Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。Shoyan的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。 管理者∶No Name 七氏−1.0

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☆伊勢正三プレミアムライブ2025
〜ささやかなこの人生〜

2025年11月29日(土)
鎌倉芸術館 17:00/17:30


1.時の流れ
2.ほおづえをつく女
3.あの唄はもう唄わないのですか(Single ver.)
4.星空
5.忘れゆく歴史
6.ほんの短い夏
7.テレポーテーション
(神田川)
8.雨の物語
9.湘南 夏
10.あいつ
11.22才の別れ
12.海岸通
13.夜汽車は南へ
(お着替えタイム)
14.3号線を左に折れ
15.冬京
16.ペテン師
17.通り雨
18.月が射す夜
19.君と歩いた青春
〜アンコール
20.ささやかなこの人生
21.海風
22.なごり雪
〜再アンコール
23.おもかげ色の空


☆うわ、23曲も演っている!

ということで、意気込み満点!以上の今回のShoyanのステージを、また勝手に個人的に記録しておこうと思います。乱文ご容赦ください。
逸る心で書いた先述のβ版に書き加えて再掲します。


~開演~

バーガンディーの重々しいドレープカーテンのような緞帳がノーブルな雰囲気。
開いてShoyanの登場に会場大きな拍手、それに応えるようにギターを抱える前にステージ前面に出て来て左右満遍なく両手を挙げて挨拶をされるShoyanがすでにご機嫌であった。


1.時の流れ
☆エレキを抱えたShoyanが足を開いて仁王立ち、歌い出しから声も出てるし、肩を上下させてノッている姿が熱さの体現でカッコいい!初っ端から抱きすくめられたかのような愛の衝撃キタ!もう針が振り切れた!ヤバい!
丸山さんのチェロが低いところでずっと鳴っていて厚みを持たせている。
間奏のエレキのフレーズもいい、めっちゃカッコつけてカッコエエShoyan!
(歌詞に想うことあり=後日述)


2.ほおづえをつく女
☆ワインレッドのバックライトに♪ボタンひとつ外して〜の胸元開けるジェスチャーにクラクラした。エレキの音もチカラ強く確実で、エンドのソロも現在のShoyanの落ち着いた円熟の音がしていた。それはまさに100倍の音です!歌も力強い、もっと聴きたい牽引力を感じる。ゾクゾクしてきた。

MC:
「ありったけのチカラで頑張ります!」
が嬉しい(泣)。


3.あの唄はもう唄わないのですか
☆やはり丸山さんがいてドラマチックの塊になる。広がりのある弦のサウンド束の中でShoyan自身の歌もモノスゴクいい。

♪私のために〜 も確実に出て、客席が感動してゾワゾワしているのがわかる、終わりの拍手も早い、最後の方でShoyanの声がとてもいい意味で震えた時があった。今まで聴いたシングルバージョンの演奏で一番感動した(涙)。


4.星空
☆そうか、エレキで激しく盛り上がって、それに続けてこうした可愛い曲でちょっとホッと一息つけるような、そんな位置関係かもと思った。それにはとてもいい曲だなと想う。

☆今日のヘアスタイルはサラサラツヤツヤにシュッとタイトでカッコイイ 、年齢相応の垢抜け感があって(萌)。

☆今日はもうこの最初の3曲だけで充分に十二分で納得して憧れて満たされたので、非常に心地好く『星空』を聴くことが出来た。

5.忘れゆく歴史
☆ギターの刻みがザクザク聴こえて好い。Shoyanの声も落ち着いていて良いし、丸山さんのチェロがあまりにも哀しくてまたもや非常に視覚的。表情豊かなステージにShoyanも上下に動いてアグレッシブ。これは軽井沢での演奏とも違う、余裕を感じる新しいバージョンのオトナの唄になったと想った。

☆ここでここ鎌倉芸術館の前身は松竹の大船撮影所だったということで、「その『昭和の電圧』がいいんです、いいんですよ!」と非常に良いお言葉を伺った。エコなんて意識がいい意味で無かった頃の、怒張していた時代を知っているShoyanならではのお話が嬉しかった。

※かつしかのコンサートの翌日に柴又の寅さん記念館に寄って来た私は松竹撮影所とShoyanの寅さんが大好きとのお話にニマニマした。記念館に設置してあるセットはまさに大船の撮影所から移設されたものなのでした。


6.ほんの短い夏
☆もうこの歌の時に平成だったなとしみじみ。歌い出しからしっとりとしてイイですネ♪と、うっとりとして聴く。

肩から下げたBassをのけぞって弾き込む熱いShoyanのお姿に、今日の心意気とその中の音楽の神様の祝福を視た。

☆許せる揺らぎ・がクセになるって想った♪ 
ナニソレlove(´▽`*)w


7.テレポーテーション
☆Shoyanみずから煽るように両手でクラッピングがカッコヨス
☆準チャンのベースもカッコヨス

☆指を使ったり手のジェスチャーが多くて、この歌に込められている世界の案内感がハッキリしていて良かった。ギブソンでノッているShoyanは確実に煌めいているしカッコよかった。私もまた一緒に何かジェスチャーしたくなりました。

今までの22才の別れ〜テレポーテーションのフリ幅も良かったけれど、この新曲から新曲へのバトンタッチもすごく素敵な流れだった。この歌を歌ってくれて心底嬉しかった(涙)。
愛してるぜテレポーテーション!


※ただ、終演後帰り際の家人の横で「テレポーテーションだけはわからない」と言うようなことを話していた老婦人グループがおられたそうな。家人は大憤慨していましたが、私はそっちの平行世界に残っている人たちもいることも自然だと思いました。ヒット曲だけ好きという人も多くいるでしょう。自分の青春だけにしがみついている人も。

ただ、音楽や言葉を好きな気持ちでいると伊勢正三の世界は底なしに誘ってくれます。その誘いにノラないのはもったいない!欲を言えば『テレポーテーション』の先の曲だって聴いてみたいくらいです。

この歌を歌う前にShoyanも「Re-bornもあっという間に5年」とおっしゃっていた。その5年を想い涙するけど、でももう更に今はその先の未来、その未来だって明日には過去だ。貪欲なファンでいるぞと心密かに誓う私であった。


☆で、テレポーテーションを歌う前に新曲?の扱いについてのこうせつ先輩との取り決め(作って20年以内は新曲と呼ぼうと(笑))などのお話もあり、次に椅子に座って佐藤準氏と丸山氏の3人になって”フォークスタイルで”と銘打って

♪あなたはもぉお、神田川〜、
とだけお歌いになり会場爆笑w
そのあと、ちゃんと1番すべてをShoyanおひとりで弾き語ってくださいました。いいですよねShoyanが歌う神田川。違和感がなくて、やはり1973年の午後7時頃の町の匂いがします(遠。


8.雨の物語
☆冒頭、Shoyanがアコギのベース音だけで爪弾きながら始めたのが非常に色っぽく切なく、独りで歌い始めれば尚のこと艶っぽく、なのに哀しくて、それが嬉しくて泣く。

ハモニクスひとつ決まるとそこに丸山さんのチェロが絡んで雨音のタイムラインが伸びてくる。響きをまとった生のピチカートに準氏のピアノが大粒で窓に落ちてくると、Shoyanのギターが気合籠もって共に絡み合う。準氏の転がるピアノにShoyanの安定したWetさがノッて叙情豊かな切ない物語だった。そのすべてをチェロが包んで最高の出来上がりでした。

客席が確実に感動しているのが伝わる。
本当に涙出る。
この御三人は最高だ。空気が違う。


9.湘南 夏
☆そのいい雰囲気のままワン・トゥー・スリー・っフォー♪でとても美しい音の重なりが展開された。Shoyanの♪日焼けの跡がアタタカク・・・は本当に暖かかった。準チャンのハモンドシンセとKORGとYAMAHAとの使い分けが細やかなのに自然で、丸山さんのチェロのアコースティックな音とバランス最高なのが凄かった。惹き込まれていく客席、余裕のあるShoyanのPlayにステージ上も聴手もみんな安心して心開いて委ねた時間が尊かった。大船で湘南 夏、最高でした。

☆由比ヶ浜のイントネーションと加山雄三氏のことをトークされて、とてもリラックスされているShoyanのお姿に更に心あたたまりました(*´∀`*)。

※普段私たちのイメージの「由比ヶ浜」は「池袋」みたいなイントネーションだと思うのですが、Shoyanがおっしゃっていた地元民のイントネーションは「春が来て」みたいな感じらしいのです(すんごいわかりづらいぞ七氏(笑))。


10.あいつ
☆海なのに山〜♪
丸山氏のチェロの伸びやかさに背景のライティングが相まって緑の信州ぽい雰囲気がひろがる。この時のShoyanの♪雪どけ水の音に消されて〜あたりの音程のフレッシュさがホッコリと好くて新鮮だった。一緒に歌いたくなった。

準氏のKeyの水彩画のような音が優しくて、そこにShoyanが指に気合を込めてD45を弾く姿は確実な音楽の魅力に溢れていて本当に感動的だった。


11.22才の別れ
☆ミュージシャン各氏戻ってShoyanは木の椅子に座る。椅子にかけた素肌の足首が目について、そのナマ足首に超萌える(〃∇〃)
(安心して下さい、靴下履いてますw)

紫色のバックライトが大人っぽく、ギターの最後の一音まで揺れて音が詰まっている万全の22才の別れでした。白いウエーブ地の柔らかジャケットや地模様の入った紺のパンツがお似合いで素敵だな〜素敵だな〜とShoyanのお姿ばかり視ていました(歌を聴きなさい自分(笑))。

※先の由比ヶ浜の発音のことをバックの各氏に訊いてみるShoyanですが、「東京の人は「かたづける」のことを「かたす」っていうよね」とか、「なんでも、あのさ~・このさ~って、”さ”をつけると東京の人かなって」と、ご自分で”つまんない話”などとおっしゃりながらも”都方人定義”を弁じてくれて面白かったのでした。


12.海岸通
☆実はここでメモを取る自分の指が少し痛くなってきてしまい、ボールペンの字が更にミミズのようになってくる。

がしかし!!!!ここで劇的な海岸通がキタことで指の痛みを忘れてしまう。ここでもShoyanご自身の爪で直接弦を弾く音が艶めいていて胸に刺さりまくる。

歌い始めれば
♪切れるものだと・・・ぅ何故、
と非常に丁寧な発声をされていて更に胸に迫る。

しかも!
♪あなたを乗せたha〜 
のファルセットウラ声が!!!全編優しく綺麗に出て、涙の塊みたいな声が心を震わせるので、私はこの歌で空前絶後のボロ泣きをしました。(恥)

今までもこの曲が素晴らしい結果であったことは多々ありました。でも、この歌がこんなに激しいものだったかと、思い知らされたのは初めてです。こんなに熱くてせつない海岸通を今歌うShoyanのことを心の底から尊敬します。

☆気づけば周辺の人達も泣いている。
本当に素晴らしい愛の時間でした。


13.夜汽車は南へ
☆もうはっきり言って今日はShoyanしか視ない!Shoyanしか視界に入らんっ!と思えるほど本当にShoyanに釘付けの時間が続きます。ここでとてもお洒落なコードでギターとバンド陣の音合わせが始まり、確かめ合うメンバーも温かい。始まれば丸山さんのベースにShoyanもアコギのベース音で合わせ滑らかに歌が進んでいく。眼をとじて上を向いて聴いてみる。なんて贅沢(涙)。本当にいい歌だなこの歌(泣♪)。

安心寄り添いの中で、確実に心のレールが繋がった!と、至福の想いでした。

今回他の歌でも『君』という単語が出る度にShoyanは指差しジェスチャーをしてくれた。何か確実な”君”を探し当てられたのかもしれない。


(お着替えタイム)

☆この間のフリー演奏がまたヨカッタ!準氏のハモンドシンセはノリよくコロコロと奏でてくれる。鍵盤に顔がつくほど弾き込んでくれる準氏に感激。そこに丸山さんのエレベがトゥーン♪と絡んで岩井さんのエレキ、細井さんのエレピ、春名さんのフルートが綾なすゴキゲンステージを野口さんのドラムスでカチッと。
とても贅沢な待ち時間でした。


☆半袖のスワン模様のブルーシャツに着替えたShoyanまたカッコヨス
☆客席から優しくて大きな拍手で迎えられる。


14.3号線を左に折れ
☆おぉ、この歌は歌い出しが高いんだなと思いつつも、またそこにゾクっとする。ネックを立てて持つD45が光っている。フレットのアバロンの碧も紅も綺麗に見える。透明な氷柱のような音が響いて、そこにShoyanの優しい声がサミシイ。けれどそれは暖かくて充実した胸の内の裏返し。

高いフレットで細かい音まで弾き込んでいるギターのキラメキと、丸山さんの茫としたチェロと向き合って掛け合う余裕に安心してサミシサを堪能出来た(涙)。またもボロ泣く。8ビートがこんなに哀しいなんて・・・

☆この歌の孤独は絆なのだと想った。


15.冬京
☆そして続くこの流れ最高!!
ステージ上で逆光になっているShoyanまたもやカッコ好すぎ。青紫と赤く染まるバックのライティングも盛り上がる。バンド全体がキレっとしていて一体感もあるし、Shoyanの歌も確固として万全。ギターはギリギリっと攻めてくるし、何故だろう、Shoyanのギターが2本分聴こえてくるような感覚になった。

♪暖かい愛がなくては〜、でShoyanが微笑む。
きっと、ご自身も充実の手応えがお有りなのだろうとグッと来た。そしてそこからまた始まるSTORY!

ハモニクスが決まってそこから怒涛のソロフレーズ、これがまたいつもと少し違うフレーズも織り交ぜて本当に新しかったのが感激。Shoyanはもう一人のShoyanと対話しているようで、それが聴手の身体全部に沁み込むように伝わってくる、届いてくる。
この時、感じるものが多過ぎて鳥肌が立ってしまい失神するかと思った。こんなに震えたことない・というくらい空前絶後にShoyanからの圧が濃かった。客席の熱い熱い拍手、自分は痛いほどに泣いてしまった・・・今想い出しても泣く(/ω\)。


16.ペテン師
☆ニヤリ、としてエレキを抱える。
私は歌詞を思ってちょっと我に還る。
バンドもノッてるし途中からの丸山さんのチェロがこの編成の中で活きている。
ライトが当たっていない時にうつむいているShoyanの陰の横顔がメチャ格好良かった。エレキのフレーズもちゃんと主張されていて良き、弾むペテン師コレにあり♪

今回もバックのスクリーンに歌詞が出ている曲がいくつかあったがもう気にならない(笑)。


17.通り雨
☆そのままエレキで続けてRock!な通り雨に勢いづく。客席も手拍子、Shoyanは歌詞をよく見ているのでちょっと下向き加減が多かった。(でもこの曲は歌詞を見たほうが万全だと思うのでアリです)
春名さんのパーカッションも弾ける。
バンドのみんなも歌えばいいのにと思う箇所あり>♪通り雨〜の部分。

☆Shoyanのお声が少しザラついてきたのではないか、と感じるも気にならず。イキオイあるので良かった。無理もないのだと思う。そんな、限界突破に挑んでいるShoyanの御志を感じまくって納得の心持ちだった。


18.月が射す夜
☆準チャンのシンセストリングスに細井さんのエレピ、Shoyanは後ろを向いてギターのクロマチック・ランを。そのお姿に興奮しすぎて自分はアタマが痛くなってくる、どんだけ興奮しちゃっているんだろうと苦笑。

Shoyanの歌いながら”語尾上向き作戦”が大成功していて、しかもザラついてきた声がこの曲にむしろカッコイイ!また涙こらえきれず嬉しくて泣く私。準チャンのハモンドも炸裂しているし、”佐藤準の無駄遣い”が解消されて感激極まる。マスクの中が涙でしょっぱくなっている(笑)。

歌い終わればShoyanご自身も笑顔!
客席との一体感も最高潮だった。


19.君と歩いた青春
☆なんとイントロが可愛い。そこがまた新鮮。
Shoyanはいつにもましてしみじみと細かいところまで緩急を付けて歌われていた。

♪しあわせに・・・できなかったこと

と、噛み締めて一生懸命に歌われている、それが伝わってくる、痛いほど。少しだけテンポからずらして歌う、またそれもイイ。丸山さんのチェロが底上げするようにふわっと盛り上げるので、なんと豊かなシーンなんだろう・・・

♪みんなで釣りへでもゆきなよ〜

で湧き上がった大拍手は客席からの嘘偽りのないShoyanへの賛美だったと思う。
ラストも無理のない伸ばし声、今の伊勢正三そのものな自然体で非常に感動的だった。


〜アンコール~


20.ささやかなこの人生
☆丸山さんもR246Tシャツでメチャ感動。川崎市ご出身とのことですが246とくればあのあたりかな?なんてニヤニヤ♪

☆いい声出てるジャンShoyan!とみんな楽しい気持ち。溌剌として明るく跳ねるような気持ちのステージは幸せの塊だった。
大盛況とはこのことか(*´∀`*)♪
Shoyan愛してる・と想う。

※ただ、なんとなく後半、バンドの音が少〜しクドくなって来た気もする?気分良すぎてヤリ過ぎちゃってるのかも!?(笑)。


21.海風
☆T'sTを抱えてピックを咥えるShoyanの超ドヤ顔!が印象的だった。バックのミュージシャンたちを煽るShoyan、そうだよ、こうやって、いつもずっとこれからも煽ってよこの聴手たちを!と、開いたままの目からまた涙が溢れる。(泣いているのを周りに気付かれたくないワタシ)

今日はShoyanの手元がよく見える。前に出てきてくれたストロークを正面から浴びる、なんていうか、まるで勤行のような波動が出ている(なんという例えか^^;)。丸山さんのチェロが激しく、準氏の泡立つハモンドも上下に伸び上がって、海風という歌のポテンシャルを最大無限に拡張していて熱かった。そこに乗っかるKING・Shoyanが本当にカッコよかった。

ギターを高く掲げるShoyanご自身もまた髪の毛が逆立って後ろ髪が膨らんでいたので、ヤリきりと充実を得られていたのだと想う。会場全員が満たされて本当に好かった。


22.なごり雪
☆またブリリアントなチェロの響きにイントロが始まると会場大拍手だった。本当にShoyanご自身も満足されている、余裕の表情だ。なんだかご自身でも安心なさったような、そんな安らかさに包まれた平安ななごり雪だった。

(それでもここで「今日は海岸通がすべて」なんてメモしてある)

歌い終わり、ニマ〜っとしてShoyan終演かと思いきや・・・
そのままストロークが始まって驚いた。


〜再アンコール~


23.おもかげ色の空
☆細井さんのハモニカでごきげんムードに包まれた。歌うShoyanにバックのハモリはなかったような?(終盤はShoyanのヴォーカルをフォローするようにバックが共に歌う場面が増えてもいいと思う)

この歌をソロライブの最後に持ってくるとは・・・
一見明るい軽やかなメロディで和気あいあい大団円のような歌だけれど、これも寒しい歌なのを想って少しだけ切なく聴く。でもまた逢える日をShoyanご自身も望んでくれているような気がして、自分にとっては今年最後のLIVEの最後の曲なのに寂しくなかった。
そうだね、色々あり過ぎた今年のことはここに置いてまた新しく始めよう、ってShoyanから肩を叩かれて励まされたような気がした。

なんて楽しい時間だっただろう。
楽しいのに涙いっぱい。
理想の極みみたいなステージだった。

深くお辞儀をしてくれたShoyanが顔を上げれば、そのお顔は紅潮していた。並んだ他のミュージシャン各氏の中で、そのShoyanの紅潮はひときわだった。そんなこと目についたこと無かったから、今回のLIVEの未知の部分・新しい世界を感じられて本当に嬉しかった。

・・・

終わってみればあっという間で、開演直前までの不安と諦めという魔の時間?は瞬速で過去になっていた。本当に今日のShoyanは愛おしさの塊で、芯から燃えて真っ赤になった鉄球のようでした。私はそれを素手で受け取りたいのです。いつの時も。


♪部屋の明かりはつけたままで・・と始まった今年のツアーだったけれど、
♪部屋の明かり消しながら・・と一区切り。

今回のLIVEで全身にその音楽というShoyanからの贈り物を感じることが出来たのは何よりの喜びでした。充実して締めることが出来た鎌倉芸術館でした。私は今年は佐藤準氏の参加がエベレスト級の衝撃幸福だったので、それと相まってナカナカに忘れられない一年になりました。
ヨカッタヨカッタ☆

今年は海老名とかつしかの謎低空飛行もあって、行くたびに展開が違うという一年でした。来年も読めませんが(笑)ハラハラ&ドキドキさせてくれるShoyanのご活動から目が離せないのは事実です。

昨日の名古屋も最高だったと聞いています。
きっと大阪も♪ 
同じテンションでまた来年も期待しています☆
大好きですShoyan(´▽`*)

以上 自分的2025年締めのライブリポでした。


七氏


改めて会場の鎌倉芸術館


江ノ島夕景


国道沿いのサーフショップ


知っている人にだけ見える海がある


♪遅い秋の~寄せては返すさざ波
ギリギリ11月・ロマンス?出来た(*´ω`)
江ノ島の灯台はシーキャンドル☆

晩秋の湘南でShoyanに逢えて嬉しかった(涙)。



※鎌倉芸術館内終演後、興奮が冷めなくていても立ってもいられずに箇条書したベータ版です。追記した正規版をアップしてありますので、そちらをご覧ください♪

(そんな興奮があったという想い出としてコレはココに置いていこう(笑))


2025年11月29日(土)
鎌倉芸術館 17:00/17:30

1.時の流れ
2.ほおづえをつく女
3.あの唄はもう唄わないのですか(Single ver.)
4.星空
5.忘れゆく歴史
6.ほんの短い夏
7.テレポーテーション
(神田川)
8.雨の物語
9.湘南 夏
10.あいつ
11.22才の別れ
12.海岸通
13.夜汽車は南へ
(着替えタイム)
14.3号線を左に折れ
15.冬京
16.ペテン師
17.通り雨
18.月が射す夜
19.君と歩いた青春
〜アンコール
20.ささやかなこの人生
21.海風
22.なごり雪
〜再アンコール
23.おもかげ色の空


☆うわ、23曲も演っている!

