Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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※少し言葉は足りないのですが、載せられる分だけ載せておきます。

・・・

ここ数年、個人的にはライブではずっと重々しいイメージに聴こえていた『涙憶』だけれど、この夏の空前の『THE伊勢正三4枚目gold』ブームで初心に戻った感がある。

4枚目に収録されている音源はおそらく映像化された『伊勢正三One heart1  session』のエンディングで使用されていた音源だと思う。あのコンサートには自分も行っていた。ゆえにとても想い出深い音源だ。

この渋谷公会堂の『涙憶』は本当に何度も繰り返して聴いた。アルバムに収録されているオリジナルの涙憶もシンプルですが、もっとシンプルな、Shoyanひとりでガットギターを爪弾いて歌っているスタイルが歌の”胸の中”そのものな気がして、曲を内側から見ることが出来るくらい近く感じた。

そんな、懐かしい憧れとともに、素直に切なくなって涙こぼれる気持ちがこの夏蘇ってきた。

しかも丸山氏との共演で更なる”今”のもどかしさ・問いかけが付加されて、『涙憶』のもっと深いところまで感じることが出来ていると、今思っている。

・・・

「その言葉・この言葉」とは、「ごめんね」なのかなとずっと想って来たけれど、どうしてこんなに頑なに双方”そう”言わないのだろう。

意地っ張りの度を超えている。

「君を傷つけた僕だけが君を癒せる」

ということは、、、この断絶の直前には彼の一方的なエゴが炸裂したのだろう。けれどケンカは両成敗・・・その彼のエゴを引き出してしまったのは、これまた彼女の無意識のエゴなのかもしれず、堂々巡りの原因のエゴの釣り針なのだ。

「そう君が言えば僕も変われる」
  =
「あっちが謝るのが先よ」

という不変の不毛。
でも、これは互いが向き合ってるからこその干渉なのだよね。

その不毛、その煩わしさ、それがそのまま平行線ならふたりの未来は成就しないし、何年一緒にいようがそう思ってしまった瞬間にふたりは別物になる。

”胸に閉じ込める”とは、胸という檻があるということ。人は自分の心の中は他とは違うものだと思っている。そして他人の心にも入れないと思っている。

けれど、

僕の胸に抱きしめることと
君の胸に埋もれることは
同じことなのだ

「何故君と出会う  その訳を
   偶然のかけら拾うわけを」

その”理由”とはなんだろうか?
運命みたいなものだろうか。
では必然とはなんだろうか?

人は自分の目の前に現れたものと対峙するしかないのだ。
それが此の世に生まれてしまったということだ。

そして人生は短くて、けんか断絶している暇などないと気づけば、何時間もかからずに目の前のもう一人の自分と微笑みあうことが出来るのではないだろうか。

「愛は時に煩わしさのためにある」だなんて超〜リアルな見解は、煩わしさとはマイナス要因ではなく摩擦熱の一種なのだと知っている作者Shoyanの先達目線なのかと感じられたりして面白くも思う。


愛に役割なんてない。

言葉に囚われずに
涙で心の檻の鍵を開けて
涙で自分と相手を貼り合わせて
涙で本当の気持ちを洗い出す・・・

「涙の記憶」とはなんだろう?と
今でも私には答えはわからないけれど
涙には心のロックを外すPasswordが記憶されているような気がしている。

だから、どんなに辛い涙でも
目を背けずにその中をよく覗き込もう
涙の根本理由に気付けたら
きっと次の扉が開くから・・・

・・・

”偶然のかけら”に翻弄され続けてきた自分でも、流す涙に記憶されてきた何十年かを今愛おしく思える。その涙が塩辛い一粒の結晶になるくらい、Shoyanの歌は永く聴けば聴くほど濃くなって私の胸の中に降り積もっていく。

心と心の一体化を考え始めるキッカケになった歌『涙憶』。今また改めて大好きです(涙)。新しい気持ちで聴けるこれからの時間をしあわせに想います。




※『涙憶』のことを書いていて人生を語るとは思わぬ展開だった。それだけ永い時間聴き続けてこれたということかな。

※※『One heart1session』のエンディングは擦り切れるほど再生して、一生懸命耳コピしようとギターと格闘した。小指が攣りそうでした(*´∀`*)。

※※※
オリジナル音源ではあのラストの氷柱の雫のような鍵盤の音も堪らないのです。(私は個人的にShoyanご自身の演奏なのでは?と密かに思っていたのですが、Key:エルトン永田氏とクレジットがありますから、エルトン氏かもしれません)ともかくも素敵な合奏であります(涙)。
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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