Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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※ずっと特別好きなまま何十年も聴いてきたけれど、好きすぎて逆に想うことが具体化していない。けれど一度何か書いておきたくて思いついたまま推敲もしないままに書き置いておく。

・・・

普通、人の暮らしの順番で言えば「おやすみ~おはよう」。
でも、愛しい君と過ごす時間は、明けてゆく街の「おはよう」な頃合いに抗うように「おやすみ」なのだ。惜しいほど過ぎて欲しくないのでまだまだ「おやすみ」・・・と、そして本当はずっとこのまま二人で抱き合って明けない夜の中にいたいのかもしれない。

ここでは彼女が眠っているのがポイントなのだと思う。彼女が起きていると何かしらのリアクションや意志が起こる。「ブランチはバゲットよりフレンチトーストがいいな」「今日どこに買い物に行く?」とか、そうすると摩擦が起こる。恋人同士の現実って二人の意思の擦り合わせの積み重ね。そこにケンカとか逆に絆が深まったりとか、関係が移行進行していくものだと思うのだけど、こうして寝息を立てている彼女は、さっきまでの週末の興奮も収まって凪のような状態。最高に愛おしい存在として固定されているから、安心して油断して愛しちゃうことが出来る。「嗚呼」って感嘆詞が出ちゃうほどに好き過ぎて、その存在全部を自分のモノに出来ている、満月みたいな気持ちだろうと思う。

子供のように無垢で大人の色気がギュッと詰まった、恋を知る者には堪らないラブソングだ。

・・・でも、その愛しさは何十年も経ったらどうなるのだろう・・・「愛し足りる」ことはあったのだろうか・・・?(そんなことに気が行ってしまう私の哀しいネガティブ性であります)

がしかし、そんな先の不確定なこと今はどうでもいいのだ、ただ今のこの時さえあればそれでいいのサ・・という若さの疑似達観があって、実は少し甘酸っぱいトコロが更に悶なのです(´ω`*)。

・・・

前半の、ふるさとと街のふり幅、都会と田舎の隔絶かと思いきや、東京の星空がきれいだと言うこの「気付き」。こんなゴチャついた都会より田舎の方が美しいよって”言いきらない”トコロがShoyanの詞の階層の深さ。都会の夜空だってふるさとの言葉を想い出せば近しく見える=心の持ちようなのかもしれないと、そんなことに気付かせてくれる、だから好きなのです。

『北国列車』では♪君と暮らした東京では見たことなかった~星だけど、ここでは君が横にいるから、君と共にいるから星空が近く見えているのかもしれない。(やっぱり「宇宙の距離」なんてアテにならないんだ)

で、後半になると一転、めっちゃ色っぽいシーンが浮上してくる。ひと眠りして先にフト目覚めた彼。「腕枕解けて」「君の寝息」「どんなに抱きしめてもまだ愛し足りない」「思わずくちづけてしまう」「細い肩のあたり」(いちいち羅列しなくてもいいいのに自分(笑))、鼻血出そうなほど生々しい。しかも果てしなくロマンチック(涙)。

聴いた当初の幼い自分はこのロマンチックな温度に浸りたくて「なんで正やん本人の歌唱じゃないのだろう、正やんの声で聴きたい!」と思っていたのだけど、オトナになってからはこの歌はパンダさんの朴訥としたマットな声で歌われるのが非常~にバランス良いのだと思うようになった。この凄まじく色っぽい世界は、これ絶対に?Shoyanご本人が歌っちゃヤバかったと思っているのであります。ラストのハモりだけで180%十分にであります。

(でも、このバウンス感のあるアレンジやメロディーがどことなくShoyanぽさがある気がして、全体的に伊勢正三味が濃いような気がしてしまう不思議。)

どこかの機会でShoyanご自身が「この歌はパンダさんの歌だから♪」と発言されていたこともあったようです。だけど、でも、なんだかまた今になって「一度でいいから正やんご本人の声で聴いてみたいかも」なんて思っています。ゆっくりめBPMのラテンなアレンジで♪

と、とにかくこの『おはようおやすみ日曜日』~『南風知らん顔』『サンルームの鍵』・・・あたりをいっぺんに同時に聴き始めたので、その中学~高校生頃の自分には、伊勢正三の歌世界はそんな場面に象徴されてしまって、私の中ではShoyanの歌世界は色っぽい・セクシーだ、と言うところから出発してしまったのだった。(でもそれは間違いじゃなかったと思う)

そして、今の心で受け取る伊勢正三100%歌世界の色っぽさは、また別の、もう一歩踏み込んだ違う処にあると想うようになったのも自分で興味深い。 

こういった愛の営みの最初の扉、初室、最高潮、を歌った歌は、聴く方も忘れがたくインパクトも強い。私の中でも特に想い入れの深い一曲だ。ひとつの歌が一緒に人生の愛憎や取捨選択を見て来てくれたのだなと、何十年も聴いてきて今しみじみと想う。

かぐや姫名義の歌はそんな甘い苦い曲が多いようです。

・・・

遠くない将来には「Good Morning」は不要になり、もう「Good Night」だけでいい・となる。そろそろ子守歌でも聴いてすべて終わりにしたい気持ちもある。 でもそれにはまだ少し早いから、がんばって今日と明日を生きよう。もう少し、まだまだ眠れないから寝物語の続きをせがみたいのですShoyan☆

・・・うるさすぎる都会の理由、それは何十年経ったとしても、季節や人の心の移り変わりと同じように「誰のせいでもない」んだ。

君と僕、二人で愛し合う理由なんて本当はなくて、ただ都会の底で時のハンモックに揺られて眠る恋人たちに憧れたまま、また新しい気持ちでこの歌を聴いています。



※明後日、山田パンダさんのLIVEに行ってきます。2月~4月でかぐや姫コンプリート
(*´▽`*)♪
※※行ってきた帰路に撮ったブレ写真追加
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プロフィール

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No Name 七氏
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女性
職業:
飲食店勤務のち遺跡発掘作業員
趣味:
林道歩き
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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