ちょっと異例ですが、興奮がフレッシュなうちにほぼShoyanのパフォーマンスに特化してココロで想ったことをまた箇条書きで書いてみたいと思います。それだけ逸るんです心がっ!!!


1.時の流れ
☆エレキを抱えたShoyanが仁王立ちで歌い出しから声も出てるし、肩を上下させてノッている姿が熱さの体現でカッコいい!初っ端から抱きすくめられたかのような愛の衝撃キタ!ヤバい!丸山さんのチェロが低いところでずっと鳴っている。それが厚みを持たせている。(歌詞に想うことあり=後日述)


2.ほおづえをつく女
☆ワインレッドのバックライトに♪ボタンひとつ外して〜の胸元開けるジェスチャーにクラクラした。エレキの音もチカラ強く確実で、エンドのソロも現在のShoyanの落ち着いた円熟の音がしていた。それはまさに100倍の音です!歌も力強い、牽引力を感じる。ゾクゾクしてきた。

♪ほんの少し光っているから~、でニコっと安堵の表情をされた。
それは私もです(´▽`*)。

MC:
「ありったけのチカラで頑張ります!」
が嬉しい(泣)。


3.あの唄はもう唄わないのですか
☆やはり丸山さんがいてドラマチックの塊になる。広がりのある弦のサウンド束の中でShoyan自身の歌もモノスゴクいい。
♪私のために〜 も確実に出て、客席が感動してゾワゾワしているのがわかる、終わりの拍手も早い、Shoyanの声がとてもいい意味で震えた時があった。今まで聴いたシングルバージョンの演奏で一番感動した(涙)。


4.星空
☆そうか、エレキで激しく盛り上がって、それに続けてこうした可愛い曲でちょっとホッと一息つけるような、そんな位置関係かもと思った。それにはとてもいい曲だなと想う。

☆今日のヘアスタイルはサラサラツヤツヤにシュッとタイトでカッコイイ 、年齢相応の垢抜け感があって(萌)。

☆今日はもうこの最初の3曲だけで充分に十二分で納得して憧れて満たされたので、非常に心地好く『星空』を聴くことが出来た。


5.忘れゆく歴史
☆ギターの刻みがザクザク聴こえて好い。Shoyanの声も落ち着いていて良いし、丸山さんのチェロがあまりにも哀しくてまたもや非常にドラマチック。表情豊かなステージにShoyanも上下に動いて非常にノッている。これは軽井沢での演奏とも違う、新しいバージョンのオトナの唄になったと想った。

☆『昭和の電圧』!非常に良いお言葉を伺った。エコなんて意識がいい意味で無かった頃の、怒張していた時代を知っているShoyanならではのお話が嬉しかった。
松竹撮影所と寅さんのお話にニマニマする私。
(〃∇〃)v
※柴又の寅さん記念館にあるセットはまさに大船の撮影所から移設されたものなのでした。


6.ほんの短い夏
☆もうこの歌の時に平成だったなとしみじみ。歌い出しからしっとりとしてイイですネ♪と、うっとりとして聴く。
肩から下げたBassをのけぞって弾き込むお姿に、今日の心意気とShoyanの中の音楽の神様の祝福を視た。

☆許せる揺らぎ・がクセになるって想った♪


7.テレポーテーション
☆Shoyanみずから煽るように両手でクラッピングがカッコヨス☆準チャンのベースもカッコヨス

☆指を使ったり手のジェスチャーが多くて、この歌に込められている世界の案内感がハッキリしていて良かった。ギブソンでノッているShoyanは確実に煌めいているしカッコよかった。私もまた一緒に某ジェスチャーしたくなりました。
今までの22才の別れ〜テレポーテーションのフリ幅も良かったけれど、この新曲から新曲へのバトンタッチもすごく素敵な流れだった。この歌を歌ってくれて心底嬉しかった(涙)。
愛してるぜテレポーテーション!

※「Re-bornもあっという間に5年」とおっしゃっていた。その5年を想い涙。


(神田川)
☆♪あなたはもぉお、神田川〜、 で爆笑w
声を出して笑ってしまった(*´∀`*)☆


8.雨の物語
☆冒頭、Shoyanがアコギのベース音だけで爪弾きながら始めたのが非常に色っぽく切なく、独りで歌い始めれば尚のこと艶っぽく、なのに哀しくて、それが嬉しくて泣く。

ハモニクスひとつ決まるとそこに丸山さんのチェロが絡んで雨音のタイムラインが伸びてくる。響きをまとった生のピチカートに準氏のピアノが大粒で窓に落ちてくると、Shoyanのギターが気合籠もって共に絡み合う。準氏の転がるピアノにShoyanの安定したWetさがノッて叙情豊かな切ない物語だった。そのすべてをチェロが包んで最高の出来上がりでした。

客席が確実に感動しているのが伝わる。
本当に涙出る。
この御三人は最高だ。空気が違う。


9.湘南 夏
☆そのいい雰囲気のままワン・トゥー・スリー・っフォー♪でとても美しい音の重なりが展開された。Shoyanの♪日焼けの跡がアタタカク・・・は本当に暖かかった。準チャンのハモンドシンセとKORGとYAMAHAとの使い分けが細やかなのに自然で、丸山さんのチェロのアコースティックな音とバランス最高なのが凄かった。惹き込まれていく客席、余裕のあるShoyanのPlayにステージ上も聴手もみんな安心して心開いて委ねた時間が尊かった。大船で湘南 夏、最高でした。

☆由比ヶ浜のイントネーションと加山雄三氏のことをトークされて、とてもリラックスされているShoyanのお姿に更に心あたたまりました(*´∀`*)。


10.あいつ
☆海なのに山〜♪
丸山氏のチェロの伸びやかさに背景のライティングが相まって緑の信州の雰囲気がひろがる。この時のShoyanの♪雪解け水の音に消されて〜あたりの音程のフレッシュさがホッコリと好くて新鮮だった。一緒に歌いたくなった。

準氏のKeyの水彩画のような音が優しくて、そこにShoyanが指に気合を込めてD45を弾く姿は確実な音楽の魅力に溢れていて本当に感動的だった。


11.22才の別れ
☆ミュージシャン各氏戻ってShoyanは木の椅子に座る。椅子にかけた足首が目について、そのナマ足首に超萌える(〃∇〃)
(安心して下さい、靴下履いてますw)

紫色のバックライトが大人っぽく、ギターの最後の一音まで揺れて音が詰まっている万全の22才の別れでした。白いウエーブ地の柔らかジャケットや地模様の入った紺のパンツがお似合いで素敵だな〜素敵だな〜とShoyanのお姿ばかり視ていました(歌を聴きなさい自分(笑))。


12.海岸通
☆実はここでメモを取る自分の指が少し痛くなってきてしまい、ボールペンの字がミミズのようになってくる。

がしかし!!!!ここで海岸通がキタことで指の痛みを忘れてしまう。ここでもShoyanご自身の爪で直接弦を弾く音が艶めいていて胸に刺さりまくる。

歌い始めれば
♪切れるものだと・・・ぅ何故、と非常に丁寧な発声をされていて更に胸に迫る。

しかも!
♪あなたを乗せたha〜 
のファルセットウラ声が!!!全編優しく綺麗に出て、涙の塊みたいな声が心を震わせるので、私はこの歌で初めて空前絶後のボロ泣きをしました。

今までもこの曲が素晴らしい結果であったことは多々ありました。でも、この歌がこんなに激しいものだったかと、思い知らされたのは初めてです。こんなに熱くてせつない海岸通を今歌うShoyanのことを心の底から尊敬します。

☆気づけば周辺の人達も泣いている。
本当に素晴らしい愛の時間でした。


13.夜汽車は南へ
☆もうはっきり言って今日はShoyanしか視ない!Shoyanしか視界に入らんっ!と思えるほど本当にShoyanに釘付けの時間が続きます。ここでとてもお洒落なコードでギターとバンド陣の音合わせが始まり、確かめ合うメンバーも温かい。始まれば丸山さんのベースにShoyanもアコギのベース音で合わせ滑らかに歌が進んでいく。眼をとじて上を向いて聴いてみる。なんて贅沢(涙)。本当にいい歌だなこの歌(泣)。

安心寄り添いの中で、確実に心のレールが繋がった!って至福の想いでした。

今回他の歌でも『君』という単語が出る度にShoyanは指差しジェスチャーをしてくれた。何か確実な”君”を探し当てられたのかもしれないと想った。


(着替えタイム)

☆この間のフリー演奏がまたヨカッタ!準氏のハモンドシンセはノリよくコロコロと奏でてくれる。鍵盤に顔がつくほど弾き込んでくれる準氏に感激。そこに丸山さんのエレベがトゥーン♪と絡んで岩井さんのエレキ、細井さんのエレピ、春名さんのフルートが綾なすゴキゲンステージを野口さんのドラムスでカチッと。
とても贅沢な待ち時間でした。

☆半袖のスワン模様のブルーシャツに着替えたShoyanまたカッコヨス☆客席から優しくて大きな拍手で迎えられる。


14.3号線を左に折れ
☆おぉ、この歌歌い出しが高いんだなと思いつつも、またそこにゾクっとする。ネックを立てて持つD45が光っている。アバロンの碧も紅も綺麗に見える。透明な氷柱のような音が響いて、そこにShoyanの優しい声がサミシイ。けれどそれは暖かくて充実した胸の内の裏返し。

入フレットの細かい音まで弾き込んでいるギターのキラメキと、丸山さんの茫としたチェロと向き合って掛け合う余裕に安心してサミシサを堪能出来た(涙)。
またもボロ泣き。
8ビートがこんなに哀しいなんて。

☆この歌の孤独は絆なのだと想った。


15.冬京
☆そして続くこの流れ最高!!
ステージ上で逆光になっているShoyanカッコ良すぎる。青紫と赤く染まるバックのライティングも盛り上がる。バンド全体がキレっとしていて一体感もあるし、Shoyanの歌も確固として万全。ギターはギリギリっと攻めてくるし、何故だろう、Shoyanのギターが2本分聴こえてくるような感覚になった。

♪暖かい愛がなくては〜、でShoyanが微笑む。
きっと、ご自身も充実の手応えがお有りなのだろうとグッと来た。そしてそこからまた始まるSTORY!

ハモニクスが決まってそこから怒涛のソロフレーズ、これがまたいつもと少し違うフレーズも織り交ぜて本当に新しかったのが感激。Shoyanはもう一人のShoyanと対話しているようで、それが聴手の身体全部に沁み込むように伝わってくる、届いてくる。

この時、感じるものが多過ぎて鳥肌が立ってしまい失神するかと思った。こんなにまで震えたことないというくらい空前絶後にShoyanからの圧が濃かった。客席の熱い熱い拍手、自分は痛いほどに泣いてしまった・・・(今想い出しても泣く)


16.ペテン師
☆ニヤリ、としてエレキを抱える。
私は歌詞を思ってちょっと我に還る。
バンドもノッてるし途中からの丸山さんのチェロがこの編成の中で活きている。
ライトが当たっていない時にうつむいているShoyanの陰の横顔がメチャ格好良かった。エレキのフレーズもちゃんと主張されていて良き、弾むペテン師コレにあり♪


17.通り雨
☆そのまま続けてRock!な通り雨に勢いづく。客席も手拍子、Shoyanは歌詞をよく見ているのでちょっと下向き加減が多かった。(でもこの曲は歌詞を見たほうが万全だと思うのでアリです)
バンドのみんなも歌えばいいのにと思う箇所あり。♪通り雨〜の部分。

☆Shoyanのお声が少しザラついてきたのではないか、と感じるも気にならず。イキオイあるので良かった。無理もないのだと思う。そんな、限界突破に挑んでいるShoyanの御志を感じまくって納得の心持ちだった。


18.月が射す夜
☆準チャンのシンセストリングスに細井さんのエレピ、Shoyanは後ろを向いてギターのクロマチック・ランを。そのお姿に興奮しすぎて自分はアタマが痛くなってくる、どんだけ興奮しちゃっているんだろうと苦笑。

Shoyanの歌いながら”語尾上向き作戦”が大成功していて、しかもザラついてきた声がこの曲にむしろカッコイイ!また涙こらえきれず嬉しくて泣く私。準チャンのハモンドも炸裂しているし、”佐藤準の無駄遣い”が解消されて感激極まる、
マスクの中が涙でしょっぱくなっている(笑)。

歌い終わればShoyanご自身も笑顔!
客席との一体感も最高潮だった。


19.君と歩いた青春
☆なんとイントロが可愛い。そこがまた新鮮。
Shoyanはいつにもましてしみじみと細かいところまで緩急を付けて歌われていた。

♪しあわせに・・・できなかったこと
と、噛み締めて一生懸命に歌われている、それが伝わってくる、痛いほど。少しだけテンポからずらして歌う、またそれもイイ。丸山さんのチェロが底上げするようにふわっと盛り上げるので、なんと豊かなシーンなんだろう・・・

♪みんなで釣りへでもゆきなよ〜
で湧き上がった大拍手は客席からの嘘偽りのないShoyanへの賛美だったと思う。

ラストも無理のない伸ばし声、今の伊勢正三そのものな自然体で非常に感動的だった。


〜アンコール~

20.ささやかなこの人生
☆丸山さんもR246Tシャツでメチャ感動。あのあたりかな?なんてニヤニヤ。
☆いい声出てるジャンShoyan!とみんな楽しい気持ち。溌剌として明るく跳ねるような気持ちのステージは幸せの塊だった。
大盛況とはこのことか(*´∀`*)♪
Shoyan愛してる・と想う。

※ただ、なんとなく後半、バンドの音が少〜しクドくなって来た気もする?気分良すぎてヤリ過ぎちゃってるのかも!?(笑)。


21.海風
☆TTを抱えてピックを咥えるShoyanの超ドヤ顔!が印象的だった。バックのミュージシャンたちを煽るShoyan、そうだよ、こうやって、いつもずっとこれからも煽ってよこの聴手たちを!と開いたままの目から涙が溢れる。

今日はShoyanの手元がよく見える。前に出てきてくれたストロークを正面から浴びる、なんていうか、まるで勤行のような波動が出ている。丸山さんのチェロが激しく、準氏の泡立つハモンドも上下に伸び上がって、海風という歌のポテンシャルを最大無限に拡張していて熱かった。そこに乗っかるKING・Shoyanが本当にカッコよかった。

ギターを高く掲げるShoyanご自身もまた髪の毛が逆立って後ろ髪が膨らんでいたので、ヤリきりと充実を得られていたのだと想う。会場全員が満たされて本当に好かった。


22.なごり雪
☆またブリリアントなチェロの響きにイントロが始まると会場大拍手だった。本当にShoyanご自身も満足されている、余裕の表情だ。なんだかご自身でも安心なさったような、そんな安らかさに包まれた平安ななごり雪だった。

(それでもここで「今日は海岸通が全て」とメモしてある)

歌い終わり、ニマ〜っとしてShoyan終演かと思いきや、、、
そのままストロークが始まって驚いた。

〜再アンコール~

23.おもかげ色の空
☆細井さんのハモニカでごきげんムードに包まれた。歌うShoyanにバックのハモリはなかったような?

この歌をソロライブの最後に持ってくるとは・・・

一見明るい軽やかなメロディで和気あいあい大団円のような歌だけれど、これも寒しい歌なのを想って少しだけ切なく聴く。でもまた逢える日をShoyanご自身も望んでくれているような気がして、自分にとっては今年最後のLIVEの最後の曲なのに寂しくなかった。
そうだね、色々あり過ぎた今年のことはここに置いてまた新しく始めよう、ってShoyanから肩を叩かれて励まされたような気がした。

なんて楽しい時間だっただろう。
楽しいのに涙いっぱい。
理想の極みみたいなステージだった。
深くお辞儀をしてくれたShoyanが顔を上げれば、そのお顔は紅潮していた。並んだ他のミュージシャン各氏の中で、そのShoyanの紅潮はひときわだった。そんなこと目についたこと無かったから、今回のLIVEの未知の部分・新しい世界を感じられて本当に嬉しかった。

・・・

終わってみればあっという間で、開演直前までの不安と諦めという魔の時間?は瞬速で過去になっていた。

本当に今日のShoyanは愛おしさの塊で、芯から燃えて真っ赤になった鉄球のようでした。
私はそれを素手で受け取りたいのです。いつも。

今回鎌倉芸術館で全身にその音楽というShoyanからの贈り物を感じることが出来たのは、何よりの喜びで幸せの最たるものでした。本当に生きていて良かったと、自分の生命の喜びまで感じる一夜でした。


♪部屋の明かりはつけたままで・・と始まった今年のツアーだったけれど、

♪部屋の明かり消しながら・・と一区切り。


殴り書きで滅裂な表現で恐縮ですが、今この時の気持ちを早く残しておきたくてこんな形になりました。ひとまずのどれだけの愛を受け取れたかレポートでした♪

Shoyan LOVE! forever

※今回出先で書いた部分が大半なので引用歌詞の漢字など違っているかもしれません。後日推敲します(詫)。


こんな外観一枚しか撮らなかった^^;


右手に少し海が見えます。


サーフボードかと思ったら、、、
仕事師さんの脚立でした(*´∀`*

以下、曲目にメモ書きした分だけ箇条書きです。
放言ご容赦ください。

・・・・・

◆伊勢正三バースディLIVE2025
2025.11.8 かつしかシンフォニーヒルズ
モーツァルトホール 16:00/16:30


1.あの唄はもう唄わないのですか(アルバムver.)@LL
2.時の流れ @EG
3.雨の物語(ピチカートver.)@EG
4.このままずっと @なし
5.テレポーテーション @LL
6.22才の別れ @LL?
7.湘南 夏 @?
8.忘れゆく歴史 @?
9.冬京 @45
10.海岸通  @?
11.ほんの短い夏 @白Bass
~お着替えタイム~
12.3号線を左に折れ @45
13.ペテン師 @EG
14.ほおづえをつく女 @EG
15.通り雨 @EG
16.月が射す夜 @45
17.君と歩いた青春 @45
~アンコール~
18.ささやかなこの人生 @EG
19.海風 @TT
20.なごり雪 @45
~再アンコール~
21.レミングの街 @TT


※使用ギター表記

・45=MartinD45
・LL=YAMAHA LLカスタム
・EG=James Tyler
・TT=テリーズテリー
・?はメモし忘れました
・白Bass=Fender Mexico Mustang Bass PJ?


