Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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☆その1

2023年9月9日(土)
軽井沢大賀ホール 16:30開場 17:00開演
☆伊勢正三 Summer LIVE 2023 ~ほんの短い夏~


※今回、後日テレビ放映があるそうなので、正確ではないこと多々判明するかもしれませんがご容赦ください(汗)

☆曲目

1.夏純情
2.イノセント・ノベル
3.あの唄はもう唄わないのですか
4.冬京
5.雨の物語
6.海岸通
7.渋谷川
8.雨のTAXI
9.22才の別れ
10.涙憶
11.小さな約束
12.冬の恋
13.春の流星
14.ほんの短い夏
15.秋の葉の栞
16.moonlight
17.月が射す夜
18.君と歩いた青春
~アンコール~
19.風の日の少年
20.ささやかなこの人生
21.海風
22.なごり雪
~再アンコール~
23.汐風



前日、関東から東北の太平洋沿岸は台風の影響で荒れたお天気になり、線状降水帯が発生したり河川の氾濫で交通網も混乱していたのですが、当日の軽井沢は影響も大きくはなく無事開催されました。現地は濃い曇りで非常に湿気が多く、大賀ホールの芝にも露がまとわりついてサンダルの足元を濡らすほどでした。この夏の酷暑を思えば、久しぶりにしっとりとした空気で非日常感がありました。

会場内では発売になったばかりの『STILLMORE』が限定グッズ付きということで、長い列に並ぶ人がたくさんいてすごく活気がありました。あと、ロビーの片隅にプレゼント受付函が設置されていて、付箋に氏名を書いて投入できるようになっていました。バースデーライブ以外の会場でも毎回設置されるといいなと個人的には嬉しく想いました(ファンレターの宛先不明でも安心ですネ)

・・・

☆開演

Cエリアの右側中ほどの席に着き、何とかShoyanのマイクの位置を確認。こ、今回はステージ上にドラムセットがセッテイングされているではないか!!と、緞帳のない大賀ホールならではの丸見えイントロダクションに家人と興奮する。2020年1月以来の参戦となる家人はここですでに目が輝いていた模様です。

客電が落ち、バックのミュージシャンが揃うと細井さんのシンセでオープニング。そこに水色の模様の開襟シャツに白いボトムのShoyan登場!!
爽やかな風のようなソーダ水のような、夏を纏った佇まいが初っ端から素敵☆

※後にGUCCIのシャツと判明、小さな星の模様がたくさん入っている愛おし気なシャツだった
(*ノωノ)☆彡☆彡☆彡

早速にMartinD45を抱えて『夏純情』。

んん~♪ドラムが入っていきなり迫力の幕開け。Shoyanはとても調子よさそうで、自分が観た4月のステージの最高な感じが持続しているなと一曲目からパァーっと開けた印象でした。Shoyanの間奏ギターソロも強くきらめきまくっていたし、♪ここにとまれ赤トンボの純情~で右手を指差しジェスチャーしたり、ノッてるなShoyan、と嬉しくなりました。

大賀ホールのモコモコサウンドは相変わらずで、今日はドラムのインパクトもあって重なり合った音の中でやはり声は聴こえにくいのですが、その分春名さんのSaxが歌の合間に絡んだりして、いつもと切り口の違うサウンドで良かったです。今回は通して春名さんのオシャレSaxの出番が多く、聴きどころ増し増しでした。

ここでShoyanが真っ黒サングラスじゃないことに気付き(今頃か)、濃すぎず薄すぎずのブルーグレイのグラスがすごくお似合いで素敵でした。(べるがの初回を想い出し涙)

D45のまま『イノセント・ノベル』!
SaxのイントロにShoyanの落ち着いた声で入る。いつもより少しだけゆっくり目のテンポ?で、♪きっと恋は・・・などは、季節の花の和菓子の練り切りをひとくち・みたいな感じのしっとり感があって、走ったりせずゆったりとしていた。Shoyanはギターを下げたまま左右に揺れてスウィングしていた。歌い終わりに早くも会心の笑顔が出たように見えました。

