Nanashiのものろーぐ
こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。 管理者∶No Name 七氏−1.0
ここのところずっと蝉のことを考えていたから!?というわけではないが、なんとなく想い出したので・・・またもや長文ご容赦ください。
・・・
「Sweet」ではない「Suite」。お部屋の話。
しかし、歌が進んでゆくとそれは「Sweet」。過ぎ去った時間の味の話。
因幡晃氏が作曲&歌う、Shoyanは詞だけの提供曲だけれど、なんともなんとも甘い、極甘い切ないフレーズの羅列で、本当なら悶絶人事不省に陥る内容なのだけれど、やはり曲がShoyan作ではないので悶絶は昇りつめずに、いつも途中の踊り場で休憩のままだ。
でもそれでいいのだ。
でもそれでいいのだ。
これがShoyanご自身のメロディーとボーカルだったら耐えられない(;´∀`)。泣いちゃう・・・リアルに耐えられない。あれもこれも想い出してしまう・・・。
因幡氏のクリアなハイトーンボイスも切なくて、非常にウェットでロマンチックな曲。大好きです。
因幡氏のクリアなハイトーンボイスも切なくて、非常にウェットでロマンチックな曲。大好きです。
因幡氏のメロディーは、個人的な感想で言うとチョット昔のお菓子みたいな・・・お塩が多めの餡子のような?そんな"ズッシリさ"を感じるので、途中でお茶が飲みたくなる感じなのだけども、それはいいとして・・・(*´ω`)セツセツトシテ ヨイデスヨ・・・
♪お互いただ男と女じゃいけないのか・・・
ですと!!
この最悶絶フレーズ、、、
急に抱きすくめられたかのような臨場感のあるコトバ。
セミと言えば男と女。
男と女って、実は実際はナカナカ男と女になり切れてはいないってことだよね。人はすぐに"役割"に染まってしまう。幼馴染みだったり、学歴だったり、役職だったり、結婚したらダンナと妻、パパとママ、殆どの人が「誰かの誰か」として生きている。
この歌の二人は、、分かり合うほどに離れていってしまったの?ナゼ?誰かの誰かを捨てて自分の気持ちに素直に従い、男と女になっていくにつれて互いの存在が剥がれていくだなんて哀しすぎる。
どちらかの誕生日という特別な日を共に過ごした二人なのに、なぜ一年後は音信不通なんて悲しい状況になっているのだろう。彼は今でも想いを残しているのに・・・彼女の方に理由があったのですか?
寂。
♪君を抱きしめた去年と同じ夜に・・・
この、♪抱きしめたときにどこかが壊れ・始める現象は恋のパラドックスと言うか、片方はそこから登り始めたのにもう片方は降り始めている、まるでちょうど階に止まったエレベーターが開いたから飛び乗ったら二人上下別々のエレベーターに乗ってしまったような・・・同じホテルの中なのに、時のエレベーターの無情さがある気がする。
ぱっと考えると、彼女の誕生日にスペシャルな部屋を用意したのかなとも思うけど、でも、♪紫の空を見て君が気付いてくれたなら・・・とは、彼の誕生日なのかな。どちらにしろ、あてもないのに独りで部屋を予約して待ってみるなんてサミシスギル(>_<)。。でもね、彼女がこの日どこかでこのホテルの部屋を思い出したとしても、きっと来ないよね(泣)。
来てくれないってわかっているのに、階上テラスのカフェでポットのお茶を飲む間だけその気になって待ってみる・そんな「馬鹿みたい」な慰めの時間は本当は大切。。この歌だって最後には♪オレンジの中にやさしく君を埋めた・・・とある。「やさしく」という境地は、この別離があたたかくて切ないものに昇華したのかなと思う。
・・・
言葉で話して、話しても足りなくて、もどかしくてそっと触れた物質=君の髪。同じオレンジ色が出てくる『オレンジの環状線』でも、♪言葉じゃなくて そっと肩を抱き寄せてくれた、とあるけれど、人は確かな意思疎通を求めて本当に試行錯誤するのだなと思う。言葉重ね?身体重ね?まなざし重ね?いえいえ、遂には互いにまみえない"想い重ね"の境地まで・・・。
空って読み方を変えると「空=くう」だ。オレンジ色に朝焼けした空も、宵闇の裾紫の空も、みなそこには何もない。空を見上げても何もないはずなのに、それでも誰かを想ってしまうのは「繋がっている」って感じるから。隔たりがないから感じられるものがある。相手の心は離れてしまったかもしれないが、あてのない気持ちを受け止め続けてくれる空の広さに涙が出てくる。
一方、目の前にいるのに、心が離れている・って痛感することがある。余談だけれど、私も港を見下ろす高層階の部屋で夜景の中の観覧車を見ながら"心の終わり"を味わったことがある。なんとみっともない惨めな夜であったことか・・・と、この歌を聴くたびに思い出す。でも、今はそんなことどうでもよくて、この甘い甘いShoyanの詩の"彼"に寄り添って慰められている。「あなたも私も不器用ですネ」って(*´ω`)。
歌だってカタチのないものだ。
♪お互いただ男と女じゃいけないのか・・・
ですと!!