※ミュージシャン(順不同)

・ギター・ベース 岩井眞一
 ・キーボード・ベース 佐藤準
 ・キーボード・ハモニカ 細井豊
 ・ドラムス 野口明彦
 ・フルート・Sax・パーカッション 春名正治



〜開演〜


1.あの唄はもう唄わないのですか

・今日はチェロの丸山氏が不参加だからかアルバムバージョンでしっとりだったけれど、一発目から声がヘタって聴こえなくて、音程も不安定で胸が寒くなるというもどかしさに襲われる。何より謎過ぎる衣装(後述)が似合っていなくて初っ端から膝カックンされたような感じ^^;。唄が頭に入ってこない。


2.時の流れ

・珍しく?エレキギターでディストーション効かせてちょっとワンフレーズ弾いてからの本題。ヴォーカルの高音は出ないけれど一生懸命歌われているのはわかる。途中からギター弾かずに手振りで熱唱。ラスト、脇の準氏と目を合わせて前に出てきてソロフレーズ熱演。


3.雨の物語

・私の苦手なピチカートver.に戻ってしまって残念(極個人の感想)。重い物語である。ただ、歌う時はエレキは弾かずマイクを抱えて♪僕はまだ君を愛しているん・・・の箇所で手を前に差し伸べる仕草がまた罪深い。合いの手の準氏のピアノの手元を見て泣く。なんだか、Shoyanは今求めているものが何かあるように感じた。この3曲に込められているような気もする・・・?


MC:
「最近「かくれファンです」って言われることが多い。そんな隠れなくってもいいんじゃないの?って思います(笑)。

そんな、隠れた名曲・埋もれた名曲っていうのもあるけど、今から次にうたう歌はそういう、今日一番レアな曲です。」

「93年のフッカツの時このアルバム『海がここに来るまで』はオリコン10位以内に入って、当時で高齢者で珍しいって言われて(笑)43歳だったんだけど♪」

「アルバムの中で一番地味だけど、今になってこういう音楽をやりたかったんだって気付いたんです。」

と、メチャ熱いコメントに期待爆アゲでした。


4.このままずっと

・ギター持たずにマイクを外して手に持つ。おお!これはこの歌大好きな知人が喜ぶぞ!と期待。準氏はまたBassを抱えて足を開いて左足で拍子を取って熱演。準チャンカッコエエ(*´∀`*)。でもShoyanはマイクで歌うので声は良く拾えてるのだけど、どうもまだ蹌踉めきの発声で難しい音程も定まらない。まだ歌うの早いんじゃないですかShoyan、と思っていた。(7~8曲目以降にしたらよかったのに?)軽井沢の熱狂の半分も感じられず、客席の集中力が散らばっているのを感じた・泣。しかも甘い歌詞と服の印象が合っていなくて、もっと渋い衣装だったら結果は少しは違っていた?否?

準チャン独りでKeyとBassだなんてひとりスティーリー・ダンじゃん!とグラサンPlay姿に萌えまくりでした。

Shoyanはラストに歯笛でフレーズを吹いていたけれど、その音程はまったく正確だったのでどういうこと??とみんな後でモヤモヤしていました(後のなごり雪でも)。

件の知人は終演後違う意味で泣いていました。


「今日は皆さんとはこのままずっと♪です」と、


5.テレポーテーション

・LLでテレポ!
この曲はその度にギターが違って面白い。Re-bornツアーの時にD45だったり、ギブソンだったり、TYLERのEGだったり、そして今LL。色々試しているのかな。

ただ、私個人的に大切な想い入れのあるこの歌、やってくれて嬉しい反面、一連のこの現実など頭をよぎって入り込んで聴けなかった。印象が薄くて悲しかった。この歌の愛おしさをいつか取り戻せる日があるのだろうか・・・3つ目の隙間もあるってことを。

これまた準チャンがBassを弾かれていてメチャかっこよす!いつも丸山氏が弾いているFenderJazzべに見える。やはりShoyanのJazzべをみなさん弾いているのかな。
ドラムのインパクトが色んな意味で突出していました。


6.22才の別れ

・椅子に寄りかかってイントロを弾きだすとナゼか客席から立つ人が数名。
テレポーテーションからこの曲に繋がるこの時間の振れ幅がタマラナイ。細井さんのシンセベース??が場当たり的でちょと統一感ないような気がした(生意気スンマセン)。


7.湘南 夏

・ギターのチューニング関係か機材かちょっと調整。その服のどデカいエリに何か引っかかっていた?(ギター弾くのにも適していなさそうな^^;誰が選んだんじゃ?Shoyanご本人だろな(笑))で、調整終わってギターがカリカリっとした音を出してチキチーから始まる。私の脳みそはフラットになって目を閉じる。ここらへんでやっと声も出てきたようでした。

しかしこの編成、10年前にやって欲しかった。そして本当は今それを経由してアコースティックに戻って欲しかった。そんなこと想いながら聴いていた。

準氏のハモンドシンセ?のフィヨフィヨした高い音が当時感アリアリで非常に大事な聴きどころでした。Shoyanのギターとシンクロして弾くところも堪りませんでした。Shoyanの安定したヴォーカルとラストの飴色に輝くギターソロでよくまとまった素敵なステージでした。


8.忘れゆく歴史

・ワン、トゥー!の掛け声で始まるフルートのイントロはインパクトです。
Shoyanのヴォーカルはささやきバージョン。軽井沢では風の青い若き日のShoyanが視えたのだが、今日はスローな平坦な歌に聴こえた。この歌またやってくれて本当は特別嬉しいはずなのに、、、どうもShoyanが大人しいな?と、何か、ステージに賭けているものが薄い気がする・とメモに書いてある。

それは歌い終わっての客席のさわさわした拍手も同じなのかなと思う。これもレアな曲なのに軽井沢の時と違う客席の空気だった。


9.冬京

・はぁ〜・・・
D45のバリバリっとした音に安堵を覚え、そして胸が熱くなる。やっぱり今日はこの歌を聴かないとネ、というShoyanからの静かな贈り物。前に出てきてのパフォーマンスは一見身体が揺れるほどの勢いだけれど、パワフルなD45を抱き込んで熱というよりは深淵、動より静、そんな感じがした。準氏の万全のハモンドにまたもや釘付け(〃ω〃)。


10.海岸通

・椅子に座ってチューニング。歌い始めれば調子も良さそうなのだけれども、やはり先日は出ていた部分の声は透明になっている。なんとなく、慣れと言うか、これでいいか感があったような・・・なんて思っていたのは私だけですきっと。


MC:
・スケジュールを早くから空けて予定を合わせてきてくれて本当にありがとうございます。
・このきれいなホールなんですが、来る度に道に迷ってしまう(笑)
・来年もここでやれたらと思う。
・新しいツアーグッズの話
(音が出るカレンダーの紹介など)
・今は季節が二季しかないなど言われてるけれど

と、


11.ほんの短い夏

・このあたりでチェロの丸山さんがいないことの喪失感を覚える。確か昨年もこの時期は不参加だったと思うのだが気になることはなかった。今年は要が抜けちゃったなと思った。

歌もベースもそつなく終始したのだけど、やはり下を向けば声は聴こえず。語尾もあやふや。この歌、大切な歌なのに、、、と。

今日のShoyanは何をしたかったのかな?
何を伝えてくれようとしたのかな?
私には何もわからないまま後退りしてShoyanはお着替えに引っ込んでしまった。

〜お着替えタイム~

・でもこの間の各ミュージシャン氏のプレイは素敵でした。細井さんのハモニカもスムースで軽やかな秋風のようだったし、準氏が高低繰り返すピアノの転がるキラメキは胸を高鳴らせてくれました。
意外と早く再登場してグレーのグッズTシャツのShoyan。


12.3号線を左に折れ

・D45を抱え直して前の曲にソロフレーズで食い込みながら押して来るアプローチはトキメイた。D45のパワーが私を救う(涙)。
客席からTシャツ買ったよ、売り切れてたよの声。なんとかします!と即対応の返答。

「僕にとっては(国道)3号線というのは故郷の大分を走っているわけではないけれど色んな10代の頃の思い出があって、青春のリグレット?で・・・」

と、ユーミンの曲のようなことをおっしゃったように聴こえた。(聴き間違いかもですが)

ここで歌い始めるShoyan。
岩井さんのエレキのイントロが切なく、そこに乗って秋らしく落ち着いた声で万全に声が出ていた。今日一番イイ!(泣)

やっと聴きたい世界に逢えた!と涙が書いてある。ブルーの照明に春名さんのフルートが被って曲が進んでいくとどんどん景色がひろがる、Shoyanの胸の中が視える。D45の音を通して胸の奥に突き刺さる。海岸の砂の中から石英の粒だけを拾い集めたらこんな風に輝くのだろう。

小さな火打ち石が小さな火花を散らしているような美しいステージだった。延々のギターソロに自分の手元まで発光している気がした。客席の拍手も熱い。寒しい風景なのに音と心の一体が深くて豊かなステージだった。本当に良かった。


MC:
「最近マイブームのエレキ弾こうかなって思います。でも全部岩井くんにセッティングしてもらっています(笑)」

「男はみんなペテン師だ」


13.ペテン師

・みんなじゃないと思いますヨと苦笑しながら聴く。下を向いて譜面を見るとマイクから外れてしまいまた声は聴こえない。で、エレキギターいつ弾くのかな?と思っているうちに終わってしまった感がある。このあたりから今日のShoyanはどんな気持ちで歌われているのだろう?と寒い風のような心地が自分の中に吹き始める。3号線を左に折れの好い流れが消えてしまったように感じた。

・続けたままエレキの弦でハンマリングOnOffを駆使すればあのイントロが!


14.ほおづえをつく女

・TYLERのソロの高音が好くて、これは盛り上がるかなと思いきや、Shoyanご自身のあるフレーズの音程が毎回全く届かず、フラット♭の連続で悲しくなってくる。この絶妙な音程、”♭神の域”。

ペテン師〜ほおづえをつく女と来れば心の中に絶対零度のヒンヤリしたものを感じる。今度は私のような重箱の隅をつつく面倒なファンが捨てられる番なのではないかと震える。改めて何度も思う、ステージの上にいるShoyanは何を伝えたいのかな?バースデイライブと銘打って歌う必然性あるのかな?客席はただ座っていればいいのかな?(立ってノル人もいなかった)と。

インパクトも熱意も空回り?で届いて来ない気がして、目の前の演奏は誰のためのもの?と切なかった。客席から求めているものは山ほどあるのに、Shoyanは意識されていないように感じた。


15.通り雨

・エレキのまま通り雨もイイナ♪と思って期待。岩井さんのエレキの刻みがカッコイイ!ただしここでもShoyanから”言葉=歌詞を伝えようという熱意”が伝わらず、イキオイだけで通過しようとしている感に思える。でも間奏のShoyanのエレキと準氏のハモンドの重なりがタイムレスで音の残像・歌の残像が風の世界で切なかった。

そうこうしているうちに
(特筆すべきバースディライブのスペシャルもなしに)


16.月が射す夜

・やはり何か薄い。演奏陣今日はこれまで2.3回ほどコードが違ったりしてカックンとなることがあった。やはりここでも客席の温度が気になる。手拍子の少なさに客席の戸惑いや不満を感じた。いつものパン・パパン♪もやらない人多数。今日は平穏を寿ぐ集いなのかなと思った。このあたりでメモを取るのがツラくなってくる。


17.君と歩いた青春

・ものすご入れ込みのギターイントロから。
しかし、Shoyanご自身この歌を歌うことに慣れてしまってはいないだろうか?
予定調和の範疇になってしまってはいないだろうか?
ギターのタッチはその場で捕まえた音だろうか?
この感動は最初から用意されたものなのではないだろうか?

これまでは例え声がかすれてもその唇が震えるほどのShoyanの想いが感じられた。けれど、この時今ココでShoyanご自身が伝えたいことや新しい発見はあったのだろうか?

冷静に、極めて冷静にそんなことを想っていた。

今回、♪みんなで釣りへでもゆきなよ〜の箇所で、今まで自然と湧き上がっていた客席の拍手が無かった。それが全てだと思う。


〜アンコール〜

・ステージ上ミュージシャン各氏、非売品オリジナルの黒Tで登場。各々の出身地と国道のナンバーがプリントされている。(ラテン語?表記だそうな)

佐藤準氏はなんとR246!
私と一緒やん♪と大歓喜♪


岩井さんはR163
春名さんはR2
野口さんはR5
細井さんはR247

だそうです。

ShoyanはR10だけどTシャツはR3ですとのこと。売り切れになっていたR3Tシャツは後日追加販売やネット通販されるそうです。

「では、ひと盛り上がりふた盛り上がりしましょう」と


18.ささやかなこの人生

・一同立つ。
♪パンパパン♪もやる。
でもやはり音程も緩いし声も細い。
こんなに曲数多くやってくれているのだから、これ以上は贅沢なのだろうか。夏までのあの神がかったスペシャルなステージと何が違うのだろうか(泣)。

「正やんもファンも歳をとるのだから、還暦過ぎてもコンサートに行けて元気に動いている正やんを見ているだけでいい。正やんも頑張っているんだから。」と言う意見も耳にした。もうそんな現実なの?頑張っているってこういうことなの?と寂しく思う。音楽はどうでもいいからShoyanがそこにいればそれだけでいい、という人が増えてきて、Shoyanご自身はそれをどう感じになるだろうか・・・

ピックを咥えてテリーズテリーを抱えれば満場からショーヤーンの声。やはり盛り上がってるよね、ちゃんと盛り上がっている、と遠く感じる。


19.海風

・倍音マシマシにテリーを弾くShoyanは非常にキッチリと刷毛目の揃った安定のストロークで、バリエーション豊かな強いコシを感じた。人馬一体。

準氏はハモンドシンセで立ち上がってノリノリの演奏に熱くなる。グリッサンドで深海から急速潜航とメインタンクブロー(浮上)を繰り返す翻弄が快感。春名さんのパーカッション乱れ打ちに首を上下させてノッてる準チャン最高っす!細井さんもシンセを弾きながら一緒にスキャットもしてノリまくる。

あとで思ったが、こうしてミュージシャン各氏がフリー演奏してる間にShoyanは次の曲に向けて喉を休められるのだなって安堵した。


20.なごり雪

・満場から自然な拍手が起こる。歌い出しはもう息切れなのかなという感じがするが、野口さんのブラシ奏法で色んなわだかまりが雪がれていく。汚れなき都会の雪。それは”ブルームーン”みたいなものか。

それでも熱唱するShoyanに涙する。D45のキラメキは真実だ。Shoyanは両手を掲げて落ちては溶ける真実を掴もうとしている。このなごり雪の時、さっきまでとは違う今のShoyanの心の音が確かに届いた。嬉しかったですよ。

ラストのラストのD45のほんの少しだけの音がもの凄く今日一番切なかった(涙)。


〜再アンコール〜

ミュージシャン各氏も前に出てきて挨拶。満遍なく挨拶。客席も惜しみない拍手。

袖に去ってゆく各氏ですが、Shoyanだけ去りがたく独り残る。すぐ反応する客席、促す拍手にすでに4カポのついたテリーが出てきた。


21.レミングの街

・!!!
レミングの街キターーーー!
ここでやっと今日のLIVEが始まったと思った。独りで弾き始めたShoyan、やっと覚醒した!と心底嬉しくなる。これを待っていたん、と最後の最後で自分の心も動き出した。

追ってバックのミュージシャンたちも戻って演奏し始めたが、全部Shoyan独りでもよかったと思う。例え弦が切れても腕が振れなくなってもいい、やっぱりShoyanがど真ん中で真正面に切り込んできてくれなくては始まらないのだっ。

メモには
「やっと♡が書ける 涙」とある。

このコンサートの直前まで考えたり想っていた自分の真心が全部裏目っていたことに自己嫌悪していたけど、裏の裏は正面・みたいな最後のレミングの街に救われた。

ラストにこの歌を歌ってくれて本当に嬉しかった。
逢いたかったShoyanがそこにいました。

ココから始まって欲しい、と
そう願って夜のモーツァルトホールを後にしました。

・・・・・

私は易しい眼をしたオンナにはなりたくない。でも今回は事実を残すだけで精いっぱいです。先だって披露された新アレンジの『置手紙』のような新しいセッティングは何もなかったことに、もう新しいこと・今を求めるには違う季節になったのかなと(信じたくないけれど)感じざるを得ない終始でした。

オトコはペテン師だというのなら、最期まで騙し尽くして欲しかった。

鎌倉は・・・
その頃はもう冬ですね。



以上、備忘録でありました。




◆蛇足

*今回のかつしかでも『夜汽車は南へ』が聴きたかった(涙)。そもそも回を追うごとに”佐藤準の無駄遣い”が顕著になっていく気がする。『シャワー・ルーム』『置手紙newアレンジ』『JUN』『夜汽車は南へ』『雨の物語@アコースティック』『夜のFM』など、イイナと思うものから削られていってしまう謎展開がもどかしかった。(とは、私の個人的欲求なのですが 汗)


*Shoyan登場時の衣装、周囲の感想。

・新庄監督かと思った
・弥生人かと思った
・黄金バット現る!
・白雪姫の継母コスプレ(鏡に訊いて)
・グループ・サウンズの王子さま衣装
・エリマキトカゲ
・週遅れのハロウィン
・勇者のコスプレ

ある意味、インパクトがあったと言えますが。
(でも、アイスブルーのジーンズと白いスニーカーは素敵でしたよ)


*そういえば、ツアーグッズのカレンダーは作家さんの作品にShoyanの曲がオマケでついているという形が、なんだかそれは逆じゃないのかな?と感じた。グッズがメインで伊勢正三の音楽はオマケなのかな?と寂しかった。私はShoyanの音楽にお金を使いたい。Shoyanの曲にオマケが付くなら大歓迎です。

というか、そもそも今回は『ツアーグッズを販売するためのライブ』という催しで、これからの伊勢正三LIVEは音楽ではなくアートグッズが主役なのかもしれない、と今回のステージ内容から感じざるを得ませんでした。

みんなで♪ハッピーバースデイを唱和する機会もなく、誕プレBOXも設置されていない、誰のための?何のための?機会だったのでしょう。




*でもしかし、

実はこの翌日、NHKホールでN響×シャルル・デュトワの『惑星』を聴いて帰ったのですが、惑星も最後の曲『海王星』は終わりに『女声合唱を目に見えない別室で、フェードアウトして終わる』という作曲者の指示による演出なので、非常に示唆的で胸の中の感じる部分が拡がりました。