MC

「えー、軽井沢、もう十何年目?この大賀ホールの前には山梨県のべるが、、名水公園でやはり何年もやっていたのですが、、、こんなわざわざ不便なトコロにみなさん御苦労サマです・・・」

と言いかけて

「あ、こんな言い方は上から目線になっちゃう(汗)、、」と、

改めて 「アリガトウ♪」 とのお言葉。

ここで、恒例の?会場に参加来客の都道府県調査に(笑)。
「とりあえず長野県内から・・・」と、客席から長野の皆さん拍手。
次に山梨新潟を加え、ナゼか埼玉・神奈川・静岡も加えようか・と謎の調査。
どうやら「昔は僕のライブはフォッサマグナといわれるエリア=大地の裂け目でやることが多くて、辰野町とか行きました」ということで、思い入れ?のあるエリアだからの調査だったようです。

「あの頃、みんなが聴きたい曲をやらなかったんですが、それは~(その頃共演していた)佐藤準という奴がワルイんですw」と、マニアックな選曲を準チャンのせいにするShoyanでした。

※でもあの頃だってちゃんと22才の別れ・なごり雪・海岸通・雨の物語・置手紙・ささやかなこの人生・海風あたりは毎回演ってくれてたので、今とあまり変わらない気がしますヨ(笑)。

で、それがこういう曲のなのか?と思う『あの唄はもう唄わないのですか』。はLLカスタムで。
楽譜をガン見しながら慎重にドップリとした歌い口に、なんとなくShoyanの今日の自意識を感じる。ドラムのシンバル?の音が雨の道の水撥ねのようで、パシャンパシャンと足元が見えるようなリアリティがありました。

ここで1カポに付け直して念入りなチューニング。スタッフにヘッドにつけるチューナーを持ってきてもらって更なるチューニング。ひたすらチューニング。

「なんでこんなに集中しているかは後で言います♪」と、「軽井沢に来て、朝、散歩したら地面が湿っていて、台風でギターもだいぶ湿ってて・・・」と、確かにこれはかなり影響ありそうだなと私も思いながら更なるチューニングを見守る。そしてなるほどの『雨の物語』。

横からのように見えるピンなライトに肩をすくめて歌う姿がそこだけ切り取られて、小さな劇場での一人舞台のように見えて切なかった。ここではドラムやギターの音が少し重い感じがした。

※実は歌に入る前に、チューニングにやや苦慮をしているShoyanに、脇の岩井さんがエレキギターで一音投げたのですが、それがまたイイ雰囲気の音で素敵~と思ったら、Shoyanがすかさず
「イイネ、、、今のアドナイン♪」とおっしゃっていたやり取りが良きでした。add9・・・オシャレ☆

またD45に持ち替えてそのまま『冬京』。
なんとここではリードギターの音がとても小さくて、せっかくの熱演が聞こえづらかった。細かい音が埋もれてしまい、艶感や芯の音が生の客席には届いていない気がしてチョット残念。自分の席は7列目でしたが、すでにここで音がモヤっていました。でも、歌はたゆみなくこなれていてスムーズだし、見える手元の動きは凄くカッチリと力強く、音以上の音が出ているのだろうなとわかりました。カッタウェイではないMartinの、高いフレットの際の際まで攻めるお姿が、とてもカッコよかったですShoyan。離れていても9フレット目のアバロンがまた紅く光っていて見えて感激。綺麗~☆


歌い終わり、Shoyanは微笑んで椅子に座る。
また念入りなチューーニング。今日はホントにこまめなチューニング。
またゆっくり目で始まる『海岸通』。ここまで王道中の王道。だがしかし、2020年以来の参戦で隣に座っている家人は今回この海岸通は「このテイクは神さまに奉納する完成度!」とコメントするほどひとつの高みを極めたような万感な感じがありました。このあたりの安定感、凄かったです。今回こういった弾き語り系の曲はとてもよく聴こえました。

