Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。 管理者∶No Name 七氏−1.0

2025/10    09« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »11
またもや通勤の車中で聴くシリーズなのですが、私が乗っているのは古い中古の軽自動車なので、未だにCDプレーヤーで自分で編集して焼いたものを多く持ち込んで聴いておるのです。

時々、占いの気分でホルダーから無選別に抜いてプレーヤーに差し込み、ランダムプレイにしてみると思いがけない曲がかかったりして面白いのです。

数日前、大切な友人がくれた提供曲シリーズをかけました。(最近良く聴くのです)江原由希子の『心のままに』という曲がかかったのですが、これがむちゃむちゃ今の時期、帰りの夕暮れ渋滞車中にハマりまして、年甲斐もなくキュンとしてしまいました(泣)。もう何十年レベルで聴いてきた曲ですが、突然泣けてくるあの現象です。(どの現象^^;)

この歌、どことなく『ほんの短い夏』のパラレルなのだ。目線は女の子側からなのだけれど、言わんとしていることがどこか重なっている。

あと、キュンとする原因は詞だけではない、最近よく想うのです。本当にShoyanの歌の色はメロディーの可視化なんだなって。私は音楽は語れないので、感覚でしか触れられないのだけれど、Shoyanの歌のメロディーは、歌詞と同じように豊かな彩りと類稀なフィット感があると毎度痛感しておるのです。言葉とメロディーはまったく一切違和感がなく一体化しているでしょう、しかもそれが全曲!です。

「♪ah~」と感嘆符なのかと思ったら
♪秋の風の「あ」。
しかも歌い手の発声にマッチしたチョイス。
そしてこのセンチメンタルな頬に触れるような、細やかに上下する筆運びの音程。

Shoyan・伊勢正三の曲はよく詩の方を先に語られることが多いかもしれませんが、本当にメロディの天然感が素晴らしいから歌としての完成度が高いのだということを常に意識して聴きたいと思っています。


一度も泳がずに過ぎた夏、さえぎる電車のドアや映画館の暗がり、待ち合わせた夕暮れ、おやすみさえ言わずに、、、と、これは紛れもなくShoyanのタックルケース。材料は揃っている。けどでも、少し切り貼り感が馴染んでいないようで、彼女や彼の本心・素の欲求。現状がちょっとわかりづらいような気もする。押し寄せるような昂りは薄い(今はそれがキュンとするのですが)、この曲を作った頃の”Shoyanの動機”が未遂だったことが反映されているのか?

♪学生だったから
いつでも電話すると
あなたは迎えに来たわ

学生という期間、始まりの頃と終わる頃では人は随分変化する。大学生なら未成年から成年に、自分で収入を得たり、お酒が飲めるようになったり、、、人との付き合いも変化する。

彼女だけが学生だったのか、ふたりともだったのかはワカラナイ。”友達”の範疇でよかった頃が”学生時代”という庇護の中。これからは自覚しながら構築しなきゃいけないオトナ時代の始まりなのかな。

けれど、時は経っていく、それに沿って伴えないふたりの距離が、離れ始めているのか、懸念だけなのか、いややっぱりうっすら剥がれ始めているのが切ないのだ。

上映時間に少し遅れて映画館の席に駆け込んだら、彼の方は「すこしおこった顔して」なんて、まるで30年来の夫婦の旦那みたいじゃん!? こんなタイプの彼、きっと「ずっとそばにいて」って伝えたくても「そんなこと言わなくてもわかるだろ」ってそっけない愛情リアクションしそうだ。それが美学って思ってるかもしれない。

でもさ~、女子は言葉にして欲しいし、確かめたいと思うと思うのです。だって、女性にとってのパートナー選びって命に繋がることだと思うんです。肉体も精神も過去も未来もすべてわが身の中に起こっていくことだから、本能的に”確実”を求めたって、、それは罪ではないと思うのです。

でも、それが「心」の性別違いで許されないなら、それは非常にかなしいことであります・・・。

※ しかしこれが何十年もの時を経て年を重ねたりすると、性別とか立場や距離さえ超えた愛や絆、もしくはそれ以上の何か・が発生するのだとも思うのですが、 そこに至る話は永くなるのでまた別の機会に♪


付き合い始めた頃の初心にもう戻れない・って、その頃と違う、無心になれない彼女と彼の無自覚な探り合いがもどかしい・・・

無心=心のままに行動したら子供っぽいのかな?大人げないのかな?