『レミングの街』とリンクしているようで激しく感動しました。やっぱり目に見えない真実はそこで共通している!と。宇宙の果てに想いを馳せた幸せな時間でした。

89歳のシャルル・デュトワ氏のまろやかな気炎と音楽への愛に、胸の空くような素晴らしいステージでした。歳を重ねる素晴らしさここにありと想いました。

私は今、自分がカッシーニなのか、ボイジャーなのか決めあぐねているところです(笑)。
 
で、
先日、汐留のライブハウスに山田パンダさんのLIVEを観に行ってきました。ライブハウスと言ってもレストランでもあるので、今回は生ハムとルッコラのピザやサーモンのカナッペなど美味しくいただきながら聴けて最高でした♪(折角の機会でとても美味しいのでちょっと贅沢した〜ん(*´∀`)ささやかすぎる(笑))

パンダさん、先日80歳になられてお住いの行政から定期健診のお知らせが来たら”長寿検診”って書いてあった!と苦笑いされていました(*´▽`*)。

結構マニアックな歌があり、しみじみと改めてパンダさんの音楽の懐の深さを知ることが出来た一夜でした。自分が好きな歌もたくさん歌ってくれて嬉しかった。もちろん”おはおや”も。メモもとったので曲目と流れなどあとで少しだけまとめたいとは思っています。

今回さすがにShoyanからのお花は無かったようなのですが、ひとつ印象深いことがありました。

実は、『君がよければ』の間奏ギターソロに入る時にパンダさんが思わず横向いて「ショーヤン!」って声をかけたんです。もちろんギターは米川”金太”泰正氏なのですが、パンダさんきっと無意識にショーヤン!っておっしゃったんだなって思いました。沁みついているんだろうなって。山田パンダさんの横でギターソロを弾くのは伊勢正三なんだなって、涙出そうな一瞬でした。(パンダさんご自身意識しておっしゃったのか、無意識だったのかは実際はわかりませんが
♪)



今回も写真撮影はOKだったので静止画をば。
自分で選んで最後列の席に座ったのでぼやけていますが雰囲気だけ♪
撮影用にポーズ決めてくれるパンダさんでした。

また半年後に会おうっておっしゃってくれました。
楽しみにしてましょう☆


浜離宮のお堀に映る都会の月哉。
☆伊勢正三SummerLive2025〜ほんの短い夏〜

@軽井沢大賀ホール
2025年9月6日(土)
16:30開場 17:00開演


やっぱりここの席に座ると落ち着くなぁ。
最初からステージ上の楽器などを見ることができてワクワクする時間です。
※今年はドラムスはお休みのようでした。
※いつにも増しての独りよがり&素人見解お許しください。


~開演

☆Shoyan・佐藤準氏・丸山朋文氏
1.雨の物語
2.湘南 夏
3.ほんの短い夏

☆Shoyanひとり
4.海辺のジャパニーズ・レストラン
5.汐風

☆Shoyanに春名氏・岩井氏・細井氏
6.堤防のある町
7.時の流れ
8.風の日の少年
9.秋の葉の栞
10.22才の別れ

☆全員揃って
11.なごり雪
12.あの唄はもう唄わないのですか
13.忘れゆく歴史
14.夜汽車は南へ
15.夜のFM
16.このままずっと
〜お着換え
17.小さな約束
18.テレポーテーション
19.夏純情
20.海風
〜アンコール
21.ささやかなこの人生
22.君と歩いた青春
〜再アンコール
23.君はベージュ

・・・

☆颯爽と登場のShoyan、前を開けた白地に黒のボタニカル模様シャツに黒いインナー&黒のパンツに黒のシューズ、モノクロームなコーデになんとなくすでにShoyanの自信が垣間見えた。黒いShoyan好きな私は期待MAX!
佐藤準氏と丸山朋文氏ともに登場してShoyanも椅子に腰かけて三人のステージがスタート。

後ろの壁に水滴の画面が大きく映し出されてイキナリ『雨の物語』から始まりました。ギターは久しぶりのD28@トーチインレイ。最初はShoyanのギター一本のみで始まり小窓叩く雨のせつなさ。間奏~2コーラス目からは丸山氏に加えて準氏の音までが加わっていき、街一つ包み込む俯瞰の雨の景色になった。

準ちゃん参加の雨の物語だなんて・・・
実は私はここで感激のあまりちょっとオカシクなってしまい、魂が抜けてしまって言葉が出てこなかった。きっとこの時、身体を忘れて心だけで聴いていました(涙)。この何十年もの想い入れが報われたような感激でした。

極自然体でベース音をつま弾くShoyanの万全のお姿に、まったく、私の心にはいく筋もの行き場のない冷たい雨が流れていました。今日は少しさみしいんだ・・・と、完璧なShoyanに安堵して、こんな私の気持ち届かないのはしょうがない・と、水たまりに立ち尽くすような気持ちで聴いておりました。

(この時点で自分の心が二重構造になってしまい、まとまりのないこと言っていますがお許しください^^;)

Shoyanは神妙な面持ち?どことなく、少し遠くなった面差しでした。

早くもこの御三方でカンペキすぎる(涙涙)!チェロと鍵盤とギター、大賀ホールならではのアプローチ、これが聴きたかったですよShoyan!と、夢のような心地でした。
初っ端から大河の流れのような大安定のエレガントなステージが始まりました。

今回、準氏の鍵盤の音は終始ちょっと小さかった気がしますが、Shoyanの歌声も確実に安定して静かに堂々と始まったイントロダクションでした。

※登場時、Shoyanはいつもより少しレイヤー多めのウェットな感じにつまんだ素敵なヘアスタイルだった。(パーマかけたのかなと思うほど)だから余計に”雨濡感”があったかもしれない。

LLに持ち替えるとそのまま、♪1・2・3・4の声に準氏のフィヨフィヨしたシンセのイントロが暖かく『湘南 夏』に続く。Shoyanの安定した低い声も潰れていない、ちゃんとクッキリ聴こえて届いていたのが嬉しく、心があたたまってきた。やはりこういった編成ならこの風通しのいい音が生きる大賀ホールだなぁって思いながら聴きました。
得意な曲?好きな曲?で安定な滑り出し。ここで準氏のハモンドが奥の方で鳴っている、残照が漂うような音。それを噛みしめるようにShoyanも伏目で顔を左右に振ってノッてる。赤とオレンジと白のライトがキリっと美しく、Shoyanの黒っぽいいでたちが影絵のようだった。

D45に替え抱えながら少し挨拶MC。

「今年もまた軽井沢にやってきました♪」
「今年は夏が長かったですね」
「軽井沢に来て今年初めて虫の声と蝉の声を同時に聴きました」
「今日ここでライブをやるモチベーションが昂まるのを自分で感じます」
「いつにもまして・・・な拍手にモチベーション上がるのでありマス」
「趣向を凝らしてこんなバンド編成にしてみました」
と、想いを語ってくれまして、丸山氏と佐藤準氏の紹介も。

佐藤準氏のことを

「ここの大賀ホール最初の頃参加してくれて、このホールの壁に音を染み込ませていってくれたね」

というようなことをおっしゃっていて胸熱でした。
そう、あの頃の夢のようなステージありましたね・・・

Shoyanのギターのさらりとした音のみで始まるイントロの『ほんの短い夏』。
ふわっ、もうここできたのか!と、そこにまた準氏の鍵盤が乗って凄く丁寧に始まった。椅子に座ったままなのがいい。Shoyanは声をゆっくりと沁み渡らせるように歌っていてホントにイイ。準氏のシンセストリングスとそこに跳ねる可愛い系のピアノの音。しみじみとして、手作り感があって老成している。御三人のプレイにこの歌の本質的な”忘れた季節のような音”を如実に感じた。人のこころを撫でるような丸山氏のエモいチェロの音、なんて大人なほんの短い夏だったであろうか。

やはりこの御三人でこのままレコーディングして欲しいと心から感じ入ったステージでした。今日のこのステージももっと曲数多くても良かったのに、と後で想いました。

Shoyanはもうすでに髪の毛がポヤポヤしている。気を発しまくっている証拠ですね♪ この歌の基盤に戻るような、初心の印象深い稀有なほんの短い夏でした。

・・・

お二人が去りShoyan独りになり、再びD28を抱えて『海辺のジャパニーズ・レストラン』。低い音が多いのだけれど、これも難なく流れるように寄せ波引き波の繰り返しで終始した。先日の渋谷より、よりスムースな指運び♪非常に調子がよさそうで、季節もピッタリだったので余計に濃く聴こえた。

この歌、渋谷でも演奏されたけれど、、、なんとなく、

「流れる時のままに移り変わるこころは誰のせいでもない」

のためにあるようで、それを歌う今のShoyanのことをちょっと客観的に感じてみよう・なんて♪ひとつオトナになった私でした。

MC

「ここは響きが良いですネ」
「正やん何言ってるのかワカラナイ・滑舌が悪い、と言われないように今日は意識してしっかりとやります」
「ムダ話をしてしまうと曲を省かないといけなくなるからどんどん行きたいけれど」
と、ここで恒例の客席”何処から来ましたか?”アンケートコーナーに。
やはり遠くから来ている人が多い結果に
「なんか救われる」とおっしゃっていました。(距離関係なくない?(笑))

「台風行ってしまいましたね(*´∀`)」
「なんか僕最近ツイてる?みたいな」

と、また自分にポジティブな言霊をかけるShoyanでした。きっとそういうメンタル誘導を意識されているのかもしれません。
ここで聞き覚えのあるイントロの刻みが始まる。
歯笛がそのメロディーを奏でて『汐風』!!
このオレンジ色の夕景シリーズが続いてめちゃ泣ける。
汐風は毎回聴きたい心の歌なので(T_T)また歌ってくれて嬉しい。
遠い約束のようなこの歌はこの時期必ず聴きたい一曲です。

後ろのスクリーンは真正面からの海の波打ち際映像になり、そこでShoyanが独り低く余裕のあるプレイを続ける。日没の砂のぬくもりを足裏で感じるようなこそばゆさを届けてくれる。そんな風に歌の中に・日常の自分から心移して浸りきれる世界を自然と構築してくれる今のShoyanの技。ここにベテランアーティストの力量が出るんだ、と、心の底から感動していた。今日のD28は胴の太い音で少し重たい。でも転調からの琥珀色の音が凄く好い、このギターならではの音がしていたと思う。言葉・メロディー・楽器・自分の身体・想い・・・全て使いこなしてこの濃い音を他に届けて交わり合う・・・素晴らしいステージでした。
歌が終わったあと、なぜか波の音が聴こえた。(私だけ??)

ここで春名さんと細井さん岩井さんが登場。
岩井さんの伸びの良いEGのイントロに春名さんのパーカッションが乗って『堤防のある町』。
(ギター失念^^;)

先に少し書きましたが、この春友人の付き添いで思いがけず大分・津久見に行ってものすご新たに身近に感じられたのもつかの間、Shoyanの故郷は故郷のものであって、大分のことあなたにわかるわけないでしょ・と、自分はお客さんでしかない(そりゃそうだ)と感じることがありまして、一連の大分故郷ソングとは距離を置こう・置かねばならない、と思っていたところでした。

今年の『青い夏』もそんな風に聴いてしまっていた。

なのに、ナゼ、この軽井沢のステージの『堤防のある町』は私を受け入れてくれるのだろう。私が見たまま感じたままのずっと変わらない夏の空がそこにあった。疎外感は消えて涙が味方をしてくれたような気がした。だからもう自分を卑下するのはやめます。Shoyanの歌そのものが私の故郷なのだと愛おしい気持ちでいっぱいです。

Shoyanはここまで終始上を向いたり喉を伸ばしたりして非常に調子よく発声されているようでした。それは前回の新潟のステージより更に良くなっているようで、最高のタイミングでこの日に合わせてきてくれて嬉しかったです。

そしてそしてこの歌の肝であるブルースハープ・ハモニカの180%の意気にあふれる息が熱くて、そして確実で、アルバム音源から今日までのShoyanの全てが濃縮されたような大熱演でした!今までで一番心震えた完璧以上の音でした。
もしかして、この歌すでに故郷を超えているのかも・・・とさえ想えたのでした。

『堤防のある町』という歌に、アリガトウという気持ちになれたひとときでした。(涙)

※ここでちょっと細井さんのシンセベースや春名さんのパーカッションが前に出過ぎでドンドコしてるなと感じました(急にリアル 汗)


続けてはD28に戻って立ち上がると『時の流れ』。
足を揃えて縦ノリのノリノリ、この膝の柔らかさに憧れる気持ち(*´∀`)客席もノリノリ手拍子。疾走感あふれる曲も間奏になれば前に出てきてソロを弾いてくれるShoyan!フットワーク軽いゾ♪盛り上がる盛り上がる!ここでも重々しいD28が頑張っていてインパクトのあるプレイでした。
立ったShoyanのシャツの模様やキラリと光るスワロみたいなペンダントトップを観察して次回につなげようとする七氏でありました。

客席大歓声のなかShoyanは白いベースを肩にかけて『風の日の少年』。
春名さんがカホンでリードする。歌い出しは少し低くて埋もれ気味?ベースの音もちょっとトロトロっとしてるかな?
細井さんが全ての隙間を埋めているのでちょっと詰まり気味な印象?だった。”未完成”大事です。

「しなやかな君に〜♪」で指差すと、そのまま続けて細井さんのハモニカで『秋の葉の栞』。
数年前、この軽井沢や葛飾で聴いた時より少し褪めた気持ちで聴く。あんなにも熱いキモチで聴くことはもうないのだろうかと、少し淋しい気持ちで聴く。それが私の夏の終わりだと思った。

このShoyan+御三人のステージが数年前の再来のようで、ここまで今日はまだ今日という日を味わっていないぞ・なんて生意気な気にもなってきた。客席もチョットそんな雰囲気?

その御三方が翌日近くでライブとのことで、その話題。
「佐久で何食べる?」と、ナゼかまた食べ物の話(*´∀`*)アルアル。

LLに持ち替えて『22才の別れ』。
不思議なことについ先日感じたこの曲のど真ん中感がナゼかやや薄く、日常に埋もれてしまったような印象。岩井さんの合いの手がとてもやさしくて癒やされる。そう、なんとなくソフトな感じのステージに思えました。ラストのハモニクスはバチッとキラッと決まって素敵でした☆

ここで準氏と丸山氏が合流。
全員揃って堂々の『なごり雪』。
立って熱唱、終始上を向いて天を仰いで余裕の熱唱。D45より落ち着いた感じの男前な音のD28でスタンダートななごり雪。丸山氏のエレガントな間奏のチェロに準チャンの奥ゆかしき音が絡んで腰を据えた感じのなごり雪でした。

※後で思うことですが、今日はどの曲も同じような高さで揃っていて、なごり雪や22才の別れだけ突出ということがなかった。全部名曲!!全部ファンが好きな奴っ!という印象が残りましたよ。客席がそういう感じでした。

MC

「ここでフルメンバー揃いました♪」と
「今日はドラムはいないけど、多ければいいというものではないと・・・(笑)」
「バンドメンバー選考基準は、、、技術ではなく(それはみんなもちろんクリアしてます)、ルックスでもなく、年齢でもなく、何よりもの選考基準は・・・人柄です♪」

とのことでした。
そして
「みなさんも素晴らしいお客さんたちです。ありがとうございます♪」

と、客席までリスペクトしてくれたShoyanでした。

さてここでTYLERのエレキを下げると例によって『あの唄はもう唄わないのですか』シングルVer.。安定の丸山さんのイントロダクション、でもなんとなく、ドラムもいないし、今日この大賀ホールではまた違うアレンジでも良かったのでは?などと思いました。ここまでなんだかいつもな感じ感?とうっすら思う私でした。

Shoyanの声の浮き沈みがここでは極端で準氏のピアノは微か過ぎてジェントル過ぎて勿体なさすぎで、目で見て手が動いてるから弾いてるのだなとわかる感じで、チョト不完全燃焼でした。聴こえなくてホント勿体なかった。(反対側だった私達の座席の位置にもよるのかもしれませんが)

ここでD45のアバロンの青さに安堵を覚えていたらなんと、、、春名さんがフルートであのイントロを吹き始めて『忘れゆく歴史』!!!

え〜・・・・・!

Shoyanの高い声が出ていてめちゃイイ。想い出も想い入れもすべて委ねて聴ける。ここでこれが来たかと、こんなキモチに軽井沢でこの歌かと、袈裟懸けにやられまして嬉しいを通り越してまた我を失っていました。

不意打ちを食らって震えてワナワナしていると2コーラス目から丸山さんのチェロが絡んで更に追い打ち、寂しい歌なのにこんなにも嬉しいものですか!?

目の前のShoyanが風のShoyanに視えて泣く。見たことないのに25才のShoyanに視えて泣く・・・

♪君に似合ってた〜・・・
の先に70年代の空気が香っていた。
還らない日々なのにここに在るのが刹那なかったです。この歌はそんな感じが特に顕著ですよね。

3番目の歌詞から下に俯いて歌うShoyanのお姿も切なく、ついそのお心の内や如何に?と尋ねたくなるが、この時間もまた忘れゆく歴史そのもの”今その時”なのだなと心で泣いておりました。

♪どこまで 寒くなるのだろう〜

で、グサッと決まって大号泣でした。この歌の自然な登場の仕方、嵌り具合に純粋に癒やされて慰められました。本当に嬉しかった。Shoyanありがとう・・・と胸に手を当てる心持ちでステージを眺めていました。

こんなスペシャルがここであるとは、、完全油断していてうろたえました(苦笑)。

※そうそう、この歌の時に客席手拍子は不要だったかもですね。
ソノキモチハヨクワカルケド

「イヤ〜、久しぶりにやってみました♪結構風初期の曲ですが、こーゆーの書ける時にもっと書いときゃ良かったナ(笑)」
なんて、風の頃を少し振り返るトークも。

「風として運よくデビュー曲も売れて良かったんですけど、だんだん(そのままじゃ)つまんなくなっていって」
「”風”が”空気”だったらいつも止まってる、風は知らないうちに駆け抜けた3年半でした」

と、音楽的にも短期間で変遷していったその風のサウンドの話から

「その頃、佐藤準がアレンジをしてくれた『夜汽車は南へ』という曲です」と次の曲へ。

イントロは細井さんのシンセ、丸山氏のエレベースが長い長い(やはりFenderのJazzベースみたいな?)それにシンクロしてShoyanもD45でベース音をなぞる。準ちゃんは座る向きを変えてあのハモンドの優しいモコモコしたエレピを弾いている。その横顔が素敵に見えて至福でありました。間奏にかかる頃じわじわと聴こえてきて、夜の車窓に遠ざかっていく町の灯りみたいだった・・・
やはりホンモノど真ん中の空気感は他では聴けない、至玉の音でした(涙)。

Shoyanの歌声は自然に弛みなく流れて非常に滑らか。列車のダイヤも乗り換えも順調に軽やかな旅を続けていらっしゃるのだなと想いました。またここに最高を更新されて、歌い終われば感無量の様子でお辞儀をしてくれました。Shoyanご本人にも充実の手応えがお有りなのだと客席にも伝わって気持ちが温かくなりました。

本当にいい歌だ。
そして大好きです(涙)。

歌い終わりの準氏のシンセストリングスは永遠に続く旅の音がしていました。


「さて、このバンドにはベーシストがいないけれど、、、実は・・・」と、まず丸山さん、そして岩井さん一曲、もう一人は影のベーシスト・・・と細井さんのシンセベース、そして拍手もらうとその気になっちゃう♪・・・とShoyanご自身。そしてそして?実はベーシストだらけの今回の編成でした。

あぁ、ベースの話をされるようなステージになって嬉しいなぁと、今の状況を感激しながら拝見していました。

そして、「しっとりと・・・」と『夜のFM』。

夜のFM!Σ(T_T)
夢にまで見た夜のFM(T_T)!
準チャンがいる夜のFM!

