Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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・・・

Shoyanは椅子にまた座ってMartinを抱えると
「色々と思い出を話そうと思ってたけど・・・」
とクボヤンの話題に。
「いい人でした・・・クボヤンの曲、みんなで聴きましょう」
『古都』のオリジナルの音源が流れ始めた。

背景のスクリーンに風の当時の写真が大きく映し出される。そのレコードのオリジナル音源と共にバンドもShoyanも演奏しながら歌っていく。何枚も、何枚も、二人の色々な時期の写真がスライドショーになる。まるで恋人同士のようなショットばかりで泣ける。こんな私でも泣ける、切ない演出でした。とても良かったです。

ラストはべるがで撮影されたクボヤンの笑顔だったのが余計に心に残りました。心に残る非常にいい時間でした。

「なんていうか・・・・・・・・・・」 
と長い無言のあと、
「風というグループをよくやれたな、と」
と。

久保やんとShoyanのお母上が同じ学校出身で縁があったというエピソードと、出会うべくして出会ったんだ、というお話をされていました。

今回、風の曲が配信でも聴けるようになったということで、今はそういう時勢なのにCDなんか売っちゃって悪いなぁ、みたいなこともおっしゃっていました。「CD購入してネ」とまとまりのない謎トークでした(笑)。で、急に「あ~・・・・・ヨカッタ」と嘆息されて、これまた謎なリアクションでした。
「なぜか知らないけどね、大久保くんてタコが好きでね、いつもタコを食べながらビール飲んでた」

と、また思いついたことを話しだし、

「今考えたらすごいプリン体だよね、、それがよくなかったのかなぁ」

なんて、不思議な空気感のトークをするShoyanでした。

そして万感の『22才の別れ』
これはとても可愛く、ごく普通に、素直に、正確に、1capoだけどむしろレコードの音源のように青くフレッシュな22才の別れでした。ここでも岩井さんの滑らかなリードギターが自然で、石川御大の音を踏襲されていました。聴いていて大満足でした。

ギターを抱えて立ち上がり、ブラックジーンズの裾をなおして飛び跳ねるShoyan。ほぐれたぞ~という感じで左右に身体をゆすり、気合をチャージ。『月が射す夜』のテケテケが始まりました! 
※クロマチック・ラン奏法というのですね。今頃ググッてみました。

この頃からこれがいつものShoyanだ!と大安心の中で自分もノってくる。この曲もいつも大事な曲なのですが、先ほどのお母さまとお月さまのお誕生日エピソードを聞いた後ではもっと大切な想いで聴くようになりました。

と、一生懸命席で手拍子をしていたら、後ろの方から変な拍子で叩いている人がいるらしく気になる(笑)。ずっとささやか手拍子(パン、パパン)をなさっていまして、アリなのか?と確認してみたりした(笑)。

さてさて、ここでやっと?おそらく今日初お目見えのT'sTがキタコレ!で『レミングの街』。おお~!背骨の通った太い演奏にノッて春名さんがサックスで持っていくなぁ、オリジナルだ、さすがだな~と興奮してくる。
Shoyanは、やや強い語気で♪幸福はなぜ先を急ぐのか!!と歌う。まさに今が聴き時、この曲が生まれたのは1993年、伊勢正三のキャリアのど真ん中で生まれた歌だ。これを経由して50周年の今を迎え、70歳の今日を迎えたShoyanの凄さを改めて痛感したのだった。

左右に揺れて万全のストローク。黒いジーンズが細くてめっちゃ"カッチョイイ"よ正やん!( ;∀;)と、泣きながら震えていた。遠くて肉眼では表情も見えないけど、それでも凄くカッコ良くて、憧れの人が戻ってきた・と泣いていた。

歌い終わって熱い吐息のまま、
「今日はホントに、、僕にとっては人生で一度しかない日で、、、って、あ、毎日が一度しかないか(笑)!」と、照れ笑いのShoyanでした。
「そんなに大騒ぎして欲しくないと思いつつも、なんか、、スゴク、、嬉しかったです」と素直な気持ちを述べてくれました。
「このままコロナが収束して、本当にみんなにも楽しい日が訪れますように、、、今日はホントにありがとうございました」

・・・と『君と歩いた青春』

もう、この時不安はなかった。
うんうん、と頷きながら思い入れの強い歌声を聴いていた。
よかった、本当によかった、と頷きながら、はたから見たら変なオバサンになっていた。でもShoyanの歌はツヤツヤしているし、客席に向けて何かを促すように正確に届けてくれる。途中、岩井さんのエレキが好いオカズを入れてくれる。だんだん自分も息が荒くなる、胸いっぱい。Shoyanのギターソロは今日一番良かった。あぁShoyan、整ったんだ、って感動していた。

きれいな夕焼雲を・・・のところでやはりべるがの空を想う。クボヤンとのあのステージを想ってまた違う涙だった。

大きな、大きな安堵と、小さな美しい切なさの中にどっぷり浸っておりました。

Shoyanは袖に帰り、バンドメンバーも撤収されて客席一同の拍手の中、自分も手を叩きながら号泣しそうでした。わああああって声を出して泣きそうでした。必死に堪えました。氷河が溶けて大洪水が起きていました。
・・・

