
今日もRe-born曲があるっ!!と小躍りする私。ここまででも大大大満足だったので、尚も押し寄せる歓喜にだいぶ人事不省になっておりました。
細井さんのピアノ生Playからの『小さな約束』。
Shoyanはダウンストロークでしっかりのギターの音、バンドの音もよく聴こえる。こうしたちゃんとした演奏(生演奏)の『小さな約束』に、私は今回初めてやっとここで「この歌紛れもなく伊勢正三の歌だ」って歌の底に辿り着けたような気持ちになれました。あぁ勘違いばかりの自分の迷いも雲散して、もの凄く愛おしく感じました。この歌を更に、改めて、超〜好きになってしまった・・・泣くほど好きだ。こういった構成の演奏・ステージ凄く良かったです。しかもナマでネパーリアン?やってくれて悶絶でした。低い声もサイコー☆!
♪自分に素直な〜では胸に手を、
♪君をつたう滴になる〜では片手を上に掲げて、
今日は終始ジェスチャー多めの”伝えたい気持ちの伊勢正三”で、それが凄くよかった。身体まで駆使したい、それだけShoyan御本人の心が動いているということなのだと思いました。
またそれに呼応するかのようにバックの演奏も熱くて、御供クンの綺麗に絡むベースラインが美しく、またShoyanの支えになり、曲が立体的に聴こえました。
ここでまたギターを換えてギブソンJ50に。
ん?俺達の詩?
かと思いきや、モノスゴ高いフレットについているカポが見えて驚愕。一体何カポなんだろう?12フレットか13フレットくらい!?ナニナニ!?と確認する間もなく、
「それではよろしいでしょうか?」
と『テレポーテーション』!!!?
エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?
この時、つい、思わず客席でエーーー!
ΣΣ((@_@;)!!
と声を出してしまいました。(周囲の皆さんゴメンナサイ汗)
もうステージでは二度と聴くことはないと想っていた曲を、、、ブッチギリの伊勢正三が凄まじいこの一曲を!今ここで演ってくれるなんて、、、、自分死んだのかな?と一瞬思いました。
でもステージではShoyanが人差し指と人差し指をつけて今歌ってくれている。しかもノリノリノリまくりで!膝折りながらのご機嫌ストロークと様々なジェスチャーでメチャクチャ格好良い!!!
斜め前の女性ファンの方は座席で手を叩いてノッていらした。私も踊りたかったっ!
ヨカッタ・・・やっぱりShoyanはRe-bornド真ん中にいらっしゃる(T_T)、私は黙ってついていけばいいんだと、超確実の波に迷いは全部綺麗に洗い流された瞬間でした。
先程の冬の恋のさわりでも「知らない歌を歌ってもしょうがない」なんて悲しいことをおっしゃっていたので、この決勝逆転満塁HRのようなこの2曲は本当に感激しました。生きててヨカッタ(涙)。
(普段があんまり複雑に考えすぎなのだよ七氏(笑))
ホントに、頬を叩かれて息を吹き返したかのような自分でありました。Shoyanありがとう(涙)。
・「ちょっと、カッコイイ歌を演ってみました♪」
・「では、その昔カッコ良かった曲を・・・」
と、『ペテン師』ーーーー!
このShoyanのフリ幅すごーーーーーい!
( ゚∀゚)o彡°
この流れたまらーん!(>▽<)!
軽やかに華やかなステージ、御供クンのベースが本当にグルーヴ感に溢れていて躍動的。まさに名実ともにカッコイイ!ペテン師でした。永遠にダマサれていたいぃ〜(笑)。
続けての ♪ぅワンットゥ!で
『男は明日はくためだけの靴を磨く』。
この流れサイコーか!
ここでは細井さんのシンセブラスが上手く効いていてノリ良く、間奏の岩井さんのアコギも良く、前半の御供クンのハンドクラップ姿も素敵、Shoyanに至っては盤石のKINGっぷり☆
そして、この3曲はセットになっていると思っている『ほおづえをつく女』キタ~!また今度はちょっとディストーションがかかったエレキがカッコヨス、イントロの岩井さんのエレキと骨っぽく重なり合って男前!しかもShoyan、♪胸のボタンひとつはずして〜の箇所では片手でシャツに手をかけて胸元グイッと開ける仕草、ボタン全部外しちゃいそうなその仕草!!キャーーーーーーーーーとまた人事不省になるワタシ。
(マカロニほうれん荘のきんどーさんをご想像下さいw)
でもこれで終わらないのです、今日のShoyan激しくカッコイイのです。岩井さんエレキのソリッドな高い音に絡ませて、Shoyanはくぐもってスモーキーな音を駆使する、その色っぽさ巧みさ、キュッとフレットを移動させるキレキレの瞬発力、ラストのソロも仰け反って弾き上げるほどの、たたら製鉄のような鋼のしなやかさで、すべて一緒に熱く溶けちゃうような、格好良すぎの『ほおづえをつく女』でした。
やっぱり、、、今が一番カッコ良い!
