Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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『Re-born』のジャケ写を眺めながらフト想う・・・

♪風の街で 
 帽子を押さえながら 
  ほら 笑ってしまうでしょう?

って、また今そう言われてるみたいに、
フッと口角が上がってしまう。

それは、

♪負けても楽しいジャンケンみたい

に、
「わー!飛ばされなくって良かった~♪」
「わー!負けちゃったよぉおお♪」

の♪なカンジ。
無邪気な、Wow!
その直後を想うワケ。
・・・・・
さて、以下その『笑顔』のこと少し書いたものをまとめて載せておく。発売当初の2011年10月と2012年の5月に書いたものだ。なんとなく今思い出したので掘り起こしてきた。


その1 ☆言葉のベッド

『笑顔』は先にネット上で歌詞が読めたので、知ったのは歌詞が先だったけれど、"歌”って初めて聴く時はメロディーが先に耳に入ってきて、胸の中に言葉(フレーズ)のベッドを作るんだ♪
そうして、歌詞を受け取ってゆく。

何度も何度もこの歌だけ繰り返して、根本的に何かがほどけて、とっても楽になっていく気持ちを覚えた。独りじゃ変えられない気分。Shoyanの音がそっと手を添えてくれて・・・嬉しかった。

音の順序を覚えていくうちにどんどん泣けてきた。予想より遥かに多くの涙が出てくる。こんなに泣けると思っていなかったんだ。

音が、メロディーが心地良くて、言葉はまだ覚え切れないのに何か伝わってくるものが大きくて、心の水位が急上昇して溢れそうだ。

不思議とShoyanご自身が歌ってる声が聴こえてしまい、「ヴォーカルでは参加してないよね?」と確認する。まったくの気のせいなのだけど、何故か聴こえてしまうんだ(妄)。Shoyanの最近のギター、本当にノッてるなぁ(*´∀`*)若草の匂いがするヨ (涙)。

Shoyan・・・
音楽って素晴らしいです。
言葉より先に"音"がまず、私を慰めてくれてる。それってすごいことだ・・・。想像以上の大きな・暖かい愛情にまず"感触"で包まれる。そして心が耕された頃に言葉の種に気付く。

~時がいつか 悲しい景色を選んで 
 塗り変えてくれる

~空が泣きそうな時も
 花には歌が聴こえてる

~風の街で帽子を押さえながら
 ほら 笑ってしまうでしょう

どれも何気ない言葉で出来ているけど、紛れもないShoyanのまなざし!大好きなフレーズ。素材の味だけで楽しめる温野菜のサラダみたい。聴いたあとに心と身体がすべて開くような、優しい寄り添いを感じるんだ。(例えそれを他のアーチストが歌っていても)

この感触がShoyanのラブソングの基本なんだと想う。ダンスの時にスッと伸ばした手をとる相方の呼吸、それをよく感じられるのが『笑顔』なんだ。

2011年10月13日

・・・・・・・・・・

その2 ☆笑顔の下描き

Shoyan・・・
~涙の分だけ 笑顔に会える
と言うことは、やはり

「笑顔の分だけ そのバックグラウンドには涙もある(かもしれない)」

ということですか?
私はそう想うんです。

花にとっては恵みの雨も、やはりもう一度裏返せば、そんな校庭の片隅で、ずぶ濡れで泥ハネに泣く子がいるかもしれないと・・・

そんな、この歌の持つ"白と黒"みたいな部分をわざわざひっくり返して考えてみる。だからこそ、今余計に好きになって・大切になって、発売された頃とは少し違う聴き方を繰り返している。

~時がいつか悲しい景色を"選んで"塗り替えてくれる

ならば、ずっと続いて現在進行形の悲しみはどうなりますか?

"時"というのは、その出来事が後ろに去っていくからある概念で、「時が経つから、流れるから解決に向かう」のだと思う。

"失恋"というクサビから一時間一週間一年十年と時間が過ぎるから、悲しい景色は塗り変わっていける。でも、ずっと継続して降り注いでくる悲しみや苦しみに対して、時は何をしてくれるのだろう? と、そう思うのです。

例えば、ものすごく具体的に言えば、親に愛情をもらえないまま虐待されている子供や、会社の経営が苦しくて逃げ出したい人、でも仕事をしなくては家族と自分を存続できない、働いても働いても身体が傷むばかりで貧しさから解放されず、"生きるために死にそうになっている"人。それこそ、もっと広く目を向ければ、何十年も続く戦争や飢餓が日常になっている人たち・・・。本人がどんなにどんなに頑張って耐えても、他者から流れ込む汚れた波で溺死寸前の人がいる。そういう人たちに"時"は存在するのだろうか・・・。時の流れが止まった世界で、悲しい景色が塗り変わることはあるのだろうか?人一人が生きている一生の間に、間に合うのだろうか・・・と。

そういった"時の解決"は、悩みや苦しみの波を潜り抜けた人だけに訪れるものだとわかってはいるけれど、今、いつまでも限りなく押し寄せる苦しみの波の中で、追いつめられている人は沢山いる。その人たちの笑顔って、どうしたら得られるのだろうと、この歌を聴きながら想うのです。

だから、この歌を何度も聴いていて想ったのは、もしかして、今のShoyanでさえもまだその歌や言葉に託しきれない重い何かが、今の世の中に澱み降り積もり続けているのじゃないかと・・・
そんな"未解決"にも気が向いてしまうのだ。

でも、この『笑顔』という歌は、そこに立ち向かう"基礎体力"を養うための歌なのかもしれない!と、そうも想うのだ。

 希望を忘れずにいるためには
 どうしたらいいの?

ということを、とても優しく、何気なくメモってくれたShoyanの歌だと想う。特別な言葉や凝った言い回しもなく、情熱や甘美なアクションもないのに、ずっとずっと日常の一番奥底で鳴り続けている胸の鼓動のような歌だなって想う。

発売から少し時が経って、日に日に気付くこと、想うこと・・・アル。やはり、ひとつの歌を永く聴くって大切だ。

・・・

「相変わらず君は物事を難しく考えすぎてるネ?」

と、自省もあるけど、『笑顔』は本当にいい歌だ。聴けば聴くほど旨味が増えて聴き手の心が潤ってくる。磨耗するだけの時の中で、悲しくとも・・・でも、人(他者)の笑顔に会えるなのなら、自分が涙を抱える甲斐もあるかもしれない、そんな風に想えば、もう少し楽になるかもヨ?と、ソッと支えてくれる歌。

心の笑顔は自分のためだけでなく・・・

Shoyan、永く聴ける歌をアリガトウ!


※トワエモアは本当に歌が上手くて、 お二人ともとても丁寧に歌われるから、 付加される衣が本当に厚い。 聴いていて心地良い。 大切に歌ってくれて嬉しいと思うのでありました。

2012年5月27日
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伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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