どことなく、作者であるShoyanご自身も決めかねたまま、心もとなさのまま歌になった一曲な気がしている。

本当に、晩夏と初秋の合間の・・・名前のつけられない季節のような気持ちになる歌。激情とは真逆の、ほんのりとした若い切なさがたまりません。

・・・

元がレコード音源だからか、どこか滲んだようで暖かな耳さわりの曲。秋風冷たい複雑なさみし切ないキモチなのに、アップルパイみたいに可愛い。Shoyanがふるまってくれる定番のマチガイない一皿と思います。

こうした歌が沢山たくさんできて、何度も何度も研がれて濾されて晒されて焼き締められたりして『ほんの短い夏』のような究極曲が実るのかなと想うとロマンなのです。

そんな過程的な歌?には素を感じられることも多い。
私が惹かれるのはそういうところです♪
もうね、キリがないんですよ〜(*´∀`)。
そんなことばかり考えている仕事の行き帰りです。



☆電車のドアや地下鉄や、と想っていたら、昨年の『雨のTAXI』のカップリング『地下鉄ーメトロー』という曲の存在も気になる。どこかにあるのかな・・・いつか聴けたらよいですね。

☆☆あ、この曲もアレンジが佐藤準氏でした。どんだけ~(*´ω`*) 。ちなみに、江原由希子さん=YOUさんです。


・・・

※ここで感想を書く曲の中には大切な友人から提供された音源も時々あります。それは心通わせた友人との個人的なやり取りの範疇ということで(汗)、引用をどうかお許しいただけたらと思います。のべつまくなしにYouTubeに音源アップして小遣いを稼いだりしているワケではないので(^^;)どうかお許し下さい。
突然脱線ですが
今日の『光る君へ』は泣きました。

父上からの言葉、こんなイチ視聴者の私まで報われた気がしました。好いた相手からの愛の告白より重い。私もいつか言われたかったような、此の世に生まれた意味の裏表が融解した幸せな言葉でした。

五番目の季節を藤色で始めた主人公のこれからが楽しみです。

・・・

言の葉を自分のままに操れる才に憧れます。
(そして美文字も(^^;))

でもきっと、本当は、才は意思に宿ると思うので、キモチだけは豊かでいようと虫の声に目を閉じて意識ひろげていきたいです。

夜が少し涼しくなってきました(*´ω`*)☆
あー、、、、、

♪逢えない時間だけ 僕らはきっと
   何かで結ばれて 強くなる

に、おける『何か』とは何か、
今わかった気がする!
(今頃か!?)

今突然、しっくりくる感覚が見えたというか・・・


最初はそのまま『愛』なのかな?
と、思っていましたが、
どちらかと言うと「愛の出発点」
みたいなものかもしれません。

あ〜、全部書き出そうとすれば超長文になりそう(汗)。
とにかく今思いついたということをひとまずここにメモしておこう。




たとえそれが正解ではないとしても。

そういえば、5月からハマっている『雨の物語@1996年日清パワーステーション』ですが、この音源、後半リフレインの前の間奏の途中で、Shoyanが「ハッ」と瞬間大きく息を吸う音が収録されていて、それが堪らなく切ないのであります。“逆ため息”とでもいいたいような・・・