Shoyanは珍しくギターを立てに下げて爪弾き始める。ガットギターではなくD28なのだけれど、このストレートウイスキーみたいな音がまたチラリと聴こえて薫るのがイイのです。
準氏は出番まで左手で膝を叩いて拍子を取っている。

♪夜空切り抜く〜
あたりからいよいよ絡んでくる準氏のピアノ。夜陰の窓の向こうで鳴っているようなもどかしさ、切なさよ・・・
また生で聴けてグサグサ切なくて泣く。いつもとまた少し違うフレーズで、スピンするような転がる音の指先に大賀ホールは美しさに満ちていました(涙)。Shoyanのギザギザッとしたアコギの刻みもリンクして、なんとなくお二方の生の音が聴こえている気がしました。大賀ホールは天井から音が降ってくるような聴こえ方がするのだなとこの時気づきました。

ステージの青紫のライトの中、岩井さんのエレキGもTwilightな音がして永遠の憧れの景色です。

そんな中、Shoyanは終始上を向いて、喉を開いて万全で歌われている。これまでの全ての時間を使って音を捕まえて来てくれる。それを倍々にして聴手に届けてくれる、その想い1000%受け取れたと思う。

♪そういえばあの日君が・・・
から、更にShoyanの熱が一段上がってヴォーカルが燃えているのがわかった。何故だろう、声が燃えている。青白い炎で滲んでいる。こんな風に感じたことは今までなかった。いつも私には特別な想いが湧くこの歌だけれど、今日は特別の特別だった。何かが吹っ切れた気がしました。

苦しくて切なくて甘い最高の最高のステージ、今想い出しても涙が出ます。

この歌きっと一生聴くでしょう。
私が死ぬ間際まで想い続ける宝物の安らぎ至上の時間でした(愛)。

曲が終わり、茫然自失で瞳孔開きっぱなしになっているともっとびっくりするような展開が・・・

準氏がベースを抱えてるっ!?
Shoyanはギターを置いて手にパーカッションを持ってマイクの前に立つ。
ザッザッ♪と鳴らすカバサという楽器らしい。(ググってね♪)

このアダルトなイントロはっ!!
『このままずっと』が始まる。
なんとー!ここでこれキター!です。
この90年代の色っぽいサウンド濃縮期間の曲をやってくれるなんて感激。しかもShoyanがごく自然に難なく歌われていて、準チャンのベースは無駄がなく、時折差し込むベースのコネ?もグルーブ感があって非常にまとまっている!絡む岩井さんのエレキも良くて、私は個人的にめっちゃノレました。なんだかShoyanが自由でイイんじゃない??♪って。こういうの客席待っていましたよ!って。これはスペシャルなひとときでした。

そしてそのままずっとバンドのメンバーの演奏が続き、Shoyanはお着替えタイムに。ここでも丸山さんのチェロを堪能できて準チャンの食い気味のベースに堪らぬフリータイムでした。

※そうそう、いつもは鍵盤の準氏ですが、氏のアレンジ曲ではベースラインが際立つなと以前から思っていて、準氏はベースの人だなと、それがまた私の好きなポイントでした。
(これは準氏の編曲曲ではないですが)まさかご自身でプレイされるのを目の前で拝見拝聴できるとは!夢のようであります。
準氏の御子息もプロのベーシストでいらっしゃいますもんね(佐藤怜・サトウレイ氏)。

お着替え終わってShoyan引き続き黒のテレッとしたシャツ、今度は長袖で前面にオレンジ色の英字フォントが並ぶコーデ。

そのままのイメージで『小さな約束』。
・・・なんとなく、先程までの盛り上がりから客席の立ち止まり感を感じるような、なんとなく、他のファンの人たちの横顔を気にしてみたり。
当のShoyanご本人も譜面を手に持って歌ったり読み上げたりして、全体少しフラットになった雰囲気を感じた。
私は個人的にこの曲のことは今はチョット置いておこう・という感じです。

MC

「新旧取り混ぜてやっていますが、今日は楽しんでいただけてますか?♪」と客席に投げてくれるShoyan。めっちゃ楽しんでますよ!!と、思いがけずご機嫌になれている拍手を送る。

ここでギブソンJ50を下げると『テレポーテーション』もキター!
\(^o^)/
今日も演ってくれて嬉しい!
横を見ればこれまた準チャンがベースをお弾きになっているではないかっっ!!! ナニこの至福!Shoyanからの大きな大きなスぺシャルアプローチ、一生の想い出であります。

ステージ上にShoyanはおひとりだけれど、この歌を歌われる時、聴くものの胸にはそれだけのShoyanが発生していて、それが全部本当の伊勢正三なのだ!と強く想うのです。
だって、一粒の愛が二つの隙間、二人が一つ、ならば、数字は意味をなさないのでは?と。
私が最近考えているコトを導いてくれるような示唆的なステージでした。

Shoyanはこの歌でもやはりギターを持っていたほうがイイナ♪なんて想った。とにかく見た目がカッコ好い♪
ダウンストロークで一つでも多くの音を、と届けてくれるそのお姿に今日も惚れ直すのであった。この歌はやっぱり伊勢正三ド真ん中!な歌です☆

続けて意外にも『夏純情』。
この歌も夏の終わりに軽井沢で聴きたくなっちゃう歌です。トンボがいっぱい飛んでいるからかな?実はこっそり聴きたかったのでとても嬉しかった。だけど、どうも今日は準氏や丸山氏の出番が薄いような気がして、もっともっと使って(なんていうとおこがましいですが)大賀ホールでしか出来ないことをもう少し分量マシマシでやって欲しかったなとも思います。

ソロ部分、D28はアタックは良いのだけれど少し重く、細かいところの音が追いついていない感じがしました。もしかしたらもう少しゆっくりしみじみ弾くメロディーのほうが出番が生きるのでは?なんて、、、
(メタ生意気出ました^^;お許し下さい)

でも、Re-bornの曲を続けてやってくれて本当に嬉しかったです。

満場大歓声大盛りあがり、指笛多数掛け声連続で異様なほどの熱気に包まれ、いよいよの『海風』。T’sT を抱えるShoyanなのですが、ここに来て声が聴こえなくなってしまった。もしかしてお客さんたちが立ち上がったからかな??音が吸収されてしまったのか??

(でも、ここまで今日の声の発声と出力は文句無しでした。声の輪郭がくっきり聞こえていたし、発声も均一でとても聴きやすかったです)

今日はナゼか『22才の別れ』とこの『海風』が少し低くて、というか、他の歌の追い上げがもの凄かったのでそうなったのかもしれないのですが、実際立ち上がらないで席でしみじみと聞いているお客さんも多かった。なんとなく、、なんとなくそれがわかる気がします。それも良い流れなのだと思います♪

細井さんと春名さんの音は物凄く大きくて、準チャンのハモンドはあまり聴こえなくて残念。(海風でこれが聴こえないのはマジ残念)。ただ、横を向いてプレイされているそのサングラスの指遣いがめちゃカッコイイのは見えたので胸踊る瞬間でした、今日もまたD・フェイゲンみたい(萌)。

チョット変わった角度から楽しんだ海風でした。大賀ホールもひとつにまとまり、みんな上機嫌。ステージ上も客席もみんなが納得の最高の到達点でした。

〜アンコール〜

再度皆さんステージに出てきてニコニコと準備♪
ShoyanはTYLERを下げてご機嫌♪
客席総立ちで迎えて『ささやかなこの人生』。なんとなく、Shoyanの輪郭が柔らかくなったような気がして、非常に柔軟なささやかなこの人生だった。すべての人が立ったらやはり声が聴こえなくなったけれど、もうそれはここでは気にならず。手拍子で一体化している心地良さに浸っていました。

始めの開演の頃となんとなくヘアスタイルの印象が違って、、、生え際とかTOPにもう少しレイヤー入れて軽くすればもっとふわっとしていいのにナ・なんて、急にリアルなこと思ったりした。(すぐ妄想しちゃうワタシ)

また横でステージ中央のShoyanを見上げる準氏が素敵であった。(どんだけ準チャン好きなの自分(笑))

ここは生涯の相棒D45に持ち替えていよいよの『君と歩いた青春』。
この時、客席ではステージ上のShoyanに向かって手を合わせて祈るように聴いている男性ファンがいた。そうなんだ、歌を聴くって祈るのと同じことなのかもしれないですね。とてもいい風景だった(涙)。

カホンのインパクトのあるステップが本当にその歩みのようで、濃い表情をつけながら歌うShoyanが非常にドラマチックだった。ギターソロは控えめな気がしたけれど、それはむしろ歌がド真ん中で、

♪みんなで釣りへでもゆきなよ〜
のあたり、ニヤリ☆と横を向くShoyanは、付加するもの何もなくてもこれだけで全てだと言うようなパフォーマンスだった。私はもうここで満足、もう今日が君と歩いた青春でいい、心の底からそう想いました。ウッドウォールに真っ赤なライトの背景、Shoyanも客席も茜に染まって遠い時間全ての中にいました。この歌も本当に大賀ホールに似合う歌だなと思います。大感動でした。

そのホールが割れてしまいそうなほどの大拍手大声援に「アリガトウ」と目を細めるShoyan。最近その眼差しは少しやさしくなりましたね・・・

収まらない客席に向かって、

「じゃあ、もう一曲やります」

と、奇跡のようなもう一曲が『君はベージュ』!
これがまた聴けるなんて
本当は今すごく聴きたかった。
やってくれると思わなかったからとても嬉しかったです(涙)。

答えのないことで苦しんでいると横からそっと肯定してくれるこの歌が今大好きです。

丸山氏のさざ波のようなチェロにShoyanの影が水面に映る。湖はここで待っている。この歌を歌われるとホントはなんだか悔しい。だらしないのにケッペキな自分の弱点を見透かされるようで悔しいのだ。

一言づつちゃんと区切ってメリハリをつけて発声されているので、言葉がよく聴こえる。準氏のシンセストリングスが優しくて真綿に抱かれる心地。その音に抱かれながらShoyanのボーカルで頭撫でられる、そんな深い癒やしをもらった気がしています。


♪目立たないように
   ふさわしくあるように

昔知っていたある人のことを想う。
そうあることの難しさを・・・
自分との闘いに不戦勝を選ぶか、
すべての頂点に立つために手段を選ばずか、
”能動”の恐ろしさをこの歌は教えてくれる。

でも私は今でもその手のひら一掬いの幸せさえイラナイ。
Shoyanがそこで歌っていてくれたらそれだけでいいのだ。

最後の最後の最後までShoyanの愛が詰まった素晴らしいステージだった。なじみの曲も多かったけれど、セットリストもガラリと変えてきてくれたと思う。最近の客席は一昔前と違う気がする。なんだか双方に信頼関係が顕著な気がする。

こんなにも濃くて意味深いステージを今も届けてくれるShoyanと、それを全身全霊で受け取れる聴き手がいる。そんなところにも深く感動してる私でした。

全員ステージ前に出ると手を取り合っての挨拶をしてくれました。四方八方全ての気持ちがひとつの笑顔になって、生きていることの嬉しさを感じる大団円になりました。素晴らしい終演でした(涙)。


・・・

新潟ではバンドの完成度がハンパなくてひとつの頂点だと感じていましたが、9月軽井沢はShoyanのアタマが更に一つ上に飛び抜けてまた進化されたと想いました。

すべて歌い終わって最後の最後にも「ニマッ☆」と微笑まれたShoyan。
その手応えが客席由来のものであったならいいのになと想っています。

秋これからまた色々なイベント・ステージが始まりますが、この軽井沢大賀ホールの一夜は凄まじく素晴らしいイントロダクションだったと想います。

聴手に毎回期待を持たせてくれる今現在のShoyan!なんて素敵なんだ!と、しかも23曲もフルで歌って奏でて駆け抜ける!このタフさに活きている音・活きている感性・活きている意識。そう思うと聴手の心も煽られるし、またそれがアーティストにも届く。素晴らしい循環が生まれているなぁと感じた最高のステージでした。

※これを
Shoyan 正やん
Daisuki 大好き
Gokigen ご機嫌
stage   ステージ
と命名しよう(笑)。

最後はギャグになってしまいましたが、
自分個人的には今年になってわだかまっていた大分への想いやRe-bornの出自など、ぶっ飛ぶくらいのShoyanへの愛を再確認出来て、非常に元気になりました。
もうこれ以降はグダグダ言わないことにします(笑)。

今日もまた生まれてくる新しいありったけの愛を込めて☆

以上、この秋の一発目ライブ覚書でした。


・・・

※あとがき

今までお声が枯れたりカスレたりクセがあったり?音程が取りづらかったり、色々あったこともあったけれど(汗)、6月新潟の時に「今のShoyanとして万全になった〜☆」なんて安堵したのですが、軽井沢はそこからまた加味されたものがあった!途中マイクから外れることはあっても、それはむしろ勢いとか一生懸命さの証で、プラスに働くことだった。元々Shoyanはコーラス部でいらっしゃったし、30年ぐらい前の日本をすくえ!のドキュメンタリーなど拝見すれば、コーラスのシーンなど錚々たるあのメンバーの中で、歌い終わりに口を閉じる瞬間まで意識して口元を慎重に動かしていらっしゃったのはShoyanが一番だった。そもそもShoyanの歌の出発点ってそういうことなのだきっと!

でもそんなどこかに戻ったのではなく、ここに来て進化した確かさが加わったと思う。5月と9月でこんなに違うのが興味深いのだけれども(笑)、ともかくも今回のShoyanはマジで最高の更新をされたと思います(断言)。

本当に、ここまで伊勢正三のファンで良かったと、Shoyanのことを心から尊敬する気持ちでいっぱいです。

次に聴きに行ける時のことが今から待ち遠しくて堪りません。
これからも期待しています▷Shoyan!

(休ませない鬼ファンです(笑))




◎今回大賀ホールは人が多くて外観の写真も撮れず、ホールの中には20周年記念の素敵なレリーフかかっていたのだけど、中で立ち止まりたくないので何も見ずに席に座ってしまいました。帰り際、ひっそりとしたホワイエを覗いたらそのレリーフがありました。ここにまた来年来られるのかな・・・と想いながら。



◎今年は初めてホールと駅以外の場所に行ってみた。思い付きで行った旧碓氷峠からの眺めは開放感に溢れていて感激でした。道すがらの山のアジサイの咲き残りがせつなくて、秋の訪れを少しだけ先に感じられました。




碓井、軽井沢、八ヶ岳、いずれも秋の雲。
※1度アップしましたが、長かったので編集しました(汗)


伊勢正三プレミアムライブ2025
~ささやかなこの人生~

新潟県民会館
2025年6月21日(土)
17:00開場 17:30開演

1.海風
2.星空
3.青い夏
4.JUN
5.夜汽車は南へ
6.冬京
7.22才の別れ
8.テレポーテーション
9.雨の物語
10.あいつ
11.湘南 夏
12.ほんの短い夏
13.置手紙
14.涙憶
15.レミングの街
16.月が射す夜
17.あの唄はもう唄わないのですか
アンコール
18.ささやかなこの人生
19.君と歩いた青春
20.なごり雪

※抜けている曲・事項あるかもしれません、お許しください。

・・・

~まえがき

さて、新潟県と言えば上越や魚沼湯沢・長岡しか行ったことがなく、新潟市まで行ったのは初めてでした。風に湿度がもったりと含まれて、如実に海が近いことを感じました。カラリとした山の中に住んでいる自分は海辺の空気には敏感になります。なので、Shoyanの歌の海を感じるためには一層のフォローになって嬉しい場所でした(蒸し暑くて滝のような汗をかきましたが(笑))。冬にはこれが全部豪雪になるのだなと実感できました。

途中、運転しながら見えた日本海はお天気が良いので真っ青で眩しく、先日の大分の海には歓迎されなかった気持ちを上書きしてくれました。

休憩を入れたりガソリン給油したりで現地について車を停めたのは出発から6時間後!会場の席に着いた時には本当に感慨深いものがありました。

孔雀の刺繍がしてある緞帳に古い書体で

【サニー1000 ブルーバード スカイライン
 セドリック】

なんて文字が!
めちゃタイムスリップ感がありました。


~開演

青いライトをバックにShoyanの細いシルエットが浮かび上がる。思えばDVDの昨年の映像よりシュッとした感が・・・ステージ前のモニターに片足をかけて軽やかに♪海風が始まった。

Shoyanは調子良さそうですでに安堵。
後ろを向いて身体をくねらせるほどの軽やかさ♪ 
なので私は安心して準氏をガン見(笑)。バンドのメンバーさんたちもみな余裕のまとまりで全体がカッコ良く男前!初っ端から120%のLIVEの醍醐味を満喫出来ました。

メンバー紹介の各演奏時に丸山氏がチェロということもあってサン・サーンスの『白鳥』の一節をお弾きになった。チェロ曲ということもあるけれど、これはきっと白鳥飛来地としての新潟に・と言うことなんだなと思ってグッと来た。なんて粋なPlayなんだ!これには本当に感動しました。それに追随して細井さんも同じフレーズをお弾きになっていました(^^)。

続けて安定の『星空』。
来る途中に寄った海が見えるSAには芭蕉の
「荒海や佐渡によこたふ天の河」
の碑があって、新潟は海と星空の国だなぁって想っていた。このあとに続く『青い夏』までとても臨場感があって、例えば都会の喧騒のど真ん中渋谷で聴くのとは180度違う、歌の中に自分がいるような気持ちで聴けた。Shoyanがお作りになってきた歌はほんとに、日本の歌!なんだなって再認識した。

Shoyanの低い声に星空まで低く見えるよう。
♪大好きだったキャプテン〜のところで顔を左右に振って感情込めて歌うShoyanに客席からも歓声があがっていた。聴手も感じるものが濃いみたいだった。

MCでは新潟市に来るのは4年ぶりだと言うことや、初夏の一日を一緒に過ごしましょう、と客席に寄り添いの言葉が多くて嬉しかった。

その『青い夏』。
イントロのフレーズをよく見ると準氏と細井さんで同じ動きをしているようだった。ユニゾンになっているのかな。贅沢ですね♪

・・・何故かこの時フト、この歌が出来上がった頃のことを想い出して、「自分はこの歌が生まれたときからこの歌を知ってるんじゃん」と気付いて、優しく懐かしく想えました(涙)。

Shoyanはいつもこの歌でどこかに行ってしまわれる(いい意味で)。今日も合間のギターのソロフレーズが凄く良い。聴く者のど真ん中をグサーっと貫通するような、中身の詰まった好い音がしていました。いい歌ですホントに(涙)。

そして6月の歌2曲目の『JUN』。
いよいよのJUN!
ギブソンの軽やかなストロークが煌めいて、AORなヴォーカリストみたいに肩をすくめてカッコよく☆大人の余裕を感じちゃうヴォーカル良きです!準氏の鍵盤が合いの手を入れて、♪君らしくて〜ではShoyan客席正面を指さして、ちょうど指さされて七氏昇天(*´ω`*)嬉。

ノリノリの細井さん、立ち上がって熱演の春名さんのSax、Shoyanはギブソンを刻んだり爪弾いたり、緑の葉の上で弾け踊る雨粒たちのような見事なグルーヴ感のオトナのステージでした。こんな素晴らしいサウンドを体験できて本当に幸せに思います。
Shoyan最高です☆アリガト♪
※思い出実行より美しいもの。未遂美とは純情のことであった。

続いて風の後半曲と紹介しつつの『夜汽車は南へ』。
この歌をずっと好きで、ずっとLIVEで聴きたくて、今こんなに続けて聴くことが出来て心の底から感激しています。しかも準ちゃん御本人がいて素晴らしいバンドサウンドで!!!
やっぱりもう死んでもいいかな自分(笑)。
Shoyanご自身が今とても大切に想って歌っていらっしゃることが伝わってくる。それが本当に嬉しいのだ。

例えばヒット曲、感動の名曲多々多々あるけれど、こういった曲を創ってこられたことが本当に偉大だと思うのです。こんなにさり気なく深いラブソングを創れる人、他にいないんと思うんだ(涙)。そういう意味でもこの歌はとても大切な歌であります。(敬礼っ)

列車のテールランプのお話しをされていた。
丸山氏のベースの穏やかなスライドが長い鉄路の行く先ならば、Shoyanのチクチキッとしたギブソンの刻みは夜陰の中のヘッドランプかもしれない。

Shoyanはマイクに対して真っ直ぐ、そして上を向いて空から何かを掴む感じで歌われる。凄くイイ。

♪遠ざかるほど〜で高いコーラスに低い下の音のShoyanの声が重なって、時の厚みみたいなものも感じられた。

「またいつか君に出逢うだろう」

「そうですね」

って想って涙が出ました。

ラストここでも細井さんと準氏のエレピがユニゾンになっていて、伸びる2本のレールのようだった。客席からは何か、、嬉しい感じの拍手が湧いて温かい空気に包まれたステージでした。


続いて緊張感がふっと掠める『冬京』。
Shoyanはステージ中央でD45を抱えて仁王立ちポーズ!