ここでメンバー紹介。
ギターの岩井さん、パーカッションとSaxの春名さん、キーボードの細井さん方を先に紹介。ドラムスは「今日は思うところあってゲストミュージシャンを・・・」と、"初代シュガーベイブのすごいベテラン"と野口明彦氏の紹介。※アルバム『Re-born』のレコーディングやセンチメンタル・シティ・ロマンスとの共演でもご参加されていましたね。

また、音調整のためにそのドラムのセットとパーカッションのエリアを区切っている屏風のような透明アクリルのパネルの説明を「檻に入ってるわけではなくて(笑)」なんて説明されていました。

ここで数日前に発売になった「『STILLMORE』を今日会場で買うとチャームがついています」と、特典のアクリルチャームの告知をして、またまた長ーいチューニング。そして合間に急に♪ん~~~~っと鼻歌を。

「ではSTILLMOREから・・・」と『渋谷川』。

イントロは岩井さんのエレキで始まる。
Shoyanは椅子に座って慎重に楽譜を見ながら超囁きな低音でそっと力強く歌ってくれました。
ものすごくよく丁寧に口を動かして

♪ぅ私の涙を~
♪離れてしまっても~ぅ

の小さな「ぅ」が大活躍の、思い入れ深いパフォーマンスでした。
Shoyanの♪Wow~に被さってくる岩井さんのエレキギターもたまらなく、伊勢正三の現在の円熟味をたっぷり魅せてくれた熱く泣けるひとときでした。Shoyanご自身も歌い終わって上を向いて天を仰いで「ふぅ」と一息吐かれていたのが印象的でした。とても丁寧で表情が凄く豊かな渋谷川だったと想います。

「♪招き入れた~」というフレーズに、『東京1975』の「♪そんな時いつも東京は僕の肩を叩き~」を想いました。なので、歌詞の順番も含めShoyanが歌うバージョンのほうが私にはしっくりくるように思います。

ここで、この『渋谷川』に関するエピソード。

・「この歌は前にやなわらばーに書いたんですが、STILLMOREを聴いてもらえばだんだんと沁みると思います」 (※ちょっと聞き取れず内容違うかもです)

・「この歌のきっかけは東京オリンピック(2020)で、渋谷川は一時蓋をして暗渠になって地下に埋まっていたのですが・・・」(※その際の再開発でまた地上に姿を見せた)

