Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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この歌、何故"Yシャツ"なのだろう
そこがイインダケド・・・

夏の海辺なのに・・・
そこは解放的な"遊びの場所"なのに
Yシャツは堅いお仕事の象徴?

ナゼ、そのいでたちでここにいるのだろう
その”帰る人たち”のこと?
それともそこに自分も含まれる?
仕事帰りなのか、仕事の途中なのか・・・
ちょっとだけ日常から寄り道したのかな。
陽やけのあとは遊んだ時間の名残り?
それとも日々の営業仕事の半袖のYシャツ??
それともやっぱり仕事を終えて帰宅する、家路につく人々たちなのかな。

「湘南"へ"帰る人」たちというのも面白く、普通は海で遊んで湘南"から"帰る人が多いのでは?と思うのだけど、この構図が湘南という土地を裏側から見ている感がしていいのだ。少し醒めている心が落ち着いたスポット。そしてこの歌のあやふやさで白昼夢ぽくていいのだ。

「~夕陽に間に合えば」だから白昼ではないのだけど、そういうガラス瓶の中のような心地良い距離感がある。

・・・

鎌倉あたりは駅や海からすぐ近くに住宅街があるし、横須賀線や江ノ電の他の駅から降りてまだ陽の残る路地を家路に着く人々のことかもしれないネ。

そんな"優しい日常"には溶け込めない独りの行き先は、家路を離れて国道134号で境界になっている海。

海辺は自然の一部だから平等なんだ。
マイホームも学歴も営業成績も借金?もそこにはない。そして、黙っていても時間は巡って太陽が沈んでいく。自分が無意識に疲れちゃって動けない時、、自然て優しい。代わりに降ってくれたり吹いてくれたり咲いてくれたりする。

この彼の「もう若くはない」キモチを、慰めて黙ってやり過ごしてくれる。『夏』なのは、次は秋だからなんだね。

・・・

この歌を作られた当時はまだ日本がシンプル?だった頃?スマホを見ながら俯いて歩き回る人もいないし、外国の観光客もそんなにはいなくて、大きな重たい写真機を首から下げたお父さんと麦わら帽子の子供たち、娘さんたちはビキニで日焼けが推奨されていたような、そんな黎明の夏だったかもしれない。

この歌にそんなに具体的に何か意味を深く籠めた訳ではなくて、本当にサクっと、スッと切り取った甘酸っぱいワンシーンなのじゃないかと思う。その甘酸っぱさは色褪せずにここまできましたね、と永い時の波を繰り返しを想う。

 ♪~ただ それだけのこと

この「ただ」という短いサウンドに籠められる重さ。海辺のそよ風にめくられそうになる記憶の薄紙を、そっと押さえる文鎮みたいに、Shoyanは気持ちを籠めて歌う。
このワンフレーズはとても大きい。短い言葉なのに、、日本語って面白いと思うのだ。

・・・

今改めてオリジナルの音源を聴けば、丁寧にストリングスが入っていたり、Shoyanの声はユニゾンになっていたりして本当に柔らかい。

間のアコースティックギターは網戸をツンツンするような夏の音がするし(謎)、エンディングにはエレキギターのノスタルジックなフレーズ。波の音に溶ける白い泡みたいに、聴く人の胸に同化していく終わり方が甘く切ない。

2000年代になって21世紀になってからのほうがこの歌を好きになった。コード進行も超複雑でなかなか馴染み難い印象もあったけど、今はこういう"絵ハガキ一枚"みたいな歌が好きだった。
 ※追記後述

・・・

しかし、何度も言うけど湘南カンケイもまた軽井沢と同じ様に私には痛み甘い場所で・・・苦くて辛くて楽しい色んな想い出がある。

ただこの歌は更に昔過ぎて、自分の想い出は歌の中にはナイ。今聴いても慰められることの方が多い。大好きだった湘南の海の匂いと波の音だけここには残っている・・・こういう歌を作っておいてくれてアリガトウShoyan。今、とても暖かい心の拠り所になっています(感謝)

※そういえば、Shoyanは、Yシャツ着たことあるのかな・・・?(´∀`)


Shoyanご自身にとっても、きっと最初は憧れの地湘南。それをすっかりご自分のホームのようにしっくりと歌にしてずっと大切にされている。なんとなく今、ご自身でも気持ちの拠りどころになっている歌なのではないだろうかと感じるのだ。

せめて同じ海を私も見つめていたいと思う45年後であります(涙)。

・・・

※追記

でも最近、毎回毎回毎回の演奏でチョットしつこいイメージに替わりつつあって、離れそうな気持になりそうだったのだが(汗)、、、でもでも、また更にここに来て、今の年齢とパフォーマンスのShoyanにはピッタリだし、その安定感は今のステージに必須なのかと思うようになった。

これは永久欠番のような、背番号『3』みたいな歌なんだと思うようになりました。

自分もいつかそんな境地になれそうだと想えたので、まだまだ何千回も聴きたい親しい歌です(愛)。

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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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