Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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聴く度に静かに優しい涙がふわふわと溢れてくる。

由紀さおり氏と安田祥子氏の桜色の声が重なって、柔らかい慈愛に満ちた最高の歌だと思う。
ママのモノローグが辿る家族のひとときの積み重ね。平穏に大切に過ごしてきた夢の時間。それが今、娘の結婚という分岐に来た、その立ち止まりの凪の時間を想う。

女の子が、女の子として大切に育てられてきた正しい安穏。たとえ聴く人の我が身にそれがなかったとしても(男女や年齢の区別もなく)、まるで自分のことのように愛を受け取ることができる慈しみのラブソングだ。
Shoyanの瞳の深い美しさを思い知らされるのだ。母親より母親らしいそのまなざしは、万人を癒すものだと心底思う。

・・・

いつだったか、由紀さおり氏がインタビューでご自身に重ねて「子供を持っていなくても母の心にはなれる」とおっしゃっていた。十年以上前のその言葉に、私はまだなれなくて、尊敬の念を持ちながらもどこか心の隅に置いておいた。けれど、、実際に自分も随分年を重ねて、母どころかおばあちゃんにもなれそうな年齢になってきたらそれがわかるようになった。特に、去年、そう強く解ることがあった。

以前少し書いたけれど、子育てをしたことがない私がするお義母さんの介護は、(初期からの辛い出来事も含め)本当は神様からのプレゼントだったのかもしれなくて、今は最後には私にだけいつも見せてくれたお義母さんの笑顔が思い出される。

自分が産んだから育てるのではない。そこに自分の愛が必要なのだ・と確信するから愛するんだ。だから、男性である伊勢正三という人が作った歌でも、真の母の愛になるのだ。

ただ、その"愛の確信"の証拠というか、カタチ・原因を今まだちゃんとここでは説明出来ない。私の生涯の研究テーマなのです(*´ω`)フフフ。シバシマタレヨ。

っと、脱線したけれど、この歌は伊勢正三のラブソングチャートの、"ある方向"においてかなりの高得点ソングじゃないかと思っている。

・・・

♪下校時間のチャイムと
 ウエディングベルの響きが・・・

このShoyanの耳。

ママが迎えに行くような学校だから、おしとやかな・女子校なのかミッション系なのか、その辺の野性的な公立校(スミマセン^^;)とは違う特別感があるけれど、そのチャイムの音はやはり教会の鐘の音とは違う電子音のチャイムだと思うのだ。だけど、今この時の母親の胸の中では完全にクロスする同じもので、ママの中に在る娘との"永遠時間"の存在をじんわり実感する。

他の女性歌手が歌った『転校』という歌のなかでも

♪遠くから聴こえる野球部のエール
♪白墨が折れる音 現実に戻る音・・・

など、

音は目に見えないものだけれど、記憶の中の風景とは同じ素材で出来ているのかもしれなくて、今は目に見えないもう一つの世界と今を繋ぐ役割があるのかもしれない。Shoyanはいつもそこを敏感に、わかりやすく置いておいてくれるので、ハッとしてなおかつこれまた我がことのように追体験が出来るのだ。(意外性と親近感のふり幅が、聴く者の心のキャパを拡げるのです)

♪パパはまた煙草を吸い始めたみたいよ

女子たちの世界にここで「パパ」がポツっと開ける小さな窪み。結婚して、子供が生まれて禁煙した男性。(バルコニーで休日してた?)パパの役目をひととおりこなし終えたらチョットだけオトコに戻る彼が素敵なのだけど、、、だがしかし、実は数年のうちにもしかして「じいじ」としてまた禁煙するのかなって思ってウフフと思うのだった。幸せというものは役割を変えて降り積もっていくものなのかな。

「ゆめのかたち」とは=イコール「家族のかたち」かもしれない。「♪彼のために尽くす」ことがそうなのだとしたら、ゼロからのスタート。それを経験者であるママは優しく傍観するのだ「ここ」で。

自分ひとりの中に在る夢は自由自在に変えていける。でもふたりで出力しながら作り上げていく夢は「カタチのあるもの」で、それは自由ではなくて、むしろままならないものかもしれない、でもそこに気付けたら・・・ずっとふたり(+子供や孫?)で歩んでいけるのだろう。

「♪今 友達として」というママの心境。単なるお友達親子ではなく、このあと娘ちゃんが子育てなど始まったら、キット"戦友"みたいな更なる絆を持てるのかもしれない。母と娘の特権ですね(^^)。

私は、この歌を語る資格はないのかもしれないが、でも、癒される資格はあると思うので、何度も何度も愛されるために聴く。

ママの膝のぬくもり、部屋のドアの中の女の子の香り、パパの煙草の匂い、ベルの響き、、色んな五感をくすぐるブーケに顔をうずめる心持ちです。

・・・

どこかジョビンの音のようなメロディーの階段を昇り降りしながら、Shoyanご自身の愛のバックグラウンドの寛さを、心から敬う気持ちで聴いているのです。
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No Name 七氏
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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