普通、発売されているオリジナル音源に息継ぎの音なんてそんなに明確に録音されていないだろうし、LIVEでは客席からは聴き取れないし、編集段階で消すこともできたのでは?と思うのですが、これがそのまま聴こえるというところに、あの時の一生懸命な、身一つでMusicianとしての御自身と対峙されていたShoyanの生身の空気を感じるのです。

実はこれ、この4枚組の中で一番好きな音源かもと今現在想っています。

あんなにこんなに豪華なミュージシャン参加のバンド演奏や、色とりどりアレンジの今昔の演奏音源の中で、何故コレ?と思われるかもしれませんが、『雨の物語』は伊勢正三の曲だよ・と改めて思わせてくれる、存在の底のような音源だからかもしれません。
(なので、古暦のバージョンもコッソリすごく好きです)

本当は最近のイルカバージョンありきのステージの演奏はオリジナル感薄いな・なんて思いながら聴いてしまいます(生意気)。

万民に耳馴染みのあるギター名フレーズが満載だから、演奏し易いし親切なのかなと思うのですが、私はもっとShoyanを独占したいっ( >д<)! 歌い手と聴き手の間に何も無い世界を望んでいるのかもしれません。石川鷹彦御大の名アレンジだというのに!?

自分がその時その場にいられた音源だからという思い入れもあるけれど、やっぱりギター一本の演奏は聴く方の心も裸になってしまうということです。究極的なことを言えば、LIVEに行くという行為も本心はそんな動機なのかもしれません。(たとえ何千人の客席の中に埋もれていても)

・・・と、また呆れられてしまうような勝手を書きました。ご容赦下さい♪

(♪です(笑))

軽井沢が近づいてくるにつれ、なんだかあまり具体的なことを言葉にするのが怖くなってきまして(どんだけ〜汗)、昔のことや遠いことから想ってみようかな・という次第です。

どうしても、寝ながらヘッドフォンで聴くと涙が出てしまう。いくつかのハーモニクスに想い出が揺さぶられてしまう。それはどんな涙なんだろう。自分でもワカラナイのがもどかしいまま、涙に任せて眠りに落ちるのであります。
写真投稿でごまかしているわけではないのですが、、、

今まで軽井沢でやってくれて嬉しかった曲などを思い起こしたりしていたら、 先日見つけたこの写真を思い出しました。

もう20年ぐらい前に作ったカクテルでしょうか 、写真がよく撮れたので嬉しくて保存していました。

カクテル『夕凪』

ブルームーンをアレンジして、レモン果汁の代わりにカボスの果汁を使い、干しあんずを甘く煮て沈めてあります。

我ながらとても気に入っている出来栄えです。
(*´ω`*)d


(以前もどこかにアップしたことがあると思いますが 汗)

だがしかし!

私も家人も今はお酒をやめてしまったので、 ノンアル(モクテル)バージョンの『夕凪』を考えたいと思っています。(ハーブティーなんかもいいかもしれません)

でも、酔えない夕凪なんてな〜!?(・_・;)(笑)

・・・

今日、仕事終わりで買い物に寄ったスーパーの屋上駐車場から空を見たら、 半月で上弦の月でした。懐かしい人を想いました。帰り道、 所々の家の玄関先で迎え火を焚いている人たちを見かけました。 何もしないけど、お盆ですね。

毎日毎日すごく暑いのに、生の火がゆらゆら揺れてるのをいくつも見たら、とても優しい気持ちになりました。

なごり雪 50のツアーが終わってなんとなく、私のようなものまで凪の気分なのかもしれません。昨日は 軽井沢のステージのことを夢にまで見てしまいました(汗)。なぜかホールの中に入れてもらえずに、外で漏れ聴こえる歌に感激しているというシーンでした。