ピックを咥えて爪でソロを弾きだすとどこかいつもと違うニュアンスの冬京が始まった。

いつもより少し、いやかなり?SLOWに思えるテンポでメルティーな演奏が凄くイイ!このテンポいいじゃん、良いヨ、こういう冬京聴きたかった。

間奏のソロもザクッと斬りつけるような鋭さあり、13フレットが大活躍した延々のソロもどこか照れ隠しの言い訳のような?愛おしき想いが伝わってくる。なんとなく、ここでもど真ん中のShoyanの眼差しを熱く感じられる音が届いていた。

「来て良かった、、、本当に来てよかった」とメモに繰り返し書いてある。

ソロフレーズで身体が動きそうになったのは初めてか・・・客席からも熱くて大きな拍手が湧いていました。ココ最近でも頭一つ抜けて特殊的にグッと来た冬京だった。今想い出しても泣きそうです。

次に持ち替えたLLカスタムでも、試し弾きに一節爪弾くとまたトロッとした音が出て、かなりエフェクトかかっているのかな、という感じが色っぽい『22才の別れ』。すでに拍手が湧く。

バックでずっとたゆみなく仕事をしている岩井さんの12弦が貫禄のバックボーンになっている。そこにShoyanがメチャ正確な音を捕まえてきて万全のソロフレーズを乗せる。
歌も確かで整然と責任感のある堂々の22才の別れだった。メッチャ深いところから湧く客席の拍手。私も今この歌が大好きです。レコードで聴くより絶対に今のステージで聴くほうがより何万倍もいいと思う。ヒットした名曲を更に何十年もかけて何倍もの深さ大きさに育てられたShoyan凄い、と心の底から感動しているのでした。
ギターを置いてMC少々。
Re-born発売当時に全曲やる無謀?コンサートを新潟でもやった話に、これからでもまだヤルぞ!という気持ちはあるんです(*´∀`*)vと仰言っていて嬉しかった。

最新のDVDの告知をして最新の『テレポーテーション』!

”ふたつでひとつ”のピースサイン、そしてなんだか可愛いヴォーカル♪この歌の歌詞に合わせた身振り手振りがいつも興味深く、今回は♪くぐり抜けてみせるぅ〜がポイントでした☆

今日はブルーとグレーの花柄?っぽいジャケットシャツ?に白いパンツとスニーカーだったのですが、とってもお似合いで、しかもこの曲に合っていた。めっちゃカッコヨでした☆
(あの下に着ているシャツ(タンクトップ的な?)の見え具合がちょうど好いです(*^^*))

椅子に座られてステージ上に丸山さんだけ残る。

D45チューニング少し。
とても落ち着いた感じで『雨の物語』が始まった。
去年の軽井沢から続いてきた中でも特に今日のギターは非常にしっとりとした余裕を感じられて没入感凄かった。
誰かに向かって届けたいような具体的な想い。上を向いて目を閉じて、その背景を強く感じる雨の物語だった。声もハキハキして、入れ込み先走り感はゼロなのに、込める想いの濃度がMAX熱いギターのアプローチ。終始落ち着いた余裕の演奏・歌声が本当に素敵だった。120%の渋谷よりさらに更に深まった愛を感じて涙出ました。

歌い終わってShoyanの髪の毛がポやってきた。いよいよキてるな、と思う。優しいハモニクスで締めくくると丸山さんの紹介を挟んで『あいつ』。

信越地方ではこの歌が光りますね。
この会場に来るまでに通ってきた山々が美しくて、その風景を思い起こしながら聴きました。海辺が近い湿気模様の新潟市街でしたが、この時はチェロの風が山の空気を運んできてくれました。

今日はマイクがShoyanの声をよく拾って、くちびるの開き閉じまでわかるほどでした。Shoyan御本人も上に伸び上がって一生懸命に発声されているのが伝わってきて、非常に感動的なステージでした。Shoyanの佇まいもチェロの音も透明感溢れて美しかったです。

LLに持ち替えて「最近、このコーナー評判よくて♪」と、ご本人丸山さんお双方とも手応えのご様子が素敵。

校歌のレコーディング時に丸山さんの音色に惚れた話、新潟の街と自然のちょうど良さと信濃川のこと。お米の話、米が大好きでの買い物?のことから前日新潟のイオンモールに行った話。会場からは「わー、自分も行けばよかった」などの声(笑)。

どうやらShoyanはイオンモールのなんでもある状況に感動された模様で、シネマで映画をご覧になったそうです。(怖い映画は苦手なのでディズニーの映画が意外とよかったそうです)イオンモールの休日♪(^^)

それではかぐや姫のかなり後期の歌を・・・と『湘南 夏』。
会場から「おおおー!」と小さなどよめき。きっと、、、大都市から離れた地方の都市で久しぶりに伊勢正三のコンサートに来られた方々も多数おられるのかと思った。珍しい歌やってくれるんだなって思った方も多いのではないだろうか。

でも、きっとこの今のステージをご覧になったら「うわ、いい歌だな♪」って思うんじゃないかな。『JUN』もそうですが、その時に聴いて良い!!と思うのがShoyanの歌の不変の魅力であると思います。

と、脱線しましたが、日本海の国で太平洋の歌を聴く不思議な感覚。これはたまらないですね。チェロのボディが照明を浴びて西陽のようなオレンジブラウンに光って夕日色が暖かかったです。新潟にもピッタリの歌でした。


そしてメンバー戻ってきてひととおりの紹介。準氏の紹介の際に「また戻ってきてくれました♪」と。佐藤準氏の存在は伊勢正三の音楽のデフォルトなのだと思って嬉しかった。

和やかに『ほんの短い夏』。
Shoyanは最初から手でマイクを抱えて伸びやかに歌う。ほんとに今日はこのスタイルでよく声が出ていて安定していて良い!!上を向くとそのサングラスにライトが反射して綺麗に光るのが素敵。ステージの神様も祝福してるのだなって思った。
♪僕の時計〜では右手で左手首をそっと抑えて、その仕草に私達はサミシイ(*´ω`*)。でも、今日はなんだか熱唱だった。真っ直ぐに、とても良かったですよ(涙)。

合間に入るほんの少しのD45の存在感ある刻みが光っていた。

(しかしこのShoyanのフェラーリのサングラス好きですわ♪)


で、で、いよいよの『置手紙』。
3カポのT'sTはパッと見いつもの『置手紙』の景色なのだけど、めっちゃギャップ萌えなエグる色っぽサウンドがステップし始める。今日はどっぷり空身で全身の細胞レベルで聴き込もう、と心預けました。で、預けた甲斐がありましたよShoyan(T_T)。
ずっとギターごとマイク抱きしめハズれない離れない、低音の響き良く、声も終始よく聴こえて、口元も良く動いてるのがはっきり見えた。(スケッチしちゃった!?)

誘うようにモニョる準氏のKeyに乗っかるShoyanのギターソロが自在で罪深し。ちょうど三日月ポジションの上で動く指先に憎らしさまで感じてしまう、ホントにこれを聴くために今日ここにキタのワタシ(T_T)、、と、ヤラレっぱなしの悦楽の『置手紙』でした。

Shoyan素晴らしい音をアリガトウ(涙)。

色っぽい雰囲気漂ったままの切なさでイントロのシャラシャラが美しい『涙憶』。

ここで少しだけ声にお疲れがチラリかなと思ったけれど気にならず、むしろ、なにか、贖罪のようなニュアンスを感じる。準氏のピアノが今日は多発していて2コーラスから被ってくる裏メロの合いの手が心を叩く。転がるピアノの切ない高音にShoyanの歌い様は何か懇願するような、必死さまで感じるほど。(けれどそれは余裕の無さではなくむしろ支配的なのです)

ここで私は自分の信じているものとの絆が深まっていくのを実感しました。ほんとに、今まで聴いてきたShoyanの歌の本質的な部分はずっと同じ処に在ってくれるのだなと。水底にある水晶が見えないのと同じように、そこにあるのだから・と慰められたような気がしました。これもまた心に残る素晴らしいステージでした(憧)。

その準氏のピアノに見送られShoyanが袖に去ると各ミュージシャンさんたちのコーナーになりますが、今日はより一層良い音でクッキリ聴こえて、クオリティが増し増しになっているのだなと感じられました。準氏と丸山氏の参入は単なる足し算ではなく底上げ算だなと、持てるポテンシャルをいかんなく発揮されているMusicianのみなさんに敬意でありました。


お着替え終わってブルーのメガネのShoyan。
ここで気合の『レミングの街』!
イントロは細井さんの切り込みであります。
Shoyanはまたも仁王立ち。安定のストロークに丸山さんのチェロが映画的な視野の広がりを感じさせてくれます。春名さんも少しオリジナルな感じで変えたメロディーを挟んできて余裕もあり。ともかくも他の皆さんのPlayも”余裕”を強く感じる熱演でした。バンドの底力熱かった~

そんな中でCoolな準チャンもステキなのでした♪

ショーヤンサイコー!の声が掛かる中、続けては『月が射す夜』。
イントロの準氏のエレピにD45の幽き何音かを絡ませるShoyanの仕業が心憎い。Shoyanと準チャンのラブシーンキター!と密かに興奮していた私です。

♪君だーーーーーーけぇれどー!!

またずっと上を向いて綺麗に喉が開いているShoyanステキ過ぎる(涙)。
それをフォローするD45の低音も良き哉。
”あぁこれまた軽井沢で聴きたいな早く9月に聴きたいな”とメモに書いてある。その頃は如何なりや?と。

ラストは準氏のハモンドオルガンが熱くて熱くて真っ赤に熟れた月のようでカッコ良き、グリッサンドで泡立ててそこにShoyanがたゆみなく軽いストロークでD45を乗せていくという余裕の王道ステージ最高でしたっ。

最後にギターを掲げ抱えて祈りのポーズ☆音楽の神様に奉納!ガッチリ決まって「ニヤリ」とされた会心のShoyanでした。

Tylerのエレキ登場。
この曲のためだけに、というのが面白い。(他にもエレキ弾いて欲しい曲たくさんあります)

うちの家人はもう何年も前から(最初から)こっちのほうが好きなんだという『あの唄はもう唄わないのですか シングルVer.』。去年からずっと喜んでおります。

歌う前に
「今日は久しぶりに新潟に来ましたが楽しい時間を過ごせました。また機会があたらゼヒ来たいと思います」的な充実のコメントをされていました。私も本当にそう思いました。

Tylerはまろやかなのに存在感があって素敵な音がします。今のShoyanにピッタリだと思います。春名さんのソプラノSaxが切ないし、ドラムが入っているからより一層”コンサート感”が如実に感じられる。きっとそれが客席にもわかるのだろう・と、自分も一緒に嬉しい気持ちでした。

片手でマイクを持つ姿もカッコ良し☆
間奏のShoyanのエレキPlayで湧いた拍手も、歌い終わっての怒涛の大拍手も、”ただ昔の歌を演奏しただけ”では得られない、活きた歌・活きた演奏の証だったと思います。

この頃になるとバックのミュージシャンさん達の表情も凄く輝いて、スペシャルな時間を過ごしている実感がおありなのではないかと思った。サプライズな一夜だったと思います。


~大拍手からのアンコール

グレーのTシャツに首元に何か薄いもの?を巻いて登場のアンコールShoyan。

そのままTylerで『ささやかなこの人生』。
メモを閉じて立つ。

手拍子をしながら”あぁ、私はまさに心の扉をしめ忘れていたんだナ”と気付いて苦笑(笑)。
そういうのって知らず知らずなのだなと実感できて、人生ってもしかして自分の生きたいように能動的に生きているつもりでも、実はずっと振り返って反省することばかりなのかもと思う。傷つける方もきっとそうなんだ・・・無意識に。

手拍子が割れんばかりの拍手になって大大声援の中、歌い終わって後ろでShoyanが水を飲まれている間も大拍手!この異様な盛り上がり!最高の雰囲気出来上がって感動でした。

その会場の熱をはらんだまま『君と歩いた青春』に突入したので、歌の最中の客席の昂ぶり感は凄かった。それに応えるShoyanの大きさ深さも別格でした。

声もすごく良く伸びているし、囁きのように歌う場面とのメリハリも良いし、またこの時のD45のソロが激しく良くてメチャよい!すげー好い!!と何度も書いてあります。客席の男性陣が昇天してイッちゃってるのが如実に感じられました。バンドの厚みが更にShoyanを増し増しに後押しして、素晴らしい音が積み上がっていました。
ホントに、、、私も男に生まれたかったよ(涙)。

客席隅々まで沸騰して、その想いの気がちゃんとステージ上のミュージシャンたちに届いている!って目に見えて感動でした。本当に最近のステージでも特に最高な場面であったと思います。

♪僕が一番最初だったね・・・
のところで思わず拳を握っていたようなShoyan。
歌い終わって充実の表情をされている。
こんなに20曲前後の歌をフルで演奏と歌唱されるなんて、凄まじい気力を注ぎ込んで臨まれているのだと全身で感じられる。

私はいつも生意気な意見ばかり言っているけれど、このShoyanの真摯な全力投球とスタミナには本当はいつも尊敬の気持ちでいっぱいなのです。50代の自分でさえ4.5曲歌ったら声はヒリヒリです。

このプロフェッショナルな至福のこの時間を奇跡と呼びたいけれど、奇跡を起こす集中力のための動機が必要なのだ。Shoyanご自身が歌いたいと想う動機と、私達が聴きたいと想うその動機が一致する、この”愛の引力”を心の底から感じられたステージでした。

ここでやっと客席から女性陣の
ショーーやーーん!キャーーー!という黄色い声援も開花してさらなる大拍手。

ラスト『なごり雪』。
ホントにずっと聴くたびに花開いていくこの歌。歌声も、演奏も、そして会場の聴手も、Shoyanはこの何十年ものキャリア・すべての時間を一秒たりとも無駄にしないですべて自分のものにしてきたんだなと、心の底から感動する。音楽を仕事にして何十年もトップを疾走っている重鎮と呼ばれるミュージシャン沢山いらっしゃるけれど、こんなにも過ごしてきた時間をすべて”今”に乗せて熟成させた日本のアーティスト他におるやろか!?

伊勢正三の音楽だけはレベルが違う!と確信しているのです。

・・・歴史をひしひしと感じる中でラストのD45の奥ゆかしい音で終わると、そこに50年間全部見えたような気がしました(涙)。
収まらない客席。

ステージ上のミュージシャンたちも、Shoyanのお気持ちと肉体も、客席と期待も、すべてズレのないピッタリと合致した素晴らしい音楽の生命がそこにありました。ミュージシャン各氏たち全員前に出てきて手を掲げてにこやかに最高充実の表情でした♪

大袈裟にまわった表現しかできない自分がもどかしいですが、本当に本当にこの新潟の一夜は忘れがたい得難い奇跡の時間でした。

・・・
客席に挨拶が終わると、最後にShoyan一人残って本当に長々と深々と今まで見たことないくらい長いお辞儀をしてくださった。
深いお辞儀って自分の足元をみることでもあると思う。

Shoyanご自身の幸せと聴く者の幸せが
どうか寸分たがわぬものでありますようにと心から祈っています。
伊勢正三というお方のド真ん中はやはり音楽であった!と、当たり前なのに奇跡のような再認識が出来た一夜でした。

新しい置手紙も、Re-bornの曲も、今のこの情熱も、上機嫌も、誰のものでもないShoyan100%の結果なのだと、Shoyanの真芯に改めて出逢えたような気がして、最深の切ない気持ちで帰路に着きました。
やはりShoyanは私の最大の憧れの人です。今日も明日も歌っていてくれてアリガトウ。
大好きです☆




七氏怒涛の2025年前半
&これまでの日々の総まとめでありました。


建物の写真ばかりでした(^^ゞ
 


米山SAからの日本海。佐渡島は…見えず。残念。
でもいいお天気♪

 
どことなく、水平線が円く見えない?
本当は良寛さまの歌碑なども訪ねたかった。
芭蕉大先生の句碑。
心で視る天の河(Close my eyes)。
※今回このツアーがいつまで続くのかわからないのですが、ひとまず自分の区切りとして今回のことを書かせていただきます。ステージネタバレになっていますので、ご注意ご容赦ください。

・・・・・

2025年6月7日 (土)16:30/ 17:00
LINE CUBE SHIBUYA

開演までの間、会場内にかかっているインストのメロディーがボズ・スキャッグスのJoJoで良い感じだった。LINE CUBE SHIBUYAはそっけない外観とエントランスなんだけど、やはり中はいい。天井の高さがいいのかな?

ライブ中、Shoyanは終始『渋谷公会堂』と仰言っていた。私もやはり『シブコー』だと思う。建て代わっても好きな会場だ。

・・・・・

今回、事情がありまして集中力がフラットでした。無いのではなく、平らになっていましたので、そんな感じを反映したメモであります。間違いや楽器の認識不足などいつもより多いかもしれません、&生意気ご容赦ください。

1.海風
2.星空
3.青い夏
4.JUN
5.夜汽車は南へ
6.海岸通
7.冬京
8.22才の別れ
9.テレポーテーション
10.海辺のジャパニーズ・レストラン
11.雨の物語
12.湘南 夏
13.ほんの短い夏
14.置手紙~Ver.2025
15.涙憶
16.レミングの街
17.月が射す夜
18.あの唄はもう唄わないのですか
アンコール
19.君と歩いた青春
20.なごり雪
21.ささやかなこの人生


幕開け一発目『海風』。
おお、Shoyanの歌う声は悪くない!海老名とぜんぜん違う!まだ小さいけど途切れたり音程がおかしくなったりしない、安堵する。
一発目から真ん前のお客さんたち数名がスタンドアップしたのでShoyanの姿は全く一切見えず、かと言って後ろの席の人達をおもうと自分も立つわけにはいかず。(前の人達のスタンドアップもメチャ理解できます。海風だもん、立つでしょ!!と)
でも、Shoyanが調子ヨさそうなので人の隙間から丸山氏を凝視して盛り上がる。そして準氏のハモンドオルガンに聴き入る、そしてやっぱりココの会場は音がぜんぜん違うな♪とイキナリ嬉しかった。

歌い終わってShoyanが何かお話になってくれたのだけど、全く一切何を言っているのか理解できず(聞こえないという意味で)何故かその冒頭部だけ聞き逃しました。後々のMCはちゃんとほぼ聴き取れました。

Shoyanのいでたちは、また妙なシャツハーフinで、つま恋2006の時の拓郎さんみたいにグレーのお洒落ジャージを履かれていた。Shoyanの舞台衣装のコーディネートは若くて事情通の方におまかせします(;´∀`)ワタシニハワカラン(笑)。
ライブの後半、客席から「ショーヤンかっこいい~・オシャレ〜・似合ってる!」と沢山声がかかっていましたが、全員男性の声だったのが興味深かったです。(女子ウケが気になるトコロ!?)

