Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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※本当は2022年の大晦日にアップしようと思って書いたのを少し変えて載せました。

・・・・・
押尾コータロー氏の『誰そ彼~黄昏~』を聴きました。
2022年の一曲になりました。
最初聴いた時に、ボーカルクレジットの名前が韓国人アーチストで、どんな方か存じ上げなかったものですから、なんとなくそのまま女性かと思いこんでしまい「なんて中性的な素敵な泣ける歌声なんだ」とやたら感動してしまいました。ですが男性アーチストさんだったのですね。そしてもっと感動してしまいました。

そんなこともあってこの歌は「不思議な」ニュアンスが濃いのであります。

ずっと以前からShoyanが詩をつけた・という話だけでどんな内容なのかわからず、ラジオや押尾氏とのライブをリアルタイムで聴けなかった自分には思いがけない音源化でした。とても嬉しく聴くことが出来ました。

元々、押尾氏のメロディーは語りのようで耳馴染みがよく、どこかサウダージを含んで詩情に溢れていたけれど、今回Shoyanの言葉の一つ一つが必然的で"プレ・Re-born"のような、最初からあるような世界に想えたのです(涙)。

特に好きなのは、間奏のあとの

♪めぐり逢い 不思議なもの
 かりそめの距離「誰そ彼」~

の嵌まり具合。

言葉が先にあったかのように美しい象嵌に嫉妬を覚えるほどの、聴いていて快感を覚えるほどの、非常に官能的なマッチングだと感じます。

・・・

この恋人たち(彼女)は何故
"黄昏"を待つのか?
夜と昼の相差の
はっきりしなくていい時間帯・・・

逢えないと逢える
両想いと片想い
可能と不可能
スキとキライ
過去と未来
生と死
アナタとワタシ
君と僕・・・

そんな"ふたつ"が交わり合える、光と闇の間にあるロスタイムに互いを想えるからだろうか?

「彼にいるは誰?」と、相手の存在があやふやで確認できない時間なのに、時や距離があやふやになるからこそ逆に逢える・・・
あなたはわたし・私は貴方?と、そんなシチュエーションがすごくせつないのだ。

「彼方」と書いて「あなた」とも読む。
あなたは遠いのだ、と、何度聴いても気持ちが溢れて涙が出てしまう。
でもその距離は「かりそめ」なのだと、そう想えるなら救われる。

冒頭いきなり「もしも私が死んでしまっても」とあるのは、これから闇を迎える時間帯だからなのかと思う。

陽のあたる日中を生きて
いずれ迎える闇の世界・・・
でもその闇の前のひとときに
美しい黄昏の夕景が音連れる
そこであなたを想えたらいい

・・・と、
彼女の想いの強さと、また裏腹な欲の無さ"望まない希望"がとても好きだ。

私はなぜかこの歌を聴くと辛い
泣いてしまう
辛いけど
最高にしあわせだった時間を
想ってしまう

心が通じている人に逢えて
少し言葉を交わして
数秒だけ見つめ合えたら
もうそれは永遠なのだ

そのあともう逢うことは叶わず
遠くて、切なくて、苦しくても
それは死なないことと同じだと想う

夕暮れは誰にとってもそんな時間をはらんでいるのかと思う。

Shoyanは"究極のラブソング"を創りたいとおっしゃっていた。
極まった恋ってどうなるのだろう??
片想いとか両想いとか、初恋とか終恋の概念よりもっと大きな、無意識の指先だけが絡み合うような、そんな深いところまで聴いてみたいと今は想いながら待っている。

「誰にも気付かれず抜け出そう」って、自分自身でさえ気付かぬ、意識しない処で魂が逢えているということかな?などと感じている。

・・・

この、押尾氏のギターをリスペクトして「あなたが爪弾くギターを聴いてる」とあるのも素敵だ。

そして暖炉・・・
大好きなシチュエーションが出てきて本当に嬉しくて、Shoyanの生の火に触れられたような愛おしさいっぱいだ。

焚火には間に合わなかったけど、暖炉は私の冬のアイテム。この歌も今の季節にピッタリで、これからも永く聴くことと思う。

・・・

小鳥たちが使う道を通ればどこにいても近い。
だから鍵をかけない。
Re-bornで報われたこの彼女の幸せに今私も救われる気がしている。

せつなくて素敵な愛の言葉たちに感謝を込めての一年の終わりと始まりです。

年の暮れに
空の暮れ色を想う
そして
葉の落ちた新年の雑木林で
薪を拾いながら次の季節のことも想う

そんな素晴しい時間をありがとうShoyan☆
いつか闇が明けるような一年になるように祈っています。


※この歌声ならば、この恋は男女だけに限らず様々な愛の形にフィットするようで、それも素敵なことだと想う。切ない恋は人の心の数だけあるのだから・・・(涙)。




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No Name 七氏
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女性
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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員
趣味:
林道歩き
自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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