この時期に聴く名曲があまりにもたくさんあるので、ひたすらそれらに浸っていようと思います。あまりリキまずに 、それこそほろ酔い加減で♪

某A新聞宇宙部のチャンネルで、Hawaiiマウナケアのすばる天文台からのLIVE中継をやっているのです。 これで今夜のペルセウス座流星群を見てみるのも良いのではないでしょうか☆彡

https://www.youtube.com/live/q3rvDXn7e18?si=cPb9oiEraxwvEXRz



これなら遠く離れたところにいても同じ流星を眺めることができる・・・かもしれない(*´∀`)♪   
ド-レ-ガ-Wダ 

今夜はそんなこと考えながら寝床にスマホを持ち込みましょう。イヤフォンで『NEVER』を聴きながら(涙)。

(でも、 横になるといつも秒で寝てしまう私なので、 一つも流れないうちに意識を失っているかもしれません(笑))

※最近空の写真多いですがお許しを^^;

コロナ規制明け一発目の軽井沢で、一曲目がこの歌だった時、とても嬉しかった。一人のあいつが死んだ切なくて悲しい歌なのに、そこには無常という平和があるような気がして、とても好ましい気持ちになったことを覚えている。


人から借りたレコードのかぐや姫の『妹』B面だった。ゆえにこれが初めて聴いたShoyanの歌声だったように思う。14歳の私には詞の内容・メロディよりも「声」が第一だった。この歌のShoyanの声が大好きになったから、私は伊勢正三の歌を聴くようになったのだと思う。その気持ちは今でも変わらない、地球上いや宇宙で一番好きな声はShoyanの声です。

そして、深い詞の世界に心奪われた。
特別な言い回しや装飾がなく、平凡な善人の日々の暮らしそのものなのに、その中に折り紙の折り目のように二度と消えない痛みがうっすら隠れているという、淡い切なさと、、新しい命の誕生という力強い時の流れの流心も同時にそこにはあるんだよ、という人生の交錯を感じたのだ。

人が一人死んだら
人が一人生まれる

とは、世の中には本当は偏りはなくて、愚痴は悼みでもあり、嫌いは可愛い・不成就は救いだったのかもしれず(でもやっぱり可哀そうな妹(涙))、、、あいつが山に還っていった日は、この暑い盛りと真逆の冬山だったのかもしれない。そんな風に、何気ない日々も本当は裏表二色で折り重ねられていく積み重ねなのだなと、人生を俯瞰で見られるキッカケの歌だった。その同じ日は二度と還らないという無常を、幼いながらに感じられたことは自分をひとつ大人にしてくれた歌でもあった。

こういう歌を素直に、スッとてらいもなくカタチにした当時のShoyanの感性の太さを今でも凄いなって思う。こういう(家族の)歌ってどうしても”狙った感”が出がちな気がするけれど(某シンガーの大ヒット提供曲とか 汗)、このイヤらしさの微塵もないイノセントなShoyanの詞の世界は、家族愛を超えて人間愛や生命愛を示してくれるわけで、そこが他のアーティストの仕事とは数歩抜きんでて高いのだ。長いことアルバムに収録はされていなかったけど、この歌を好きな人は実はかなり多いと思う。私もきっとずっと好きです。

・・・

山に還っていった彼がここに残した時間・関わった日々のことは、これもまた出来上がった折り紙のように、この家族みんなの心の片隅に置かれているのだろうと思う。

これからの日々それは変わりなく、その窓の向こうで庭の木々が芽吹いたり葉が落ちたりして季節が移ろってゆく、この頃とあの頃の距離を測りながら・・・


もうお盆休み~盆の入りですね。
トンボや蝶々の背に懐かしい人の面影を視るかもしれません。
暑くても少し遠くを眺めてみようと思います。




追記:

全然関係ない話題で恐縮なのですが、少し追記を。

先日全国ニュース(世界でも)で報じられた、とある日本の登山家お二人の滑落~安否不明事故がありましたが・・・

実はそのお二人が関わった番組や映像作品が私と家人はとても好きで(もちろん一視聴者として)、そのうちのH氏は地元のスポーツ用品店などによく来訪されてトークショーなどなさっていたので、何度かお話させていただいたことがありました。イベント後は一組づつ対面でテーブルに座り長い時間丁寧にトークされて、私たちが鉱物観察のために山に入ると言ったら「僕らがよく行く”カラコルム”って”黒い石”って意味なんですよ!」なんて話を合わせてくれる優しい方でした。前回会ったことや話したことを覚えていてくれて、今遺跡発掘で身体を使う仕事をしてますと言ったらグッズにサインと一緒に「ガンバ!」って書いて励ましてくれました。この3月のことでした。

SNSのご様子から、K2未踏ルートのチャレンジは無理しないでお帰りになるとばかり思っていました。なのに、、、もうお会いできないなんて、ショックすぎてここのところ心のどこかはポッカリと穴が開いています。命まで懸けてはいないですっておっしゃっていたのに・・・

だから、今年は、、、いえ、これからはこの大好きな歌を聴くときは、やはりどこかでちょっとだけ胸が痛くなることでしょう。

山に行って、そのまま山にいるなんて、、、そこで時を止めたお二人のことを、小さく生きている私の中で想っていくのは不思議なことだと想いながら、私はこれからもガンバるのです。

毎日車で通勤する途中に、とても古い八幡さまがある。

こじんまりとしているけれど、戦国時代からある由緒ある場所だ。毎日前を通るたびにチラっと横目で石の鳥居の奥を眺めて想いを馳せる。

狭い住宅街の中、何故かそこだけ道が広くて時空が違う不思議な場所なのだ。境内に続いて木立に囲まれた広場があって、ぽっかりあいた空間でみんながゲートボールをしていたり、夏休みに入ってからは野球帽の少年たちが自転車を数台停めてキャッチボールをしていたり、蝉の声の下で老婦人が談笑していたり、全くもって昭和なまま時が止まっている。その一瞬の絵がなんとも懐かしくて、ここのところ毎朝『夏純情』を聴きながら出勤しているのです。

もう立秋を迎えてしまったけれど、お盆くらいまでは夏祭り宵祭り感ということで、また少し思うことを・・・
・・・

またもやこの歌を最初に聴いた時から・なのだが、どことなくジャパンアニメーション的だなって思っていた。(というか、アニメの方が伊勢正三の歌に追いついてきたのだ)

計算しつくされて、どんな動きにどんな評価や反応があるのか見据えたうえでのはずし技・王道のセンチメンタル・・・そして美しい精細な描写。それを視覚の一切ない、音だけですべて上映してしまえるShoyanの真骨頂を痛感していました。

なので、聴くときはいつも脳内で絵が動いていくのを追っていたのですが、ここのところまたいくつか新しく想うことが発生。覚え書きしておきます。

・・・

♪紅い帯・・ゆらり(・・ユラリ)

の帯だけれども、これってもしや兵児帯(へこおび)なのだろうか? ちょっと前までは女性だと兵児帯は子供の装いというイメージがあったので、「この歌の彼女は何歳くらいなのだろう!?」とフト思ってしまった。兵児帯なら小学生?かと思って「んんん???」と悩んだのだけど、今はオトナ向けのオシャレな大ぶりの兵児帯が普通にあるそうで、中学 高校生でもおしゃれに着こなしているのでしょう。そっちかーと納得しました。

でも、薄紅の浴衣に更に紅いユラリ帯だなんて、彼女の自己演出ならナカナカの直球!?それとも母親かおばあちゃんか、「こっちのほうがカワイイよぉ」って可愛がられているのかな・・・誰が選んだ浴衣かなと。母や祖母の地味な紺の浴衣を着ていた自分をフト想い出し・・・

しかしその一方で彼は制服なのだ!
こんな勝負場面で制服とは?