そのT'sTのまま『星空』。
アイドリング曲かなと思う。声が少し柔らかくなってきた。全体的に低い声の強調された星空だった。

LLに持ち替えて6月の歌を2曲、と『青い夏』『JUN』に。
『青い夏』はギター入れ込み激しく、私から見て青いライトにShoyanの横顔が被ってとてもドラマチックだった。

丸山氏のウッドベース?(エレウッドベース?)が確実に音を置いていってくれているので安定感があった。途中から照明がみかんの花のように白いライトに切り替わり綺麗だった。自信満々の、なんとなくドヤ・なShoyanだった。※丸山さんが何を弾かれているのか真横だったのでよくわからず・・・あやふやスミマセン。

ギブソンに持ち替えると緊張感の間が空いた先に軽やかなストロークで始まる『JUN』が今日は美しい。前回歌詞が聴こえないと思っていたら今日は字幕攻撃が始まった、そーゆーこっちゃないねん!(笑)。今日は字幕要らないくらいShoyan御本人の歌はよく聴こえたし素敵だった。その分後ろなど見ずにShoyan御本人の歌うお姿だけに集中した。

 紫陽花に
 シトロエンに
 Jobimの音
 ピノ・ノワールに
 マチスの色・・・

 美しいだけじゃなくて悲しいもの

 公園通りに
 今はジェット機!?
 六月の渋谷に
 三月の雨が降っていた・・・

丸山氏の縦ノリのEベースPlayがメチャクチャ格好良くて、Shoyanの声の伸びもいいし、Shoyan越しの準氏の弾く姿も愛おしく、まとまって良かった。海老名でもこのコンディションでやって欲しかった(悔泣)。Saxの音色と紫色のバックライトがいい雰囲気でした。また思い出より美しいものが増えてしまいました(涙)。七氏第一成仏完了です。

歌い終わってJUNは90年代の歌と紹介しながら、こういう洒落たヤツもやれないことはないんですと、長い歴史を振り返りつつ渋谷公会堂の思い出トークに。

ドリフの生番組中継やユイ音楽工房時代の来年もよろしくコンサートのことなど話してくれました。「そんな思い出たちがこの空間に詰まっていた気がします」と仰言っていて、私も共に感慨深かったです。

そんな俺達フォークというより風の後半(サウンド的に)生意気になってこんな感じも・・・と、傍らの佐藤準氏が当時アレンジした『夜汽車は南へ』。
丸山氏のEベースが深い音でイントロダクションを奏でると、数年前の演奏よりもっと厚みを増して確実になったサウンドに、Shoyanがギブソンのストロークを柔らかく乗せる。♪アミ棚〜の時に上を指差す。

素晴らしき曲とドンピシャの演奏で寂しくなってくる。

 遠ざかるほど君は近づく??
 そうなの?
 近くにいる方が
 やっぱり近いんじゃないの?

 いいや、 近くにいない方が
 もっと近いんだ!

 いいのか、いいんだそれで♪
と、七氏ここで持ち直す(笑)。

不思議な逆説が私を救うのであった。

静かにD45に持ち替えてそのまま『海岸通』。
丸山氏がチェロを弾いているのにシンセストリングスが被るという謎。岩井さんの12弦のチロリンという音の合いの手が好かった。シンセベースとドラムスの二重インパクトが前面に出てしまい、演奏が先走っている感が少しあったかな?Shoyanのハモニクスが聴こえず、頑張って張り上げて歌う声も若干ヘロってきたような印象。ラストはD45でカモメが鳴いていました。

ここで一息、Shoyanは後ろを向いていろんなケア一通り、足踏みに手を振って深呼吸。そう、次はまた大事な歌だって意識されている感じに胸震える。

続く『冬京』は準氏のデリケートなエレピの合いの手で、サビシサの中に色気があって最高だった。準氏の手元に釘付けになる。
そんな私の浮気心を知ってか知らずか(?)Shoyanのギターはいつにもましてバッリンバリンに噛ましてきた。ちょっと異様な気合を感じるほどだった。もしかしたら違う新たな方向へのアピールかもしれませんが。Shoyanの裸な心の音が刺さってとてもよかった(涙)。

♪しおりを〜、も確実に、
♪そおれも冬京〜、のように
ボーカルも細心で凄く良かったです。

そこに丸山氏のチェロが馴染んで一幅の織布のようなステージ。
Shoyanは爪で弾くギターソロも音を転がして、低いフレットも駆使して弛みなく、ピックを持てばガッツポーズを挟み覇王の風格でありました(涙)。ステージ反対側で背を向けて弾かれていたので手元は全く見えなかったのですが、遠くても充分に満たされました。

私は命捧げる近衛兵のような心持ちで聴いておりました。

そう、そういうことなのです私の愛は・・・涙。
でも、死んじゃだめだぞ自分。真の忠義は生き抜いてお供することだ。と、妄想に駆られておりました。

LLに持ち替えて後ろの椅子に少しもたれて弦の調子を見てから『22才の別れ』。

私はこの22才の別れの若き日のShoyanから何も変わっていないままいらっしゃる今のShoyanのお姿に安堵を覚えた。

歌の途中、微笑む余裕もお有りのようだった。ShoyanのステージにはShoyanしかいない。それをこうして拝見できる私は幸せなんだなって判って嬉しかった。歌はShoyanそのものなのだと、今更ながら実感したのでありました。

万全のソロフレーズで締めくくり、さわさわさわと奥から湧き上がる客席の拍手が熱い説得力を持っている。何をか言うまい、本当にいいじゃんShoyan!と感動していました。

ギター置いて・・・
今日は沢山のお客さんたちに来てもらって本当に幸せ者だと思う、とおっしゃっていた。

「このステージから(皆さんを)見るとみんな若いですネ、僕も異常に若く見られると思いますが・・・」

と、若見えアピール?
いや、そのまま今の年齢のままに自然に輝いているShoyanこそがカッコイイと思います。若さとは、若さを意識しないこと・な気がします。私にとってはいつのShoyanも唯一人のShoyanです(愛)。

Shoyanは最近、

「コンサートの今日、雨が降らなかったのは”僕の”普段の行いが良いから」

とか、しれっとおっしゃるようになった。よもや本当にそう思っていても、”来てくださる皆さんのおかげ”くらいには変換しないのかな・と。
冗談めかした自己肯定の練習なのかな?
それとも貫禄の不遜なのか??
Shoyanらしい物言いに(笑)。

DVD発売に関して大映しになる自分が恥ずかしいと、今回は関内と大阪の両方のショットを色々こだわって自分で制作したので、観ていただいて良い悪いのご意見を下さい、と、珍しくオーディエンスからの意見待ちみたいなこともおっしゃっていた。(伝える手段があればいいですネ)

テレビは顔が近いけどなんか遠い、こういう(生の)コンサートは心が近いですネ・と素敵なことを言ってくれて嬉しかった。

そのまま徒手で
『テレポーテーション』。

手を身に寄せてクルクルジェスチャーでノリノリ!
なんとなく歌詞に添った身振り手振りをしながら、ご機嫌なバンドサウンドをバックに歌うShoyan、今日は調子良さそうで本当に安心した。この歌テレポーテーションはRe-born発売時より今の方がこの歌の力を発揮している気がする。5年経って、この歌を解る人好きな人が今の客席を埋めているんだナって♪そう想えた。

やはりここでも想う、誰にも気付かれないところで愛し合っている二人を。そもそも自分でも気付いていないのだ。宇宙の仕組みは愛だけど、愛の先にあるものもアルと、最近よく想うのです。

Shoyanの無意識は・・・
今、何をアイシテいらっしゃるだろう。
顕在の恋よりも潜在の愛を!
心の眼で視てみたい自分でありました。

(それは”自分”に決まってるジャン、と言われそうデス(*´∀`))

ラストのエレキは岩井さんオリジナルっぽいフレーズで締めた。そこに向いてニッコリのShoyanでした。

※レコーディング動画の時のように、マイクが上からあって喉が伸びていれば、もっともっといい感じで発声できるのではないかと、素人は思っておりました。

バンドの皆さんが袖にひいて、、、丸山さんまでお帰りになってしまい、Shoyanおひとり椅子に座られる。

客席の手拍子とビートの話に。
好きだった人やおもかげ色の空など一節づつ、そこにすかさず手拍子がかぶさるけれど、暗に「手拍子されると調子狂うからね(笑)」ということらしかった。

「渋谷公会堂は音の響きがスゴクいい」と会場を見回して三階席を気遣うShoyan。

・声はかすれていますが元々いつも※※※調子ですからその日暮らしです。
・おもかげ色の空は淋しい唄なのにこうせつさんのメロディーでメチャクチャめでたい歌になってます(笑)。
・と、実はこうして休憩してるんですけど(*´▽`*)。

などと楽しいMCとひとやすみの一石二鳥なタイムでした。

※は聞き取れませんでした。

D45で
『海辺のジャパニーズ・レストラン』。
今回も録画用のカメラやマイクがたくさん立ててあったけれど、記録用なのかまた何かに応用されるのか、それ用のギター一本シリーズなのかな?
少し、、イシキし過ぎてか、指だけ動いて音が追いついていない部分などあったように思います。御本人いたってニコニコ楽しそうに良いお顔をされていて、歌声も良かった。終わり方の音が不思議なフレーズでした!?

「ギター1本で二千人のお客さんの前で演るのは勇気がいることです」とおっしゃっていました。

丸山氏合流して紹介。
生搾りオレンジと泡盛の親子盃エピソード。
(私は本当はそういう時(ツアー中)はShoyanも生搾りオレンジにして欲しいと思うのでした)

で、『雨の物語』なのですが・・・
去年の軽井沢から始まったこのお二人のこの歌、昨年末の関内(東大阪)で完成されたのじゃないかと想っていました。しかも海老名ではShoyanのコンディションゆえにそれ以上のことは感じられず、インパクト薄く、もうピークは過ぎたのかなと寂しくも想っていました。

ですが、渋谷は違った。
Shoyanの歌う声・発する想いは私が今までステージで聴いてきた雨の物語で一番よかった!(涙)。
何十年も聴いてきた中で一番よかった。そう断言してメモしてある。
歌声にもメリハリがついて非常に映像的に語りかけてくる。渋谷の魔法ここに極まれリと想ったのでした。

丸山氏のチェロも更に厚みを増して、今日は掛け算に響いてくる、存在感の濃い音を出されていた。前の席の人も身を乗り出し、隣の席の人も歌の途中で思わず拍手をしていた。よかった、こんな瞬間がここに訪れてくれて。Shoyan、信じていましたよ・って涙が出た。

LLに持ち替えて『湘南 夏』へ。
ここではチェロは奥行きを見せてくれて、雨音の室内から海上の波のキラメキへ移行した。Shoyanも貫禄の余裕Playを見せてくれている。先日知り合った若いShoyanファンの彼もそこで見ていてこれは嬉しかろうなと想った。

♪心が落ち着いた〜
♪もう若くもないのに〜

とても好い。
横顔がなんだか、この歌の頃の昔のShoyanに見えた。全編無難に終わって安堵でした。

ここでバンドメンバー戻ってきて合流。佐藤準氏に向かって「準ちゃん、元気だった? みんな待ってた♪」と声を掛けるShoyan。ほんとほんと、そっち側の席だったらここで私も声をかけたいほどでした。佐藤準さん、今日ここに参加してくれて本当に嬉しいです。

「その日になって僕が曲の順番を変えちゃうから・・・」とおっしゃりながら『ほんの短い夏』。
ここで確か、最初のサビの部分の歌詞が最後と入れ替わったような気がする。
今回いろんな環境の変化についていけなくて自分がまた独りぼっちになってしまったような心持ちになっていた私の、脳波の乱れが影響したのか(そんなわけない(笑))”風を少し感じた”、ざわめいたほんの短い夏でした。ここでも貴重なギターソロの手元は反対方向ばかりで、Shoyanの背中ばかり見つめておりました(*´ω`*)。イイノワタシハココロノメデミルノ

T'sTに持ち替えてアノ『置手紙』!

「このステージのために佐藤準がアレンジしてくれました」と紹介。

今日は冒頭部分、
〜もうおかえり・・・
って聴こえた。
なんと言っていたのかな。

導入部はチェロのドラマチックな高低のメロディーで、Shoyanはギターを弾かずにマイクスタンドに手をかけてとても丁寧に歌う。海老名の時より全然入り込んで聴けた。罪深さの次は翻弄だ・・・そのSLOWなD・フェイゲンみたいな円熟アレンジに客席もシェイクしている。やっぱり張り倒されそうなラストのギター一節に私の心も激シェイク、、、されすぎて分離しちゃいそうな、悦びと哀しさ拮抗のオシャレ素敵なステージでした。いつかまたもう一度聴きたいと願うのでした(泣)。

※ただここで特にShoyanの口元がマイクから横に下にと離れまくるので、音が拾えていない時が多かったように感じた。Shoyanは今日はちゃんと歌われているのに至極もったいなしでした。

あれ、ここで今日はシャワー・ルームはないのか??とちょとギモンに思う。

そのまま『涙憶』。
前回海老名で新しく想えてとても良かったので今日も期待していました。
合間の準氏のピアノはあまり聴こえないのですが、間奏になって聴こえてくる音のなんと美しいこと(T_T)。小さな子供が小さな指でママを突ついておねだりするような、愛おしき音でした。
Shoyan、上を向いて発声されていると本当に良い感じです。

細井さんのハモニカも良かった、けどシンセベースはちょっと音が大きすぎた!?
春名さんと岩井さんの音は今日はなぜかちょっとシリアス。丸山氏の窓に打ち付ける涙雨みたいなチェロに泣く。

なんとなく、、、
泣きたいファンよ泣け、と想う。
ずっと、ずっとShoyanの歌を追いかけて、心配して翻弄されて、愛し尽くしてきたファンよ、その真心で泣け、と思う。咲き誇る花に埋もれてそのお姿見えずとも、種子のまま終わる愛しき聴き手よ、臆することなくここで泣こうよ・・・と。そう想った。渋谷で泣けるのは恵まれている証拠なのだ(涙)。

バンドが素敵に纏まって、万全の愛おしき涙憶に感動しました。


シャツをお着替えになったShoyan再登場で『レミングの街』キターーーーーー!!渋谷と言えばやはりこれだっ、と最高に嬉しい。
この曲だけShoyanのボーカルの音が違った気がする(いい意味で)高い音がクッキリしていた。なので、後ろの字幕関係なくとてもメッセージ深いステージだった。演者全員の心も一つにこの歌を伝えようという気概に溢れてた。2機種の鍵盤を右に左にクールに移動する準氏の職人技と、弦の全てを使って刻みまくってくれる丸山氏の仕事、そこに岩井さんの熱演絡んで非常に聴き応えのあるレミングの街でした。Shoyanは最後にギターを掲げて全放出&フル充電のお姿でした。

熱さそのまま、『月が射す夜』。
沸いてるから歌い出しのタイミングがややブレたようだったけど?それもまた味でしたが、この時に一番歌詞が聴こえなかった。レミングの街と声の質が違うようで不思議でしたが、準ちゃんのハモンドオルガンが炸裂して、煌めきまくるその指先がずっと見えていて興奮ここに絶頂を迎え、全てが幸せなのでした(*´ω`*)。

歌い終わって
「今日は久しぶりの渋谷で※・・・時を過ごすことが出来ました。また体力が続く限りやっていきたいと思います」というような宣言をされていて嬉しい。
また、結構入り込んで作られたDVDのことにも言及されていた。そして「生ライブお楽しみいただけたでしょうか♪」と、円盤もステージも充実されている感じがよく伝わってきました。

ここでエレキに持ち替え
『あの唄はもう唄わないのですか』。
燃焼系の後に持ってきて息が整うのかなと心配しましたが、でも今は”更に頑張ってるとこ見てヨ”的なセッティングなのかなと思いました。

丸山さんのチェロがこのコンサートの終始で確実さを保っているので、それがバンドの余裕になっているのだと思いました。

ここでもサワサワと徐々に大きくなる拍手。

このままアンコールへ


再登場して『君と歩いた青春』。
見上げれば渋谷公会堂の天井が高い高い・・・
ナゼか、メモに何も書いていない。
入れ込み過ぎのD45も、背伸びして声を振り絞る全力のShoyanも、客席のうるうるとした胸の内も、すっかり”約束の未来”として確立されていた。いわゆる”文句なし!”ということだったと思う。

岩井さんのエレキが終始フォローしていて感動的だった。美しいステージでした。

『なごり雪』
春名さんのソプラノSaxにShoyanと岩井さんの掛け合い。如実にわかる細井さんのピアノが繰り込んでくる。万全のなごり雪。準ちゃんの指が時折動くと氷が転がり雪が溶ける・・・

”なんでこれを海老名でやってくれなかったのかとイカリが湧くw”

と、悔しさと歓び半々でメモってある(笑)。

歌い終わってShoyanは両手を掲げられたような気がする、、、ここですでにメモは終わっている。ラストの『ささやかなこの人生』で立つからだ。

”手拍子していいヤツ”なので存分に手を叩く。この時メモはいつも打楽器になります。

そして、あっという間に、、、心の定まらぬ間に渋谷のステージは終わった。これはShoyan、取り戻してくれたなって安堵して、心の水平線が保たれたのでした。
会場の多くの人も同じ気持ちだったと思う。(海老名で知人は拍手拒否するほどでしたから)

渋谷も初日と同じだったら、もうコメントするのはよそうと思っていました。でも、渋谷がモノスッゴク好かったから、やはり書くことにしました。本当にミラクルなステージで音楽的に満たされた幸せな時間でした。

Shoyan、出来ましたらこの最高のステージを、初日や他の日しか来れない罪なき聴き手たちにも味わえるよう、次回からはご配慮下さったら嬉しいです(本気)。

魂が歳をとらなくても
身体は疲れていくし
心の柔軟性は失われ
視野と可能性が狭まっていく
その一方で、世の大半を占める"若さ"とのギャップはどんどん拡がってゆく

そんな強迫観念に苛まれている今の自分は、初日のステージの後しばらく思考停止に陥っていました。
けれど、この渋公を経験すると色んな意味で私は「負けてはいられない」と思ったのかもしれません。伊勢正三の”音楽に勇気づけられた”のではなく、伊勢正三の”生き様に煽られた”という感じで飲み込みました。

・・・ハタチ前の初めての渋谷公会堂から、3度目のハタチ前のLINECUBE。永い永い永すぎるShoyanへの想いを、改めて見つめ直すいい機会になった6月のLIVEでした。


以上、心振り絞っての渋谷公会堂2025本音録でした。

七氏


終演後、LINE CUBEをあとにしたら月が覗いていた。


私の好きな飛行機が・・・


メガロポリスの夜空は白い

自分史上一番両極端な覚え書きかもしれません^^;が、キモチが変わらないうちに載せてしまおうと思います。推敲もせずネタバレと冗長な物言い炸裂なので、もしご覧頂く場合はご容赦いただいてご了承の上お読み下さい。m(_ _)m