(≧∇≦)b!!!!
あのメインのギターフレーズは久遠の音がする。髪の毛は左右に拡がって逆立って、光の輪の中にいるようなShoyanでした。
弾き終わってギターを下げたまま一瞬天を仰いだShoyan。やはり何かと繋がってるのだなと、自分にも解れた気がしました。ほんっとに、煩悩とか迷いとかの小さなことが野焼きのように焼き尽くされて、清々しく新しい気持ちになれた確信のステージでした。
もう一度言う、Shoyan最高!☆
♪チリルルルル・・・・と聴こえるフレットを滑らすクロマチック・ランのアノ音、すぐに持ち替えたD45で『月が射す夜』になだれ込む!
御供クンは今日は3本のエレキベースを駆使してそれ毎に最高のノリを提供してくれました。白いシャツをラフに着こなしてベースを操る様は職人ぽくて非常にカッコ良かったです。Shoyanの豊潤な円熟味に御供氏の採りたて野菜のような歯ごたえ感がベストマッチ過ぎて、自分は興奮しすぎて足が攣りそうなのでありました(^_^;(笑)
ここでShoyanお水をゆっくり飲んでLLカスタムに持ち替えると
・「今日は冬にかかった素敵な一日を、みなさん僕に預けてくれて本当にありがとうございました」
と、深くお辞儀をしてくれたShoyan。
そのままの綺麗な音で『22才の別れ』。
イントロの弾き出しの一音がすごく力強かった。客席との一体感はMAXになっていた。丁寧な、本当に丁寧な22才の別れ。肌に触れるTシャツのような野口さんの優しいブラッシング、そこに煌めくアクセサリーのような春名さんの合いの手、2番から入っている御供クンのエレキベースは唄っている♪
Shoyanのボーカルもギターもとてもまっすぐに、イノセントで誠実な音だった。ラストのラストまで弾ききった!という真心ギューーーーっと詰まったステージでした。歌い終わって客席からショーヤーーン!!の声多数。
まさにイッツ・正TIME!なのでした。
(*´∀`*)v
そして、Shoyan&バックのみなさんは一旦袖に戻られました。
〜アンコール
結構早めに再登場!
ん待ってましたっ!
最近そうなさっているエレキを下げての『ささやかなこの人生』!会場明るくなり客席も総立ち!私も傾斜のキツイ=見やすいモーツァルトホールの中段で立たせていただきました。Shoyanが良く視えて嬉しい。
エレキでダウンストロークの刻みノリノリで楽しそうなShoyanと、一生懸命手を叩いている客席を見渡したら感慨深いものが込み上げました。
こんな年齢(自分も含め)の人たちがこんなに楽しそうに一緒に手拍子する機会なんてナカナカないよな、と。みんな自分の家に帰ったらどんな暮らししているんだろうって。ここにいるみんなが今本当の自分・になっているといいなって思った。
そんな機会をいつも作ってくれて沢山の愛を届けてくれてアリガトウ正やん!と、心の底から想う時間でありました。
※ここで歌い終わってお水を飲むかと思いきや、うがいまでしてそのままゴックンのShoyanでした(^^)
その明るい高揚のままT'sTに持ち替えて万全の『海風』。
相変わらずひたすらにカッコよいイントロダクション!ビンビンきます!ホールの抜け感も良くいい響き♪
Shoyan、本当に楽しそう、そしてノッてる、充実なさっている。ご自身も手応えをお感じになっていると拝見できた。Shoyanの確固たる自意識というか「自分を満たす」という姿勢が我々をも勇気づける。『海風』はその最たるものだと思った。
去年の鎌倉のライブは自分は足が痛くて痛くて立っているのがやっとだったなと思い出して泣けてくる。実は今も痛いのだけど、心が痛くないのでヘッチャラなのだ。強くなりましたよ私、と心のなかでステージのShoyanに報告した(涙)。
各ミュージシャンの紹介パートではShoyanの横顔観察タイム!(笑)だってShoyanの横顔スゴくカッコいいんですもの、、、いつまでも見つめていたい。必死に双眼鏡を覗き込んで目に焼き付ける私でした♪
ここで御供クンがカッコイイベースのソロを弾き放って右手を掲げてピースサイン!Vその「ドヤッ」なフィーリングがサイコーでした☆
まだ手に持っているメモ帳には
「あっという間過ぎる(T_T)」
と書いてある。
歌い終わって大歓声まくりの中の輝くShoyan、
・「今日はホントにどうもありがとうございました。(13日まで間があるから)まだひとつだけ若い4日間を楽しみたいと思います・・・今が一番青春です!」
と、嬉しいお言葉に一同(泣)。
客席直立不動!