☆アンコール

再び登場したバックのミュージシャンの皆さんが本当に良い笑顔で、きっと何か私たち客席と同じような開放と安堵をお感じになっているのでは?と思った。

ギブソンを抱えたShoyanにはチカラが漲っている。明らかにみなぎっている。

「元気でいようね」と、『俺たちの詩』

ここまで来てなお、余力がありそうなご様子に萌える。今日のパフォーマンスには【実】がみなぎっている。現実真実実力誠実実りの季節!
一言一句、語尾のビブラートも、歌い出しのタメも、隅々まで意識を込めたShoyanからのメッセージを感じまくりました。

1971年始まりの"青春"から、時間の先にある"青春"へ、永遠の春を繋ぎ辿ってゆく伊勢正三の旅の音でした。

岩井さんのエレキギターひと鳴きもバッチリ決まって、演者聴衆双方のキモチがピッタリ合った瞬間でした。

「~としても」で終わるところが、どこか『終りのない唄』に共通するものを感じるのかもしれません。

後ろに置いてある水をグビグビっと飲み干して、再びのT'sTに持ち替えると祇園精舎の鐘の声、、、琵琶の音色のように『海風』のイントロ!

うわっと声が出そうに良いっ(><)!たまらん!楽しそうに満ちているShoyanが眩しい!これを待っていた、これを信じていたよShoyan!と、自分も紅潮。客席総立ちで声は出さずに熱い熱い拍手でキモチ届けていた。ほんに素晴らしい瞬間だった。
(ここで自分は密かに考えていたある楽器にチャレンジすることを決意(笑)←余談)

しかしここでも細井さんの顔芸になんか違うノリを感じる。
もうこういうテンションじゃないんじゃないかな~・・・と、個人的には感じるのでした。これがイイ・待ってました!と支持されている方々も沢山いらっしゃるだろうし、熱演されているのに勝手な感想ゴメンナサイ(汗)。

つづく『ささやかなこの人生』でもみんな立って楽しそうに、本当に楽しそうに手拍子をしていた。客席も輝いていた。昨年のバースディライブ以降、コロナの感染状況の合間を縫って何か所かでコンサートは開催されていたけれど、こんな風に楽しかったのかな?もっと沢山のShoyanに逢いたかったけど、何度も何度も泣いて我慢して辛かった日々、心配だった日々。でも私にとっては再会が今日で良かったのだと思いたい。Shoyanの軽やかで確かなストロークに心預けていた。

♪Fnn~、Haa~、ルル~ララ~・・・・とハミングが聴こえ、またこのハミングが天使の声に聴こえた(涙)。ギブソンのハモニクスひとつ残して、『そんな暮らしの中で』のイントロが始まった。いいじゃん!

今日、この曲聴きたかったですよShoyan、とまた泣ける。「科学の街トーキョー」の件、もっと教えて欲しいことがある。この2年近く、ずっとトゲトゲした心で過ごしてきたけれど、なんだかこのコンサートからまた平らな気持ちで歌を聴けるようになると確認できて嬉しかった。

途中、音の少しの揺らめきやパラレルがあったとしても、今日は最後まで歌う声に魂入ってた!!

「魂!それが一番大事!」と、メモが終わっている。

・・・

・・・・・

今これを打ちながら胸や目が熱い、この最後の『そんな暮らしの中で』を想って涙が出る。というか、声を出して泣いてしまった。現地でも我慢して、運転中も我慢して、全部書くまで我慢して、今やっとボロ泣きです。解放されました・・・

ある意味、今回のライブは異色だった。
歌う方のShoyanご自身はどう思っていらっしゃったかは、本当のところはわからない。全編とても自然にプレイされていた。けれど、今回は歌う方も聴く方もどちらも根底にはフリークライミングをしているようなジワジワとした覚悟があったように思う。

前回の異次元のショックを体験してしまったあと、私は這いつくばってよじ登ってへばりついて一年過ごしてきたのですが、今は登り切って上のテラスに一輪の高山植物が咲いていたような、、ほんにそんな美しい気持ちでいます。あれを体験したからこそ、今見える景色があると思うし、あの日があったからこそ今日のShoyanのパワーアップした「真剣」が産まれた気がしています。

歌い終わって万雷の拍手の中、ステージの前に立たれたShoyanは、眩しいライトを浴びてサングラスに両手をかざしてホールの隅々まで長いこと見回してくれていた。大切な「何か」が見えたのかな・・・

60歳還暦の時のステージとは明らかに違うものがあった。
Re-bornの曲たちが加わって、それがまた今とても大事な存在で、それと同時進行で過去50年の沢山の曲たちも新陳代謝を繰り返している。それが本当に嬉しかったです。
生きている歌を歌っていた!そんな今のShoyanに逢えて本当に幸せでした。

長い独り言、これにて終わります。

無事に開催されて、無事に歌われて、無事に行って帰ってこれたこと、今の正やんと自分の家族に感謝の気持ちとして記しておきまする。

夢中で行って帰ってきてしまった。
コインパーキングから振り向いてみた東京の夜は明るい。
☆今回久しぶりの長距離ドライブに際して買った懐かしの純露!この感想を書きながらも脳の糖分補給で愛用していたら・・・裏に『50thAnniversary』ってプリントされていましたっ。ブレないよね(*´ω`)純露も大好きです。なおさら秋・純露~♪


おしまい☆
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No Name 七氏
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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