Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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※昨日の投稿は説明不足があったので少しだけ手直ししました。

・・・

今日、九月九日菊の節句は他の節句に比べて影が薄いけど?
でも、なんとなく好きだ。

子供の頃に読んだ小泉八雲の短編からか、なんだか切ない日な気がする。(もとは雨月物語の『菊花の約』のようだ)

深く心を交わした相手との約束の日=重陽の節句に、遠く捕らわれの身では逢いに行けぬ、だから自死して身を捨て、魂となって友の処に訪ねてゆく。元の話では男性同士でも深い仲(心の情は男女問わず)だったようだから、尚更逢いたかっただろう。待つ方も本当にその日を大切に思って待っていた。ただの約束を守る話じゃないのだ。

『あの人の手紙』でも魂だけで還って来た恋人のことが歌われている。冷たく感じるその手で抱いてくれるほどに実体感があるのに、、、でも、この場合彼女はすでに知っていたのだよね彼の死を。

私の祖父の弟も、特攻隊で亡くなったのだが、田舎の実家に還ってきた話がある。

ある夜遅く帰還して来たその彼に、ひとりの従妹が応対して、風呂を立て布団を敷き明日の朝みんなに会おうねと就寝したが、朝には温かさの残る風呂ときちんと敷かれた夜具だけがあったと。

そしてあとからその彼の戦死の報せが来た、、、、と。
本当に悲しくて、私は完全にその話を信じている。
田舎の家に行って、彼のお墓にもお参りしてきた。

人の魂は他の人には見えないけれど、AさんとBさんの中に同じ心があれば同じものが見えるのかもしれない。同じものを感じることが出来るくらい、互いに深く想いあえたらいいな、と、こんな涼しい夜に想う。

その雨月物語には「人の魂は一日に千里をゆく」とあるそうな。
今、ヒッグス粒子の作用?で私の魂は肉体の中に納まっていますが、陽の気がMAXな今日・重陽のような日には、少しだけ飛び出して千里を走っているかもしれません(個人の見解です(笑))。

雨月物語も元は中国の説話だそうです。
人はどこにいてもいつの世でも、自分と同じもの・自分の片割れを探しているのかもしれない。
私が何十年もShoyanの音楽のファンであり続けるのも、そんなことが理由に含まれているのでしょう。

旧暦の重陽の節句は10月の25日頃だそうだ。
さそり座の始まりの頃、小菊が庭に沢山咲く頃だ。
今年のような憂き年は、そんな秋のさみしさが慰めになるだろう。


※友情って性別問わず、恋愛感情よりも濃いもののような気がします。


 

まだ菊には早いから、葡萄の畑に半欠けの虹を・・・☆
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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