「おめでとう!」の声。
私も素直なまっさらの心で聴く『君と歩いた青春』。
Shoyanご自身もまたかなり入れ込んで相当の集中力。ギターのソロも1と100の強弱が凄い。スライドも気合入ってフレットから火花散るほど!?
♪だけどほんとさ愛していたんだ・・・
はマイクから少し離れて生の声で歌われていた。この一節だけは歌ではなかったのかもしれない。それもヨカッタ(涙)。
客席もみんな頷く大拍手の中歌い終わって、全部放ちきってすべてが満ちたShoyanだった。本当に純粋に感動的でした。
で、正面向いたまま公開喉シュッシュ!?して、ニヤ〜っとゴキゲンな笑顔でそのまま『なごり雪』。
もうこの頃になると例によって私は真っ白な熾火状態になっていまして、客席も皆、前で手を揃えて清聴。万全の万感のなごり雪でした。
落ちてはとける雪とうらはらに、毎回聴く度に感動は積み上がってゆくのです。去年より何十年前より、毎回最高に感動するのに、次にはもっと感動する。そうやってずっと聴く人の心を揺ら揺らと動かして新しいキモチを引き出してくれる偉大な伊勢正三氏となごり雪であります。
ShoyanのD45ギターと春名さんのソプラノSaxの音色の絡みは、去ってゆく彼女と残る彼の対比のようで、いつまでもいつまでもそこにそのまま在るようでした。
・・・
そんな余韻とともにShoyan73歳のお祝いのLIVEはお開き♪となりました。
聴くものも演ずるものもすべてが幸せな、当然の奇跡!を実感したステージでした。
本当にいつも新しい愛を供給し続けてくれる伊勢正三さまに心から感謝と尊敬の念を捧げます。
今年も素敵なバースデイライブの一日をご一緒できて幸せでした。
もうすでに、さらなる新しいShoyanが大爆誕されていることと思います。きっとここまでも物凄い集中力で臨まれてそのすべてを注ぎ切ってくれたのだと思います。
どこまでもついていきますから、またこれからの新しい水平線を楽しみにしています!
ではもう一度!
正やん最高〜〜〜!!!(愛)
☆☆☆(*´∀`*)☆☆☆☆
ここで「お約束ごと♪」と、
「ちょっと一人でやってみます。フォークシンガーのスタイル♪」
とShoyanお一人で弾き語りスタイルのステージが始まった。
ギターのヘッドに付けるチューナーをいじりながら
「どうやるんだっけ(汗)最近のデジタルはね・・・」と、
ちょっと戸惑うShoyan。
今日はLLカスタムの出番がなく、ずっとほとんどD45が活躍していたのでチューニングもその度にShoyanご自身がなさっている場面が多かったです。
そして歯笛を少し鳴らすと・・・
「今一瞬、高田渡がよぎりました」と、
♪アイスクリームアイスクリームあたしの恋人よ〜と歌い出すShoyan。
「ナゼよぎったのかわかりませんが(苦笑)」
と、面白いテンションのまま、なんと〜
『海辺のジャパニーズ・レストラン』!
軽井沢の一夜限りと思っていたので激しく嬉しく、そのメチャ優しい歌いだしが会場を大きな安らぎで包んでくれました。
♪つっきっかっげ〜と と、歌声はソッと置くようにソフトなのに、手元はD45のハイコードをカッチリ押さえてベース音も軽やかにどんどん音が移動していきます。そのShoyanの自然なテクニック・妙技がもの凄くて、軽井沢では(初めてで)ドキドキしながらだったのが今回はとっぷり堪能させていただきました。ホントにそのベース音〜コードの移行から指運びフレット押さえの確かさ、めくるめくようなShoyanの魔手でありました。魔です、魅入られてしまうってこういうことです。
これだよ、これだよ、
これを聴きたかったんだよぉぉぉ
(T_T)(T_T)(T_T)
と、Shoyanの”魔性Play”にうろたえて書いてあります。
歌い終わって充実の表情のShoyan。
「これは〜何年ぐらい前かな・・・40年前かな? やっぱり海の歌になっちゃいますね♪」
と、カポを4フレットにつけ直し、また入念なチューニング。
「かぐや姫の曲で、『湘南 夏』っていう曲を・・・」
