Nanashiのものろーぐ

こっそり言いたい放題ブログです。伊勢正三的LoveSongの世界に浸るココロミ&more&迷走必至(´∀`) ※無断転載・引用はおことわりいたします。

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作詞のクレジットの順番は「大久保一久・伊勢正三」となっているので、ほとんどの部分は久保やんの作なのだろうかと思いながら、では、Shoyanが書いたフレーズはどの部分なのだろう?と、何十年も漠然と聴き流していた。

そんな聴き流しの歴史の途中『水槽の街』で、♪白いmen'sのシャツにせつなく包まれ~眠りに就くひとときも・・・などという大事なフレーズが現れたりして、となるとそもそものタイトル=「男物のシャツ」自体からしてShoyanが関わった可能性が高いのか?と、それ以来"メンズシャツの沼"にはまってしまったのであった。

久保やんが出してきた"男物のシャツ"というフレーズがヒントになったのか、Shoyanご自身が今一度このシチュエーションを育ててみようと試みられたのか、どちらかはわからないけど、『水槽の街』でもう一度このシチュエーションが出てくるということは、これが意味の濃いフレーズであることは確かだ。

私自身が『水槽の街』を特別に想っているからなのかもしれないけれど、この過去(心)に影のある女性がメンズシャツを纏って眠る・というシチュエーションのなんと萌え度の高い景色か!と、何年経っても聴くたびにざわめいてしまうのだ。

この眺めが好きなのだ。私は一応女性だけれど、女性が自分と異質なもの(メンズグッズ)を纏う"変化henge感・コスプレ感"にドキドキするのだ。彼が残していったシャツなのか、自分で何かを託して買ったシャツなのか、今目の前にいない存在の"残り香"を身に纏って眠るなんて、心底切ないではないかと・・・。それは『男物のシャツ』という曲ではシャツの所有者は明確でなく、彼女の私物のようでもあり、"今彼"のシャツを私物化してるのか、よもや"元彼"のそれなのかはわからないけど、でもこの、部屋には二人しかいないのに、時間差の三角関係が匂う平穏な不穏がたまらない。元カレや秘密の心の存在をシャツ一枚で組み込んでくる、とてもオトナな歌であって、風というグループの一種の成熟を感じるのであります。表記は「Kaze」になりそな感じです。※ドイツ語の「Katze(カッツェ)」ならば「猫(雌猫)」になるのだけども?

奇しくも?『古暦』のジャケットは一枚の軽やかなシャツだ。ブラウスかもしれない。男物なのか女物なのか袷を確認しようと思っても、写真には裏焼きというトリックもあるので、写真家の意図なのかそれはブレていてよくわからない朦朧だ。

※LPの中の歌詞スリーブにはブレていない写真がある。しかもこの電話を持つ正やんがメッチャクチャカッコ良くて堪らんのです(悶絶)。このひねり立ちポーズが大好きな訳です。


で、話戻るけど、なので『男物のシャツ』の

♪男物のシャツを着けて眠る癖を
 僕は君におしえないのになぜ

♪男物のシャツの袖を折るしぐさ
 君はまるで黒猫の目をして

の、どちらかのどこかの部分がShoyanの関与した部分ならいいのにナと思ってしまう。(私は自分が黒猫大好きだから余計にそう思ってしまうのですが)でも、この部分て肝なので、いずれにせよ気になるフレーズであることは間違いない。"黒猫の目"って怖いようなイメージがあるかもしれないけど、実際の黒猫のまなざしはとても深くて可愛いものです。だから、この彼女の"過去の翳り"はこの後、二人に問題を起こすようなものではなく、いつか癒えていくものであって欲しいと、飼い主的に想うのです。また、ここが100%久保やん的フレーズなのだとしたら、それはまた違う意味で惜しいと、こんな思わせぶりな色っぽさ、この部分もっと延ばしていって欲しかった・・・と思うのでした。

でも一方で、

♪君の別れと幸せ 肩でおどけている

は、どうなのかな〜?
ヨクワカラナイ、な部分に思える。

・・・

Shoyanが創る歌たちはその後を聴けば尚更に、不偏的に主役級なのはモチロンなのだけれど、久保やんの歌もアレンジ次第では非常に素敵でまろやかな味わいのものであったとオトナになってから気付く。

海風~MoonyNightあたりの久保やんの歌はアレンジと共にとても好きで、もっと聴きたかったなと思うのです。

Shoyanの歌の世界は酒の肴のように旨味の凝縮が激しいものだけれども、久保やんの歌は産地限定米や全粒粉のパンのように、優しい"待ち"の味があったように思う。そのバランスがやっと取れてきた時が風の活動休止だったなんて、機というものの流れはナカナカ難しいのだなと思う。

・・・どうも、当時を全く知らない私が想像だけで思ったことをあれこれ言うことは、不遜で不明なので、語らない方が賢明だとは思うけれど、妄想で関わる自由をお許し下さい。もうどこかでこの歌の解説やエピソードは公式に既出で、フレーズの謎も解明されているのかもしれないけど、まぁイイヤ(笑)。

・・・

『男物のシャツ』『水槽の街』両曲とも本編はシンプルで、長めのエンディングで聴く人それぞれの胸の内を揺り起こす仕組みになっている。そんなアレンジが大好きだ。佐藤準アレンジの醍醐味かもしれないと想いながら聴いている。

Shoyanご自身はどこかで「MoonyNightは外国人アーチストを使ったけど、古暦は日本人だけでやりたかった」みたいなことをおっしゃっていたと思うが、私はこの外国人プレイヤーたちの音もいいなと思ってる。特にエンディングのあのフィョフィョしたソロフレーズとか気になってしょうがない♪。吹いてるの?弾いてるの?あれがエレクトリックSax?なのか?シンセなのか?とか、久保やんが弾くエレキってどこだ?とか、この2021年になっても楽しめている。この頃の本当に贅沢なミュージシャンたちの手の演奏の妙味に浸っているんだ♪


☆準チャンのアレンジは時々猫が鳴きますネ。言葉では喋りたくない・ような時に(笑)。nya~♪



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飲食店勤務のち遺跡発掘作業員のち学生寮管理人(いまここ)
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自己紹介:
伊勢正三ファン歴は浅いです。ソロの正やんしか知りません。行けるコンサートも少なく、ラジオ番組などは聴いたり聴かなかったりなので、既出なことも知らずに勝手なことを妄想して書いたりしています。「ものろーぐ」カテゴリの文章は最近の曲をのぞいて、以前書き溜めておいたものを手直しして載せています。

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