・・・・・


レトロな重い緞帳に歴史を感じながら事前に中が見えないのでやたらドキドキしていた。


NEWグッズのインパクトがスゴすぎて、頭がグルグル混乱したまま開演になった。


髪の毛結いて出てきて欲しいな♪なんて想っていました。


◎開演!
シンセストリングスの音にバツンと弾く弦の音とT'sTの姿『海風』いきなりキターーーー嬉しいーーーーーと思ったら、光り輝くShoyanの横に準ちゃんいるじゃありませんか!!!!!!ナニコレ夢なの!?頭真っ白になる。(なので以降ずっと真っ白人事不省)


準ちゃんキタ~!!の衝撃は凄かった。よもやまさかここで佐藤準氏の参加があろうとは・・・直前に浮かび上がってきたOneheart1sessionの映像が予兆であったかと感慨深い(自己満足(笑))。


準氏の高い声のコーラスに今日も参加の丸山氏の熱いチェロの沸騰で、衝撃の幕開けでした。


Shoyanは膝を折ってギターを弾き込んでニヤリとしている。途中ちょっと曲調がアヤシクなった気もするけど、イキオイで自然に乗り越えOKだった。


「みなさんと同じ幸せな時を過ごせることを楽しみにして・・・」と、今日は何度か”しあわせ”というフレーズを口にされていた気がする。


「そのための最高のサポートメンバーを」


と、既にバックのミュージシャンの紹介があった。


なんというか、丸山さんのチェロが明治時代の空気?みたいな印象を纏っていて、今回好センスな自己主張色も濃くなり、音が前面に出て自由に演奏されていたのが終始良かったです。


Shoyanが締めに右手をフラメンコギターみたいに回しまくっていた気がする。カッコ良かった。


そして『星空』に続く振り幅♪
岩井さんのエレキのアルペジオが可愛くて良き。
Shoyanの低い声が落ち着いていていいよと、ちょっと硬い?緊張してる?と音程やら発声がまだ落ち着かないのかなと思っていた。静かに終わって上を仰いで星空に馳せるShoyan。


そして雨予報と雨男の話に続けて「この季節にピッタリな」と『青い夏』。
間奏のギターソロが強い強い!上下に揺れて気合十分で感激する。青い=初夏なのだと改めて実感する。先日訪ねた津久見のことを想った(涙)。


ギブソンに抱え変えてストロークから準ちゃんのおしゃれハモンドオルガン?が聴こえて、エレベを抱えた丸山氏にShoyanがニヤニヤして何!?と思ったら、衝撃の『JUN』!!でした。


え!?ええええ!?と、茫然自失。会えない日の美しいもの・・・ここでこれ来るか(T_T)Shoyan、嬉しすぎると切ないんですよ、”思い出より美しいもの”が溢れてしまう、、、自分的伊勢正三AORの頂きが眼の前に現れて本当に幸せなひとときでした。君らしくて・貴方らしい一曲、今この時にこのメンバーで演奏されて凄くカッコ良かったです。これは早く渋谷で聴きたい!6月に準ちゃんとJUNなんて、ほんに今こそです。歌い終わって上を向いて仁王立ちのShoyanでした。


(この歌は私にはちょっと特別な思い入れがあるので、今はひとまずさらりと書いておきます(*´ω`*))


※丸山さんがお弾きになっていたエレベはもしかしたらShoyanのフェンダーのジャズベースではなかろか?私あのベース好きなんです(違ったらごめんなさい)。


そして「この曲をアレンジしてくれたのは佐藤準です」とShoyan自ら紹介して『夜汽車は南へ』と。このエレピの音ホンモノや(T_T)ホンモノ過ぎる、至福過ぎる。準氏はキーボード(シンセ)を終始色々使い分けてどの曲もオリジナルの音を出してくれていた。寸分たがわずそれが本当に嬉しかった。


『海岸通』ではShoyanのD45がメッチャ頑張っていた。まだ喉が開ききっていないShoyanをカバーするようにフォローするように、強い音でShoyanの意気に応えて歌を増幅していた。


マイクから少し離れるともう声が拾えていない。後半特に、それが少し残念だった。Shoyanは今日はほぼ歌うごとにシュッシュしたり何か飲んだり鼻や喉のケアをされていた、、けれど、ちょっと追いついていない感があるなと、このあたりから思い始める(後述)。


『22才の別れ』では丸山氏のチェロの厚みが増して映画音楽みたいな印象に持っていく。チェロの高低の豊かな音、楽器の印象が濃い!丸山氏は今回非常にご自分の音を出されていて、それがバンドの深みとキャパをマシマシにぶち上げていた。そこに佐藤準氏がハマったものだからバンドステージの充実感・濃さはここ四半世紀中で最高だったんじゃなかろか、と震えてた。(つま恋2006はちょっと別で)


Shoyanご自身の”声で伝えること”まだまだ!これからよ!もっとアクセル踏み込んで!と待機していました。ギターはもうカンペキで、頬を張り倒して欲しいほど熱い音がしていてヨカッタ。


ので、そのまま『冬京』に続いて興奮さらにアップしてくる。イントロのギターの刻みは叩くほどに音がほとばしる!Shoyanの髪の毛もポヤポヤ立ってきていよいよキタなとワクワクする。そして声が良くなってきた、調子出てきた(T_T)。潮の香り立ってきた(涙)。
♪しおりを〜!の音がちゃんと捉えられていて感激。間奏ではShoyan、準ちゃんの方を向いていた。アルバム『海風』が全部聴こえた気がした。その胸に顔を埋めて髪を撫でられている切ない刹那の小さな幸せがあった・・・


のだがしかし、これまた本当に残念なことに、この最高潮のキレキレのギターソロの時に限ってギターシールドやジャックの関係なのか、D45にジーというかなりのノイズが発生してしまい、異例のお手上げジェスチャーとともに急遽ギブソンにチェンジして弾き続けるというハプニングが発生した。ギブソンの音はD45と全く別物になってしまい、私も我に還ってしまいました。泣


これが、、、、、生演奏の宿命なのかとはいえ、ほんに残念でした。演者に何も落ち度なくて、しかも最高潮の聴かせ処なのに・・・というか、私自身が一番すべてさらけ出して無抵抗で聴き入っていた瞬間だっただけに、今思い出しても悔しいハプニングでした。
(こういうのをスルーできない性質なのですごめんなさい、汗)


何か今日は落ち着かないな・・・と、開演前にいつもと違う波の流れ込みがあったからかもしれない、と思い至る。


MCの海老名トークで場を和ませて「最新の歌をお届けしたいと」と、『テレポーテーション』ここでも持ってきてくれて最高嬉しい(/ω\)。ステージ上の誰もがニコニコしている。手応え感じていらっしゃる。会場も大拍手なのであった。


この大拍手が今の聴き手の自然な気持ちなんですよっ!と今日も感じた。ここのところ客席は”伊勢正三を聴きに来ている”方向が濃くなってきたように思う。あの頃の懐かしい想い出に縋りつくような聴き方ではなく、Shoyanと共に今を完全燃焼したい人たちの前向きな興味!を感じるようになった。


続いての椅子に座って丸山氏とサシの二人舞台は「何回か前からこいうコーナーいいなって♪」と『雨の物語』。Shoyanご自身も気に入っておられるのだなと嬉しい。待ってました!ハモニクスもバッチリ決まって声の安定感も出てきて良かったです。
ほんとにこの二人のバランスいいと思います。でも、今回はちょっとだけホールが大きすぎるかなぁとも思ったり?
盛り上がっているShoyanの内面が溢れてしまって、ちょっとばかり入れ込みすぎちゃうほどのギターもまた良しで♪(Shoyan最近少し短気になられましたか?(笑))


続く『湘南 夏』も「特に舞台は限定していないので♪」と、それは『Shoyan 夏』ってコトですネ、と自分の中の海と対話しながら聴けました。高い位置のカポだからなのか、珍しくLLの弦がビビっていました。


※結構チェロを意識しまくっているShoyanのパフォーマンスが熱くてイイなと想うのです。大人の余裕というよりは純粋な真っ向勝負を挑んでいるひたむきな感じが。


D45に持ち替えて
「一呼吸置かないと次の歌歌えないので(*´∀`*)」と言うShoyanに袖からスタッフさんが紙コップを差し出す。飲み終わって「検査お願いします」と真顔で差し出すShoyan面白かったです。誰もがリアルに感じる一場面(笑)。


水つながりで水トーク少し。イタリアの水などを飲まれてるそうですが、含有成分のマグネシウムの話になり、私は自分がいつも飲んでいるフランスの某マグネシウム高含有のミネラルウォーターのことを想いました。多摩川の水?利根川の水?って拘っていた以前のShoyanのことも思い出して、相変わらずでいらっしゃる♪と嬉しくなった。


「それではっ!」とここで『レミングの街』が来て客席もフワッと反応。ここでは逆に肩の力が抜けていつもの弛みない神ストロークが強い。
デリケートなのに熱いチェロに引っ張られることなく音のラリーが続いていました。間の転調ではチェロの低い歩みに曲の意味する緊張感が如実で、お二人が相互に高め合う演奏がマジ素晴らしかった。


チェロにはチェロ独特の音程と言うか音階があるのだなと、生の楽器のゆらぎな部分を厚みというのかなと想いながら聴き入っていました。貴重な体験です。


Shoyanは♪幸福はなぜ〜で首を傾げられていた。それは歌の内面が外に現れた無意識の自然なジェスチャーだったのだと思う。


(そういえば、ここで準氏がピアノで入るバージョンも聴いてみたいなと思ったり)


そしてバンドメンバー戻って改めてのメンバー紹介、準ちゃん濃いめで「松山千春と同い年くらい?曲者世代?(笑)」みたいなイジりのあとに、Shoyanは久々のエレGutギターを下げていらっしゃる。(千春モデル?)


「これも佐藤準のアレンジで」と、レミングの街のシリアスさから一転、超Personalな気怠い世界に誘われて『シャワー・ルーム』始まった。


・・・ぅああーーーーーーーっ!と、色気もない絶叫が私の中でこだまするのですが、本当にメモに何度も絶叫の文字と涙の顔文字が書き殴ってあります。


Shoyanはこの時かなり好い調子の唄で100%安堵の中で聴けました。しかも隣にはナマの準ちゃんのピアノ、本当の音、本当の色、本当の空気だ!って、夢に見たステージでした。春名さんのパーカッションもいいし、こしょこしょッとさりげに聴こえる岩井さんのEGもいいし、ドラムが入っているのでノレルし、後半丸山氏のチェロがホール中に広がって全てを天の上に持ち上げてくれました。間奏はShoyan自ら包みの紐を解くようなジェントルなエレガットで、本当に天に召されてしまいそうでした(涙)。今日の一曲はまさにこれです!至福の極みでした。


がしかし、至福は一つじゃなかった。
続いて準氏のカウントでワウの聴いたエレピにチェロが絡んでメタメタ色っぽいイントロが始まった。何の曲だろう、とクイズ的に集中していたら耳慣れないShoyanのリーディングが・・・


♪さびしいあめがきみをいだく・・・


と部分的に聴こえたけれど、「抱く」か「痛く」かわかりません、けれどまさか新曲!?と思ったら『置手紙』が始まって完全にノックアウトされました。準ちゃんのくぐもったエレピに湿ったSaxが終始絡んで、なんとも官能的なレゲエスィングのお洒落コードアレンジが炸裂!!
この渦の中で


ぼくのほんのひとことが
まだ二十前の君を
こんなに苦しめるなんて・・・


などと歌うのは罪深い!!!
罪深すぎますShoyan!(涙)
もの凄く罪深く聴こえてエグられまくった私でした。


十五歳で恋をして二十歳で結婚した自分の過去を”後悔”から”思い出より美しいもの”に昇華させてしてくれた気がします。
ありがとう、素敵ですよShoyan、と心のなかで深謝するのでした。


しかも甘い演奏の後でエンディングのT'sTのギターソロがキツイキツイ!超ソリッドな黒曜石の切っ先みたいなハードな演奏が素晴らしかったです(嬉泣)。


※この『置手紙〜雨の物語』ともにセルフカバー第二弾を作ってほしいと切に願います。前回はセンチとバンドだったから今回は準氏とともにアンプラグドな素肌感のある色っぽいやつお願いしますっ!(シークレットトラックで『雨のTAXI』も♪)


ここで『涙憶』に。
ほぼShoyanのギターのみで始まる。静かにドラムスとEGが合いの手を入れる。安定の涙憶かなと思いきや、間奏のピアノソロが準氏でその高音の瞬きが存在感甚大で本当に美しい。いつもとぜんぜん違う涙憶に目から鱗が落ちる。小さな音なのだけれどキラメキが確実に目に見える。Shoyanは首を右にかしげてどこか泣きそうな表情で切なく歌う。めっちゃいいじゃんこの涙憶は・・・と、新しい気持ちで深く感動する。歌うShoyanのことを控えめに確実に支えるバンドの演奏、かそけきチェロの物語、万全の涙憶だった。本っ当に佐藤準氏のピアノは凄い。堪らない、、、なんてたおやめぶりのエレガントな音だろう・と、久しぶりに生で聴いて感慨深かった。
これにShoyanのベルベットボイスが100%花開けばもう怖いものなしの無敵ステージであろうと想うのでした(待)。


(各ミュージシャンの方々のソロも良かったのですがまたそれは後日ということで)


着替えたShoyan再登場にナゼか会場が涼しく感じる。胸元に☆


そして『月が射す夜』に。
イヤイヤイヤやはりここでも準氏のピアノは良過ぎて悶絶。そしてShoyanの腕の振りの大きなD45の”確かさ”!チェロとエレキの低音もいいし、準氏はいつもしてくれるようにハモンドオルガン?な食い込みも素晴らしく、ロールしまくっているそのプレイが格好良くて惚れ惚れします。
会場からもたまらずショーやーーーん!!!の大きな掛け声。バンドメンバー全員燃焼しまくりのステージでした。


※が、ここで特にShoyanの声が弱く埋もれていて聴こえなかった(悲)。これは次の渋谷で倍にして取り返したい。マイクで拾う部分を技術的にもっと充実させて欲しいと思うのでした。


Shoyan自らもタイラーのエレキに持ち帰ると最近はもう堂々の『あの唄はもう唄わないのですか』に。
やはりShoyanの声は埋もれているのだけど、ドラムとSaxだけめっちゃど真ん中に聴こえて他を押しのけてしまってる感があり、ラストの♪思い出なのに・・・などまったく無音で勿体なかった。


だが、Shoyanのエレキの音もその辺の(どの辺の^^;)ギタリストとはぜんぜん違う深い存在感があり、何気ない音・何気ないフレーズでも魅せてくれるなぁと改めて感激。勉強になります。


会場も感激に包まれたまま海老名トークを挟んで感極まる『なごり雪』。
終始上を向いて何を想いながら歌うのShoyan。と、こちらからも問いの気持ちで聴く。雪の歌なのになんて熱いのだ、と、入れ込んで発火寸前のShoyanにD45の音も熱く溶けた鉄のようなソロ、客席もシーンとして圧倒されている。素晴らしい空間でありました(涙)。
途中、準ちゃんと細井さんが演奏しながら互いに目でやり取りされていてホッコリした。


〜アンコール


再登場して客席に手を挙げる長身の準氏カッコヨス。と思っていたらShoyanはオリジナルNEWグッズの白Tを来て再登場。


その不思議なキャラ画を胸に『ほんの短い夏』。マイクスタンドを両手で持って歌う、少しマイクが低いかな?下を向かないで・・・と声のふらつきを心配しながら聴く。


こんなになるはずじゃ
ないのにどうして?



意地悪なワタシになっちゃいそう


でも、いいのです。素直にストレートに感じることを忘れたくない私です。Shoyanの音楽の前では自分は”正直”でいたい・・・


そしてツアータイトルの『ささやかなこの人生』に到達。ここでは私も無心に手拍子。明るい客席に白熱のShoyan、初日だもんネ、と自分自身も”客席勘”を少しづつ取り戻そうと臨みました。


そして、、、このままで歌えるのだろうか、と内心心配していた『君と歩いた青春』。
丸山氏のチェロが語っている。自由に持っていくので曲が膨らむ。Shoyanはかなりご自身で表情をつけて、演技されるほどの歌いこみをされている。いい、いい、、、キモチが先走るほどの情熱がアル。振り絞る声にならない声に客席は一拍おいて大きな拍手を贈る。その一拍の感触、次回は埋まっていることでしょう。みんな解ってる、だからShoyanのギアチェンジ待ってますよ。


岩井さんの骨太エレキで締めくくるラスト、Shoyanは仁王立ちだった。本当に200%の心を込めて挑んでくれたステージだったと思う。


”君と歩いてる青春”がそこにあった。おこがましいけれど、こんな私でもキモチは共にありますよってお仲間に入れてもらえた気がしている。


客席からは多くの「アリガトー」という声。Shoyanがそこにいてくれるだけでアリガタイってことかな。


だがしかし、私は去年より今年、今日より明日を想う。


茨城はいけないけれど、渋谷で再会できる次なるShoyanの加味を楽しみにしている。


海老名は本当に熱い火熾しのステージだったと思う。火吹棒で一生懸命に空気を送り込む、そんな過程の向こうに心地よい炭火が待っている、そんな気がする2025年の初日でした。


ともかくも、初日が終わったのであとは肩の力を抜いて臨みたいと思っています(〃∇〃)。ハイレベルの音の贅沢なステージに参戦できた幸せを反芻しつつ次へ繋げたいと思います。


また6月につづく!


。。。



☆七氏恐怖の蛇足コーナー


これと同時進行で放送されたCSの昨年のLIVE映像。


それを観て、去年のShoyanはなごり雪50ツアーの千本ノック!?が効いていて、本当に最高のコンディションだったのだなと再認識した。


今回の海老名初日、『星空』のあたりで「ちょっと飴を齧っていて口が回らなくなりました^^;」と謎のエクスキューズ。CS放送を見たら東大阪でも発声のこと前置きしてる。前置きしなくてダイジョブですヨって想う。


『青い夏』『JUN』の時に私はメモに


・高音、もう少しで開くのにな
・蕾のような声なのかな
・歌詞を知っている人でないと聴き取れないかも
・特に語尾をしっかり聴きたい
・渋谷もこのままいくのかな(いろんな意味で 汗)
・準ちゃんの無駄遣いにならないように
・何かもう1曲準氏関連曲に差し替えてほしいかも


などと、好き放題書いてある^^;


でも、JUNを歌い終わって「今日も声が枯れていますが、しっかり頑張りたいと」とおっしゃっていた。
きっと自覚されている部分がある。
昨年の関内では生で聴いても枯れは気にならなかった。むしろ味だった。でも今日の”開いていない感”はそれとちょっと違う。きっと取り戻せる範疇だと思っている。


(※私の父は声帯の白板症で手術などしたことがあるのですが、年齢とともに肉体は変化していくものだから色々あるのが自然だと思います。ささやき好きな私はハスキーShoyanは逆に大歓迎なのです。ちなみに父は今でも好きなカラオケを歌いまくっています(笑))


『JUN』『シャワー・ルーム』『置手紙』はもう少し時間をかけて水で戻して?次に挑んで欲しい。こればかりは走り出さないと肺が開かないのと同じなのかな、と思う。干しシイタケは”砂糖”を入れるとふっくら早く水戻し出来るはずなので(〃∇〃)、これからの旨味マシマシShoyanに期待しています。


(誰が干し椎茸やねん!(~o~)(笑))


毎度、言いたい放題の内容、切にご容赦下さい(陳謝)@七氏


プロフィール

HN:
No Name 七氏−1.0
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!

☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
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