あぁ、これまた一人で演ってくれたらサイコーの最上な曲じゃないですか、と号泣マークが沢山メモに書いてあります。
上からの陽光のようなあたたかいライトがピンスポットで、弾き語るShoyanをひとり浮かび上がらせている。弾きながら前後にノっているShoyanはこの曲独特の難しいコードもフレーズも難なく弾きこなして、間奏のスライドも美しく完璧で、その声は丁寧の極みで優しく触れてくる。
ギターうまいなぁ(涙)・・・と至極当たり前のことですが、感嘆百倍の気持ちで圧倒されていました。極論を申しますと、、、正やん一人がいればいいのだ・と禁断の想いがよぎりました。
「それでは、チェロの丸山くんと二人で・・・では、雨の物語を・・・」
と、新たにまたチューニングし直して『雨の物語』なのですが、、、弾き始めにまたさり気なくギターでオシャレな切ないコードを一節差し込んでくるので、グッと引き締まるステージのコントラスト。静かな空気の中、大きなスピーカーの真ん前の私には、歌い始めにShoyanの唇の音が聴こえて激しく心揺さぶられました。
軽井沢の時は少し遠くて、、曇りガラス越しな距離でしたが、今回はお二人共の音がクッキリ煌めきつつ、劇的に聴手に届いてきました。また眩しいShoyanのD45のトップ板、2番から寄り添ってくる丸山氏のチェロの濃厚さ、そのたゆみなさを愛おしそうに眺めてずっと丸山氏の方を向いて頬を緩めるShoyanの横顔後ろ顔。終始落ち着いて、出来上がった感のあるお二人のPlay最高でした。ある意味ラブシーンのような、最高に美しいハーモニクスとともに蕩けるような雨の物語でした。
歌い終わって「イイネ☆」とご自身手応えの言。
「何だかボクたち相性イイかもしれない(*^^*) では好評につき♪・・・」と『あいつ』。
むー、凄いのだ。大賀ホールとエコルマホール、タイプは違う会場だと思うのですが、Shoyanのギターはやはり凄いのです。チェロが入らないギター一人だけの時の無限さも凄いのです。
※このコーナー、徐々に一曲づつ増えていって、気がついたらお二人だけのツアーになってたりして(*´∀`)ナンテ妄想が広がりました。
※※家人はこのコーナーで『春の流星』や『渋谷川』などもやればいいのにねと言っていました。
息をついて再びの
「イイネ、旧い歌だけど新鮮に聴こえる。音楽は歳をとらないのかな?」
「魂は歳をとらない・を自分で座右の銘にしているんですが、自分がその時に戻るのかな??」
「戻った人〜!?」
と、Shoyanが客席に尋ねると沢山の人が挙手していました。(残念ながら私はこの歌では戻れませんでした(笑))
Shoyanは満面の笑み。
非常なる手応えをお感じのようでした☆
っとここで
♪若かったあの頃〜 と『神田川』を一節。
それに合わせてアドリブの丸山氏。
「♪ミ〜レ〜ド〜・・・ファの#、シ〜ミ〜・・・」と、Shoyanのリードについていく丸山氏に感嘆しきりのShoyan。
「スゴイね!ホントにアドリブですから!」
「名曲ですから♪」
と、謙虚な丸山氏。
ここでワンコーラス完全版を熱唱のShoyanなのですが、この神田川がモノスゴ切なくて凄く良かったのであります。丸山氏の流れるようなチェロの音はバイオリンよりも幅が広いので、冷えた肩を包んでくれるショールのように、Shoyanの透明な声に寄り添っていました。この時のShoyan、すごく純粋な真っ直ぐな歌声でした。
最後は歯笛で締めて♪
「今度こうせつに丸山くんを紹介しようかな・・・あ、でもイヤだ獲られたら(^_-)」
なんて、やはり独占欲の強いさそり座発言をされていました(笑)。
「こーゆー性格なので、軽井沢からまたわざわざ違う曲を無茶振りで違う曲をやろうと・・・ほとんどぶっつけ本番ですが・・・」
と、『涙憶』を!
「これもよく出来たと思うんだけど・・・もうこれも1993年かな」
と、「イイに決まってる♪」と久し振りの『涙憶』なのですが、ほんと、これは凄く期待してしまいました。そして本当にとても良かったです。ドンピシャでした。大本来の涙憶でした!
