Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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『伊勢正三LIVE2024』
2024年9月28日(土)
狛江市エコルマホール
開場16時45分 開演17時30分



1.moonlight
2.地平線の見える街
3.秋の葉の栞
4.風の日の少年
5.3号線を左に折れ
6.あの唄はもう唄わないのですか
7.星空
8.青い夏
9.海岸通
10.冬京
11.海辺のジャパニーズ・レストラン
12.湘南 夏
13.雨の物語
14.あいつ
 (神田川!)
15.涙憶
16.ほんの短い夏
17.22才の別れ
18.月が射す夜
19.君と歩いた青春
~アンコール
20.ささやかなこの人生
21.海風
22.あの頃の僕は
23.なごり雪

・・・・・・

毎年少しだけ特別感のある軽井沢大賀ホールのLIVEから、日も経っていないこの郊外の街の駅前LIVEで、どこを外してどんな日常を入れ込んでくるのだろう?と思っていました。

がしかし!全部増し増しの倍増な内容で、「いつもの」曲が「いつもじゃなくなって」いました!すべて新調してきてくれたことに非常に感動しました。

Re-Re-Re-born!くらいの超新生でありました。けれど、大本来を踏襲したうえでの大安定でもありました。このバランス感、本当に今のShoyanが一番凄いとこキてる!と思った一夜でした。

そんなわけで、各曲思ったことを少しづつ・・・

〜開演

ガットギターのゆったりしたインストゥメンタル曲の館内放送が止まり客電が落ちると、ステージにバンドメンバー一同登場して、早速のShoyan御本人のお姿も。

会場内からの「ショーヤーン!」の掛け声にニンマリと手を挙げて「コンバンワ♪」のD45。

『moonlight』からのオープニング。ラテンの曲調にドラムが効いていて初っ端からノリは最高。そんな中でShoyanの弾いたり弾かなかったりの細かなストロークが色気を添加しているわけで、ピックを咥えて弦を弾くお姿も、低くて渋い声もイキナリ光ってる!アウトロのギターソロも細やかで繊細。右足で拍子を取りながらの艶やかなmoonlightでした。(締めの御本人のナマの掛け声「Wow!」もヨカッタですぞ♪)

そのまま岩井さんの12弦ギターとジョリジョリ掛け合いしながらの『地平線の見える街』に。

声量も大きく目を細めて楽しそうなShoyan。ドラムも走ってしまいそうなほどの、疾走感あふれるゴキゲンな演奏が続きます。また指さして♪その目を輝かせて〜と遠くまで連れて行ってくれる一曲でした。

「コンバンワ、イセショーゾーです♪」
のいつものラブリーなご挨拶。
すでに安心感の塊になっている会場です。

「狛江は久し振りで前にも来たことあるはずなのだけど・・・全然覚えていませんでした(笑)。なので今日は新鮮な気持ちで」

「ひと雨ごとに秋だなって、でも都内でも虫の声が聴こえたりして季節を感じることができます。それで僕も曲が書けるのですが・・・♪」

で、「新曲です」とエレキベースを抱えて『秋の葉の栞』。

これはまた囁くように、でも太くて安定していてメチャ感情移入の歌声でした。オレンジピンクの照明も、時々入る岩井さんのエレキのオカズフレーズも良く、Shoyanの声もベースの音もクッキリ聴こえてバランス好い響きが最高でした。

(これエレクトーンで自分で弾いてみたいです。あのベースラインを足でやってみたいのだ(*´∀`*)ナンテオコガマシイ(笑))

「えー、Re-bornからもう一曲」と、ベースそのままに『風の日の少年』。
重たいエレキベースを一生懸命に弾くShoyanを客席で一生懸命に聴く!身体全部を使ってベースの太い弦を力強く弾き下ろすShoyanの佇まいが沁みる!マジで全力で弾いて歌っているShoyan。♪すべてが一本道だとわざわざ決めつけなくてもいいから、と言われて泣く。メモには号泣顔文字が書いてあります(涙)。

D45に持ち直し、

「なんか、最近指のなめらかさが・・・ベースをブーン♪とやるときにね、、、スーパーの袋とか開けるのに時間かかったりして(笑)」

など、歳を経た最近の指先の感触の変化などに言及されるShoyanに一同笑い。シンパシー(笑)

「で、最近、気分はサイコーでして。問題は体力(笑)」なんておっしゃっていましたが、この猛暑を越えた今の時期にこんなにやってしまうShoyan、本当に凄いお方だなって思います(さすがタフなさそり座(´ー`*))。

「これも秋の歌だ」と『3号線を左に折れ』。
イントロに秋風のようなハーモニクス一発!キラキラのアルペジオに春名さんのフルートが絡んできて岩井さんのエレキのピチカート。頬がそよぐほどの”風感”に更に歌いこんでくるShoyanの熱唱。細井さんのハモリも良く、ドラムのインパクトがあの街並みまでの距離感を出してくれて、ステージ上がめちゃめちゃ集中している。Shoyanのエンディングのギターソロは指がフレットを滑る音まで聴こえるし、単音のハーモニクスもパキパキしてインレイのアバロンがまばゆく光っていた。この日の重い曇り空と駅前を行きかう賑やかな人たちの暮らしぶりを想うと余計に沁みる『3号線を左に折れ』でした。凄く好かった!

