Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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 数あるShoyanの歌の中で、輝度の高さでは上位3曲に入る『眩しい曲』で(他2曲は?)いつ聴いてもゴキゲンになれる。サウンド的にもスゴク完成度の高い歌じゃないだろうか。

フルートの"風感"な音はShoyanの歌に良く似合うし、この歌のGutギターの刻みは乾いていて硬質で、とても心地良い(癒)。カランカラン♪としたギター、この湿気の無さが好き。

アルファベットが多いのも特徴的で,
『backgammon』とか、引用がカッコ良すぎる!「エネルギー」を『エナジー』とか、勉強になりました。

だけど・・・
ぬかりなく?ちょっとセツナイ。
この場合のセツナサは、一点のシミもない乾いたサウダージ。そんな絶妙なニュアンス、Shoyanにしか表せない。

南北縦に割った子午線を、僕と君で別々に東回り?西回り?しても結局、ここに戻ってきてまた逢うネ♪ という気付きと、

渚の熱い砂浜で肩を寄せあって座っていても、その寄せ触れた肩は、1cmでも離れれば一瞬でボクとキミは地球一周分離れているのだよ・という、二人の刹那さ・・・。

それをこのさりげない夏の日の一場面。
眩しい恋の1Shotに込めているShoyanの技ってもう、お洒落過ぎて心憎くて堪らないモノがある。毎夏の何十年の悶絶。

KAZEの頃からまだ何年も経っていないのに、この垢抜けたシチュエーションは! 美しいメロディーとバランスのとれたサウンドは!! それは、聴き手にとっては劇的な変化だったに違いない・・・。(もちろん、KAZEの頃も洗練されてお洒落な曲はたくさんあるけど)

話、少し逸れるが、
1981年てスゴイ年で、寺尾聰氏の名盤『Reflections』が4月にリリースされているのだけど、この『スモークドガラス越しの景色』が同じ年の秋にリリースされているのは単なる偶然だろうか・・・私の中ではこの2枚、少々シンクロする。

といっても、実際は双方に関連性はないのだろうけども・・・。

でもこの『僕と君の子午線』と『渚のカンパリ・ソーダ』は、それこそ眩しさ・輝度がチョット似ている気がするんだ♪(と想っているのはキット私だけだと思いますが)

シチュエーション的に「あぁ、世の中明るくなったんだなぁ」と思わせる部分で、この頃の歌に共通する屈託のないニュアンスかもしれない。

でも歌の中に前述した哲学的なこと?というか、"時の流れ"の具体的な考察や愛の性質を考えちゃうとか・・・の部分、そういう"インナートリップ癖"は寺尾氏のこの歌には無い。"プレイボーイ目線じゃ"ない"ところがShoyanらしくて、『僕と君の子午線』はサミシガリヤのフィルターに引っかかるのだ。

サウンド的な変化や、引用する言葉の多様化に惑わされずに、そういったShoyanの歌の本質をこの歌から感じ取れたら、もっとずっと聴き続けていたい・って想うんじゃないかな。だから、この曲に限らず『スモークドガラス越しの景色』のアルバム自体が、とても大切な分岐点だったのだと思う。

Shoyanが(音楽業界全体が?)この後デジタルに移行していく前のアナログ最後の、手作り感溢れる至高のアルバムだったのでは?と想う。※でもたぶん、デジタル技術はその角が取れてこなれるまで、あと10年くらいまたかかった様な気がする。と、音楽的シロウトが申してみるテスト^^;。

・・・

「砂浜にあったよ」
唐突にこんなセリフから始まる歌が面白い。『有り得ない偶然』の「そんなことがあって」に匹敵する。そして、生まれたままの姿のキミへ目線が移り・・・情景が非常に立体的でShoyanらしい空間の組み立て方だ。聴き手は「それでそれで!?どうなった?」と興味津々になるワケ。

そうやってその場の太陽光線の強さまで痛いほど感じられる。それがこの歌の眩しさになっている。"臨場感"、それはShoyanの歌の隠れたスパイスなのだ♪

~(暑い夏の日の)
 時は その時間だけを
 流れてゆくものでもなくて

何度も何度も、何度も聴いてきてフト、こんな部分にハッとする瞬間がある。

生きてゆくタイムラインのことをまた考える。
この恋を一瞬だけのものではなく、持続させたい・永遠にHoldしたいということだろうか。"裏時間"の存在に気付いたらそれが可能になると・・・?
でも、Holdしたいのは恋だけじゃない様な気がする・・・ソレハナニ?

水平線を断ち切って、モーゼの奇蹟のように海が割れるほどの"実現"が遂行出来るだろうか? 海の底まであらわになるような、そんな"思い切り"を集中力と呼ぶのだろうか。

Shoyanが「キセキ」を口にされる時、いつものこの歌のこのフレーズを思い出す。とても軽やかでブリリアントなこの歌だけど、本当はこんな深いコトも忍ばせてあるから好きなんだ。

蒼い西風のようなこの頃のShoyanの果実味溢れる声もたまらない☆(><*)
曲のラスト、テンポアップしてオルタネート?したBassが超カッコよくて、本当に粋で素敵なアレンジ、何度でも、何度でも・・・湧きたてられる。あと何十年聴くのだろう?こんなゴキゲンなLastSceneに私もいつか辿り着きたい。

遠く離れすぎて、またここに戻ってくるまで♪ 

See You~☆
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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