・「渋谷川は古川とも言って、この支流には宇田川町の宇田川、代々木のほうには唱歌『春の小川』の舞台になった川もあります」

・「オリンピックですごく注目されるだろうな~と期待して作ったけど全然売れませんでした(苦笑)」

などと、衝撃の本音もポロリ。

・「そういうアザといキモチがあったらダメなんです」

と、省みられていました。
けれど私は今回のSTILLMOREな『渋谷川』はとってもイイと想っているので、ここで生まれてヨカッタと思いました。

トーク続く、

・「でもそれに目を付けたのは『神田川』の喜多条忠さんです。♪星が~綺麗ねとっても~青い星・・・のキタジョーさんです」

と、同じタイトル『渋谷川』という喜多条忠氏作詞の歌があることなど。

・「歌を作る側は音を作る”動機”やワクワクがあるわけで、音楽にはいろんな側面があるんです。で、ちょっと冒険を・・・STILLMOREよりもっとMOREな・・・

と、ここで何かに気付かれたご様子。
実はここまでMCで『STILLMORE』のことを『Re-born』とハイブリッドしたフレーズでおっしゃっていたみたいで、

・「あ、『STILL-born』じゃない!!ずっとスティルボーンで言ってた、STILLMOREです(滝汗)」と訂正。

でも私にはモヤモヤっとした音でそれまで良く聞こえていなかったのでおkです(*´ω`)。

で、気を取り直して、

・「今からボクにはもっとMOREがあるんだ・ということを・・・」

と、「音譜を見ないとネ」と譜面台に目を落として

・「雨のTAXI・・・」

と、ぽそっとおっしゃって未発売の幻曲『雨のTAXI』※1が始まった。

!!!!衝撃でした、ここでこの歌が来るとわっ
うろたえて頭真っ白になり、とにかく歌詞歌詞っ!※2とメモるのですが、前述したように私の席からの音がモワモワで言葉は半分くらい聞き取れたかなという感じです。でも、ドラムも入ってメッチャBeaty?な、ちょっと歌謡曲っぽいBossaな感じで"夜の伊勢正三"キター!と思いました。そしてやっぱり"雨の伊勢正三"もキター!と、春名さんのオシャレSaxと座ったまま身体を前後に揺らすノリノリのアダルトShoyanにヤラれた~とわなわなうろたえていました。色っぽくてもっと聴いてみたい私の大好きなカラーのメロディでした。雨のBossa調は堪らんのです(赤面)。どこかで、、どこかでいつかもう一度聴きたいと願います。

※1
この『雨のTAXI』は津久見出身の歌手川野夏美氏に提供され2020年10月ごろに発売の予定だったようなのですが、発売延期になりそれきりになっていた曲と思われます。C/Wに『地下鉄ーメトロ』という曲(こちらがメインだったかも)もあるようですが、シングルCD予約サイトなどは発売延期の告知のまま更新されていません。
すごく気になっていたので今ここで聴くことができて非常に非常に感激しました。
去年ここでこの歌のことチョットよぎったよな・・・と、二つのスキマを実感しました(謎)。

※2
歌の内容は示唆というよりはatmosphere・・・噛みしめるというよりは口あたり・・・構築よりは切り取り・・・のような、ちょっと刹那的な危うい恋が見え隠れする、雨の六本木シリーズNo.3爆誕でした。聞き取れた歌詞も短く、なんとなく本編もあっという間で、もう少し具体的に状況を掘り下げてみたい恋に興味津々です。(自分の中では『虹のピアス』みたいな曲調として覚えておこうなどと思いました(だいぶ違うケド汗)

※※スミマセン、一回聴いただけなので勝手な憶測的なコメントです。お許しください。


で・・・歌い終わった後、

・「ヤッちゃった・・・(照)」

と、ニッと歯を見せて未発表MORE曲披露に、はにかむShoyanが素敵でした。
もっともっとヤッちゃって欲しいと思います。
そして会場内左右を指して、

・「今日はたくさんのカメラが入っていて、だから、、今日は録ってるわけです」

と、チラシ(私もチラシと言うてしまう(笑)フライヤー)に記載の秋ごろのテレビ放映の告知が。なのでチューニングも細心だったのですね。

※ホームドラマチャンネルで11月に4月の東大阪の分と合わせてライブ映像放送だそうです。
・「ですから、声援をお願いします♪」などとおっしゃられて、客席から老若男女様々な沢山の掛け声が飛んでいました。

ここで立ってLLカスタムをかけるとギターの岩井さんのほうを真横に向いて一礼。スムースにそつなく『22才の別れ』が始まる。テレビが入っているならなおさらの代表曲盤石の演奏。岩井さんは12弦、キーボードの向こうで首を左右にかしげて振ってる細井さんが可愛らしく、軽やかに進んだ22才の別れでした。ただ、やはり録音の都合かShoyanご自身のギターソロの音が小さく、ちょっともどかしさもあった気がします。
♪わかがまま聞いてくれるなっらっ~ と、ワンポイント入ってる感じがヨカッタです♪

ここで紙コップの水分をゴクゴクゴクとお飲みになりまして、LL1カポで『涙憶』。
ここではかなり顔の表情を作って(表現として)歌うことをより意識されているようだった。フレーズの語尾の部分がロールしたり、今日はどの歌も歌の端々にかなりの思い入れを感じるのでとても嬉しかった。ドラムスの入った涙憶ってあまり聴く機会がなかったので、とても面白くて"ゴージャス"だなって思いながら聴いていました。

ここで、歌い終わって、ステージはバックミュージシャンの4人に預けてShoyanはいったんお着換え退場となりました。

・・・

☆その2につづく
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No Name 七氏
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女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!

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