部活を早く切り上げてそのまま直行で待ち合わせたのか?
いえいえ、きっとこれには「♪着てゆく服選んで迷う時ほど・・・@傘の雫」という事案があったのではないかと思うのです。どちらかというと彼だってキメて行こうと思うほどのお祭りデートなはずなのに、、、自分を意識しすぎて特別な自分になるのがためらわれて、結局、見た目いつもの自分でいくことになっちゃったのかな~と、フフフと思ったのです。

♪制服 胸のポケット 
 ペンのインク 滲むハートになるんだ

胸のポケットに慌てて挿した万年筆のキャップも、カチっと締めないから外れてインクが滲んじゃったのか、”心ここにあらず”なここ最近の彼の様子が伺えて、ただ彼女へのキモチが胸元に滲むだけでなく、彼の小さな混乱が可愛いと思うのです。

ノック式の水性ゲルインキペンの芯が出たままだったのか 、とも思いましたが、やはりここは少しノスタルジックに万年筆で想像してみました。

♪風を切れば 風の音が聴こえる
♪夢ひと夏 空蝉鳴く ・・純情

以前も書いたのですが、ここからひとつ場面が違うようで、後から追加されたのではないかと思うようなニュアンスを感じるのですが、それはひとつではなくふたつ、いやみっつある。

この大人世界への仄暗いトンネルをくぐるような宵祭りを、初めて君と過ごして後日、何があったわけでもないのに、新しい自分が産まれた彼の、その滾る心・逸る心の疾走を感じるのです。夏空の下、白い入道雲より白いシャツに太陽の光をものともせず、何も恐れず自転車のペダルを無心に漕いで風を切ってゆく、その青春の最初のページを吹き抜けてゆく風の音かと思うのです。その場面転換に、聴く者は伊勢正三の歌の世界の大きさ寛さを感じてまた心委ねられるのです。

そのハモニクスの風の音はやむことなくそこで響き続けているのだけれど、、でも、年月はそれを遠ざける。そこから遠く離れて今現在、 青春は手元でその想い出という脱殻となってカラカラ音を立てる。それが空蝉の鳴き声なのだと、近頃になって想うようになった。

赤トンボはツツーっと飛び立ってすぐに見えなくなったかもしれない、でも羽化して長い人生という空に揉まれ傷つき汚れて強くなった自分の、握りしめた拳の中で、今も壊れずある夏の蝉の抜け殻は、”不変の純情”の容れ物として、誰でも死ぬまで密かに持っているものなのかもしれない。

エンディングのギターソロはまだ今からの未来。人は生きなくてはいけない、純粋だけでは進めなかったとしても、いつかきっとまた同じ風の音に出遭えるよ・というラストの再びのハモニクスがとても切なくて、暖かい目的地の音なのです。
純情~♪

・・・・・

『冬の恋~』『夏純情』『秋の葉の栞』とあるのに、『春』がなくてさみしいと思っていたけれど、『春の流星』で四季が揃った気がして嬉しい。

Re-bornからアッという間に早5年も経ってしまったのに、毎日聴いて毎日想うことが湧いてくる。Shoyanが超絶的な集中力で、限界以上に込められるだけ込めたその想いの量を、改めて今痛感しているのです(憧)。


2024年の暑過ぎて震えるこの夏に。 

七氏


※軽井沢大賀ホールのライブ映像などで岩井さんのエレキギターを聴くと、普段Shoyanご本人のギターはどれだけタメて引っ張って込めて弾いておられるかがわかる。岩井さんはきっちり100%の職人技、でもShoyanのギターは100個のマスに130個の音が入っている。そんなの不可能?
いえいえ、それが二つのスキマなのであります。
(*´ω`)v


長い石段はないですが♪
実はこの八幡さまの敷地横の地下には黒曜石の鏃がビッシリ埋まっていました。何千年も居心地のいい場所だったのかもしれません。

プロフィール

HN:
No Name 七氏−1.0
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!

☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
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