Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

2025/08    07« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »09
※セルフカバーアルバムが発売されたころに書いたものに加筆。

・・・

以前どこかで、アルバム『メガロポリスの錯覚』の頃のShoyanのヴォーカルが好きだと書いたような気がするのだが、そのアルバムの中でも、特に『WRONG TIME』の歌い方が好きだった。こういう歌い方、もっとして欲しいと想っていた。あの、低く底の方を浚っていくような囁きはISE SHOZOの"裏魅力"というか・・・私の密かな発見だと思っていた。

そして、あの頃から随分時が経ったけど、今回、セルフカバーのアルバムが出ると聞いた時やっぱり

>今の正やんには
>優しく、甘く、柔らかく・・・そして時々スパイシーに・・・
>声を置くように歌って欲しいのだけど・・・

と、想った。

今、そんな永かった願いが更に甘さを増して叶った気がしている(涙)。

というか、私の"願い"だなんて不遜だ。Shoyanの現在のNaturalがそうなったのだとしたら、そこに、自分の心が偶然寄り添えた・・ってことなのだろうと思う。

・・・

『渚ゆく』に関しては、思い込み全開でしつこいほどのキモチを書きたいと想う。歌の内容・言葉の意味などは今は置いておいて、感じたことを好き勝手に(ほぼ妄想で)残したい。

手にして以来、毎日毎日聴いているけれど、その歌声はもう、それ以上を望ませないほど最高に、最高に"私にとってのこの世の音の全て"だった!私が伊勢正三のことを何故好きなのか?という、原点が解禁になったような現象が起きている。 ※そしてそれはRe-bornで倍々に開花したのですが、それはまたいつか。

とても独りよがりな受けとめ方だけど、やっと、隅々までのその"Shoyanの音"と一心同体になれた気がしている。こんなに一体感を感じるヴォーカルって今迄他にない。

俗っぽい意味ではなく、本当に・・・素肌や身体さえ通り越して、互いの胸と胸の中が溶け合ってひとつになれる愛のヴォーカルだと思うのだ(涙)。

こんなにも聴き手に寄り添える歌を歌うことが出来る今のShoyanを心の底から尊敬するし、その胸の内をそこまで解放できる潔さ・懐の深さ・愛の深さを想うと、心の芯から熱い震えがくる。どこか、胸の奥の目に見えない遠いところで、奏でるものと聴くものはすべて繋がっているのだと・・・

 ソンナ オモイコミ ユルシテ クダサイ…

クジラが使う海の"サウンドチャンネル"みたいに繋がっているのか?
いや、それ以上にソコとココに"同時発生"しているものを如実に感じさせてくれる。それは眼に見えないしカタチのないものだから、証明するのは普段は困難だけど、同じく目に見えない「声」に「想い」を込めて繋ぐ・という作業を、今回Shoyanは実現したくて、このセルフカバーアルバムを作ったのではないかしら、なんて想ったりする。

目に見えない「声」というものの情報量がいかに多いものなのか・無限かと言うことを、Shoyanは今回の『渚ゆく』で証明してくれたんだ。40年以上も"音楽という悦び"と自らの感性に誠実に向かい合ってきた伊勢正三と言う人の真っ直ぐなまなざしなのだと思う。その動機を思うとこのセルフカバーの音源がどんなに濃くて愛おしいものか・・・感激で胸がいっぱいになって、言葉より先に涙が出る。

・・・

今回、この『渚ゆく』が一番生まれ変わり度が高いようで、新しい情報いっぱいなのが嬉しい。

この骨太なロマンチシズムが新鮮。"Rock Bossa"って感じがイイ☆ 新しい愛の強さを良く示してくれてるこの"ロマンチックにノれる"アレンジがとても素敵。

81年オリジナルは朦朧体ニュアンスが濃くて、当時流行ったリゾート画みたいな少し線の細い優しい色合いだったけど、今回は下地にキラ(雲母)を塗った岩絵の具の発色みたいで、そこに程よく吐息が沁み込んだ筆のようにShoyanの声が言葉を置いていく・・・何度見ても飽きない"永遠の渚"の風景。本当にShoyanらしいと想って憧れる。

2コーラス目からは更にその"囁き筆致"が増して「悪い癖」の「わるい」、「もてあそび」の「あそび」、「海風」の「うみ」、そういったところに痺れるほどの官能が溶けている。これが今回一番の聴き処なの。

この安堵感と一体感はまさに"Shoyanの腕枕"なのだと想っている。

腕が痺れては明日の仕事に障るので一晩中とは言わないけれど♪ この4分45秒・・・それだけ、無心で甘えさせていて欲しい。そんな幸せな妄想は純粋に心の糧なのだ。

もう、テクノロジーとか音楽の理論じゃなくて、裸の心と心の摩擦熱の高さがこの歌の評価だと思う。

ラストのガットギターのフレーズは、このアルバムで一番饒舌な愛の囁き。ずっと待っていた♪

 「その愛が何よりも強く光り始めたら、もうずっと一緒だから」
 「それに気付いたら、これからはもう離れないんだヨ」

って、

いつかきっとこんな風に言ってくれると思ってた。一番欲しかったResponseのような気がしている。私が一生聴いている分のそのすべての答えがここにあるような、Shoyanからの最高のGIFTをこの数秒のギターのフレーズに想う。

なんだかやっぱりまだ想っていることを上手く書けない。もどかしくて、でも愛おしくて、まだ、まだ何度も何度も繰り返して聴く。

初めて聴いた時からずっと導だったこの歌を、更に強く光らせて高く掲げてくれた今のShoyanに感謝の気持ちでいっぱい・・・。

音で抱きしめてくれて
アリガトウ(涙)

・・・

※2021追

と、よもや、これより更にこの愛の世界が深く潜行するとはこの時はわからなかった・・・ということは・・・?まだ今からも更にどこかへ向かいつつあるのかもしれないと、アキラメない愛の行方を・・・だ。Re-bornの先、テレポーテーションの先、いや根源に戻って永遠の渚の風景を・・・と。
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
管理人のみ閲覧

プロフィール

HN:
No Name 七氏
性別:
女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
趣味:
林道歩き・鉱物鑑賞
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

☆提供曲などに関してべいどん氏のご協力をいただきました。心から深謝いたします。ありがとう!

☆ミラーサイト(予備)
http://shoyanlove774.jugem.jp/
このブログサーバーが落ちて表示されない場合は↑に避難しています。

検索窓的な♪

☆曲目や記事の内容単語など、ここから検索できます

フリーエリア

P R

フリーエリア

フリーエリアすますまほ

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- Nanashiのものろーぐ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS /  /