ここで各メンバー紹介。
野口さんからの”ギョーム連絡”でドラムのモニターの音を少し上げてとShoyanが言いましてそのまま次の曲に行こうとするとメンバーから更なる業務連絡が・・・

ここで中継ぎの選手・チェロの丸山氏を紹介する手はずだったようなのですが、Shoyan監督がウッカリしてたのでバックの方たちが合図したようです。

Shoyanは「途中から紹介して目立つようにと思って、、ここからが聴かせどころだったのに(^^ゞ」なんておっしゃっていましたが、もう進行もみんなでフォローし合うが良き♪だと思います。もちろんステージと客席も♪

で、45才若手の丸山朋文氏とノンアル親子盃のお話をされて、
「チェロfeat.シングルバージョン!」とエレキを持って『あの唄はもう唄わないのですか』風セカンドシングルバージョンを。

これが、軽井沢の大賀ホールと狛江のシンプルな街中ビル中ホールの違いがいい意味で如実に出たステージでした。これまたいい意味での”軽音楽部”みたいなバンド感が何にも邪魔されずストレートにALL聴こえる妙味でありました。Shoyanのエレキの音もエッジが効いて、ドラムは滲まず、春名さんのかそけきソプラノSaxもいいバランスで後ろを流れていたし、チェロの音色もその合間を縫って時に主役脇役と出入りが自由でした。

Shoyanの歌もマイクを持って入れ込んで熱いんだけどさみしくて、時折混ぜる手のジェスチャーがせつなもどかしくて、訴えるものが多かった。(久しぶりに寺尾聰氏ライクなモーションでしたかも♪)

譜面立ての楽譜に触れながら、
「一応歌詞を見ているんですが、ここに鉛筆で「イルカさん呼び込み」って書いてあります(笑)ここでコスプレで登場ですが今日は来ません(笑)」

と、先日のなごり雪50ツアーの時のままの譜面のお話を。

「座っていいかな?♪」

と、いつもの椅子にお座りになり『星空』を。

チェロがベース音をポンポン♪と弾き重ねるのでとても優しい星空になりました。

※エコルマホールのビルの一階にシュークリームの専門店が入っていまして、一瞬買おうかと思ってたのですが、、やっぱり買えばよかったな(*^^*)。

エレキの岩井さんと「キーはAで」と打ち合わせをして、ご自分の原点である大分の話を少し。

「自分が生まれたのは山の方にあった家で、3才くらいで海辺の家に引っ越してきた。その毎日台所の窓から見える水平線に島が見えて、よく晴れた日には四国まで見えて、本当にすぐ外=アウトドアだったけど、それが自分の音楽の原点です」

というようなことを仰っていました。

「新曲と言えるかな。もう30年経ってるかも?さっきの(風の頃の曲)は40年50年ですからね」

と『青い夏』。

軽井沢でここで堤防のある町だった、それがあの時話に出た『青い夏』になり、セットで聴けて嬉しかった〜

イントロのチェロのピチカートがまた堪らなく、Shoyanは気分良く口をとがらせて確かな歌声。D45を弾き込むとボディにライトが反射して目が眩む。2コーラス目からチェロのフレーズが重なってくる、のだけど、やっぱり細井さんのシンセの音(ハープとかベースっぽい音)が大きくて、チェロの音が聴きづらい感じがあった。でもこれは私の席が端過ぎてスピーカーの偏りがあったのかもしれません。真ん中の席で聴けばOKだったかもです。

ともかくも万全の青い夏!!最後もShoyanのハーモニクスと丸山さんのピチカートで息ぴったりの曲仕舞いが最高でした。

「自分で言うのもなんですけどいい歌だなぁ」と、

「素直に書けてる、、、なんで売れないんだ(;´∀`)(笑)」と、

率直な自己省みコメントが面白かったです。

※”歌が売れる”ってどういうことだろう??印税ガッポリ?タイアップ?人口に膾炙すること??

今話題の平安文学ではないですが、人の心に刻まれて永い時間生き続ける歌なればそれが何よりの評価ではないでしょうか。その点で『青い夏』の息の永さ刺さり具合はこれから発揮されてくると私は信じております。何故ならこれは本当の歌だから・です。

さて、脱線しましたが(汗)
この時、Shoyanは続けて

「いいんです、人生は砂時計ですから、良い砂粒を落として下を見て前に進みましょう」

と、おっしゃっていました。
とても素敵なお言葉だなと思ったのですが、「下を見て」というのがジワっときまして、やはりShoyanのおっしゃることは複雑で奥が深い・・・と思ったのでした。
(*´∀`)ナントナク ワカレバイイデショウカ

そしてそのまま♪スリー・フォーと『海岸通』。
Shoyanはもの凄くノッている。フワフワするほどに、でもそれがいい。身体を前後に揺すって、間奏のギターソロは入れ込み過ぎなほどに強い音、またそれがいい。今日も盤石の海岸通でした。

その潮の香りを纏ったまま続けて『冬京』へ。春名さんのパーカッションも乾いてよく、珍しくShoyanが終始椅子に座ったままの冬京。ギターソロも座ったままお弾きになっていました。

実は先述したように私は『冬京』+ストリングスにメチャ期待をしていたので、ここに持ってきてくれたことに大興奮したのですが、やはりちょっとシンセなど色んな音が見えすぎて丸山さんの音が惜しい感じだった。間奏と♪何のために君と同じ朝を迎えてたのだろう〜にかかってくる大事な部分だったので、これはまたこれから練られていくのかなと思いました。初演ですものね(*´∀`)。

後に続いた数曲もそうですが、ただ既存にチェロを乗せれば良いわけもなく、これからShoyan監督のネオアレンジの妙を聴かせてくれることに期待しています。その新しいアレンジでそのまま丸山氏と二人でアコースティックなレコーディングをして欲しいくらいです!(新曲1・2曲と新旧のセルフカバーで♪貪欲なファンの欲望は尽きない(笑))


後編に続く
・・・・・
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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