途中の♪何時間〜からそっと入ってきて歌のジャマをしない謙虚さ、Shoyanがアルペジオにインパクトを込めてどんどん弾き込んできても、冷静さで袖に控えている丸山氏の音。♪愛は時に〜に被せるピチカートも姿勢良く、でも♪なぜ君と出逢うそのわけを〜からチェロが高く舞い上がるのです!大きく宙を掴んで揺らめく袖のように踊り始めたチェロは美しかった・・・。クライマックスにかけては一人で弾いているとは思えないほどのチェロの大軍勢が押し寄せて、Shoyanがフト我に返るような、お互いに心持っていかれるような珠玉のお二人の競演でした。安定の高音のチェロの音に、涙憶本来の清らかさもどかしさを改めて感じました。このチョイス素晴らしかったです。
バックのメンバーが出てくるのと入れ替わりにShoyanは袖に。メンバー各ソロパートが繋ぐとお着替えの終わったShoyanが再登場しました。
※ここでも丸山さんのソロパートは奥ゆかしきで大好感でした。
・・・
再登場Shoyanはブルーグレー地にモノグラム入りまくりのGUCCIの長袖おシャツ!グッチグッチしまくりのコスチュームなのですが、これがまたカッコイイので困る(笑)。
凄く素敵でしたよ(*´∀`*)。
※前半は白黒チェックのジャケット・シャツのようなトップスに白いVネックインナーで、トップスだけ着替えてきた感じです。
ここでスタッフが2カポをつけたT`sTを持ってきたのだけど、Shoyanはさっきまで弾いていたD45を再び肩に掛けてご自分でカポを付け替えて『ほんの短い夏』!
野口さんのスティックでカンカン♪なカウントに丸山さんの優しいチェロ、Shoyanのザクザクっとした刻みと丁寧なアルペジオが良くて、柔らかで秋風の沁みるほんの短い夏でした。
♪最後の地下鉄が〜と、”僕の時計”より少し前にさりげに左上の袖をずらしてソッと腕時計を確認。そんなほんのりした仕草に余計にキュンとしました。そういうのもいいですネ♪
ただ、ラストのアコギソロパートが無かった。そこだけ少し寂しいかったかな?(ま、イイか、多くは望むまい(*´ω`*)☆)
1カポにして改めてチューニング&チューニング。そのままの流れで『22才の別れ』。
今日はLLカスタムの出番がないのでD45のパリパリした音でした。今日は終始D45がShoyanの指に吸い付いているかのようで、終わり際のソロパートもハードで明確な印象でした。ドラムのリズム共にバックも良く纏まって岩井さんの12弦も艷やかに、落ち着きの22才の別れだったように思います。
Shoyanの髪の毛がいよいよポヤッと逆だってきた。調子いい時のシルエット!
続けて『月が射す夜』に。
凄くノッてるShoyan、波動高め!腕の時計もキラキラ揺れて月光の海面みたいに非常に綺麗です。横で弾かずに控えている丸山さんがノリノリでステージを楽しまれている感じも見えました。間奏のShoyanのギターもまたまたハードにバキバキで、足踏みしながらの強い声も本当に充実していました。マジStrong!最後の最後まで鬼ストロークで極めるShoyan、締めはギターを高く掲げてフィニッシュでした。息も荒げての最高の魂燃焼ステージでした(涙)。
「今日は久しぶりに狛江に来て、楽しい時間を過ごすことが出来ました 。どうもアリガトウ。それもこれもこうやって懐かしい歌と・・・歩むことが出来て自分も幸せです」
と、ご自身もとても深い感動の中におられるご様子だった。
そして、
「Mac(マッキントッシュ)のコンピューターにタイムマシーンていうソフトがあって、作業を過去に遡って戻せるというシステムがあるんだけど、人と話していて自分にもタイムマシーンがあったらいつに戻りたい?って話になったんだけど、、、ボクは今が一番幸せです☆」
「では、最後の歌を・・・」
と、『君と歩いた青春』。
・・・Shoyanは少し前、2021年12月の小平のコンサートでやはり『君と歩いた青春』を歌われる前に「自分の幸せ」に言及されていた。それが今実感としてあるということなのだろうか、「今が一番」だなんて、そのShoyanの”今”を共に体験できている私達も一番幸せだと心の底から想う。
私は自分の幸せのことは考えるのを放棄したので、自分の好きな人が今幸せだと仰っているのを伺うことが出来て嬉しかった。私の幸せもここにあった!と。
この日の『君と歩いた青春』はその前の週のイベントの余韻もあったかと思うけれど、軽井沢のときとちょっと違う、”今ここで目の前のみんなに”という、その場に根ざしている伊勢正三・だったと思う。時にニコニコして歌うShoyan、今日はソコで自然に一緒にいられた。非常なる一体感でした。
大熱唱で髪の毛更にポヤポヤっと逆立って、胸元のネックレスもツヤっとして、光り輝く白熱のShoyanでありました。会場一同熱い涙が充満していました。
〜アンコール
すぐに出て来て早速のエレキを下げると「どーもアリガトウ!」と、大きく息を吸って万場の『ささやかなこの人生』。
※今回何度かステージで正面に手刀を掲げるジェスチャーをされていたのですが、なんだっけあのポーズ(笑)!?