この最悶絶フレーズ、、、
急に抱きすくめられたかのような臨場感のあるコトバ。
セミと言えば男と女。
男と女って、実は実際はナカナカ男と女になり切れてはいないってことだよね。人はすぐに"役割"に染まってしまう。幼馴染みだったり、学歴だったり、役職だったり、結婚したらダンナと妻、パパとママ、殆どの人が「誰かの誰か」として生きている。
この歌の二人は、、分かり合うほどに離れていってしまったの?ナゼ?誰かの誰かを捨てて自分の気持ちに素直に従い、男と女になっていくにつれて互いの存在が剥がれていくだなんて哀しすぎる。
どちらかの誕生日という特別な日を共に過ごした二人なのに、なぜ一年後は音信不通なんて悲しい状況になっているのだろう。彼は今でも想いを残しているのに・・・彼女の方に理由があったのですか?
寂。
♪君を抱きしめた去年と同じ夜に・・・
この、♪抱きしめたときにどこかが壊れ・始める現象は恋のパラドックスと言うか、片方はそこから登り始めたのにもう片方は降り始めている、まるでちょうど階に止まったエレベーターが開いたから飛び乗ったら二人上下別々のエレベーターに乗ってしまったような・・・同じホテルの中なのに、時のエレベーターの無情さがある気がする。
ぱっと考えると、彼女の誕生日にスペシャルな部屋を用意したのかなとも思うけど、でも、♪紫の空を見て君が気付いてくれたなら・・・とは、彼の誕生日なのかな。どちらにしろ、あてもないのに独りで部屋を予約して待ってみるなんてサミシスギル(>_<)。。でもね、彼女がこの日どこかでこのホテルの部屋を思い出したとしても、きっと来ないよね(泣)。
来てくれないってわかっているのに、階上テラスのカフェでポットのお茶を飲む間だけその気になって待ってみる・そんな「馬鹿みたい」な慰めの時間は本当は大切。。この歌だって最後には♪オレンジの中にやさしく君を埋めた・・・とある。「やさしく」という境地は、この別離があたたかくて切ないものに昇華したのかなと思う。
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言葉で話して、話しても足りなくて、もどかしくてそっと触れた物質=君の髪。同じオレンジ色が出てくる『オレンジの環状線』でも、♪言葉じゃなくて そっと肩を抱き寄せてくれた、とあるけれど、人は確かな意思疎通を求めて本当に試行錯誤するのだなと思う。言葉重ね?身体重ね?まなざし重ね?いえいえ、遂には互いにまみえない"想い重ね"の境地まで・・・。
空って読み方を変えると「空=くう」だ。オレンジ色に朝焼けした空も、宵闇の裾紫の空も、みなそこには何もない。空を見上げても何もないはずなのに、それでも誰かを想ってしまうのは「繋がっている」って感じるから。隔たりがないから感じられるものがある。相手の心は離れてしまったかもしれないが、あてのない気持ちを受け止め続けてくれる空の広さに涙が出てくる。
一方、目の前にいるのに、心が離れている・って痛感することがある。余談だけれど、私も港を見下ろす高層階の部屋で夜景の中の観覧車を見ながら"心の終わり"を味わったことがある。なんとみっともない惨めな夜であったことか・・・と、この歌を聴くたびに思い出す。でも、今はそんなことどうでもよくて、この甘い甘いShoyanの詩の"彼"に寄り添って慰められている。「あなたも私も不器用ですネ」って(*´ω`)。
歌だってカタチのないものだ。
空即是色、空は色、「ナイはアル」なのだ。
・・・
ナゼ、英語では「semi甘い」なのに、日本語になると「ホロ苦い」になるのだろう。同じ味なのに「甘いと苦い」に分かれてしまうこの感覚。
♪噛みしめるオレンジの甘さと苦さの間に・・・
(@『あの頃のままで』)
という「ちょうどいい時」を見つけられなかった二人はしがらみに対して真面目だったのかなと思う。
