Nanashiのものろーぐ
こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。
"ロングランな歌"っていうのがある。
いつ聴いてもじんわりくる。
『冬の地下鉄』ってそういう歌。
いつ聴いてもじんわりくる。
『冬の地下鉄』ってそういう歌。
地下鉄はわかりやすい"目安"で、地上一層では生活が成り立たない巨大な街の証拠。地下鉄のない町に住んでみるとその線引きがよくわかる。Shoyanは"地下鉄"には思い入れがおありかと想う。交通機関名曲の中でも特に気になる歌が多い。
・・・
若さを語るのに地下とは・・・
日の射さない地下で想うことは、どこか現実(現在)的ではないのかもしれない。地下鉄の限られた空間にはどこか安堵にも似たひきこもり感があって、独りで乗っていても孤独ではない。そこに惹かれるのかな?
日の射さない地下で想うことは、どこか現実(現在)的ではないのかもしれない。地下鉄の限られた空間にはどこか安堵にも似たひきこもり感があって、独りで乗っていても孤独ではない。そこに惹かれるのかな?
でも、そのボーダーな空間を出て駆け昇った階段の先、地上には春の香りと言うけれど・・・
そこはのどかな春の野ではなく、身一つで放り出された大海のようで、様々な価値観が渦巻く無限不安の都会。怖いくらいに何でもある場所・・・。"大人"という鎧を身につけて闘わなくちゃいけない場所。都会に暮らせば毎日、鉄橋で川を渡ったり、地上と地下と高層ビルとを行ったりきたりして出勤と退社、onとoffの繰り返しで、様々な"行き帰り"の繰り返しだけど。時の流れだけは行ったり来たり出来ず、昨日が1ヶ月前に、1年が5年にと、ただひたすらに遠く去ってゆくのみだ。
若さがオトナに移行する過程。
それは還れない一方通行の旅。
そのライン上に日常が降り積もっていく。
それは還れない一方通行の旅。
そのライン上に日常が降り積もっていく。
でも、旧い路線の地下鉄でフト、あの頃のタイムラインの近くを通過する時、窓の外に青春のスライドが再上映されることがあるのかもしれない。開かない扉側の、壁の広告のように
眺めるだけで手は届かないけど・・・
眺めるだけで手は届かないけど・・・
だから、電車に乗ると人はつい何かを期待して窓の外を眺めてしまうのかもしれない。
・・・
少し、話戻して・・・
"地下鉄SONGS二卵性双生児"のような『地下鉄は空っぽ』では時の流れの存在は薄い。そして、ただ二人だけの世界だ。だって、まさに"真っ只中"だったのだから、時間は当事者である時にはわからず、過ぎてから見えるのだと想う。
『地下鉄は空っぽ』が出来た頃、Shoyanは出演されたラジオで、
「地下鉄の駅などで、若いカップルがケンカ?をしてたりして、
男の方が壁に手を突いて彼女を帰さないようにしていて、
そういう、若い光景が印象的で・・・」
男の方が壁に手を突いて彼女を帰さないようにしていて、
そういう、若い光景が印象的で・・・」
みたいなことをおっしゃっていた。
それから10年してカタチになって出て来たのが『冬の地下鉄』だ。
それから10年してカタチになって出て来たのが『冬の地下鉄』だ。
~♪ホームで誰の目も気にせず喧嘩もしたあの頃なら・・・
まったく同じ恋人たちではないだろうけど、未熟の青い実のような恋の風景と熟した後、土に落ちて次の芽を出した実ほどの時の熟成があるのが興味深い。歌を寝かせた結果・・・がよくわかる。そして、永く聴いてまた沁みてくる。素晴らしい歌だって想っている。
・・・
~♪君が僕と違うわけを
今回、一概に"男と女"なんて言い切れず(『夏の沈黙』とは少し違うニュアンス?)"運命"的なものも感じる。
・・そう、人のタイムラインはそれぞれ違う。でも、ナゼそれが交差したり併走したりするのかは誰にもわからないことで、そもそも、運命って一秒先も前もって決まってはいないんだ。時の流れは逆戻りできない一本のラインのはずなのに、レールはその先にあらかじめ1cmも敷かれていない。不定形な概念が"運命"・・・
自分がその人生の背後に敷設してきたレールの長さが今の自分を縛りもするし安定もさせる。若い頃の束縛のない転がるままの自分はいつから"後ろレール"を敷き始めるのか・・・
そのタイミングの違いが"君と僕の違い"なのではないかと想う。
・・・
1996年。
今聴くと、なんと甘く、素なShoyanの歌声…(>_<)。
あの頃のShoyanの事実全てが詰まっているようだ。
自分が知っている時間の全てが録音されているような気がする。この二曲、やっと両方リアルタイムで聴けた歌だから自分の中で比べたり想い出したり出来るのが嬉しい。
今聴くと、なんと甘く、素なShoyanの歌声…(>_<)。
あの頃のShoyanの事実全てが詰まっているようだ。
自分が知っている時間の全てが録音されているような気がする。この二曲、やっと両方リアルタイムで聴けた歌だから自分の中で比べたり想い出したり出来るのが嬉しい。
昔の歌もこんな風に聴けていけたらいいな・・・
・・・・・・・
排気ガスと雑踏の臭いの中にでも春の香りを見つけられるかどうかは、そのココロモチ一つ。
歳をとれば"失った春"は胸の中で樹脂のように固まっていたりする。でも時々、想い出に擦れて仄かに香ることがある。見えない花が香る早春のように、過ぎた春もまた記憶の中で褪せないまま触れられないのだろうな・・・
だから永く 大切に キラメキ抱きしめて☆
#2012年
プロフィール
HN:
No Name 七氏
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。
☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!
☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
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