ここで例によって会場総立ちなので、私も立たせていただきました。ステージが低くて、立ち上がるとステージ上が良く見えました。Shoyan立ち位置に敷いてある綺麗なラグも良く見えたし、バミってあるテープやめくる譜面のチラ見えなど、貴重な最前列を満喫できました。(最前列ってこの生涯で4回くらいしかない(笑)しかもほぼ端っこ・今日も壁際(汗))
と、脱線しましたが、そんな理由でここからメモはカバンに置き、手拍子しまくりノリノリタイムに没頭させていただきました。
続いて『海風』『あの頃の僕は』、『なごり雪』で終演だったと思います。
『海風』『なごり雪』も軽井沢のテンションのままどんどん分身が増えていっている感じです。非常に完成されたステージでした。大満足です。
でも、ここで『あの頃の僕は』を聴くことになって私は正直、壊れそうなほど胸を締め付けられました。この会場に来る前にずっと想っていた懐かしい気持ちをえぐられたのかもしれません。住宅地が近い小田急の街、美味しいお店がたくさん入った駅のビル。太くなった街路樹。バスや自転車の行き交う駅前広場。
30年40年はすぐです。いつになればずっと前の出来事だと想えるのでしょう・・・
バイオリンの中西俊博氏参加のオーチャードホールの音源が凄く良くて、その場にいられなかった自分はとても寂しい思いをしていたのですが、今日のこの日にこの場所で丸山氏の暖かいチェロが加わったステージを聴くことが出来て本当に嬉しかったです。少し追いつけたような気持ちになれました。
軽井沢の時は『君はベージュ』でした。どちらも歌い出しは♪あの頃・・・です。今が一番幸せなShoyanと、あの頃のさみしい自分と、時の流れの妙みたいなことを深く感じました。とてもいい体験をさせてもらったと想っています。この日の『あの頃の僕は』は偏りのない、今とあの頃の一番くすぐったい重心支点で佇んでいる切ない歌でありました。こんなにも聴く人に何かを想わせる歌、これもまた伊勢正三の極みだなって感動した次第です。その優しい声はきっと永遠に変わりません(涙)。
今現在のShoyanがこんなに充実していて、こんなに素敵で、活きている歌を歌い続けてくれていることに本当に感謝します。私も前を向かなくちゃ・・・です。
『あの頃』の積み重ねの先の、『今』が一番カッコイイ!!先の軽井沢から始まった伊勢正三の新しい旅は更に続くのだ!と思えるワンステージでした。
色んな試みをこれからも魅せて下さいShoyan!
聴手も心全開で待っています。
真にしあわせな”LoveSong Relation”
これからもずっと、です☆
以上、魂燃焼し尽くした七氏の本音長文でありました。いつにもまして個人的なことも沢山書いてしまいましたこともお許しください。
おしまい
※間違い不適切表現などありましたらご指摘下さい。迅速対処いたします(_ _)。
『青い夏』を歌われた時に想ったのですが、本当ならここらでひとつ、伊勢正三の詩集も出してくれたらイイのになと思っています。曲はサブスクで自分で選んで聴けるようになってきています。でも、手元に置いて漢字や言い回しや行間を読みながらメロディーと声を聴くと言う行為も大事だと思うのです。
聴く歌こそ完成形なのかもしれませんが、丁寧な編集とセンスの効いたデザイン装丁で、Shoyanの言葉を手にとって胸に抱けたら好いのになと密かに想っています(涙)。
☆追追伸
今回LLカスタムの出番はなく、D45が過労死しそうなほど(^^;)連続使用されていた。もしかしてShoyanはこのギターを生涯かけて擦り切れるほど弾き尽くして弾き倒して完全消費しようとなさっているのかな、なんて想ったりもした。そういうのもカッコイイと思う。愛するものを壊れるくらい離さない、そんな感じなのかも・と、チラリと想ったステージでした。
・・・・・・
毎年少しだけ特別感のある軽井沢大賀ホールのLIVEから、日も経っていないこの郊外の街の駅前LIVEで、どこを外してどんな日常を入れ込んでくるのだろう?と思っていました。