それまでの楽しかったことがみな"否定"の作用で苦いものになってしまう。恋の終わりの化学反応は、現実ではみなほとんどが葬ったり流し去ったりしたい苦くて辛いものだ。でも、他の何にも代えがたかったあの逢瀬の黄金の時間を全否定したくない彼の優しさが、Sweetな部分を残してるのが哀しくて愛おしい。
Shoyanの曲には本当にそういう"恋の供養"なニュアンスが多くて、自暴自棄になりそうな世知辛い自分に豊かな心を取り戻させてくれる。
・・・
忘れない、貨物船の航跡はとてもゆっくりと大きな波を作りながら去っていく。忘れないと思っていても、その波はやがて港湾内の潮の流れの中に紛れて見えなくなってしまうだろう。こんな風に、恨みも憎しみもない独りぼっちのBirthday。彼はちゃんと自分自身に整理をつけられて偉いな。きっと辛かっただろうに・・・
想い出はほろ苦いものだけれど、その苦みがあるがゆえに甘さも忘れられず残るものなのかもしれない。高級スウィートのように完璧な間取り・調度ではない、欠けていた二人のひとつになれなかった曖昧な心の部屋。彼がもう少しこのままで、と思っても私は許す。
自分の心は自分では葬り去れないものね(涙)。
・・・
ナゼ、英語では「semi甘い」なのに、日本語になると「ホロ苦い」になるのだろう。同じ味なのに「甘いと苦い」に分かれてしまうこの感覚。
♪噛みしめるオレンジの甘さと苦さの間に・・・
(@『あの頃のままで』)
という「ちょうどいい時」を見つけられなかった二人はしがらみに対して真面目だったのかなと思う。
それまでの楽しかったことがみな"否定"の作用で苦いものになってしまう。恋の終わりの化学反応は、現実ではみなほとんどが葬ったり流し去ったりしたい苦くて辛いものだ。でも、他の何にも代えがたかったあの逢瀬の黄金の時間を全否定したくない彼の優しさが、Sweetな部分を残してるのが哀しくて愛おしい。
Shoyanの曲には本当にそういう"恋の供養"なニュアンスが多くて、自暴自棄になりそうな世知辛い自分に豊かな心を取り戻させてくれる。
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忘れない、貨物船の航跡はとてもゆっくりと大きな波を作りながら去っていく。忘れないと思っていても、その波はやがて港湾内の潮の流れの中に紛れて見えなくなってしまうだろう。こんな風に、恨みも憎しみもない独りぼっちのBirthday。彼はちゃんと自分自身に整理をつけられて偉いな。きっと辛かっただろうに・・・
想い出はほろ苦いものだけれど、その苦みがあるがゆえに甘さも忘れられず残るものなのかもしれない。高級スウィートのように完璧な間取り・調度ではない、欠けていた二人のひとつになれなかった曖昧な心の部屋。彼がもう少しこのままで、と思っても私は許す。
自分の心は自分では葬り去れないものね(涙)。
追:
♪悲しきBirthday 呼び戻せたら・・・
♪誰よりも遠くで誰よりも早く
君の誕生日を祝うよ・・・
誕生日はどこかさびしい
独りなら尚更に、今年もまた・・・。
♪悲しきBirthday 呼び戻せたら・・・
♪誰よりも遠くで誰よりも早く
君の誕生日を祝うよ・・・
誕生日はどこかさびしい
独りなら尚更に、今年もまた・・・。
プロフィール
HN:
No Name 七氏−1.0
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。
☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!
☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
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