Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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☆~海辺のジャパニーズレストラン

『海辺のジャパニーズ・レストラン』は、なんとなく『渚ゆく』と同じ海が見える。カモメが出てくるからかな?
とっても好きな、夕暮れの杏色の空と海。そして月影の飛沫が光る夜の海。でも"せつなさ"は違うみたい。

『渚ゆく』が(たぶん)現在進行形なLOVESONGであるのに対し、『海辺のジャパニーズ・レストラン』は、どこか第三者的・・・。60年代チックな"渚ソング"の踏襲を感じる。それはきっと、Shoyanご本人の大好きな世界観であって、歌作りのとても基本的な習作ノートの一部なのだろうと思う。

~あの日恋の渚に長い手紙を書いた
 砂の文字をまた波が洗う

なんて、ロマンチックなフレーズはリアルな色恋じゃない・・・ような。
だが、それがイイ☆

そういった"リアルじゃない"風景が、現実で疲れた心を癒してくれる時がある。それこそ、波に浮かぶカモメの水兵さん♪みたいに、ちゃぷん・・・て波に身を任せていたい時がある。この歌のリズムというのか、バウンスな感じのアレンジが、そういった"波揺られ感"でいいナ。

一時、ステージでこの歌を何度も続けて歌われていた時は、「ん、またこの歌?」と単に思っていたけど、いつしかそれも収まり・・・また今年の夏はこの歌がセツナクテしょうがない。

今はこんなに優しくて穏やかな気持ちになれないから、特に恋しいのだこの海が。戻ればいいのか、先に進めばいつかまた辿り着けるのか、、、ニュースで見たら、湘南の海は人出が凄くてにぎやかだったけれど、それは本当の賑わいなのだろうか・・・。私には波が止まって見える。留まった波はいつ動き出すのかな。

いま私は昔のようにShoyanの歌の海に慰めてもらっている。歌の中には愛しいアイテムが沢山あるけれど、Shoyanの"海"は特に不滅だ。『入り江』以降、そんなことばかり考えている。


~綺麗だった貝殻もいつしか砕けて
 夢のかけら拾い集めそっと海へ帰そう

この部分が一番好き。
眠れない貝殻も、罪な波に翻弄され、苦しみぬいてその身が砕けた頃、やっと海に帰れるのだ。
粉々になって無に還る夢・・・そこからが本当の独りの始まりだ。破れた恋の当事者だったら、「誰のせいでもない」なんて思えない。
本当に終わったんだ・本当のサヨナラをしたんだ・と、わかってしまった時、人の"移り変わる心"が全くの自然現象であると、個人では抗えない大きな流れを知る。

その"暖かい空しさ"。
この歌のそんな部分が今は好きだ。

人は何度か古い自分を捨てて、以前の自分とは違う暮らしを生き続けていくのだ。

暖かい空しさを胸に抱いて、愛したり、愛されたりしたことを受け入れる。その痛みを、褪めてゆく陽焼けの痕みたいに懐かしく撫でながら歳をとっていくのかな。

しかし、塞がらない生傷にはいつまでも海の水が沁みて沁みて・・・ピリピリとチクチクと答えを欲したり我慢したり・・・片想いはセツナイものです(涙)。(*´ー`)

暖かい渚の歌はホントに私のシェルターです。


・・・・・

☆~眠れない貝殻

♪だから綺麗になれないの・・・
 あなたが遠すぎて

それ、哀しいね。
もしかして"日常"に還ってきたら、二人の時間はナイものなの?秘密の恋さえしていてはイケナイの? 離れていても繋がっているから恋は甘いのに、物理的な距離=二人の距離だったらせつなすぎる。

そのくせ、恋の波打ち際で、いつまでたっても寄せて返す気まぐれなさざ波が二人のカンケイを翻弄してコロコロゆらゆら)))。。

独りじゃ何も出来ないもどかしい貝殻。
陸にもあがれない
海にも潜れない
セメテ  ヤドカリ ダッタラ ヨカッタノニ・・・?

想いをくりかえすのもきっと同じ巻貝の貝殻。出口と入り口を間違えるとその迷路の行き先が大きく違う。

波任せの恋はなんだか哀しい。
貝殻を砕いて砂に還してしまうのも、たぶん同じ波だから・・・

せめて、つがいの外れた二枚貝のように、ずっとずっと離れたあなたを想っていたいものだ。



※昔書いたものと、今の気持ちを茫洋と記してしまいました。ご容赦。

#海辺のジャパニーズレストラン
#眠れない貝殻
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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