がしかし!全部増し増しの倍増な内容で、「いつもの」曲が「いつもじゃなくなって」いました!すべて新調してきてくれたことに非常に感動しました。
Re-Re-Re-born!くらいの超新生でありました。けれど、大本来を踏襲したうえでの大安定でもありました。このバランス感、本当に今のShoyanが一番凄いとこキてる!と思った一夜でした。
そんなわけで、各曲思ったことを少しづつ・・・
〜開演
ガットギターのゆったりしたインストゥメンタル曲の館内放送が止まり客電が落ちると、ステージにバンドメンバー一同登場して、早速のShoyan御本人のお姿も。
会場内からの「ショーヤーン!」の掛け声にニンマリと手を挙げて「コンバンワ♪」のD45。
『moonlight』からのオープニング。ラテンの曲調にドラムが効いていて初っ端からノリは最高。そんな中でShoyanの弾いたり弾かなかったりの細かなストロークが色気を添加しているわけで、ピックを咥えて弦を弾くお姿も、低くて渋い声もイキナリ光ってる!アウトロのギターソロも細やかで繊細。右足で拍子を取りながらの艶やかなmoonlightでした。(締めの御本人のナマの掛け声「Wow!」もヨカッタですぞ♪)
そのまま岩井さんの12弦ギターとジョリジョリ掛け合いしながらの『地平線の見える街』に。
声量も大きく目を細めて楽しそうなShoyan。ドラムも走ってしまいそうなほどの、疾走感あふれるゴキゲンな演奏が続きます。また指さして♪その目を輝かせて〜と遠くまで連れて行ってくれる一曲でした。
「コンバンワ、イセショーゾーです♪」
のいつものラブリーなご挨拶。
すでに安心感の塊になっている会場です。
「狛江は久し振りで前にも来たことあるはずなのだけど・・・全然覚えていませんでした(笑)。なので今日は新鮮な気持ちで」
「ひと雨ごとに秋だなって、でも都内でも虫の声が聴こえたりして季節を感じることができます。それで僕も曲が書けるのですが・・・♪」
で、「新曲です」とエレキベースを抱えて『秋の葉の栞』。
これはまた囁くように、でも太くて安定していてメチャ感情移入の歌声でした。オレンジピンクの照明も、時々入る岩井さんのエレキのオカズフレーズも良く、Shoyanの声もベースの音もクッキリ聴こえてバランス好い響きが最高でした。
(これエレクトーンで自分で弾いてみたいです。あのベースラインを足でやってみたいのだ(*´∀`*)ナンテオコガマシイ(笑))
「えー、Re-bornからもう一曲」と、ベースそのままに『風の日の少年』。
重たいエレキベースを一生懸命に弾くShoyanを客席で一生懸命に聴く!身体全部を使ってベースの太い弦を力強く弾き下ろすShoyanの佇まいが沁みる!マジで全力で弾いて歌っているShoyan。♪すべてが一本道だとわざわざ決めつけなくてもいいから、と言われて泣く。メモには号泣顔文字が書いてあります(涙)。
D45に持ち直し、
「なんか、最近指のなめらかさが・・・ベースをブーン♪とやるときにね、、、スーパーの袋とか開けるのに時間かかったりして(笑)」
など、歳を経た最近の指先の感触の変化などに言及されるShoyanに一同笑い。シンパシー(笑)
「で、最近、気分はサイコーでして。問題は体力(笑)」なんておっしゃっていましたが、この猛暑を越えた今の時期にこんなにやってしまうShoyan、本当に凄いお方だなって思います(さすがタフなさそり座(´ー`*))。
「これも秋の歌だ」と『3号線を左に折れ』。
イントロに秋風のようなハーモニクス一発!キラキラのアルペジオに春名さんのフルートが絡んできて岩井さんのエレキのピチカート。頬がそよぐほどの”風感”に更に歌いこんでくるShoyanの熱唱。細井さんのハモリも良く、ドラムのインパクトがあの街並みまでの距離感を出してくれて、ステージ上がめちゃめちゃ集中している。Shoyanのエンディングのギターソロは指がフレットを滑る音まで聴こえるし、単音のハーモニクスもパキパキしてインレイのアバロンがまばゆく光っていた。この日の重い曇り空と駅前を行きかう賑やかな人たちの暮らしぶりを想うと余計に沁みる『3号線を左に折れ』でした。凄く好かった!
ここで各メンバー紹介。
野口さんからの”ギョーム連絡”でドラムのモニターの音を少し上げてとShoyanが言いましてそのまま次の曲に行こうとするとメンバーから更なる業務連絡が・・・
ここで中継ぎの選手・チェロの丸山氏を紹介する手はずだったようなのですが、Shoyan監督がウッカリしてたのでバックの方たちが合図したようです。
Shoyanは「途中から紹介して目立つようにと思って、、ここからが聴かせどころだったのに(^^ゞ」なんておっしゃっていましたが、もう進行もみんなでフォローし合うが良き♪だと思います。もちろんステージと客席も♪
で、45才若手の丸山朋文氏とノンアル親子盃のお話をされて、
「チェロfeat.シングルバージョン!」とエレキを持って『あの唄はもう唄わないのですか』風セカンドシングルバージョンを。
これが、軽井沢の大賀ホールと狛江のシンプルな街中ビル中ホールの違いがいい意味で如実に出たステージでした。これまたいい意味での”軽音楽部”みたいなバンド感が何にも邪魔されずストレートにALL聴こえる妙味でありました。Shoyanのエレキの音もエッジが効いて、ドラムは滲まず、春名さんのかそけきソプラノSaxもいいバランスで後ろを流れていたし、チェロの音色もその合間を縫って時に主役脇役と出入りが自由でした。
Shoyanの歌もマイクを持って入れ込んで熱いんだけどさみしくて、時折混ぜる手のジェスチャーがせつなもどかしくて、訴えるものが多かった。(久しぶりに寺尾聰氏ライクなモーションでしたかも♪)
譜面立ての楽譜に触れながら、
「一応歌詞を見ているんですが、ここに鉛筆で「イルカさん呼び込み」って書いてあります(笑)ここでコスプレで登場ですが今日は来ません(笑)」
と、先日のなごり雪50ツアーの時のままの譜面のお話を。
「座っていいかな?♪」
と、いつもの椅子にお座りになり『星空』を。
チェロがベース音をポンポン♪と弾き重ねるのでとても優しい星空になりました。
※エコルマホールのビルの一階にシュークリームの専門店が入っていまして、一瞬買おうかと思ってたのですが、、やっぱり買えばよかったな(*^^*)。
エレキの岩井さんと「キーはAで」と打ち合わせをして、ご自分の原点である大分の話を少し。
「自分が生まれたのは山の方にあった家で、3才くらいで海辺の家に引っ越してきた。その毎日台所の窓から見える水平線に島が見えて、よく晴れた日には四国まで見えて、本当にすぐ外=アウトドアだったけど、それが自分の音楽の原点です」
というようなことを仰っていました。
「新曲と言えるかな。もう30年経ってるかも?さっきの(風の頃の曲)は40年50年ですからね」
と『青い夏』。
軽井沢でここで堤防のある町だった、それがあの時話に出た『青い夏』になり、セットで聴けて嬉しかった〜
イントロのチェロのピチカートがまた堪らなく、Shoyanは気分良く口をとがらせて確かな歌声。D45を弾き込むとボディにライトが反射して目が眩む。2コーラス目からチェロのフレーズが重なってくる、のだけど、やっぱり細井さんのシンセの音(ハープとかベースっぽい音)が大きくて、チェロの音が聴きづらい感じがあった。でもこれは私の席が端過ぎてスピーカーの偏りがあったのかもしれません。真ん中の席で聴けばOKだったかもです。
ともかくも万全の青い夏!!最後もShoyanのハーモニクスと丸山さんのピチカートで息ぴったりの曲仕舞いが最高でした。
「自分で言うのもなんですけどいい歌だなぁ」と、
「素直に書けてる、、、なんで売れないんだ(;´∀`)(笑)」と、
率直な自己省みコメントが面白かったです。
※”歌が売れる”ってどういうことだろう??印税ガッポリ?タイアップ?人口に膾炙すること??
今話題の平安文学ではないですが、人の心に刻まれて永い時間生き続ける歌なればそれが何よりの評価ではないでしょうか。その点で『青い夏』の息の永さ刺さり具合はこれから発揮されてくると私は信じております。何故ならこれは本当の歌だから・です。
さて、脱線しましたが(汗)
この時、Shoyanは続けて
「いいんです、人生は砂時計ですから、良い砂粒を落として下を見て前に進みましょう」
と、おっしゃっていました。
とても素敵なお言葉だなと思ったのですが、「下を見て」というのがジワっときまして、やはりShoyanのおっしゃることは複雑で奥が深い・・・と思ったのでした。
(*´∀`)ナントナク ワカレバイイデショウカ
そしてそのまま♪スリー・フォーと『海岸通』。
Shoyanはもの凄くノッている。フワフワするほどに、でもそれがいい。身体を前後に揺すって、間奏のギターソロは入れ込み過ぎなほどに強い音、またそれがいい。今日も盤石の海岸通でした。
その潮の香りを纏ったまま続けて『冬京』へ。春名さんのパーカッションも乾いてよく、珍しくShoyanが終始椅子に座ったままの冬京。ギターソロも座ったままお弾きになっていました。
実は先述したように私は『冬京』+ストリングスにメチャ期待をしていたので、ここに持ってきてくれたことに大興奮したのですが、やはりちょっとシンセなど色んな音が見えすぎて丸山さんの音が惜しい感じだった。間奏と♪何のために君と同じ朝を迎えてたのだろう〜にかかってくる大事な部分だったので、これはまたこれから練られていくのかなと思いました。初演ですものね(*´∀`)。
後に続いた数曲もそうですが、ただ既存にチェロを乗せれば良いわけもなく、これからShoyan監督のネオアレンジの妙を聴かせてくれることに期待しています。その新しいアレンジでそのまま丸山氏と二人でアコースティックなレコーディングをして欲しいくらいです!(新曲1・2曲と新旧のセルフカバーで♪貪欲なファンの欲望は尽きない(笑))
後編に続く
プロフィール
☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!
☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
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